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プレイステーション

ぷれいすてーしょん

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)が1994年に発売した据え置き型ゲームハード。
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プレイステーション

略称は「プレステ」、「PS」。なお、公式で採用されている略称はPS。90年代の文化を代表する、一時代を画したゲーム機である。

絶頂期は1996年から1999年であり、ミリオンセラーを記録するソフトが続発した。PS登場前はゲームプレーヤーは子供とマニアに偏る傾向があったが、このプレイステーションとたまごっちの人気によりゲームは大人のライトユーザーにまで一気に広がり、日本ゲーム業界の最盛期を演出した。

概要

RISCプロセッサを搭載した32ビット機であり、3D映像出力性能は一昔前のワークステーション並であるという売り文句の元に展開された。

高コストになりがちなカートリッジ式ROMではなく、大容量のCD-ROMを採用。低価格かつボリューム豊かなゲームが多数発売された。JPEGデコーダを内蔵しており、この機能を活用して当時の水準としては高画質なMotion JPEGによる動画(ムービー)の再生が可能であった。

PSの描画の欠点として、ポリゴンの間にPS特有の「継ぎ目」ができたり、テクスチャマッピングに特有の歪みができる奇妙な癖がある。これは当時のコンピュータの性能とコストの問題から描画処理を簡略化したため。

発売当初は2Dの格ゲーが強く『バーチャファイター』など3Dもこなすセガサターンを『リッジレーサー』などの3Dゲームで追うPS、置いていかれるPC-FX、という構図だったが、PSの動画再生を演出に生かし映画のようなゲームに仕立てた『FINAL FANTASY Ⅶ』の発売により形勢が逆転。

PSが売上を急激に伸ばし、この世代のトップシェアハードとなるに至った。

ゲームデータの保存はフラッシュメモリを採用した専用のメモリーカードに保存する方式になった。
これで従来のバッテリーバックアップのように電池が切れるとデータが消えるということは無くなったが、フラッシュメモリ自体に書き込み回数の寿命があるためオートセーブ機能を使うとメモリーカードの寿命が切れてしまう場合がある。これはフラッシュメモリを採用している現在のUSBメモリやSDカードにも原理的には起こりうるが、改良が進んでいる近年のフラッシュメモリは粗悪品でなければ通常の利用で寿命が来ることはまずない。

PCエンジン CD-ROM2セガサターンと違い、ソフト裏面は黒色である。これはソニーいわく「音楽用CDとの区別のため」であったとのことであるが、擦り傷等が付くと非常に目立つため、神経質な人にはストレスだった様だ(このディスクは色付きの関係か、通常の音楽ディスクよりも盤面が軟質であり、このため研磨機にそのままかけることが出来ないという報告もある)。
PCエンジン CD-ROM2の難点であった、読み込みの遅さが大幅に改善されており、先行していたセガサターンと共にCD-ROM機の普及に大きく貢献している。

このハードとセガサターンの登場以降、ドット絵のグラフィックが主流だったゲーム業界は一気に3Dグラフィック主流に塗り変わる。

後に、最終モデルであるSCPH-9000をベースに筺体の小型化を行った「PS one」が発売されている。

後継機として、互換性を持つ「プレイステーション2」が発売されている。
また、「プレイステーション3」ではディスク版、ゲームアーカイブス版の両方がプレイ可能。
プレイステーションポータブル」と「プレイステーション・ヴィータ」でもアーカイブス版が遊べるが、「プレイステーション4」では3以前の全てのソフトがプレイ不可能。

注意点

プレイステーションは比較的薄型で、しかも初期ロットは通気口が少ないので熱がこもりやすく熱暴走の危険がある。また、CD-ROMドライブはCDウォークマンのものを応用して作られており、本来金属で作られるはずのピックアップのスライド機構が、全ロット共通でプラスチック製のレールになっており、使用していくうちにプラスチックがすり減ってフォーカスが合わなくなり読み込めなくなる。
(この2つの問題を解決するために本体を縦置きにするという方法が有効で、当時広く普及した。)

