アンブレラ(バイオハザード)
あんぶれらこーぽれーしょん
『世界中の人々の健康を守りたい』
同名かつ同じロゴの実在企業についてはアンブレラ社を参照
正式名称は『アンブレラ・コーポレーション』。
『アンブレラ社』とも呼ばれているが、外伝ドラマCDでは『アンブレラ薬品』と呼称されていた。
バイオハザードシリーズに於ける全ての元凶。
表向きは医薬品や化粧品等を販売し世界各国に支社を持つグローバル製薬企業であり、求人広告では平等の下に幅広い層の人間を社員として受け入れ、能力さえ有れば10歳の少女でも幹部として迎えるなど年齢や経歴に囚われない実力主義な社風。
日本には「アンブレラ・ジャパン」という子会社が存在している。
「ADRAVIL」「AQUA CURE」「Safsprin」等の医薬品が人気商品である。
カップラーメンの様なインスタント食品も販売しているらしい。この「アンブレラヌードル」、あまりにも某製品とそっくりだったので、アンブレラは該当企業を訴えた模様
。アンブレラからもプレス動画
が出ている(というネタで、この「アンブレラヌードル」っぽいものができるアレンジレシピの紹介である。カップヌードルに市販のモツとバジルがあればそれっぽいものになり、食べた社員も「かゆい うま」と絶賛する出来であるとのこと)。
その実態はアフリカの僻地で発見した植物種「始祖花」を原料にした生物兵器の開発を主とする軍事産業であり、製薬会社を隠れ蓑にしてウィルス兵器や有機生体兵器(B.O.W.)の開発、非人道的な人体実験を繰り返している。
本編で読める社員の日記からは表と裏の双方で社員の待遇の悪さや使い捨てを窺わせる記述が見られ、極めつけには私設の非公式な刑務所を持ち、虫けら同然の扱いへの不満から産業スパイに走った社員が妻を殺害された上、息子共々投獄される、些細なことで上司の機嫌を損ねた秘書が収監されて嬲り殺し、偽装された関連施設に迷い込んだ一般市民を殺害または実験材料にする(「3」)といった非人道的な行為が横行している、ブラック企業である。
複数の特殊部隊クラスの(※)私設軍隊も所有しているが、こちらも捨て駒であり、事故発生時の隠蔽工作などに運用されていた。
作中では世界に多大な影響を与えた(健在時の一部資料には「(癒着関係などにより)米国政府ですら逆らえない」という記述もある)企業だが驕れる者は久しからず、シリーズ進行につれて中心人物が倒されたり、自分たちの開発物や社員の暴走で重要施設を潰されていく内に組織が壊滅した。
しかし、アンブレラが遺した負の遺産は世界へも拡散し、人類は果てしないバイオテロとの戦いを繰り広げていく事になる。
八角形の社章は、創業者のオズウェル・E・スペンサーが医学生時代にヨーロッパで吹雪により行き倒れた時に後の師匠と成る彼を救った女性の住んでいた村に伝わる"胎児と4枚のカラスの羽"をモチーフにした紋章が基とされている。
※アメリカでは一定の条件を満たした上で政府から許されれば、企業も警察や私設軍隊を持つ事が認められており、これ自体は違法ではない。アンブレラの私設軍の規模はどう考えても異常だが。
(もっとも、許可されるといっても、一般的には武装警備や限定的な警察権の範囲にとどまり、装備も通常はハンドガン、ショットガン、セミオートライフル程度である。フルオート火器などの軍用装備は、政府管理下のPMCなど例外的なケースに限られる。U.S.SやU.B.C.Sのような重武装部隊を企業が独自に保有する設定は、現実の制度と比べると大きく誇張されたフィクションである。)
※は言及のみ
創設者
- オズウェル・E・スペンサー:グループ総帥
- ジェームス・マーカス:研究職・研究所長
- エドワード・アシュフォード
上級幹部
- セルゲイ・ウラジミール
- ヘニング・P※
- マサキ・T※
- ジェニー・K※
- カルロス・M※
幹部
- ブランドン・ベイリー
- ウィリアム・バーキン
- ビンセント・ゴールドマン
- ミレーヌ・ビアズレー
- クリスチーヌ・アンリ
- アルフレッド・アシュフォード
- アレクシア・アシュフォード
- アレクサンダー・アシュフォード
- 五十嵐皓貴(子会社であるアンブレラ・ジャパンの元代表取締役社長)※
- チャールズ・コールマン(本社事務局長)※
- フランク・E※
- イザベラ・C※
- グレッグ・A※
- リー・D※
- マイケル・K※
- イーサン・W※
- シェリル・ムーア※
- ギリアム(厳密には幹部候補)
主要な研究員
- アネット・バーキン
- ヨーコ・スズキ
- モーフィアス・D・デュバル(後に解雇)
- フレデリック・ダウニング(後にウィルファーマ社へ移籍)
- ナサニエル・バード
- キャメロン博士
- リヤン・ハワード(後にフィロソフィー大学へ移籍)
- ルイス・セラ(RE:4で新たに設定が追加、後に退職)
- ヴィクター・ギデオン
情報部
- アルバート・ウェスカー(以前は顧問研究員。後にH.C.F.を経てトライセルへ移籍)
- アレックス・ウェスカー
U.B.C.S.
