コーカサス
3
こーかさす
ユーラシア大陸の黒海とカスピ海に面する地域。
ロシア読みはカフカスまたはカフカース。
北はロシア連邦に属する諸共和国、南はジョージア・アルメニア・アゼルバイジャンの三国から成る。
由来は古代ギリシャ語のカウカーソス、スキタイ語で「白い雪」を意味する「クロウカシス」が語源とされている。
(ちなみに、コーカソイドの由来となった白人を意味する英語、コケージアンの語源でもある)
南の三国は、かつてザカフカース・ソビエト連邦社会主義共和国を構成し、
地域としてはヨーロッパ(東欧)とも、アジア(西アジア)とも言われる。一般的にはコーカサス(カフカス)山脈を境に北麓を東欧、南麓を西アジアとしているが、多分に便宜的なものである。ちなみに四ヶ国ともUEFA所属。
また、黒海からカスピ海を繋ぐ山脈の名前でもあり、ヨーロッパ最高峰のエルブルス山がある。ギリシャ神話においては火を盗んだ罰としてプロメテウスが縛り付けられた場所として登場する。
カフカス山脈の麓という複雑な地形と西アジアと東欧の境目にあたり、中央アジアからも近い(カスピ海の東側は中央アジア)という地理的背景から古代から多くの民族や文化が寄せ集まっている地域であり、又、多くの勢力が入れ替わり支配してきた。そのため、各民族や地域の歴史・背景は多様かつ複雑であり、それらの要素が絡む対立や紛争の歴史も長く続いてきた。こうした事情からソ連崩壊後に最も混乱が続いた地域の一つで、現在も北のロシア、南のトルコなどの大国との関係も絡んだ紛争や対立が発生したりしている。似たような政治事情を抱える地域として南欧のバルカン半島がある。
北コーカサス
- ロシア連邦(地域内の連邦構成主体のうち諸共和国は以下に列記)
コメント
コメントが未記入です
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る- カフェ・コーカサス
カフェ・コーカサス 1
その店で僕は 生きることを 教わった── ◆ 大学卒業後、二度目の職場である小さな輸入食品販売会社で営業を務める椎名悟志は、ある日、偶然に不思議なカフェと出会う。そしてその日から、日々鬱々と過ごしていた彼の生活は少しずつ変わり始める──14,397文字pixiv小説作品