その他

  • ゲーム業界で「プレイステーション」の名前が出たのはこのハードが最初ではない。当初ソニーは任天堂と共同でCD-ROMドライブを搭載したスーパーファミコン互換機を共同開発していて、その時の開発コードネームがPSX、仮名称が「プレイステーション」であった。


  • ソニーは商品展開を行う過程でその商品の洗練度を上げようとする試みを積極的に行うことで知られているが、本機においてもそれは例外ではなく、初号機であるSCPH-1000と最終型であるSCPH-9000/SCPH-100(PSone)では内部構成のみならず外部出力インタフェースの内容、さらに画像処理能力まで異なる。SCPH-1000ではAVマルチインタフェースに加えてコンポジットビデオ、Sビデオ出力端子が別個存在するため、トリプルディスプレイ構成にすることすら可能であるが、SCPH-9000/SCPH-100ではAVマルチインタフェースしか残っていない(周辺機器を使用することで再現は可能)。

  • この過程ではやはり主流となるゲーム機の負の宿命と言うべきコピーソフト問題が付いて回っていた。当初からCD-ROMにプロテクト領域を持たせて対策をとってはいたが、簡単に破られてしまう。ソニーは新たに新プロテクトをソフトに導入したのだが、副作用で初期型の本体にプロテクトが誤作動してしまうケースが出てしまった。現在ならば本体の更新で対策はできるようになったが、PS2の世代まではネットワークの常時接続を前提としていなかったためそのようなことは困難であった。

  • 「キン肉マン旋風」の歌詞中にプレイステーションと聞こえる空耳が一部の好事家の間で人気。

代表的なソフト

発売年ソフトタイトル
1994年リッジレーサー クライムクラッカーズ キングスフィールド 宝魔ハンターライム
1995年闘神伝 鉄拳 エースコンバット アークザラッド フィロソマ ビヨンドザビヨンド遥かなるカナーンへ 超兄貴
1996年ワイルドアームズ アークザラッド2 新スーパーロボット大戦 パラッパラッパー エターナルメロディ あすか120% スペシャル
1997年ファイナルファンタジー7 ファイナルファンタジータクティクス サガフロンティア テイルズオブデスティニー マリーのアトリエ 悠久幻想曲 あすか120% エクセレント クライムクラッカーズ2
1998年スターオーシャンセカンドストーリー ゼノギアス スーパーロボット大戦F マール王国の人形姫 久遠の絆 センチメンタルグラフティ センチメンタルジャーニー 悠久幻想曲2 東京魔人學園剣風帖 ダブルキャスト 季節を抱きしめて 幻想水滸伝2 トゥームレイダー2 サンダーフォースV PERFECT SYSTEM パラサイト・イヴ
1999年ファイナルファンタジー8 ワイルドアームズ2nd IGNITION ヴァルキリープロファイル 聖剣伝説LOM クロノクロス デジモンワールド エリーのアトリエ アークザラッド3 スーパーロボット大戦F完結編 悠久幻想曲3 あすか120% ファイナル ポップンミュージック ポップンミュージック2 パラサイト・イヴ2 a bug's life(バグズ・ライフ)
2000年スーパーロボット大戦α サモンナイト ファイナルファンタジー9 ドラゴンクエストⅦ ベイグラントストーリー テイルズオブエターニア デジモンワールド2 ガンパレードマーチ ポップンミュージック3 ポップンミュージック4
2001年スーパーロボット大戦α外伝 サモンナイト2 ポップンミュージック5
2002年ポップンミュージック6 東京魔人學園外法帖 ファイナルファンタジー ファイナルファンタジー2デジモンワールド3 新たなる冒険の扉
2003年フロントミッション1ST シスター・プリンセス2
2004年ブラックマトリクスOO


関連タグ

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