ラクーンシティ
らくーんしてぃ
アメリカ中西部にあった森林に囲まれた小さな都市で、アンブレラ事件により跡形も無く消滅した。事件当時の市長はマイケル・ウォーレン。
名称の「ラクーン」は、英語で「タヌキ」や「アライグマ」を意味する。
元々何もない田舎町に過ぎなかったがアンブレラの製薬工場が誘致されてから徐々に発展した企業城下町である。
警察署を始め、市役所の時計や銅像、変電所のシャッター開閉機構等、何故か至る所に様々なカラクリが仕掛けられている。
また、市の近くの郊外にアークレイ山地がある。ここにはすべての発端となった洋館、アークレイ研究所があり、さらにこのアークレイ山地で人食い事件が発生、特殊部隊「S.T.A.R.S.」が投入されることになる。
この頃からアンブレラが怪しいと思う人々もいたようだが、前述の通りアンブレラの企業城下町であるラクーンシティの市民は、同社に生活のほとんどを頼り切っている状態であった為、誰も表立ってアンブレラを追求しようとはしなかった。
後に洋館と研究所は爆破して消滅。隊員の半数を失ったS.T.A.R.S.は事実上機能停止となる。
その後、アンブレラとウィリアム・バーキンの間でG-ウィルスを巡っての内部抗争が勃発し、アンブレラ特殊工作部隊U.S.S.がラクーンシティ地下研究所のウィリアムを襲撃し、G-ウィルスを奪取する。瀕死の重傷を負ったウィリアムは最後の手段としてGウィルスを自身に投与し、その結果、おぞましい変異を遂げGの怪物と化し、下水道内にてハンクを除くU.S.S.隊員達を殺戮していった。その際にウィリアムはT-ウイルスの入ったカプセルを破壊し、さらにそのTウィルスはネズミを媒介にしてラクーン市内に流出した。
こうしてウィルスは止めどなく蔓延していき、市民が危機感を覚えた時にはもうすでに手遅れの状態であった。町中がゾンビで溢れかえり、化け物たちが跋扈する地獄絵図となる。
やがて事態を重く見た大統領及び連邦議会は市全域の滅菌作戦を実行に移した。
街は核ミサイルによって一瞬にして崩壊したのであった。
街の崩壊後、アンブレラはその罪を咎められ、株価は暴落し、ラクーンシティの後を追うように消滅していった。
のちの『6』ではアダム・ベンフォードがバイオテロ対策のためにラクーンシティ事件の真相(生物災害に合衆国政府も関わっていた事実)を公表しようとしたが、それを良しとしない人物の妨害で失敗に終わってしまった。
ラクーン市庁
街の中心部であり、正門には宝石があしらわれた時計が設置され敷地内にはマイケル・ウォーレンの像が置かれている。建物の入口は板で封鎖され入れない。
ラクーン警察署 - R.P.D. (Raccoon Police Department)
「2」、「3」、「アウトブレイクFILE2」の舞台となる警察署。元々美術館だった建物を警察署に改築したらしくあちこちに美術館時代の名残や難解なギミックが見受けられる。何故かトイレが無い(「RE:2」ではトイレがきちんと設置された)。
ここの署長は人格が破綻しており(一例として、『パニック発生時に侵入してくる暴徒への鎮圧設備』と称して、オフィスや廊下など署内各所に神経ガス自動噴霧装置を設置したりなど)、ある意味ゾンビよりも恐ろしい存在と言える。
J's BAR
「3」、「アウトブレイク」に登場。ラクーン警察署の近所にあるバー。
正式名称はJack's BAR。
シンディ・レノックスはここでウェイトレスとして働いている。
1階が接客フロア、2階が事務所、その上の階が倉庫・酒蔵という構造。屋上は隣接するビルからの悪ガキの不法侵入が相次ぎ、店主の頭痛の種となっている。
S.T.A.R.S.メンバーやケビン・ライマンら警察署員をはじめ、多くの市民の憩いの場であった。
「アウトブレイク」の物語は、プレイヤーキャラとなる8人がたまたま居合わせたこの日のバーに、奇妙な来訪者が現れたことから幕を開ける。
BAR JACK
「3」「RE:3」でジルがブラッドと合流するバー。上記の「J's BAR」とは名前がよく似ているが別の店である。「3」と「Re3」で展開は大きく異なっており、後者の「Re3」では群がってきたゾンビにブラッドがこの店のメニュー看板を投げつけるシーンがあるが、この看板には同じカプコン出身のあるキャラクターが描かれている。
ラクーンプレス社
「3」に登場。ラクーン支庁舎の近所にある地方新聞社。
