※リメイク版についてはこちらへ
概要
1998年にプレイステーションのゲームとして発売された。前作のゲームエンジンや恐怖演出をきっちり引き継いでおり、「町全体が前作のような世界になった」という絶望的な恐怖をプレイヤーたちに叩き込んだ。更に、本作の主人公は前作と比べると限りなく一般人(新米警官と大学生)であり、より恐怖を掻き立てるものとなった。
また、今作で人気キャラクターであるレオン・S・ケネディ、クレア・レッドフィールドが初登場し、おまけ要素として、あの謎キャラクター「豆腐」が出てきたりとギャグ要素も入っていた。
PS版は、国内では215万本(初動本数は138万本)以上、全世界では496万本が販売されている。
なお、発売日と同じ日に小説『バイオハザード 北海の妖獣』が発刊された。
ストーリー
R.P.D.の新米警官レオン・S・ケネディは、初出勤にも拘らず盛大に遅刻してしまい、警察署と連絡が取れないことをいぶかしがりつつ、のんきに車を走らせていた。
一方、洋館事件で消息を絶ったクリスの身を案じた妹のクレアもまた、バイクを走らせ単身この街に乗り込んでいた。
しかし、町は既に深刻化したバイオハザードの渦中にあり、生ける屍と異形の化け物が漂う無死の街と化していた。絶望的な状況で出会った2人は、謎の女・エイダ・ウォン、か弱き少女シェリーと共に、アンブレラの陰謀が渦巻く、死と絶望に溢れた街からの脱出を試みることになる。
登場人物
- レオン・S・ケネディ
- クレア・レッドフィールド
- エイダ・ウォン
- シェリー・バーキン
- ウィリアム・バーキン
- アネット・バーキン
- ブライアン・アイアンズ
- マービン・ブラナー
- キャサリン・ウォーレン
- ロバート・ケンド
- ベン・ベルトリッチ
- ハンク
- 豆腐
登場クリーチャー
移植版とリメイク版
パソコン版(ソースネクスト発売のWindows版)とドリームキャスト版(Value Plus)では『U.S.A.モード』が実装されている。
実はニンテンドウ64にも移植されており、プレイステーションでCD二枚組のものをロムカセットにもはや無茶に等しい形で移植された。そして初めてロムカセットで発売されたバイオハザードだったりする。具体的に変更点としてはゲーム中に読めるファイルがとにかく多い。時系列的にはバイオハザード0のシナリオに繋がる『レベッカ報告書』などのシリーズ(主にバイオ2以前)に関連する貴重なファイルがあったりする。ちなみに開発費用は億円単位とのことで、前者のバイオハザード0も同じハードで作ろうとしていた。
こちらのゲームモードについては『ランダムモード』が実装されている。
こちらの64版はハードのメーカーは同じなものの大人の事情からなのかゲームキューブでは移植はされなかった。
なお、ROMカセットソフトのシリーズ2作目としてはifシナリオを扱ったゲームボーイカラー専用ソフトのバイオハザードGAIDENを開発(外注)し、リリースしている。
他、日本では発売すらされていないため知名度は皆無に等しいが、1997年にアメリカで発売されたゲーム機、game.com(作ったのはファービーなんかを作ったタイガー・エレクトロニクス)にもかなり無理やり感があるものの移植されているが、クレア編は削られている。
カプコン自身が作ったものとしてはゲームボーイアドバンス版が存在することが知られている。技術デモとして作られたものらしく、体験版としてレオン編の最序盤の市街地をわずかながらプレイできるが、色々と未完成なところも目立つ。
後にWii専用ソフト、ダークサイドクロニクルズにてガンシューとしてリメイクされる。
2019年、2のフルリメイクが発売。タイトルは「バイオハザードRE:2」
ハードはPlayStation4、XboxOne、PC
4同様TPS形式のとなっており、細部が変更されている。
予告編
ドラマCD
1999年にラジオ大阪で放送されていた『飯塚雅弓のMEGA-TONスマイル』内のラジオドラマをドラマCDとして商品化したものである。
『2』の後日談にあたる2つのエピソードが収録されているが、どちらも実質的にその後の続編には繋がらないパラレルである。
小さな逃亡者シェリー
タイトル通りにシェリーが主役を務めており、ラクーンシティの隣町であるストーンヴィルで起きた惨劇が描かれている。
生きていた女スパイ・エイダ
レオンと別れたエイダがラクーンシティを脱出した後の物語。
関連タグ
CAPCOM バイオハザード biohazard アンブレラ ラクーンシティ プレイステーション ドリームキャスト ゲームキューブ
豆腐(バイオハザード):登場している豆腐についてはこちらへ。
バイオハザード1.5:『2』の前身となった幻のゲーム。あくまで試作のα版にあたる。一部のBGMにはその頃の名残がある。
運命のラクーンシティー:『2』の前日譚にあたるドラマCD。
時系列
年 | 日付 | 出来事 |
---|---|---|
1998年 | 7月22日 | 黄道鉄道事件 |
7月23日 | 洋館事件 | |
9月 | “Gウイルス争奪事件”、追跡者(ネメシス)投入、アウトブレイクによるラクーンシティ崩壊。 | |
11月 | シーナ島事件 | |
12月 | アンブレラ南極基地崩壊 | |
2002年 | オペレーション・ハヴィエ、スペンサーレイン号ジャック | |
2003年 | アンブレラ終焉 | |
2004年 | 米大統領令嬢誘拐事件、テラグリジア・パニック | |
2005年 | ハーバードヴィル空港バイオテロ、テロ組織ヴェルトロ復活? | |
2006年 | スペンサー邸突入作戦 | |
2009年 | キジュジュ自治区バイオテロ | |
2010年 | フィロソフィー大学バイオテロ | |
2011年 | 東スラブ独立運動、テラセイブメンバー拉致事件 | |
2012年 | マルハワデザイア、ヘヴンリーアイランド、イドニア紛争 | |
2013年 | 世界規模のバイオテロ | |
2014年 | 血塗られた復讐の物語 | |
2017年 | ルイジアナ州における謎の失踪事件 | |
2021年 | クリス・レッドフィールドがウィンターズ家を襲撃 |