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オズウェル・E・スペンサー

おずうぇるいーすぺんさー

バイオハザードの登場する大企業“アンブレラ”の創設者の1人にして、シリーズで起きる悲劇の元を生み出した全ての元凶。(メイン画像の上)
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始祖ウィルスによる新人類の創造……新たな夜明けだ

プロフィール

身長:179.4cm。体重:65kg。血液型:O。年齢75歳
CV/アダム・クラーク二又一成(『レジスタンス』日本語版)

概要

バイオハザードシリーズの登場人物の1人で、ヨーロッパでは知らない者はいない名門貴族出身である有名な生物学者絵画美術品のコレクターでもある。
そして何より、製作者やプレイヤーからも定評のある悪徳大企業アンブレラ”の総帥
シリーズで起こるT-ウイルスなどの生物生体兵器による数々のバイオテロや多数の悲劇を生みだす原因を作った全ての元凶にして真の黒幕的存在である。

世界的大富豪であり、アンブレラ創設者の1人。他の創設メンバーは、名門貴族仲間でもあるエドワード・アシュフォード、そして生化学者のジェームス・マーカスの2人
(外伝作品『北海の妖獣』では、名門貴族のビアズレー家から支援を受けてアンブレラを設立した事が語られているが、現在の正史に組み込まれているかどうかは不明)。

シリーズ初期から名前だけは明かされていたものの、実際に登場したのは初代『バイオハザード』から10年以上経って発売された『バイオハザード5』。加えて人物像に関しては余りにも情報が少なく、しかもそれらは全て断片的なものに留まっている。
ただ、非常に冷酷、かつ強い選民思想の持ち主で、サナオーリア島の住人が言うように人間性が殆ど感じられない悪魔のような人物であった事は確かなようだ。
特にその冷酷さについては、“始祖ウイルス”のサンプル確保の為に同ウイルスの発見地を聖地として崇めるンディパヤ族から力ずくで奪う、友人であったマーカスやアークレイ研究所を設計したジョージ・トレヴァーを機密保持の為に利用するだけ利用した挙句に謀殺する等、数々の所業が物語っている。
選民思想については『5』におけるウェスカーとの会話、そして『バイオハザードヴィレッジ』におけるある場面で具体的に示されている。

マスターマインドとして

バイオハザードレジスタンスにおける彼は他のマスターマインドと異なり、実験場の設備や監視カメラの機銃を利用した戦いを好む。
パッシブスキルでは、囮のキーアイテムを設置したり、警報装置の解除時間の増加、バイオコアの耐久度上昇、他にも強固なロックを簡単にできたり、ドアロック、ライトオンオフをするだけでバイオエネルギーを貯めることができる。
アルティメットカードは実写映画でおなじみの分解フィールド
配置を間違えなければ、サバイバーを一網打尽にできる。

長所

ゾンビに依存しない為、サバイバーに時間を稼がれ難い。

短所

初期デッキが脆弱で、他のMMのカードも揃わないと強みが分からない。
監視カメラ依存度が高いため、監視カメラへの集団攻撃と戦わなくてはならない。特にジャンは天敵。
その為か裏をかいて、ゾンビ主体のデッキを組むMMもいる。

関連項目

関係人物

アンブレラ エドワード・アシュフォード ジェームス・マーカス アルバート・ウェスカー ウィリアム・バーキン アレックス・ウェスカー ディルク・ミラー セルゲイ・ウラジミール

中二病 ヘタレ 老害
全ての元凶
だいたいこいつのせい

その他

アレクサンダー・ローランド・アイザックス:実写映画版『バイオハザード』におけるスペンサーポジション。
蛮野天十郎:「他者の成果を略奪」「他者を道具だと思っている」「自分の見下していた作品に殺害される末路」という点では彼に通じるものがある。ちなみに蛮野を殺害した作品=息子はウェスカーというよりはレオンに似た正義漢であり、生みの親を殺害する際にかけた言葉も対照的である。

目的

以下はシリーズの各作品に関するネタバレに付き閲覧注意!!

































