社屋は市庁舎正門前の通りを路地側に回ってすぐのところにある3階建ての狭いビルで、1階は受付、2階と3階にオフィスがある構造。
「デイリーラクーン」「ニューズコメット」「メガスクープ」などの新聞・雑誌を出版しており(アリッサ・アッシュクロフトは当時、同社刊行の新聞「デイリーラクーン」の社会部所属の記者だった)、ゾンビ災害が決定的になる1998年の9月28日あたりまでは、そこまでに市内各地で起きる「人食い病」などの猟奇事件の取材で大忙しだった…のだが、やはりゾンビ災害が本格した街の只中では無事ではいられず、ジルがラクーンシティ脱出行の中で訪れた9月28日では社屋内に生存者はおらず火災まで発生している有様であった。ルートによってはこの新聞社ビル3階でカルロスと初遭遇となる。
ラクーンシティ総合病院
ラクーン市内唯一の総合病院。アンブレラの出資により設立された。地上四階、地下4階建て。かつては森の中にもう一つ病院が存在したが、後に違法な薬物を患者に使用していたことが発覚し閉鎖された。
優秀な医者が在籍していたようで、いち早く「人食い病」をウィルスの影響によるものと見抜き、ワクチンを開発し完成する一歩手前まで漕ぎ着けていたが、そこに至るまでの人員喪失が著しく、当時勤務していた医療スタッフも全滅している。なお、病院に入り込んできたハンターγを(この「人食い病」に関わる存在と見たか否かは不明だが、おそらく少なくない怪我人・犠牲者を出したであろうが)殺さず眠らせ、生け捕りにして地下の研究ポッドに閉じ込めるという快挙(暴挙?)も成し遂げている。軍・警察やアンブレラの特殊部隊でもない一般の病院としては、スタッフが非常に有能であったと言わざるをえない。
屋上にはヘリポート(おそらく、緊急を要する患者の受け入れや別病院への移送用のもの)があったが、この病院自体がそれどころではない混乱(今回のゾンビ災害で搬送された患者やそれを介して感染した従業員・医療スタッフの負傷・死亡・ゾンビ化や戦闘による危険の坩堝に)に陥ったため、被災者の救助や脱出には結局有効活用はされなかった。
また、この病院の地下階段には下水道の水路に降りられるものもあったが、同時にそこは、T—ウィルスに感染し、ただのゾンビ化とは一線を画する著しい変異・増殖を遂げたヒルのコロニーとなっており…。
この病院は最終的に、ニコライ・ジノビエフにより爆破された。
廃病院
上述するアークレイ山地にあったもう一つの病院。地上三階建ての施設。
密かに違法薬物の臨床実験を行っており、病院側も実験の依頼者から報酬を得ていたという不祥事が発覚し、廃院に追い込まれたが、警察もまともに事件の真相を捜査せず終わった。
建物は院内で繁殖したと思われる異常成長した植物に浸食されていることもあって老朽化が急速に進んでおり、至るところで崩壊が始まっている他、ラクーンシティの報道機関で度々報じられていた登山者の度重なる遭難や人獣惨殺事件の主な発生現場もこの病院の周辺である。
実は院長の意向でアンブレラと癒着して生物兵器開発に協力しており、地下の特別病室には院長の「実験成果」であるT-ウイルスの影響を受けた変異植物が回収されることなく残存し、異常成長を遂げて周辺地域に小規模なバイオハザードを引き起こしていた。
ラクーン市立公園
「3」に登場。時計塔と病院のすぐ隣に有る公園。噴水や墓地、水上の遊歩道等が整備されている。墓地はグレイブディガーとの決戦の場でもある。入口に長い階段が有り昨今のバリアフリー思想とは対極を行く構造となっている(恐らく古い時代に造成された公園と思われ更に作中の時代設定も考えると仕方無いかもしれないが)。
ラクーン消防署
ラクーンシティ内を管轄する消防署。詳細な所在地は不明。ラクーン事件の際は至る所で火災が発生し、消防員達が懸命の消化及び救助活動を行い多くの殉職者を出した。町の至る所に消防車が放置されている。少なくとも署員二名はヘリにより生還している。
アップルイン
「アウトブレイク」および「アウトブレイクFILE2」に登場。
市中心部の大通りに面したビル街に建つ、観光客向けのホテル。そこそこ洒落た調度デザインや広い部屋の造りの割に基本宿泊費は1泊25ドル(作中時間1998年9月当時の日本円相場(※我々プレイヤーの世界のもので換算)で3250円前後)という、良心的を通り越して破格と呼ぶべき格安ぶりが人気で、旅行者・観光客の中でも低予算バックパッカーや学生に好んで利用されていた。
