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概要編集

正式名称はトルクメニスタン共和国(ロシア語:Туркмения、トルクメン語:Türkmenistan、英語:Turkmenistan)、中央アジア南西部に位置する国。国名は「トルクメン人の土地」という意味である。面積48万8000平方km、人口650万人(2023)、首都はアシガバット(アシガバート)。西はカスピ海に面し、北西でカザフスタン、北東でウズベキスタン、東南でアフガニスタン、西南でイランと接する内陸国。


歴史編集

1991年10月に旧ソ連から独立し、トルクメン共産党のサパルムラト・ニヤゾフ党書記長が初代大統領に就任した。ニヤゾフは2006年12月に死去するまで極端な個人崇拝を伴う独裁政権を維持していたが、後任のベルディムハメドフは独裁制を継続しつつ、部分的な自由化を認めつつある。ただしニヤゾフ家による世襲・縁故登用は実施されておらず、ニヤゾフの子女は国外に居住している。


社会編集

中央アジアの北朝鮮」・「平和な北朝鮮」と称されるも、トルクメニスタンの政治家は国民は家族という考えを持っており、石油・天然ガスで得られた利益を全て国民に還元している。一時期は政治的に不安定だったが、2010年代以降は目立って大きな動きは無く、ベルディムハメドフもニヤゾフ時代の異常な政策を撤廃し、北朝鮮とは大きく違うという事をアピールしている。現時点で大きな問題は水資源の確保と緑地の保護の2つである。


外交編集

1995年月に国際連合総会において、永世中立国として承認された。そのため、東西の両陣営とも割と良好な関係にある。


2013年8月にベルディムハメドフが公式に日本を訪問し、安倍首相・天皇陛下・政財界の関係者らと会談している。


地獄の門編集

首都から北に約260kmに位置するタルヴァザの洞窟にある燃え続けるガス田

1971年にメタンガスの拡散を止めるべく火をつけたのがきっかけ、観光資源に活かそうと2018年にカラクムの輝きと命名されたが、生態系と健康に悪影響を及ぼしガス採掘への影響から2022年に閉鎖を検討開始。


渡航編集

査証が必要でトルクメニスタンの入国管理局に招待状の申請が必要駐日トルクメニスタン大使館では受け付けていないため関係機関を通す必要がある。

日本の外務省は周辺国の治安により情勢が急変する可能性があるため要注意。特にアフガニスタン国境は武力衝突の可能性があるため近づかないようにとのこと。


トリビア編集

免許を取得する際はニヤゾフの書いた本を暗記する必要があり、免許の取得が難しい国の1つと言える。


関連タグ編集

アジア ソビエト連邦 ロシア連邦 北朝鮮 サパルムラト・ニヤゾフ カスピ海

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