始祖ウイルスを元に作られたT-ウイルスだけでも兵器としての採算が取れるのにも関わらず高コストで制御の難しいB.O.W.の開発を推進する、ウイルスが漏れ出した際に甚大な被害の拡大をもたらしかねない生態系の宝庫であるの中にウイルスの研究施設を置く等、その言動や行動方針には不自然な部分が多い。
プレイヤーやアンブレラの幹部候補生であったアルバート・ウェスカーなどの一部の登場人物から疑問を抱かれていたが、永らくゲーム本編に登場せず目的が記された文章などの資料も存在しなかったため、『5』で本人の口から真の目的が語られるまでは謎のベールに包まれていた。

その目的とは、“T-ウイルスの性質を利用して人類を強制的に進化させ、20万年続いた人類の歴史に終焉をもたらして新人類による理想郷を創造、自身がその世界を作り上げたとして君臨するという狂気の思想を実現させる事。
しかし、自分の身にはウイルスを投与しておらず、世界を一新した後に神として君臨する具体的な方法は不明(ウイルスによる悪影響を恐れた可能性もあるが、老衰や身体能力を考えれば自身もウイルスによって進化するのが手っ取り早いと思われる)。

目的のために世界を巻き込んだ黒幕なのだが、スペンサー自身は学術的な功績を大して残していないため、以下に記した一部の研究員や幹部と比べると印象が薄い。

  • ジェームス・マーカス……T-ウイルスを開発し、B.O.W.開発の礎を築く。後述の弟子であるブランドン・ベイリーだけでなく、有望な幹部候補であるウィリアム・バーキン、アルバート・ウェスカーの2人を自ら育て上げる。
  • エドワード・アシュフォード……仔細は不明だが、存命中はアンブレラ内でも高い地位を得ており、アシュフォード家に最盛をもたらした。彼の研究データは後にアレクシアのウイルス開発に繋がった模様。
  • ブランドン・ベイリー……始祖ウイルス採取のためのアフリカ研究所の建設に携わり所長に就任、師匠であるマーカスのT-ウイルス開発に貢献。後にそれまで不可能であった始祖ウイルスそのものの培養技術の開発に成功。その後…
  • アレクシア・アシュフォード……10歳で南極基地(研究所)の主任研究員に就任。T-ヴェロニカの開発に成功し、父親と自らを実験にウイルスの定着方法も確立させる。
  • ウィリアム・バーキン……16歳でアークレイ研究所の主任研究員に就任。T-ウイルスの研究を引き継ぎタイラントを完成させ、G-ウイルスとワクチンの開発に成功。
  • アルバート・ウェスカー……顧問研究員時代はB.O.W.開発に貢献、「ウェスカー計画」で数少ない試作型ウイルスの適合者となる。後に試作型ウイルス専用の安定剤、およびウロボロス・ウイルスの開発に成功。更に死後も残された彼の研究データは、対B.O.W.武装開発に大きな影響を与える。
  • アレックス・ウェスカー……「ウェスカー計画」2人目の適合者で、人格の移植による不老不死の研究を成功させる。
  • アレクサンダー・アシュフォード……無能扱いされているが、遺伝子工学においてDNA内の知能因子を発見し加工する技術を開発、ミイラ化した遺体から抽出したDNAでのクローン生成にも成功、これらを応用し天才児を人工的に造り出す。更に光学兵器リニアランチャーを開発。
  • アルフレッド・アシュフォード……研究者や学者ではなく南極基地で問題を起こしているが、ロックフォート島においてB.O.W.を用いた軍事訓練で私設軍隊『U.S.S』を養成、優秀な兵士であるハンクを育て上げる。兵器用かつ、B.O.W.保存カプセルに用いる特殊合金を導入、製造会社との契約を結び兵力と経営面で貢献。
  • セルゲイ・ウラジミール……アンブレラの代表的B.O.W.であるタイラントシリーズのオリジネイターであり、ウイルス完全適応者。彼自身もイワンというタイラントを開発、護身用として運用した。それだけでなく、テイロスという最終発展型タイラントを開発、実戦投入に成功する等アンブレラに貢献してきたかなりの忠義者。

一方でスペンサーの所業として目立つのは、他人の手柄や成果を横取りする行為である(そもそも、T-ウイルス奪取とG-ウイルス回収を成功させた人物を養成したのは、それぞれマーカスとアルフレッド)。さらには、その過程で優秀な人材の損失まで招いてしまっている。

