設定
公式プロフィール
生年 | 推定1974年頃 |
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年齢 | 推定24歳(1998年当時)→30歳前後('04年)→37歳前後('11年)→39歳前後('13年) |
国籍 | 不明 |
身長 | 不明 |
体重 | 不明 |
血液型 | AB型 |
担当声優:サリー・カーヒル(「2」、「4」、「ダークサイドクロニクルズ」、「バイオハザードV リトリビューション」の英語吹き替え)
ミーガン・ホリングスヘッド(「アンブレラクロニクルズ」)
コートニー・テイラー(「6」、「オペレーションラクーンシティ」、「ダムネーション」)
日本語吹き替え版:皆川純子、水谷優子(ドラマCD)、岡本麻弥(実写映画版)、田中理恵(「ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」)
概要
素性や目的など全てが謎に包まれているミステリアスな東洋系の美女。
「エイダ・ウォン(Ada Wong)」という名は偽名。本名や年齢、経歴は不明。二次創作においては小説版『アンブレラクロニクルズ』でベトナム出身の華僑であると語っているが、真偽は定かでない。なお、Wikipedia中国語版によると姓の「Wong」の漢字表記は「王」とされている(広東語で王はWongと読まれる)。
スレンダーなスタイルからは想像も出来ない一流の戦闘技能・能力と驚異的な身体能力を持つ。
その実態は、シリーズを通して物語に関わる悪徳企業「アンブレラ」とは敵対関係にある企業組織H.C.F.に属する産業スパイ。
人物
性格は常に冷静沈着であり、表情を変えることは基本的にせず、クールでドライな態度が目立つが、正義を理解して汚れ仕事を嫌う一面もある。
依頼内容によっては、バイオテロの原因となるt-ウィルスやG-ウィルス、プラーガのサンプルなどを入手してクライアントに渡しているが、『6』ではゾンビに襲われる市民を助けたり、非人道的な研究を横行させていたカーラ・ラダメスに怒りを覚えるなど、バイオテロを引き起こすことに関しては否定的な様子。
同じく『2』で初登場したレオンのことを何かと気にかけており彼を死のピンチから何度も救っている。初登場時こそルートによってはキスをする関係ではあるが、お互いの立場を知り環境の変わった現在の2人は恋人とも戦友とも宿敵とも一言では表せない複雑な関係である。レオンもエイダを身を投げ打って救出したりクリスから彼女はテロリストだと伝えられてもエイダを信じると言い切るなど切っても切れない縁で結ばれている。
冴え渡る頭脳でどんな困難な依頼もこなす優秀な工作員ではあるが、独自の目的のため度々指令を無視しているフシがある。
基本的に一人で多数のクリーチャーを相手にするような任務を複回数経験して、それらを全て生還している為、他の登場人物達に劣らない戦闘能力と強運の持ち主。
かつてH.C.F.に元アンブレラ工作員のアルバート・ウェスカーが所属していた時期では、(少なくとも直接連絡を取り合うシーンが描写されている『UC』『4』では)彼から指令を受ける立場にあった。
しかしそれは、アンブレラを裏切ってH.C.F.へ新規参入し、後にアンブレラの機密情報を手土産に組織内で伸し上がったウェスカーに対して疑念を抱くH.C.F.上層部が、監視目的で彼女をウェスカーの下に就かせていた為であり、『4』本編終了以降はウェスカーから離反している。
『4』(PS2・Wii版)に収録されている物語の裏側をエイダの視点でプレイするモード『the another order』(海外版及びRE4:separate ways)では、寒村のとても衛生的とは言い難い惨状を見る度に自身の肌荒れを気にしていた。他には、村長ビトレス・メンデスの屋敷にあった大量の学術書に高い関心を向け、「本には興味がある」としていることから、読書好きなようである。
この他、ジェットスキーの鍵にテディベアのキーホルダーを付けるといった女性らしい趣向もある。
「ガサツな男」はタイプではないらしい。
また、他人の身を挺した行動や強い意思に心動かされ、ルイス・セラの経歴に「情熱」を感じて好感を抱くなど、およそ職業柄に向いていないと言える一面がある。
初登場は『2』であるが、実は『1』の時点で名前だけ登場している。ラクーンシティでの工作にあたり、エイダはこの人物から名前を借りて活動している、という設定である。この名前を作ったのは『RE:2』のディレクターで、元々は洋館でパスワードの仕掛けに使われていたもの。ファイルの文章ができてあとはパスワードを考えるだけの段階で「つづりがわかりやすかったから」という理由でADAにしたところ、それが『2』で拾われてエイダというキャラが作られた…とのこと。
『2』の後日談にあたるドラマCD『生きていた女スパイ・エイダ』では主役を務めているが、制作当時は設定が定まっていなかったせいか、物語の終盤でスパイ稼業の引退を決意する等、正史とは繋がらない結末を迎えている。
しかし、一部設定は生きているらしく『バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ』で閲覧できる彼女のアーカイブには「ヨーロッパのとある古城の城主に仕える女スパイ」という記述がある。
『2』のプロトタイプである『バイオハザード1.5』では研究員という設定になっている。
服装
バイオハザード2
『2』ではイメージカラーの真紅のタイトなワンピースにダークブラウンのレギンスを着用。靴はハイヒールのパンプスを履いている。