アウトブレイク作中において、「市民の暴動(という名のゾンビ災害初期騒動)」発生時には避難用護送車が玄関前に待機し避難誘導を行っていた。このホテルを舞台としたアウトブレイクFILE1のシナリオ「獄炎」においては、騒動の中でホテル内のボイラー室が暴走の果てに爆発し、ボイラー室の暴走処理に出動した消防士2名がその爆発で命を落としている。さらにそれが原因であちこちで出火し、部屋によってはドアを開けただけでバックドラフトが発生する程の大火事になっていた。
なおこのホテルでは「2」に登場した記者ベン・ベルトリッチのとっていた部屋に入れたり(ベンの手帳やパスポートも発見できる)、探索中に見つかる宿泊者名簿を読むと「ダリオ・ロッソ(「3」冒頭で恐怖と絶望からコンテナに引きこもったあの哀れな観光客のことと思われる)」や「クレア(姓までは分からないが、クリスの妹である彼女の可能性も?)」の名前も見つかったりする。
FILE2本編内の描写では、火災の影響は(表通りには)現出していなかったが、その表の大通りにはアンブレラのお抱え部隊「U.B.C.S.」の傭兵(それも、一般隊員のように市民の救助に動くのではなくむしろ離れたところから「ゾンビではないと見て判る生身の人間」を遊び半分にライフルで狙撃するなどの冷酷さから、ニコライや無印「3」のタイレルと同じ「監視員」の者と思われる)が敷設したと思われる地雷が各所に配置され、ゾンビは無論のこと逃げ延びようとするプレイヤーら一般市民ですらも非常に通過が困難な危険地帯と化していた。
セントミカエル時計塔
大天使ミカエルの名を冠した時計塔。教会としても知られており、絵葉書にもなっていた。またかつては小学校としての運営もなされていた。1978年に老朽化により一旦稼働を停止するが、1993年にアンブレラ者の援助を受け改築工事を行い再稼働した。
「3」にて脱出用のヘリがネメシスに撃ち落された場所でもある。
ケンド鉄砲店 (GUN SHOP KENDO)
バリー・バートンの友人であるロバート・ケンドが経営する鉄砲店。
ラクーン事件の際には市民に無償で武器を提供したため、店にはほとんどの武器が無くなっている。『RE:2』ではショーケースや商品棚も増えているために武器もまだ残っていた他に、シューティングレンジのコーナーも設けられているなど店舗の規模がリメイク前より2倍以上程に拡大している。
孤児院
「RE:2」にて登場。警察署の近くにある孤児院。あの警察署長が院長を兼任している。アンブレラ社の莫大な寄付によりかなり恵まれているが、その実態はアンブレラの研究所に提供する実験体調達のための施設。
ちなみにドラマCD「運命のラクーンシティー」の登場人物の1人であるボビーも孤児院に拾われた子供であるが、「RE:2」とリンクしているかどうかは不明。
ラクーン大学
「アウトブレイク」に登場。ラクーンシティが有する大学。
この大学も警察署と同じく、古めかしい洋館だったものを改装したようなつくりが随所に見受けられる(アンブレラのお膝元というのもあるだろうか? 一応「戦前に日本人建築家が設計した洋館を改築した建物が校舎として使われている」という理由付けがされている)。
ここもやはりT-ウィルスによる感染生物災害とは無縁でいられず、構内には感染しゾンビ化した人間や野良犬が徘徊し、大学所有のボート倉庫近くの桟橋の水場には感染し凶暴化したサメやアンブレラが放った両生類型生物兵器が入り込み、排気塔はその上部大部分に、T-ウィルスに感染して巨大化したスズメバチたちが文字通りに巣食って巨大な巣を形成しており非常に危険な状態にある。
また、仮にも市の最高学府ということもあってか、研究施設としても非常に高度な設備を備えており、この大学の学者でジョージの元学友のピーター・ジェンキンスは、T-ウィルスに対し、投与した瞬間に感染者の体内のウィルスを完全に駆逐し、さらに抗体も形成して再感染も不可能にするという究極の特効ワクチン「デイライト」の製法とそれを生成可能な機材環境を学内にそろえることに成功し、また元アンブレラのタイラント研究員であったグレッグ・ミューラーは、これまでのデータを元に、「兵器として量産」というアンブレラの設計思想とは真逆の「最高性能の一品を」というコンセプトで、独自改良したハイエンドのタイラント「タナトス」をこれまた学内の施設で作り上げてしまっていた。