ただし、スペンサーが無能かといえば決してそうではなく、経営者としての手腕や権力を利用した根回し、目的に必要な人物を見出す事などに関しては文句なく優秀である。これは、真の目的を隠しつつアンブレラを急速に成長させた事実や、研究者の多くが狂気の実験を行う事に躊躇いが無い事からも見てとれる。
具体的に例を挙げると、まず上に列挙した人物は巨大企業の設立や経営に不向きな人物が多い(全員というわけではないが)。
特に初期からいたジェームスとブランドンは研究者としては極めて優れている一方、経営者としての能力は高いと言えない部分がある。『5』での描写を考えると、スペンサーが始祖花の咲いている場所をンディパヤ族から奪うことを提案しなければ、そもそも始祖ウイルスの研究自体が進められなかったと思われる。スペンサーを俗物と見てよく思ってなかったブランドンも、この件に関しては助かったと称賛している。
加えて、アンブレラは人体実験によって研究を進めてきたが、そのためには裏で国や研究所がある地域への根回しなどが不可欠であり、アンブレラに優秀な研究者がいるだけでは成り立たない。ラクーンシティではT-ウイルスが開発される前から根回しが行われていたことを考えると、研究者の功績に頼らない強かさも持ち合わせていることが分かる。
こういった謀略などの全てがスペンサーによるものかは不明だが、スペンサーがいなければアンブレラは自由に人体実験を行うことが出来なかった可能性すらあるため、ウイルス研究に多大な貢献をしているのは間違いない。

しかし、こういった活動は前述した“理想郷を創造し神となる”ための準備段階に過ぎなかった。始祖ウイルス確保の為にンディパヤ族を聖地から追いやったのも、誰にも知られずに始祖ウイルスの研究実験を行うための場としてアンブレラを創立したのも、新世界の住人“ウェスカーたち”を育成していたのも、全てはこの歪んだ理想を実現するための布石でしかなかったのである。
B.O.W.の開発研究も、この狂気じみた野望実現の過程で誕生した、ただの副産物だったと言える。

10万人ものラクーンシティ市民の尊い命が犠牲となった“ラクーンシティ事件”の後、(アメリカ政府の責任逃れという側面もあって)始まった“ラクーン裁判”では責任を問われたアンブレラを守る姿勢を見せているが、それも自身の野望を実現させるための時間稼ぎでしかなかった。本音のところでは、始祖ウイルスの研究データさえ無事ならアンブレラがどうなろうと知ったことではないと考えていた模様(ただし、アンブレラ崩壊後の上級幹部たちの動向には懸念を抱いていた)。
実際、アンブレラが崩壊した後も中身さえ無事なら別にいいと気にもせず、表舞台から姿を消して自身の理想実現の為に暗躍を続けていた。

野望の結実に向けて順風満帆に進んでいたかに見えた人生だが、老いという宿命には抗う事ができなかった。このままでは理想実現が困難だと悟ったスペンサーは、ウェスカー計画の数少ない生き残りであるアレックス・ウェスカーに不老不死の研究を指示する。しかし、研究が遂に実った時点でアレックスが裏切り、今までの研究成果全てを持ち逃げして行方をくらましてしまう。
老化により多くの臓器が機能不全を起こし、機械によって辛うじて命を繋いでいる彼にとってこの裏切りはまさに絶望と言える物で、これを切っ掛けに疑心暗鬼となり強い人間不信に陥ると、唯一信頼のおける執事のパトリックと共に細々と実験を行い起死回生を図る。その後、思うような成果が挙げられなかったのか、または自身の死期を悟ったのかは定かではないが、程なくしてパトリックに暇を出すと、ある人物をヨーロッパ某所の私邸へと招きよせる。

