CV:冬馬由美
概要
『バイオハザード 運命のラクーンシティー Vol.2』で登場した主人公。
媒体がドラマCDであるため、容姿は不明。
ラクーンシティの病院に勤務する女医であり、T-ウイルスが街全体に流出した状況の中で患者達の治療を試みていた。
2年前に難病で母親を亡くした過去を持ち、結果的に母親を見捨ててしまった罪悪感から、最後まで逃げずに諦めない事を信念としている。
実はジル・バレンタインの友人であり、作中ではジルが残した機密ファイルを手に入れていた。
恋人のエドからはプロポーズを兼ねたニューヨークへの転勤に誘われたものの、日々増え続ける奇病(ゾンビ化)の治療方法を見つけるために街に残る事を優先していた。
だが、その願いもむなしくゾンビ達が病院に押し寄せ、エドと、患者であるボビーとローズの4人で脱出を目指した。
ジルの機密ファイルを通じて病院のスポンサーであったアンブレラが惨劇の元凶である事を知り、その記録をコピーしたデータディスクを新聞社に送ろうと決意したのだが、ほどなくエドはゾンビに襲われた負傷で死亡。
数の暴力に追い詰められ、データディスクをボビーとローズに託してその場から逃がし、自身は時間稼ぎのためにたった1人で多数のゾンビに立ち向かった末に命を落とした。
そして、新聞社に向かおうとしたボビー達も運悪くハンターに殺害される等、揃いも揃って報われない末路を辿った。
余談
『運命のラクーンシティー』ではリンダに限らず、登場人物のほとんどが誰も助かることなく悲惨な退場をしている。
要するにリンダ達は「主人公補正が無い一般人」と言える。
作中ではジルは直接登場しておらず、彼女と直接会う場面が無かったが、のちのシリーズで語られた設定を考えると会いに行ける状況ではなかったのかもしれない。
同じくラクーンシティの市民の視点で描かれた『アウトブレイク』で同名の人物が登場していたが、あちらは逆に生還している。