恐怖の原点は、恐怖の頂点へ
概要
バイオハザードシリーズの、21世紀最新機(PS3、XBOX360)初タイトル。後に任天堂ハード向けとしては初となるNintendoSwitch版が発売された。
アフリカを舞台に、クリスとシェバ・アローマが生物兵器撲滅に勤しむ。
主に敵対する「マジニ」は、言ってしまえばプラーガ改良種の感染者であり、プレイ感覚も殆ど「4」に近い。オンライン協力プレイを取り入れているのも特徴。他にもマーセナリーズやサバイバーズといったオンライン環境で対戦、競争も可能となっている。
1、CV等から続くクリスとウェスカーの対決が徹底的に描かれていたり、2と3よりパワーアップした「リッカー」の再登場など、
前シリーズをフォローする要素は多い。
後に「オルタナティブエディション」が発売。忌々しき過去、そしてクリス達が死闘を繰り広げる中で繰り広げられたもう一つの物語をプレイ可能。更にマーセナリーズ(オルタナティブエディションのアレンジ版となるマーセナリーズ・リユニオン)では懐かしい面々を拝むことができる。
本作は、全世界で710万本を出荷しており(2013年6月30日の統計)、シリーズ最大のヒット作となっていた。
(2022年4月の現在では総売上820万本、バイオシリーズ総合3位、カプコン社総合6位となった。ただしコレは1つのソフトとしてのカウントであり別プラットフォームやHDエディション等を含めた「5」系統は合計1290万本となる)
本作にはWii版(WiiU)は無いが、Nintendo Switch版(ただし、ダウンロード専売作品)があるがオルタナティブエディションと同内容になっていて、追加コンテンツがあらかじめ集約されている状態になっている。ストーリーや、難易度調整等の変更点は無いがゲームシステムの面では操作方法がSwitchの対応コントローラー向けに変更になっているという一点のみである。ただし、Switch版以外の他機種(PC、Xbox、PS3及びPS4ソフト版)版同士での対戦はできない。
作品の重要ポイント
本作で注目すべきなのは『バイオハザード_Code:Veronica』に登場したウェスカーが所属していたHive Capture Force(通称:HCF)という特殊部隊の所属元である謎の組織が明らかになる重大な作品となっている。
新たな死の商人と呼ばれる組織となるトライセルという複合企業団体が登場する。
初代バイオから謎の人物として画かれていたアンブレラの創始者であるスペンサーの素顔が(後にオンライン専用対戦バトルゲームバイオハザードレジスタンスに再登場)満を期して初公開された。
前作にてウェスカーの命によりエイダ・ウォンによって回収されたプラーガのサンプルをベースにした実験に利用し、トライセル社の研究者達と行い有機生物兵器を新たに開発する。ウェスカーを中心によりプラーガの改良型が作られているという事が次第に明らかになっていく。
本作の続編としては芹沢直樹による漫画版『バイオハザード マルハワデザイア』に5の後日談作品となる5と6間のストーリーがある漫画作品がオルタナティブエディションの発売後に発売された。Switch版でも操作方法以外はほぼ同じ仕様・内容である。
ストーリー
アフリカのキジュジュ自治区にて、ある生物兵器の密売がされるという情報をBSAAが入手した。ただちにそこへ向かうクリス・レッドフィールドの前に、今回の案内役である、BSAAアフリカ支部所属のシェバ・アローマが現れる。そして自治区に足を踏み入れるも、住民の様子がおかしい。それもそのはず、すでにバイオテロは始まっていたのだ。
知能を持つバケモノ達の襲撃をかいくぐり、BSAAを蹂躙する強大で巨大なB.O.W.どもの強襲もねじ伏せていく中、世界を脅かす強大な悪意が蠢き始め、そして放たれようとしていた。
そして果たされる感動と悲壮の再会、そして正義と悪意との対峙。ウェスカーの陰謀を、二人は打ち砕くことができるのか。
主要人物
- クリス・レッドフィールド
- シェバ・アローマ
- アルバート・ウェスカー
- ジル・バレンタイン(追加DLC及びマーセナリーズで操作可能)
- オズウェル・E・スペンサー
- エクセラ・ギオネ(マーセナリーズて操作可能)
- リカルド・アーヴィング
- ジョッシュ・ストーン(追加DLC及びマーセナリーズで操作可能)
関連タグ
マジニ プラーガ ンディパヤ族 トライセル(バイオハザード) ウロボロス(B.O.W.) バイオハザード アンブレラ(バイオハザード) バイオハザードシリーズ アフリカ
時系列
年 | 日付 | 出来事 |
---|---|---|
1998年 | 7月22日 | 黄道鉄道事件 |
7月23日 | 洋館事件 | |
9月 | Gウイルス争奪事件、追跡者(ネメシス)投入、アウトブレイクによるラクーンシティ崩壊。 | |
11月 | シーナ島事件 | |
12月 | アンブレラ南極基地崩壊 | |
2002年 | オペレーション・ハヴィエ、スペンサーレイン号ジャック | |
2003年 | アンブレラ終焉 | |
2004年 | 米大統領令嬢誘拐事件、テラグリジア・パニック | |
2005年 | ハーバードヴィル空港バイオテロ、テロ組織ヴェルトロ復活? | |
2006年 | “スペンサー邸突入作戦” | |
2009年 | “キジュジュ自治区バイオテロ” | |
2010年 | フィロソフィー大学バイオテロ | |
2011年 | 東スラブ独立運動、テラセイブメンバー拉致事件 | |
2012年 | マルハワデザイア、ヘヴンリーアイランド、イドニア紛争 | |
2013年 | 世界規模のバイオテロ | |
2014年 | 血塗られた復讐の物語 | |
2017年 | ルイジアナ州における謎の失踪事件 | |
2021年 | クリス・レッドフィールドがウィンターズ家を襲撃 |