Umbrella Bio Hazard Countermeasure Service(アンブレラ バイオハザード対策部隊)の略。
アンブレラ社の開発するウイルスやB.O.W.等に依る災害・事件・事故や企業テロへの対応が任務で何らかのトラブルが発生した場合、汚染地域に真っ先に派遣される。
多くが傭兵で占められた非正規部隊であり、隊員の大半は服役中の戦争犯罪人や大罪を犯して無期懲役か死刑判決を受けた元軍人、亡命軍人、元ゲリラで構成され、ならず者も多く贖罪不問を条件に傭兵として雇用されている。冷戦時代に東側の軍隊で軍務を経験した隊員も多い。
また、これら一般隊員の中に潜伏し、現地の調査報告、友軍とB.O.W.の交戦データ記録、アンブレラにとって有益な資料や不利な証拠品となり得る物品の回収と抹消を行う監視員と呼ばれる特殊工作員が存在する。他の隊員に投与されている物よりも効果の高いワクチンを処方され、現地での拠点や複数の脱出手段といった特別待遇を受けており、任務の非人道性からU.B.C.S.の中でも戦闘能力に優れ、自身の利益を優先する倫理観の低い隊員が選抜されている(「3」)。ただし、カルロスやタイレルのようにアンブレラの暗部を知らなかっただけで、住民の避難や事態解決のために尽力する真っ当な隊員も存在しており、後述のことを考えれば彼らもまた、アンブレラの被害者と言える。
基本的には30名の隊員で1個小隊を編成し、ラクーンシティ事件の際には市民救出の名目で4個小隊120名が投入され、それらの部隊とは別の任務を与えられた分遣隊が派遣されていた。
実態はゾンビをはじめとするラクーン市内で発生したイレギュラーミュータントとアンブレラが意図的に放ったハンターβなどの新型B.O.W.との戦闘データを集める為のモルモットとして使われる(「3」)、暴走したタイラントの鎮圧に出動した1個小隊が全滅させられる、ラクーンシティ地下研究所の警備とウィリアム・バーキンの警護にあたっていた部隊がアンブレラに対するバーキンの裏切りの巻き添えを食う形で雇い主アンブレラからバーキン共々切り捨てられU.S.S.に粛正される(「ORC」)などかなり酷い目に遭っている。
主な所属隊員
U.S.S.
Umbrella Security Serviceの略。アンブレラ社の保安警察。
主に幹部の警護等を行なう他、公には出来ない特殊任務へも従事する。特殊任務に当たっての装備類は、英軍特殊部隊SASの室内突入装備に準じた物が採用されている。
言わばアンブレラ私兵部隊の中でもエリート兵士たちで、待遇が良く脱出手段も基本的には保障されるが、そんな彼らでも時にはあっさりと使い捨てられてしまう。
前述のU.B.C.S.との違いは、ロックフォート島などの訓練施設で隊員の養成を行なっており、かの死神も同施設の出身者であったが、前述のU.B.C.S.の様に隊員のほとんどが訳ありな外部からスカウトされた人材で賄われている部隊も存在している。
とはいえ、こちらは正規雇用の部隊であり、待遇ではこちらが上だが、忠義を尽くさなければならない。
ハンク曰く「U.B.C.S.は金で雇われた連中で、忠義は微塵ほどもない。」
主な所属隊員
| バイオハザード0 | 閉鎖した幹部養成所の再利用計画にあたって調査団を2回に分けて派遣するも、マーカス博士の遺物であるヒルの謀略によって幹部養成所と黄道特急でバイオハザードが発生し、調査団と黄道特急に投入されたU.S.S.デルタ部隊が全滅した事により、再利用計画が頓挫する。 |
|---|---|
| バイオハザード | S.T.A.R.S.を用いた実戦データの収集とB.O.W.のサンプル回収、施設の破壊による証拠隠滅を目論み、同部隊にいた工作員のアルバート・ウェスカーに託して、S.T.A.R.S.を洋館やアークレイ研究所に送り込むが、当の本人が死亡してしまい、S.T.A.R.S.も数名が生還する。 |
| バイオハザード2 | U.S.S.によるGウイルス奪取作戦の際にウィリアム・バーキンのG生物化を招き、ラクーンシティにおける大規模なバイオハザード発生の直接的な引き金を引く(ラクーン事件)。 |
| バイオハザード3 | ネメシスによるS.T.A.R.S.の殲滅を図るも失敗。滅菌作戦によって隠蔽を図るも、ラクーンシティ郊外の廃工場に偽装していた処理場では、研究所から処理能力を遥かに超える量と頻度の廃棄物を一方的に押し付けられ続け、処理のパンクにより大規模バイオハザードの発生以前から、処理施設と周辺の環境に深刻な汚染を起こしていた事がマスコミによって暴露されたことで、会社としての信用が大きく失われる。 |
