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CV:小山力也

概要編集

NGOの元職員。35歳。

ラクーンシティの惨劇で妻子を失った悲劇をキッカケにクレア・レッドフィールドが所属するテラセイブに参加。

ウィルファーマ社のハーバードヴィル研究施設建設を知り、ラクーンシティ事件の再来を防ごうと激しい抗議活動を行ない、営業妨害と恐喝の罪で逮捕された末にテラセイブを解雇されてしまった。


前述の通り、妻子は既に亡くなっており、肉親は妹のアンジェラのみ。

かつては家族思いの善良な人物であり、過去に人命救助で仲間を危険に晒して落ち込んでいたアンジェラに対して「たった一つの命を救えない人間に大勢の人間の命は救えない」と諭していた。

ラクーンシティ事件以降は妻子を失った罪悪感から、すっかり心が荒んでしまい、上記の抗議活動へと繋がって現在に至る。

また、妹に累が及ばないための配慮からか、彼女とは3年前から連絡を絶っている。


序盤でハーバードヴィルのバイオテロが起きる直前に現場を通りかかった事から、事件の容疑者として浮上した。

その状況を見かねたアンジェラはレオン・S・ケネディと共にカーティスの家を訪れたが、既にカーティスはその場から姿を消しており、過去と決別するかのごとく自宅が燃やされていた。







※以下ネタバレ

























「ラクーンシティの惨劇が闇に葬られる事が許せなかったんだ…」

「政府が…事実を都合良く書き換える事が許せなかったんだ!」

「あの男に真実を知らされた時、俺は誓った。どんな手段を使ってでも真実を公にするんだと!」


何者かに爆破されたウィルファーマの研究所でアンジェラと再会したカーティスは爆発で重傷を負いながらも「事件を起こした理由」「自身の背後にいる黒幕の存在」をアンジェラに打ち明けた。

この時既に自身の体にG-ウイルスが注入されており、直後に駆け付けたレンジャー部隊に対し…


「今ここで真実を暴いてみせる! そう、俺のやり方でだ!」

「お前達は…その最初の目撃者だ!」

カーティス・ミラー

G-ウイルスの生みの親であったウィリアム・バーキンと同じくG生物へと変貌してレンジャー部隊とアンジェラ、レオンに襲いかかった。

変異の影響で自我や知能を失い、G特有の繁殖本能で遺伝子的に近いアンジェラに胚を植え付ける為に執拗に彼女を狙うようになるが、戦闘中にアンジェラが落とした家族の写真を見た途端に僅かながら自我を取り戻す。

最期はレオンに倒されて奈落の底へと落下した。


カーティスと結託していた黒幕の正体はウィルファーマ社の研究員であるフレデリック・ダウニングであり、彼からラクーンシティ事件の真相を聞かされてバイオテロに加担したのが一連の事件の背景であった。

もっともあくまで利害の一致に過ぎず、最終的にT-ウイルスワクチンを利用した計画を優先したフレデリックに裏切られて研究所を爆破された挙句、G生物となった自分すらも彼の計画の道具にされてしまったが、後に真相を知ったアンジェラの手でフレデリックが逮捕された。


エンディングではトライセル社の調査部隊によって肉体の一部を回収される事となった。


総括編集

黒幕の掌の上で踊らされた形とはいえ、罪の無い人々を巻き込んだ行動に関しては作中でクレアが言ったように決して許される事ではないものの、「ラクーンシティのような悲劇を二度と繰り返したくない」という気持ち自体はレオン達と全く同じものであり、そういった意味ではカーティスもまたアンブレラの犠牲者と言える。

権力者が自らの保身のために惨劇を隠蔽したために、似たような惨劇が繰り返されてしまったという点では、バイオハザードの顛末としてはあまりにも悲劇的と言える。もしもラクーンシティの真相が世間にきちんと公表されていれば、彼自身の破滅は避けられなかったにせよ、ここまで無差別な復讐には走らなかったのかもしれない。


彼の生き様は言うなれば、『人生をやり直せないまま怪物に成り果てたアレクサンドル(サーシャ)・コザチェンコIFの姿』とも言い換える事が出来る。


関連タグ編集

バイオハザード ディジェネレーション アンジェラ・ミラー フレデリック・ダウニング

G生物 バイオハザードの登場人物

哀しき悪役


グレン・アリアス…家族を失った過去が原因でバイオテロに走ったバイオハザードシリーズの敵役繋がり。

ビンディ・ベルガーラ…親しい者を失った事が原因でバイオテロに走ったバイオハザードシリーズの敵役繋がり。こちらもカーティスと同じく黒幕の計画に利用されていた。

アルフレッド・アシュフォードロット・クライン…同じく妹持ちであるが、前者の方は逆に妹がウイルスでクリーチャーとなった。

フィリプ…同じくG生物となった人物であるが、カーティスとは逆に主人公の味方となっていた。

ジャック・ノーマンイワン・ジュダノビッチ…同じく黒幕の掌の上で踊らされた道化のテロリストであるが、前者はカーティスと同様に黒幕に反旗を翻したのに対し、後者は自身が道化である事に気づかないまま命を落とした。

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