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演:岸祐二

概要編集

舞台『BIOHAZARD_THE_STAGE』のキーパーソンの1人。


人物像編集

フィロソフィー大学の分子生物学教授であり、主人公タイラー・ハワードの父親。


かつては化石のDNA採取からの生命の再生を研究していた科学者であり、妻に先立たれてからは男手1つでタイラーを育てていた。

研究資金を凍結されて路頭に迷いかけていたところをアンブレラ社にスカウトされ、家庭を守るためにアンブレラに入社した。

しかし、その日を境に自宅に戻る余裕すらないほど仕事に追われる日々を送るようになり、1通の手紙を送ったのを最後にタイラーとは音信不通の状態であった。


音信不通を不審に思ったタイラーは父親を探すために警察官となったのだが、配属後にミネソタ州で発生したバイオテロ(今から5年前)に関わった事が原因で記録上殉職という扱いで世間的に死んだ人間にされた末に合衆国特務機関対バイオテロ組織のエージェントとなった。

だが、そうとは知らずにニュースを通じて「息子が殉職した」と聞かされたリヤンは人生が一変し、自身の研究で息子を再生させると心に誓い、アンブレラが倒産した後にオーストラリアのフィロソフィー大学へと転職して現在に至る。











※以下、ネタバレ































実はフィロソフィー大学で起きたバイオテロ事件の首謀者。

5年前の誓い以降、息子の遺体からDNAを採取しようと躍起になっていたが、当然ながら不可能な事であり、やがて息子に会えない絶望から次第に理性を失って「自分達親子の人生を奪った世界は滅びるべき」という妄執に取り憑かれてしまった。

ちなみにフィロソフィー大学でバイオテロが起こす以前に一度タイラーと再会したものの、その頃には完全に正気を失って目の前のタイラーを息子と認めずに追い払っていた。


終盤でタイラーやクリス率いるBSAAと対峙した際にはマッドサイエンティストに成り果てており、新型ウイルスで強化したタイラントを刺客として差し向けた。

クリス達の活躍でタイラントが倒された後もタイラーの説得に耳を貸さずに悪あがきで新型ウイルスを自身に投与して知能を失った怪物に成り果ててしまい、堕ちるところまで堕ちた姿に嘆いた息子に射殺された。


直後に手元から落ちた手紙には、悪魔に魂を売って正気を失っていく己の堕落ぶりを自覚していた事、心のどこかでは息子がまだ生きていると信じ続けていた事、もし手紙を見つけたら自分と自分を利用した黒幕を殺すよう息子に懇願する、というリヤンが抱えていた数々の苦悩が綴られていた。

上述の通り、リヤンがアンブレラに入社したのは「息子のために家計を支える」という現実的な理由によるものであり、根っからのマッドサイエンティストではなかった。

全ては当事者となった親子のすれ違いから起きた悲劇であったが、遺書という形とはいえ最終的にタイラーが父親の本心を知る事ができたのはせめてもの救いと言える。


関連タグ編集

バイオハザードシリーズ バイオハザード BIOHAZARD_THE_STAGE

哀しき悪役 ボタンの掛け違い


ウィリアム・バーキン:同じく一児の父親であるアンブレラの科学者。

ハヴィエ・ヒダルゴマザー・ミランダ:同じく実子に対する愛情が原因で悪の道に走ったバイオハザードシリーズの黒幕。

ルイス・セラ(リメイク版)、???:元アンブレラの科学者繋がり。


ケン・マスターズ:中の人&カプコンキャラ繋がり。

ディー博士:中の人&マッドサイエンティスト繋がり。ただし、人物像がどちらかと言えばこちらに近い。

マジハール:似たような末路を辿った他作品キャラ。

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