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イーサン・ウィンターズ

いーさんうぃんたーず

イーサン・ウィンターズ(Ethan Winters)とは、ゲーム『バイオハザード』シリーズの主人公の一人。
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演:トッド・ソリー/木内秀信

概要

バイオハザード7 レジデントイービル』から主人公として登場した、ロサンゼルス在住の一般人男性。後に『バイオハザード ヴィレッジ』にも主人公として登場することが発表された。

1984年生まれ(『7』時点での年齢は33歳)。
身長180㎝、体重75㎏と均整のとれたスタイルの持ち主。既婚者であり、妻にミア・ウィンターズ、またヴィレッジで一人娘がいる事が判明。他の家族については今の所触れられていないため不明。

元々の職業はシステムエンジニア。妻のミアも働いていたようだが、イーサンは彼女の仕事については不認識であった模様。ミアは仕事の関係上、長期出張することが多かったが、その間も動画メッセージでやりとりするなど仲睦まじい関係であった。

しかし、そのミアが三年前に突如失踪。
長らく音信不通が続き、妻の生存を諦めかけていたある日「迎えに来てほしい」というメールが届き、不審に思いつつもそのメールに記されたルイジアナ州ダルヴェイにあるベイカー農場を訪問することになる。

作中での活躍

バイオハザード7

妻の行方を追ってベイカー農場を訪ねたイーサンは、既に廃墟のように荒廃したベイカー邸を探索し、その地下室で監禁されているミアを発見する。再会した彼女は何処か話が噛み合わず、何かに怯えるように焦燥しており、更には突如として凶暴になりイーサンに襲いかかる。その力は常人とは思えぬ怪力で、邸内で発見した銃でミアを撃つことを余儀なくされる。

一時は妻を射殺してしまったと焦燥・後悔したイーサンだったが、彼女はイーサンが目を離した一瞬の隙きに姿をくらまし、次に現れた際にはドライバーを突き立てて彼の左手の自由を奪い、更にはチェーンソーでイーサンの腕を切り落とすという形で報復してくる。その後、農場の主であるジャック・ベイカー不意打ちの拳に気絶させられ、彼ら一家の暮らす新館へと拉致され「家族」として迎えられる。

以降は、電話(内線)越しに彼を援助する謎の女性ゾイにより、ミアをはじめとするベイカー家の住人の異常性の原因である「菌」の存在を知らされ、その抗体となる血清にミアを救うための僅かな望みをかけ、その材料を求めて邸内を探索することになる。
(また、切り落とされた腕についてもゾイの処置によって回復した。)

最後は、その菌の発生源である黒幕の「エヴリン」に、苦戦の末に勝利し、その同じ頃に現れたクリス・レッドフィールドたちに保護された。グッドエンドではミアと一緒に脱出、バッドエンドでは1人で脱出することになる。

DLCEnd of Zoe』ではエンディングで声のみ登場し、クリスを介してゾイと電話で会話し、彼女の生還を喜んでいた。

バイオハザード ヴィレッジ

妻を救出したグッドエンド以降の物語として展開。
事件後、夫婦共々クリス率いる対バイオテロ組織「BSAA」の庇護により平穏に暮らし、7の事件から3年経過しても事件を忘れられずにいたため、ミアとは定期的に諍いを起こしていたようだが、ミアは娘「ローズマリー」を妊娠・出産したため新しい未来を紡ごうと努力をしていた。
しかし、突如としてクリスに襲撃され妻のミアを殺され気絶させられる。
その後、イーサンを護送中のBSAAの車両が何者かの襲撃を受け、そこから彷徨う内に本作の舞台となる村にたどり着く。

人物像

外見

本作では、基本的に彼の一人称視点で進むため、外見が確認できるのは一部のムービーのみであり、そのムービーでも地面に突っ伏して気絶していたりと顔はほとんど見えないようになっている。
確認可能な範囲からは長身痩躯で髪はブロンドの短髪、白いワイシャツ、灰色のパンツを着用していると確認できる。

ヴィレッジにおいても素顔は伏せられており、先行公開された全身グラフィックでも顔部分に黒い影がかけられている。本作の舞台が真冬の森深い集落であることから、黒いジッパーシャツの上にオリーブ色のジャケット、デニムパンツを纏った服装になっている。
また、クリア後特典の3Dフィギュアでも意図的に顔が隠されている。

