曖昧さ回避
- ギリシャ神話に登場する太陽神。本項で解説。
- 『ゴッドオブウォー』シリーズに登場するキャラクター。本項で解説。
- 『ペルソナ2罰』に登場するペルソナ。→ヘリオス(ペルソナ)
- 『ロックマンゼクスアドベント』に登場するキャラクター。→ヘリオス(ロックマン)
- 『魔神転生2』に登場する太陽光照射衛星「HELIOS」。
概要
ティーターン神族のヒュペリオンとテイアーの息子である太陽神で、エオスとセレーネーは姉妹である。聖鳥は雄鶏。子供には魔女キルケーなどがいる。
古代ギリシャにおいて太陽はヘリオスが乗る4頭立て馬車であるとされ、世界中を駆け巡り、地上での様々な出来事を監視している。アレスとアフロディーテの不倫を見つけヘパイストスに密告したほか、ヘカテーとともにハーデスのペルセポネ誘拐の目撃者となった。その他、妹エオスの愛人オリオンの潰された目を癒したこともある。
物語によっては同じく光明神であったアポロンや父ヒュペリオンと同一視されている。
ヘリオスの馬車を引くのはピュロエイス、プレゴーン、アイトーン、エーオースという四頭の馬(翼を持たない馬として描かれる事も多いが、生えている場合もある)。このうち、アイトーンはスペシャルウィークの孫である競走馬の由来となった。
『ゴッドオブウォー』シリーズのヘリオス
CV:中村浩太郎(『落日の悲愴曲』)、浪川大輔(3作目)
このゲームシリーズにおける太陽の馬車は3頭立てで、それぞれ風神の名に由来している。
主人公クレイトスがオリュンポスの神々に仕えていた頃を描いた『落日の悲愴曲』では、オリュンポスへの復讐を目論むアトラスとペルセポネに誘拐されるが、クレイトスによって救われた過去を持つ。しかし結局その恩を返さず、2作目で自身を崇める都市ロードスが神となったクレイトス率いるスパルタに侵略されたことで敵対することになる。
クレイトスとタイタン族がオリュンポスへの逆襲に来た際は、従兄弟である破壊神ペルススを執拗に攻撃してオリンピアの街に追い詰めるも、クレイトスが放ったバリスタの攻撃で制御を失ったところをペルススに戦車を破壊され、自身も重傷を負ってしまう。駆け付けたクレイトスに今度こそ恩返しをすると言うも、彼が「オリュンポスの聖火」の中にある禁断の力を求めていると知ると嘘の情報を伝えようとしたために彼の怒りを買い、「ゼウスに復讐を果たせるかその目で確かめろ」と言わんばかりに首を生きたまま引き千切られた(国内版では首を引き千切るシーンのみズームで見えなくなっている)。彼の死により太陽の力は消え世界は暗闇に包まれてしまった。
その生首は暗闇を照らすランタン代わりにされ、闇に隠された扉や宝箱を見つけ出すことが出来たが、最終決戦でゼウスによって破壊されてしまった。