概要
『バイオハザード北海の妖獣』の登場人物の1人。
天才的頭脳を持ち、わずか17歳ながら様々な科学知識を持つ銀髪と金色の瞳が特徴的な少女。
「ガディウォール島」を支配する名門・“ビアズレー家”の女当主で、島にある城に住む城主で、今は亡き父から受け継いだ今の地位とその天才的な才能によってアンブレラでは第1研究開発部長を務めている。
先代当主の父親はオズウェル・E・スペンサーの知り合いであった。
容姿端麗で物語の世界から抜け出してきたお姫様の様な美少女だが、非常に高圧的かつ傲慢な性格をしており、その本性は子供じみた残虐性を持ち、自分以外の人間を見下しているエゴイスト。
その性格はN・Tウイルスを開発するために相当数の人間を犠牲に人体実験を一切躊躇わない容赦の無さからも窺い知る事ができる。ちなみに作中でガディウォール島を訪れた余所者のケイトもミレーヌの実験の犠牲となっていた。
なお、ガディウォール島で20年前に起きた事故以降も密かに実験を繰り返しており、漏れ出したウイルスの影響で誕生したゾンビが目撃されるなどの騒ぎになりつつも、島民達はビアズレー家やアンブレラを敵に回す事を恐れ黙認していた。
その正体は某人物達同様に父親が開発した遺伝子操作技術によって誕生したホムンクルスであり、生まれながらにしての天才であった(見方を変えれば、それ故に人間としての良心などが欠如しているとも言える)。
その天才ぶりは遺伝子操作により彼女の脳のポテンシャルは常人離れしており、成長と共に脳内の情報処理能力が拡張して行き、やがて脳をコンピュータとリンクできる“DNA遺伝子型の相互書き換えプログラム”という電脳技術を開発することに成功している。
作中ではこの能力を使って軍の最高機密である主人公ノルスの経歴を調べるといった便利なハッキングを行ったり、その気になれば軍事用コンピュータを乗っ取り世界中に核攻撃を仕掛けることすら可能だという。
しかし実際には自身の片腕として信頼していた執事のギリアムの傀儡でしかなく、彼女の歪んだ性格も全て彼に仕組まれていた事が後に発覚する。
物語の終盤においてノルスたちを始末する為に自身の最高傑作であるミレーニアを差し向けあと一歩まで追い詰めるが、その土壇場で本性を現した信頼していたはずの執事・ギリアムに裏切られ、追い打ちとばかりに彼を筆頭に部下たちからも見放された上に現在の役職の解任を告げられ呆気なく全てを失ってしまう。
自分が人為的に性格を歪められた道化だった事実を突き付けられ、更に自身の研究成果を横取りされ崩壊寸前のビアズレー城に1人置き去りにされた彼女は自棄を起こし失脚の切っ掛けを作ったノルスから大事なものを奪おうとレインを射殺しようとするが、返り討ちにされて逆にノルスに射殺されるという最期をとげるが……?
関連タグ
バイオハザード北海の妖獣 バイオハザードシリーズ ミレーニア ギリアム(バイオハザード)
オルチーナ・ドミトレスク(メイン画像左)、クリスチーヌ・アンリ:こちらも女城主として君臨する敵役。特に前者はミレーヌとミレーニアを足して2で割った様なボスキャラとなっている。