この大学は、最終的には、アンブレラへのタナトスのデータ提供要求をグレッグが蹴ったことで送り込まれたU.B.C.S.の監視員(おそらくニコライと同じ立場の者と思われる)によってグレッグ殺害後に爆破され、程なくして滅菌作戦で合衆国政府がラクーンシティに打ち込んだ戦略級ミサイルにより、この世から完全に消滅した。
ラクーン動物園
「アウトブレイクFILE2」に登場。オフィス街から少し離れた、住宅地付近にある動物園。
市の名前にも冠されているアライグマをモチーフにした「ラクーン君」がマスコット。
象のパレードや動物のショーが主な呼び物で、敷地内には二階建ての温室仕立ての植物園もあり、
平時は人々の憩いの場ともなっていたと思われる。
しかしウィルスによるゾンビ災害により、飼育されていた多数の動物・猛獣たちも凶暴なゾンビと化し…。
入退園口が(少なくともゲームで描写された限りでは)2カ所あり、片側は住宅街に面していて付近に(動物園の客を当て込んだであろう)レストラン「エレファント」が建っており、もう片側のすぐ外には路面電車の駅が存在する(観光客が動物園に来園し易いように直通駅として設けられたものであろうが、ゲームにおいては猛獣ゾンビがひしめく一つの地獄と化した動物園から逃げ出すための足となる)
カイトブロス・レールウェイ
「アウトブレイクFILE2」に登場する地下鉄。屋号に掲げる「カイトブロス」とは、創設者であるカイト兄弟のことを表している。
ラクーン市民の交通の足の一翼を担っていたが、やはりゾンビ災害により(主に人員面で)機能を喪失。構内にはパニックで逃げ込むも命を落とした犠牲者の亡骸があちこちに転がり、駅員・利用客の成れの果てのゾンビが徘徊している。
ジム・チャップマンはここの職員で、構内の間取りや通気ダクトのバイパス経路も熟知しており、彼にしか行けない秘密のルートも存在する。
いささか清潔とはいえない環境だったようで構内各所にノミが繁殖しており、T-ウィルスのキャリアになった人間や動物を介してノミ達も感染し、ビーチボール大の巨大な体躯になるほどの異常成長性や、(個体によっては)獲物の生命を脅かすほどの毒性を獲得している。
列車は自動運転で運行されているらしく、乗務員・駅員がゾンビ災害で壊滅した現状でも、残存したシステムに従って動いている列車もある(ただ、線路上のエラーの発生や、それに対応する職員の喪失もあり、平常時のような交通の便を望めるかというと…)。
下水道・下水処理施設
ラクーンシティの地下にある巨大な施設。各モニターはコンピュータ制御されており、ラクーンシティの全体的な地下の目と化している。特に地下研究所の上層部に位置する秘密処理施設は、研究所からの汚染物質を浄化する重要な役目を果たしており、アンブレラの息が掛かった職員たちが管理している。民間人がごく稀に迷い込むことがあるが、これも「処理」されている。
また、T-ウイルスが街に蔓延するきっかけとなった場所である。
ラクーンシティ地下研究所(NEST)
「2」「RE:2」に登場。ウィリアムと彼の妻アネットが密かにG-ウイルスの研究を行なっていた地下施設。「RE:2」では「NEST(巣)」と言う呼称もついた。リアクターやデジタル認証システムなど最新技術が惜しみなく導入されたアークレイ研究所以上の設備を誇る巨大研究施設で、廃棄物処理用の溶鉱炉や貨物搬出入用の列車やホームも備えていた。
なお、詳しい経緯は不明であるが、アンブレラの研究員の1人がラクーンシティを脱出する際にT-ウイルスとG-ウイルスの両方を持ちだしており、それがのちのハーバードヴィルにおけるバイオテロへと繋がってしまう。
洋館・アークレイ研究所
「1」の舞台となる全ての発端となった場所。
洋館は1960年代に「オズウェル・E・スペンサーの私邸」という名目でジョージ・トレヴァーが設計・建築したものだが、実際には地下の研究所を隠匿するためのカモフラージュ施設に過ぎない。主にT-ウイルスを用いた生物兵器の研究開発が行われていた施設で、アンブレラの主要な研究所の一つだった。あのタイラントシリーズもここで開発されたT-002型の初期タイプがベースとなっている。
S.T.A.R.S.の5人が辛うじて逃げ延びており、後にそのS.T.A.R.S.を抹殺するために追跡者ネメシスがラクーンシティに投入される。
