概要
女神転生の派生作品である「ペルソナシリーズ」第二弾。
『ペルソナ2 罪』『ペルソナ2 罰』の二部作となっている。
後年にPSP用ソフト『PERSONA2 罪』『PERSONA2 罰』としてリメイクされた。
前作『女神異聞録ペルソナ』から3年後、
噂が現実になる街「珠閒瑠(すまる)市」を舞台にした二つの物語。
今作から登場する人物の初期ペルソナは、ギリシャ神話に由来する神や英雄がモチーフとなっている。
ペルソナ2 罪
噂は現実となり、人は『罪』を知る。
主人公は周防達哉(デフォルト名)。
物語は主人公の通う七姉妹学園から始まる。
"自分の携帯電話から自分の携帯番号へ掛けると現れ、夢を叶えてくれる"
と噂される怪人ジョーカー。
そのジョーカーから深い恨みを抱かれていると知った達哉は、
恨まれる原因となった過去を思い出すため、
ジョーカーの放つ悪魔達との戦いに身を投じる事になる。
ペルソナ2 罰
滅びの夢の先、待ち受ける大いなる『罰』。
主人公は天野舞耶。
舞耶をはじめとした、メイン人物のほとんどが社会人である。
七姉妹学園の取材中、舞耶は殺人事件に遭遇し、
"自分の携帯電話から自分の携帯番号へ掛けて呼び出し、気にいらない人物を殺してくれる"
という殺人鬼JOKERに命を狙われるが、謎の少年に助けられる。
事件を通して出会った仲間達と共にJOKER、そして謎の少年にまつわる戦いに巻き込まれていく。
登場人物
主要人物
地元で人気の高校・七姉妹学園に通う少年。
『罪』では主人公、『罰』でもストーリーの中心人物として登場する。
キスメット出版で働く雑誌記者。
『罰』では主人公として登場する。
前向きな性格で他のパーティーメンバーを引っ張る。
『罪』の主要人物
七姉妹学園に通う達哉の後輩。
外見は金髪碧眼だが生粋の日本人で、英語は全く喋れない。
春日山高校で番長を務める少年。自称ミッシェル。
自校の不良たちから恐れられている彼だが、父親には頭が上がらない。
舞耶とコンビを組んでいるカメラマン見習いの女性。
先輩カメラマンからはユッキーと呼ばれている。
前作にも登場している。
春日山高校に通う中性的な美男子。
『罪』のストーリーにおける最重要人物である。→ネタバレ
『罰』の主要人物
舞耶のルームメイトで、高校時代からの親友。
器用で多芸な人物で、不器用な舞耶に代わって家事全般を担っている。
達哉の兄で地元警察署の刑事。
『罰』ではペルソナ能力に覚醒、舞耶と行動を共にする。
掲示板サイトを運営し、噂を集める謎の人物。
『罰』ではある目的のため舞耶たちと接触し、共に行動する。
ゆきのの同級生で大学生の青年。
前作にも登場している。
大学の夏休みでたまたま日本に立ち寄った際に事件に巻き込まれる。
ゆきのの同級生で大学生の女性。
前作にも登場している。
女子大に通いながら、ファッション雑誌のトップモデルとして活躍している。
その他
「ペルソナ様遊び」を行った者に夢と言う形で啓示を行っている。
その夢の中で自らの名前を名乗れた者にペルソナ能力を与えている。
七姉妹学園の教師で、淳の実父。
大のオカルト好きで、『罪』では彼の度を越えたオカルト趣味が事件の一端となる。
下らない理由で舞耶を執拗につけ狙う白髪の狂人。
『罪』『罰』両方で重大な事件を引き起こす。
須藤竜也の実父で、同作における諸悪の根源と言える人物。
『罪』の時点では設定のみの存在で、ゲームへの登場は『罰』からとなる。
七姉妹学園の女子生徒。
陸上部のエースだったが、怪我で選手生命を絶たれ自暴自棄になっている。
杏奈の陸上部の後輩。
杏奈を慕っており、『罰』ではその想いゆえの凶行に走る。
噂現実化の恩恵で一躍時の人となった音楽プロデューサー。
自身がプロデュースするアイドルユニット「MUSES」のメンバーにリサを抜擢する。
余談
『罰』の発売後、本作を原作とした漫画『ペルソナ 罪と罰』が月刊少年ジャンプで連載されていた。
同作はオリジナルストーリーでゲームとは直接的なつながりこそ無いが、時系列的には『罰』ストーリーの前日譚に相当する。
関連用語
ジョーカー様/JOKER呪い
劇中で広く噂になっている都市伝説。
前述の通り内容は全く異なるが、「手軽に欲望を叶えられる」という点は共通する。
関連イラスト
関連リンク
関連タグ
女神異聞録ペルソナ ペルソナ3及びP3P ペルソナ4及びP4G ペルソナ5及びP5R
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