『アンブレラクロニクルズ』では『2』で負傷して重傷を負っているためか、このシナリオでは服の所々が破れ、患部に包帯を巻いた風貌である。
『2』のリメイクである『RE:2』ではベージュのコートを着て登場。
ストーリーを進めると、コートを脱いで赤い衣装に。
時代背景に不釣り合いな(壁の中の配線、電子回路を透視する)ハッキングツールを使う。
『1.5』では上述の理由で白衣を着ている。
バイオハザード4
『4』本編ではスパイ活動にはやや不向きとも思える首元が洋風にアレンジされた深いサイドスリットの真紅のチャイナドレスを身に纏い、靴は以前と同じようなハイヒールのパンプスを履いている。
スリットからのぞかせている右脚には拳銃や小型ナイフ、通信機器を取り付けたホルスターをはめている。
ムービーシーンの一部では目眩まし用途の閃光を発する特殊なサングラスを使用した。
隠しモードの『ADA THE SPY』(海外版:ASSIGNMENT ADA)では黒を基調とした工作員らしい服装になっている。また、どちらの服装にも深紅の蝶があしらわれている。
『3』のキャラクター別のエピローグ画面では『2』のレオン裏編で負傷したと思われる腹部の傷跡が確認できる。
『4』『UC』等における使用体術は「旋風脚」「バックキック」と足技を多用している。
『4』収録のミニゲーム『THE MERCENARIES』では『2』時代の衣装に戦闘目的の実用的アクセサリーを多数取り付け、服自体も多少マイナーチェンジ(レギンスがパンストに変更他)されたアレンジコスチュームが用意されており、後に発売された『UC』『DC』での衣装はこのマーセナリーズ用コスチュームが反映されている。
また、『DC』のムービーシーンではムービー監督権藤秀和の趣向により、コンパクトレンズを使ってコーナー角を視認する他、アンプル入りコンパクト(内側は60年代風デザイン)やリップスティック型マイクロロケット弾といったスパイ道具を使い熟すなど、レトロなスパイイメージが投影されているシーンが多数存在する。
『4』のリメイクである『RE:4』ではニット生地の赤いタイトワンピースに丈の長いレザーのブーツで登場。
EDでは通信越しでウェスカーからある計画を聞かされた直後に彼を見限る等、離反の経緯が掘り下げられている。おそらくは計画の危険性に加えてかつての同志と同質の狂気を感じて嫌悪感を抱いたと思われる。
自身が主人公のDLC『セパレート・ウェイズ』では、ウェスカーの介入もあって村人に捕まる展開はないが、開幕早々に刺客の体組織に寄生され、接近される度に幻覚症状に襲われるようになる。また、マルティニコを相手にする際には映画版同様のレーザートラップが行く手を遮っており、プレイヤー次第ではオリジナル以上の酷い目に遭う。戦闘面の上方調整もあり、武器改造可能になった他、フックショットはメレー範囲強化及び盾外し(特定チャーム装備時)として使用できる。ストーリーは後の『6』同様潜入と目標達成優先のため、敵全滅必要の場面がレオンより少なく、慣れてしまえば簡単にスピードクリア可能(というか高難易度のSランク系条件は2時間半以内)。
隠し衣装はRE2版赤いドレスと新デザインのチャイナドレス。肌の露出範囲が広いため、着用すると刺客戦で負った腕の傷も見えるようになる。スーツレオンと同様、チャイナドレスエイダはマーセナリーズ裏キャラクターの一人となっている。
ダムネーション
『ダムネーション』本編では黒と赤のレディーススーツを着用している。
作中では、東スラブ共和国の政府が秘密裏に量産化を成功させた支配種プラーガを奪取するため、対テロ組織「BSAA」から派遣された特別調査官を名乗り、政府に潜入していた。 後半ではその格好のまま、スベトラーナ・ベリコバと格闘戦を繰り広げている。
CG技術の進歩によって設定では30代後半の年齢であるとは見えないほど若々しいの美貌や肌の露出度も高く、スベトラーナとの格闘戦では衣装の胸元を切られて胸の谷間や下着が一部露出するなど、性的な描写(サービスシーン)が盛り込まれている。
バイオハザード6
『6』本編では胸元の大きく開いた赤いシャツとタイトな黒のレザーパンツを着用している。
今作では彼女が主人公の隠しシナリオがあり、これをプレイすることで物語の謎が解ける仕様になっている。
実写版
実写映画6部作
『バイオハザードⅤ リトリビューション』で初登場。
主人公アリス・アバーナシーを救出する部隊のメンバーという設定でレオンと共演していた。
次作では何故か登場しなかったが、『V』の後日談が描かれた小説ではメランジ(映画本編未登場のB.O.W.)との戦闘でレオン共々戦死したと思われていた事が語られている。
バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ
実写映画6部作のリブートにあたる本作ではEDで登場。
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以下、ネタバレ注意
実は『バイオハザードヴィレッジ』の初期案で登場する予定があった。初期案ではイーサンを影で救う謎の人物として出す予定だったが、開発中のシナリオ改変でそのまま没になった。
バイオハザードヴィレッジコンセプトアートにて彼女の姿が確認できる。
バイオハザードダークサイド・クロニクルズのアーカイブで見られる「ヨーロッパのとある古城の城主に仕える女スパイ」という記述から、城主=ドミトレスク婦人という設定であったのではないかと思われる。