幹部養成所
「0」の舞台となったアンブレラ社の研究所兼幹部候補エリート養成施設で、アークレイ研究所に隣接した位置にある。所長はジェームス・マーカス。
元々はここでT-ウイルスの実験が行われていたが、より先進的で秘匿性にも優れたアークレイ研究所の完成に伴って、幹部養成施設としての役目に専念すると共にマーカスの実質的な私的研究施設となった。ウィリアム・バーキンやアルバート・ウェスカーもここで学ぶなど、多くの優秀な研究員を輩出したが、マーカスの暗殺とそれに伴う混乱で機能不全に陥り完全に破綻、そのまま復旧されることもなく1980年代終わり頃に放棄・閉鎖された。
しかし、多少旧式といえど天才マーカスと共にT-ウイルス研究の最前線を支えた設備の数々は未だ現役で通じるほど優秀で、閉鎖当時は優先順位の関係で放置された未回収の研究データなども数多く残されていたため、ウィリアムの主導による施設の再利用計画が持ち上がっていた。なお、作中でボイラーや電源などが稼働していたのは、再利用計画の一環でアンブレラ社から派遣された先発隊の現地調査・作業員による復旧工事によるもの。
「1」の洋館に負けず劣らずの様々な仕掛けが施されている。
アンブレラ製薬工場
アンブレラ社の表の顔である市販薬を製造する工場。ある意味すべての元凶。この工場の誘致によって、田舎の小さな一地方都市に過ぎなかったラクーンシティは急速に発展していったが、同時に災いをも呼び寄せてしまった。
マコバ
「マコバヴィレッジの惨劇」の舞台となったアークレイ山地付近の小さな村。
ストーン・ヴィル
「小さな逃亡者シェリー」に登場するラクーンシティの隣町。
近々アンブレラの工場を誘致する予定であったが、ラクーンシティ事件の後に流出したT-ウイルスでストーン・ヴィルも汚染された上に証拠隠滅のために現れたアンブレラの特殊部隊による攻撃で最終的に壊滅してしまった。
実は64版「2」のEXファイルにも名前だけ登場している。
ラクーン事件の際に生き残った重要人物達。
ラクーン警察署の配属初日に事件に巻き込まれた気の毒な元警察官。現在はラクーンでの経験を買われ、合衆国エージェントとなっている。
レオンと共にラクーンシティを脱出した女子大生。クリス・レッドフィールドの妹であり、現在はNGO団体「テラセイブ」に所属している。
レオン、クレアと共に脱出した少女。ウィリアム・バーキンの娘でもある。
現在はレオンと同じく合衆国エージェントとなっている。
G-ウィルス奪取の為に送り込まれた工作員。レオンと親密な仲になるも、運命はそれを許さなかった。脱出方法は「アンブレラクロニクルズ」にて、セルゲイ・ウラジミールらの乗るヘリに便乗していた事が判明。
現在もスパイをしている。
元S.T.A.R.S.隊員。地獄と化したラクーンシティから何とか逃げのびた。
現在はBSAA隊員。
ジルと共に脱出した「U.B.C.S.」D小隊所属。
ラクーンシティ脱出後の消息は不明。
Gウィルスを見事回収し脱出。
その後の消息は不明。
ジルとカルロスをヘリで迎えに来た元S.T.A.R.S.隊員。
現在はBSAAに所属している。
妻子も洋館事件後にラクーンシティから避難していたため無事。
表向きはカルロスの同業者の“監視員”。
話の展開によっては死亡したりするが、リメイク前に限り「ガンサバイバー」と「アンブレラクロニクルズ」における報告書と手紙により生存が正史となったが、『RE:3』では生死不明となっている。
アンブレラの幹部。ウェスカーの元同僚。データベースを回収後、スペンサーらしき人物と共にヘリで脱出。
「5」に登場したチンピラ風の男。公式サイトにて掲載されている「BSAA観察日記」によれば、事件当時にラクーンにいたらしい。
「アウトブレイク」シリーズに登場した女性新聞記者。後に「7」にて彼女が書いた新聞記事が確認された事から、ルートによって生死が分かれる登場人物の中で唯一生存が確定した。
「ディジェネレーション」に登場した元アンブレラ社の研究員。事件当時、T-ウィルスとG-ウィルスを持ち出してラクーンシティを脱出。
「デスアイランド」に登場した元アンブレラ社の下請け会社の民間軍事会社所属の武装義勇兵。そこでの悪夢のような体験から、事件を起こす。
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