| ガンサバイバー | 先のラクーンシティの件で、部下達の糾弾による失脚を恐れたビンセント・ゴールドマンが、意図的に発生させたバイオハザードにより、研究施設の置かれたシーナ島の全ての施設と社員を放棄するハメに。 |
| コードベロニカ | 生存しており離反したウェスカー率いるH.C.F.によりロックフォート島の関連施設が破壊され、南極基地もレッドフィールド兄妹・ウェスカー・暴走したアレクシアの三つ巴の戦いの末に壊滅し、ベロニカウイルスがウェスカーの手に渡ってしまったことで、同業のライバル会社達のナワバリを拡大させてしまった。 |
| アンブレラクロニクルズ | ラクーン裁判で連邦政府相手に徹底抗戦の構えを取りつつ、裏ではテイロスによる会社の復興を目論むも、最後に残ったロシア支部が壊滅。アンブレラの全データがウェスカーの手に渡った挙句、マザーコンピュータのデータが初期化される。後に裁判で政府が入手したアンブレラの極秘データが決定的な証拠となり全面敗訴。株価が大暴落し、企業はついに終焉を迎える。 |
| バイオハザード5 | 創設者のスペンサーが死亡。これによりアンブレラは完全に過去の存在となった………かと思われたが… |
『6』で登場。ネオとは言うが、アンブレラとの関連は無し。生物兵器研究を行っているが資金調達に必要な表の顔も存在せず、主な活動も各地の戦場における反政府勢力に対する資金や武装、B.O.W.の援助など純粋なテロ組織である。
しかし、アメリカ上層部の人間がスポンサーなので、資金は潤沢、資源も上層部や顧客絡みでポンポン手に入るため、最良の環境で研究を行っていたともいえる。
「T」以上の凶悪なウィルスとB.O.W.を世に放ち、世界を崩壊の一歩手前まで追い詰める。
しかし、スポンサーと指揮官が死亡、本拠地や拠点もそれぞれ壊滅した。
『7』にてまさかの会社更正法の適用により対バイオテロ専門の民間軍事企業として再建された事実が判明。
(詳細はリンク先を参照)
- ウェスカーの所属する組織(正式名称不明)
- H.C.F.
『CV』より登場した、アンブレラのライバル企業が保有する部隊。
かつてはエイダ・ウォン、アンブレラから転身したアルバート・ウェスカー等が所属していたが、現在に至るまでに具体的な組織としての規模は不明。しかし、アンブレラの主力商品の一つであったハンターを周辺機器と併用する事で兵器としての実用性を向上させるなど、技術面では同等のものを有している。
『7』にも名前のみ登場しており、それによると「コネクション」なる組織に技術協力し、新型B.O.W.を生み出すのに一役買っていた事が判明した。
- ウィルファーマ
『ディジェネレーション』で登場する企業。アンブレラ崩壊後、製薬業界で頭角を現し、T-ウィルスのワクチン開発と量産を担っていたが、インドで行った新薬の臨床実験(実際はT-ウイルスワクチンの実験)で多数の死者を出し世間からバッシングされた上、ワクチン開発担当者の一人が、研究用に入手していたT-ウィルス、G-ウィルスをテロ支援国家への横流しとそのデモンストレーション代わりのバイオテロを行っていたことが発覚し、企業としての信用を失ったところを後述するトライセルに買収された。
『ディジェネレーション』、『5』で登場する企業。元々はヨーロッパの古い海運商であったが、創業者のトラヴィス一族(『5』に登場する主要幹部エクセラ・ギオネもトラヴィス一族の末裔である)の一人が記したアフリカ探検の記録集を独占し、そこから得た新種の動植物の発見やそれを活かした新薬開発や、未開拓の鉱山、油田などの開発に手を伸ばした結果、アンブレラと肩を並べる大手企業へと成長。アンブレラの崩壊後は、製薬部門で頭角をあらわした。
表向きにはBSAAをはじめとする対バイオテロ組織のメインスポンサーとして巨額の資金援助を行い、前述したウィルファーマに代わってT-ウイルスのワクチンの製造を行う献身的な存在とされているが、その裏ではアンブレラの後を継ぐ形で凶悪なB.O.W.の製造や運用を行っており、一部の関係者によって様々な戦場に横流しされている。また、社員の中にはアンブレラ残党も所属していたと思われる。
ほぼアルバート・ウェスカーの世界征服のための駒に等しい存在であり、『5』で主要幹部と黒幕が死亡し、その黒い一面が公にされた。
『バイオハザードリベレーションズ2』では既に壊滅した事が明言されている他、『アンブレラコア』では本社が敵対組織からのバイオテロによってゾンビの巣窟にされた事が判明している。
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