概要
『バイオハザード ディジェネレーション』(Resident Evil: Degeneration)とは、カプコンのバイオハザードシリーズを原案とした全編フルCGの映画であり、「バイオハザード4」の後日談に位置付けられ、「バイオハザード5」に登場する新企業「トライセル」がわずかであるが登場し、5に繋がる重要なストーリーでもある。
音楽は菅野祐悟。
「ディジェネレーション」とは英語で「退化」「退廃」「病理の変性・変質」の意。
ゾンビの知能と自我、黒幕の倫理観、Gウイルスを投与された者の行き着く先を的確に表現したタイトルである。
ストーリー
2005年、製薬会社『アンブレラ』は、自社が開発した『T-ウイルス』により引き起こったラクーンシティ事件によって業務を停止され崩壊、しかしそれによりT-ウイルスをはじめとした生物兵器がテロリストの手に渡り、世界各地でバイオテロが発生していた。
事件の生還者であるクレア・レッドフィールドは、NGO団体『テラセイブ』に所属して世界中を飛び回り、バイオテロや薬害の被災者の救済活動に尽力していたが、ある日、ハーバードヴィル空港へ降り立った際に、利用客の中に1人のゾンビを発見し、そのゾンビに噛まれた空港警察官を皮切りに次々と感染者が増大し、空港は大パニックとなった。
これと同じ頃、アメリカ政府に対してテロリストからの犯行声明が届き、テロリスト達は政府が隠蔽している7年前のラクーンシティ消滅事件の真相を、大統領が公表することを要求し、要求を拒否した場合T-ウイルスをアメリカ全土へ撒き散らすと政府を脅迫してきた。
事態を重く見た大統領は、クレアと同じくラクーンシティ事件の生還者である直轄エージェントのレオン・S・ケネディをハーバードヴィルへ向かわせ、レオンとクレアはラクーンシティ事件以来の再会を果たすこととなる。
主要登場人物
関連動画
バイオハザードシリーズの大ファンであるフリーアナウンサーの鈴木史朗さんは、本作の公開に伴って作品を一足先に鑑賞し、感想を語っている。
関連タグ
本作⇒バイオハザード ダムネーション⇒バイオハザード ヴェンデッタ
インフィニットダークネス:本作の1年後を描いたCGアニメ。
時系列
年 | 日付 | 出来事 |
---|---|---|
1998年 | 7月22日 | 黄道鉄道事件 |
7月23日 | 洋館事件 | |
9月 | Gウイルス争奪事件、追跡者(ネメシス)投入、アウトブレイクによるラクーンシティ崩壊。 | |
11月 | シーナ島事件 | |
12月 | アンブレラ南極基地崩壊 | |
2002年 | オペレーション・ハヴィエ、スペンサーレイン号ジャック | |
2003年 | アンブレラ終焉 | |
2004年 | 米大統領令嬢誘拐事件、テラグリジア・パニック | |
2005年 | “ハーバードヴィル空港バイオテロ”、テロ組織ヴェルトロ復活? | |
2006年 | スペンサー邸突入作戦 | |
2009年 | キジュジュ自治区バイオテロ | |
2010年 | フィロソフィー大学バイオテロ | |
2011年 | 東スラブ独立運動、テラセイブメンバー拉致事件 | |
2012年 | マルハワデザイア、ヘヴンリーアイランド、イドニア紛争 | |
2013年 | 世界規模のバイオテロ | |
2014年 | 血塗られた復讐の物語 | |
2017年 | ルイジアナ州における謎の失踪事件 | |
2021年 | クリス・レッドフィールドがウィンターズ家を襲撃 |