性格

一人称は「俺」。物静かかつ冷静沈着で何事にもあまり動じないクールな性格。
作中、突如変貌したミアに襲われたり、その経緯で彼女を手にかけてしまったり、それでもなお生き返った彼女に左手を切り落とされたりなど、冒頭からかなりショッキングな描写が多いものの、そのリアクションはかなり薄く大抵の事は「マジかよ…」の一言で済ませる程であり、目の前に突然死体が現れても、一声上げる程度。(ちなみに、彼が一番動揺したのはムカデの大群が蔓延る細い通路の通過時

これらは本作がPSVR参入ソフトとして開発された経緯から、顔(表情)が不明瞭な点と合わせ、イーサンをプレイヤーの現身として機能させるために敢えて彼の感受性を抑えている…という捉え方もされている。

  • ※バイオファンによるイメージイラスト

[Resident Evil 7] Ethan Winters



こうした経緯から、あまり感受性のないドライな人物としても見られるが、一方でOPシーンでの(おそらく同僚との)通話内容によると、ミアからのメールを受け取った際にそのまま仕事場を飛び出し、翌日にはベイカー農場のあるダルヴェイに入っていることなどから、彼女への思い入れは非常に強いことがうかがえる。本編中においても、妻ミアに関して敏感になり、声を荒げることもたびたびある。

また、英語版、日本語吹き替え版ともに基本的に冷静で落ち着いた口調で話すが、おそらくバイオハザードシリーズでベスト5に入る程、口が悪い一面を持つ。どうやら「畜生!」「クソ!」が口癖の様であり(英語版では頻繁にFワードを発する)手にゴキブリが乗った際は「何だ、畜生!(Agh! Fuck! Fuck!)」と声を荒げたり、エヴリンには「このクソガキめ!(You little bitch!)」、ルーカスに対しては「このクソ野郎が!(Fuck you, too!)」と毒付くなど作中の至る所でその口の悪さを披露している(だが、これに関しては極限状況にいきなり放り込まれたことも関係しているようで、実際RE:2のクレアとレオン、RE:3のジルも割と頻繁に悪態をついていた。しかし、それでもイーサンの口の悪さはトップレベルである)

プレイヤーの操作や意図がどうであれ、イーサンは自分を怪しむ警官に対していきなり銃を貸せと要求したり、武器や薬品を巧みに組み合わせたりする。
このことから彼は、生物災害や戦闘に関して熟知した一般人なのではないかとも推測されている(後述)。
他にも、ある種の読心能力を持つエヴリンは、イーサンを助けようとするミアに対して「こいつはお前を愛してない」と言い放っており、イーサンは元々善良な人間ではないと示唆されている(もっとも、エヴリンは精神が子供であり、また後述の理由から彼の心を本当に読めたかは疑わしく、これに関しては単なる嫌がらせの虚言である可能性も否めない)。
だが彼に関する資料は本編中には存在しないため、いずれも現時点では判断することは不可能である。

その他、自身の仕掛けたトラップを尽く打ち破られたルーカスに挑発的な発言をしたり、事がほぼ終わりかけた頃に現れたクリスに対して「ずいぶん遅かったじゃないか(The fuck you guys took it so long?)」と答えたりなど、若干ながら皮肉を用いる場面もみられる。

ヴィレッジではクリスの訓練を受けたせいもあってか7以上にタフさが増しており、妻が殺される、ライカンに腕を噛まれる、腹に鉄パイプが食い込む、ミンチにされかける、両足を鎌で刺されて手のひらを鎖で貫通させられたのを自力で取り外して治療する、等最早人間を辞めているレベルに到達しているが、それには真相があり………

能力

公式では一般人という設定で、職業も戦闘とは無縁である。
特異菌により超人的な能力を得ているベイカー家の住人やミアと比べ非力と言われていた。
しかしイーサンは、クリスの所属組織に先んじてミアの居場所に辿り着き、且つB.O.W.を連破している。

作中では様々な武器を卒なく使いこなしており、ミアに手を切り落とされた際には片手で銃のマガジンを交換する(リロードモーションは全体像が映らないため把握しにくいが、どうやら「切り落とされたほうの腕の手首部分と胸部の間にマガジンを挟む、あるいは手首部分にマガジンを乗せるようにして保持し、その上から銃本体を被せるようにしてリロード」している模様)など常人離れした技をみせている。

