曖昧さ回避
一般
- ギリシア神話に登場する神。本項にて解説。
- 小惑星帯に存在する小惑星。
- 土星の衛星。
- フランツ・リストの交響詩。
- アレクサンドル・スクリャービンの交響曲第5番。
- アメリカ海軍の工作艦。
- ギリシア海軍の補給艦。
- オービタル・サイエンシズ社の垂直打ち上げ、水平着陸型の有人宇宙船。
- アメリカのSF映画。⇒PROMETHEUS
架空の事物
以下は記事未作成。
- 『超時空要塞マクロス』に登場する空母「CVS-101プロメテウス」。TV版におけるSDF-1の左腕。劇場版では撃沈された残骸となって登場する。
- アーサー・C・クラークの小説『宇宙への序曲(英語版)』に登場する宇宙船。
- 岡本好古の小説『空母プロメテウス』に登場する原子力空母。
- 『スターゲイト SG-1』と『スターゲイト アトランティス』に登場する宇宙艦。
- 『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』に登場するネビュラ級航宙艦。
- 『スタートレック ヴォイジャー』に登場するプロメテウス級航宙艦一番艦。「USSプロメテウス」。
- 『グランブルーファンタジー』に登場する星晶獣。
- 『アイドルマスターXENOGLOSSIA』に登場する巨大ロボット。iDOLの項目を参照。
- 『ドラガリアロスト』に登場するキャラクター。(CV:梅原裕一郎)
その他
概要
プロメテウスは『ギリシア神話』に登場する神。
ティーターンの1柱であり、アトラス、エピメテウスの兄弟である。
「人類にとって革新的なエネルギー」をもたらした者をプロメテウスに喩えることがある。
この場合「人類にとって革新的なエネルギー」は「プロメテウスの火」と呼ばれる。
名前は「先見の明を持つ者」などを意味する通り、予知能力に秀でた神であった。故にティタノマキアの際はオリュンポス神族に勝てないことを見越してオリュンポス側に付き、その結果戦後も自由を得た。
だが彼らの言いなりになったわけではなく、密かに同胞の仇討ちを画策していた。
ゼウスは人類から「火」を取り上げたが、プロメテウスはヘパイストスの作業場から火を持って来て人類に渡した(別の神話ではヘリオスの戦車から採ったともされる)。これによって火を使えるようになった人類は、そこから生まれる文明をも手に入れる事になった。
その行いに怒ったゼウスは、権力の神クラトスと暴力の神ビアーに命じてプロメテウスをカウカーソス山の山頂に張り付けにさせ、生きながらにして毎日肝臓をハゲタカのエトンとタゲスに啄まれてしまう責め苦を強いた。
プロメテウスは不死であったため、彼の肝臓は夜中に再生し、のちにヘラクレスにより解放されるまで半永久的な拷問が行われていた。
余談
- プロメテウスの肝臓を啄むハゲタカのエトンとタゲスは、エキドナによって生み出された子である。ただし、エトンの父親はテュポーン、タゲスの父親はオルトロスとされており、この2羽は異父兄弟となる。
- 現在では、肝臓は非常に高い再生力を持つことで知られており、3割も残っていればただの人間でも(流石に一晩でとはいかないが)元に戻る。古代ギリシャの人々がそれを知っていたかどうかは定かではないが、偶然にせよ必然にせよなんとも理に適った拷問である。