「私の寿命もあと僅かだ 神の資格を持ちながら肉体の限界に逆らえぬとは 皮肉なものよ」

最期

自分の居場所を遂にBSAA(設立から間もない頃)に突き止められ、その一員となっていたクリスジルが邸宅の突入を試みる中、待ち望んでいた人物が遂にやって来た。

それはあのアルバート・ウェスカーであった。自分の所へ戻ってくるように仕向ける形でアルバートと再会したスペンサーは自身の理想とウェスカー計画について語り出す。

「私は神になり いずれ新世界創生に立ち会うはずだった ラクーンの失態以降 計画は途絶したがな……」

「だが お前という才能を創り出しただけでも意義はあった」

自身の最高傑作の1つであるアレックスが裏切り自身の前から去った今、もう1人の生き残りであるアルバートに自身の夢を語り最後の希望を託そうとしていたが…

「神か… なるほど 俺が引き継ごう」

その言葉と同時にウェスカーは自身の創造主であるスペンサーの肉体を手刀で容赦なく貫いた

「神の資格? 笑わせるな 貴様にはそれを口にする資格すらない その言葉を口にしていいのは真に力ある者だけだ」

スペンサーの野望を引き継ぐ事を宣言したアルバートによって引導を渡され、己の半生を賭けた目的を果たせぬまま絶命する。

かつて世界を未曾有の恐怖に陥れ主人公達の人生を一変させたアンブレラの総帥だが、アルバートの回想に登場した際は生命維持装置で延命して車椅子生活を余儀なくされている等、アンブレラの頂点に君臨していた頃の権力や威厳は見る影もなく、弱りきった瀕死の老人に成り下がっていた。

己の身勝手で歪んだ野望の為に数多くの無関係な人間を道具として切り捨て、他者の命を散々弄んだ彼の最期は、今までの繁栄ぶりとは程遠い惨めなものであり、自分が行なってきた非道行為すべてが仇となって自身に跳ね返って来た因果応報ともいえる末路であった。

これにより、アンブレラの創立メンバー3名は全員この世を去る事となったが、彼がこれまで行なってきた計画により誕生した呪いの産物達(その代表的人物が、自身を殺害したアルバートと裏切ったアレックスであるのは皮肉な話である)は彼の死後も世界で猛威を振るい続けており、彼の歪んだ野望の傷跡は深く世界にバイオテロという名の悲劇をもたらし続けている。
まるで、それこそが彼の野望である新人類を生み出すための実験や淘汰の為とでもいうように世界は未だ彼の呪縛から解放されていない。それどころか、新人類を生み出すと言う目的そのものは遺伝子操作や後天的な付与なども無く産まれた時点で特異な能力がある一般人の子供の誕生で果たされたとも言える。

崩壊直前のラクーンシティが舞台となっていた非正史の対戦ゲーム『バイオハザードレジスタンス』では、アレックスと共にマスターマインド側のプレイヤーキャラとして登場。
外見は時系列に合わせて少々変更されてるが、この時点で生命維持装置付きの車椅子老人となっている。
ちなみに、同じ頃を舞台とした『アンブレラ・クロニクルズ』にてセルゲイがラクーンシティからヘリで脱出する際に登場したスペンサーと思しき(※ただし、顔は映像の上端に隠れている後部座席の)人物も生命維持装置を付けていた。

以下最新作でのネタバレ注意









































最新作である『ヴィレッジ』にも名前だけ登場。既に故人だが、本作にてある人物”の弟子であったことが発覚する。
アンブレラの社名とエンブレムが『ヴィレッジ』の舞台である村の洞窟に刻まれた紋章が由来であることや、自身の野望を実現する為の発想を“ある人物”から得たことが明かされた。

簡潔に経緯を述べると、始祖ウイルスを発見する15年前、医学生だったスペンサーは雪道で遭難した所を“ある人物”に救助される。
スペンサーは“ある人物”の研究や「生物を感染によって変異させる」という発想に衝撃を受け、これこそが自身の理想を体現する手段だと確信すると、“ある人物”を終生の師と仰ぎ、村に滞在するようになる。
しかし、意見を交わす中で互いの目的が違うことから師の方法では感染力が足りないと実感し、自身の目的を達成するにはウイルスこそが相応しいと判断すると、何も言わずに師の元から去って行った。

後に始祖ウイルスを発見した際、その報告とアンブレラを起業する旨を記した手紙と写真を送っているのだが、手紙の大半が思い出話であり、何も言わずに去ったことを後悔していたなど、これまでの冷酷な人物像とは違った一面を見せている。
アンブレラの由来である紋章のある洞窟が師と語り合った場所であることも考えると、袂を分かったとはいえ師への尊敬の念は非常に強かったようだ。

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マザー・ミランダ バイオハザードヴィレッジ

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