また、チェーンソーで切断された手がホチキスで固定しただけの荒療治で普通に動かせるほどまで回復し(通常、完全に切り落とされた手を元通り動くようにくっつける場合、血管神経といった細かな部分の接合も必要とされ、高度な医療器具はもちろん、確かな知識と腕前を持った手術者、それに長期間の安静やリハビリが必要とされるはずだが…)、刃物で滅多刺しにされてもケロッとしていたり、はたまたベイカー一家に何回高所から落とされても這い上がるという不屈の精神の持ち主。
これまでの人生でスポーツに打ち込んだ経験はないらしいが、人並み以上の体力と適応能力に恵まれており、多少のダメージを物ともせず、相手を凄まじい怪力で徹底的に叩きのめす傾向がある。
戦闘スタイルも荒々しく、巨大なハサミを持った敵に対してチェーンソーで挑み、そのチェーンソーで頭を切り裂いたりしている。

実はイーサンは、本作においてベイカー一家を豹変させ、拉致された人々をモールデッドに変えた特異菌に上手く適合しており、そのため彼はベイカー一家やミアと同様に超人的な再生能力を得ていて、斬られた手足を薬でくっつけられたり、時間経過で体力が回復するのもこの設定からと思われる。
更に彼はベイカー一家やミアと違い、エヴリンの特異菌による精神支配や菌の活性化による侵食を最後まで受けなかった。このことから、彼にはミアやベイカー一家は持っていない特異菌への何らかの抵抗力を備えていると思われる。(※)
そのため、特殊な訓練を受けており、戦闘のプロで尚且つ超人揃いのバイオハザードの歴代主人公達の例に漏れず、ファンの間で「主人公がB.O.W.」とまで言われている。

このように、彼は「一般人」という設定であるにも関わらず、明らかに荒事慣れした者しか持ちえないスペックの数々(やたらとタフな心身、近接武器はもちろん銃器・薬物の扱いにも長けている、あり合わせのガラクタで武器を作成する…などなど)がとても目立つ。
「一般人」と疑問符がつくこと請け合いである(「ゲームだから」と言ってしまえばそれまでだが)。
本人のハイスペックぶりや妻であるミアの正体に加え、元祖「主人公がB.O.W.」のクリスと既知の仲であるかのような軽口も相まって「普段は一般人として生活している工作員」説や「元軍人、あるいは元警察官」説といった考察が囁かれている。

そしてバイオ7の直接的な続編であり「完結編」と称されるバイオハザードヴィレッジにおいては、娘のローズ共々マザー・ミランダ率いる謎の貴族たちが支配するヨーロッパの寒村に連れてこられ、彼女らから執拗に狙われている。
しかもこの寒村にはアンブレラのエンブレムがそこかしこに存在しており、いよいよイーサンが只者ではないことを暗示するような展開となっている。
ちなみに序盤でチラッと語られるが、7の事件後にクリスから戦闘訓練を受けており、より戦闘力が上がっている。

(※)ジャックと妻のマーガレットは深刻な精神支配を受けており、ミアは理性と暴走の混濁状態。その内で精神支配を受けなかったゾイアランは、エヴリンによる生殺与奪を握られている。後に血清を投与され再生能力を保持したまま正気を取り戻したルーカスは、最終的には特異菌が臨界に達した事で異形化している。最終戦前で幻覚症状が表れたものの、作中で精神支配を受けず生殺与奪も握られず、異形化もしていないのは本編ではイーサンのみである。

余談


実は『バイオハザード5』のファイルに、アンブレラ社の死亡した幹部の中に「イーサン.W」という名前が記録されている。そのため、科学的・理系的造詣が深い『7』のイーサン・ウィンターズについて、

  • イーサン・ウィンターズは「死を偽装したイーサン.W」説
あるいは
  • イーサン・ウィンターズは「イーサン.Wの息子(イーサン.W Jr./イーサン.W Ⅱ世)」説
更には
  • ウィンターズは偽名で、“ウェスカー計画”から漏れた被検体候補の一人「イーサン・W(ウェスカー)」説
等が、ファンの間で推測されている。現時点では、こうした名前の類似について公式設定は明かされていない。

関連イラスト

前述通り顔が不明瞭であることから、メインイラストのように顔に影がかかっているものや、投稿者のイメージで描かれることが多い。また、DLC『イーサン・マスト・ダイ』のイメージから、赤い眼光が放っているイラストもいくつかみられる。

イーサン・ウィンターズ
BIOメンタル図


バイオハザード7 : ウィンターズ夫婦
バイオ7のとりあえずな感想




関連タグ

バイオハザード7』『バイオハザードヴィレッジ』『バイオハザード
主人公 逸般人 アルバート-01(サムライエッジの派生)
バイオハザード5

リッキー・トザワ富長タケルリンダ・パール:シリーズのおける一般人の主人公繋がり。

マイルズ・アップシャーウェイロン・パーク:FPSホラーアクションゲームの主人公繋がり。こちらも敵の襲撃で酷い目に遭っており、後者に至ってはイーサンと同様に妻子持ちのエンジニアである。

以下、『ヴィレッジ』の重大なネタバレあり!(閲覧注意)














































































『ヴィレッジ』の後半、最後の四貴族であるカール・ハイゼンベルクを撃破したところでミアに擬態したマザー・ミランダと対面。ローズを返せと要求するものの拒否され、その能力に翻弄された末に心臓を抜き取られて絶命。監禁されていた本物のミアにクリスがイーサンの死を伝えるも、ミアは「イーサンは特別な存在」だという…












その後、精神世界と思しき場所でイーサンが目覚め、寒さに震えながら進んでいくと、かつて自分が倒したはずのエヴリンが立っていた。
そこでイーサンはエヴリンから、「ずっと前に死んでいる」と宣告される。
実はイーサンは前作ジャックからの鉄拳による襲撃を受けた際に既に死亡しており、ベイカー邸へ運ばれる間に特異菌の力で蘇生していた(つまり前作で、ジャックがイーサンの精神世界に現れて「殺したかった訳じゃない」と語っていたのも、イーサンが既に死亡していたことを暗示するものだった)。
そしてベイカー家との戦いから本作までの3年間でイーサンの身体は全て特異菌に置き換わっていた=モールデッド同然の存在になっていたことが判明する。(これまで冗談交じりに語られてきた「主人公がB.O.W.」と言う状態がまさに実現したとも言える)
この事が(少なくともミア以外には)知られていなかったのは、イーサンの外見と自我が感染前の状態を保っており、ミアが周囲に隠し通してきたから。
しかも度重なる戦闘でイーサンの身体は組成維持が限界に近くなっていたのだ。
自身の真相をエヴリンに突きつけられて尚、ローズを救い出す意志は折れずにいたイーサンはデュークの幌馬車の中で目を覚ますと、デュークから「もう元には戻れない」ことを忠告されながらミランダとの決戦に向かう。
死闘の末にミランダを倒してローズを取り戻すも、イーサンも限界であり、右手が石灰化、崩れだしてしまう。
クリスが駆けつけ共に脱出しようとするも、菌根が彼らに迫ってくる。自身の死期を悟ったイーサンはローズと自分のジャケットをクリスに託し、菌根に設置されたN2爆弾の起爆スイッチを掠め取り、息も絶え絶えになりながら最期の力を振り絞り菌根のもとへ向かう。そして…


以下、最後のネタバレ注意













あれから時が流れ、美しい少女へと成長したローズはイーサンの墓を訪ね、静かに愛の言葉を伝えた。特異菌の集合体となっていたイーサンを父にもったローズは、己の異能力とその宿命に悩まされながらも、自分たちを命懸けで救ってくれた偉大な父に対して感謝と愛情を抱きながら、自らの人生を前を向いて歩んでいくのだった。

イーサンが死して尚、その勇気と強さは娘の中に確かに生き続けていた。



The father’s story is now done


余談(ネタバレ)
外伝などを除いたシリーズのナンバリング作品の主人公では初の死亡者となってしまった。
また、公式イメージソング「俺らこんな村いやだLv.100」のサビでは「生き延びて帰るだ~♪」と歌っているが、イーサンは生き延びて帰ることはなかったという皮肉な結末となっている。

ヴィレッジである程度明かされたものの、イーサンについての謎はまだ残っている。何故特異菌に完全適合できる身体を持っていたのか、何故一般人とは思えないような技能を有していたのか、今後DLCか何かで明かされることになるかもしれないが、真相は闇の中である。

関連タグ(ネタバレ)
ブローノ・ブチャラティ:ゾンビと成り果ててまで愛する者たちを助け、物語の最後に消えていった者繋がり
竈門炭治郎:ゾンビ化した家族思いの男。しかしゾンビ化は最終盤のみであり、仲間たちの助力もあって通常の人間に戻ることができた
鷹山仁:周囲に害を為しうる存在を意図せず産み出してしまった者繋がり。ただし彼は子の誕生以前からそうした存在を狩ることを使命として生きているため、実の子すら狩ろうとしておりイーサンとはだいぶ異なる

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バイオハザードの登場人物 ばいおはざーどのとうじょうじんぶつ

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