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G生物とは、(以下「G」)はG-ウイルスを接種した生物が変異した存在。

本来ならB.O.W.としての基準を満たしていない生物のため厳密にはB.O.W.ではないが、一応「バイオハザードに登場するクリーチャー」という点で親記事はB.O.W.とする。


G-ウィルスの概要

ハンクとフォーアイズ

G-ウィルスは、バイオハザード2において、前作に登場したT-ウイルスを上回る脅威として登場したウィルス。


大脳組織の壊死による知能低下と、新陳代謝の異常促進などに由来する回復能力の発達などにその効果の範囲を留めるT-ウィルスに対して、G-ウィルスはさらに、遺伝子に変化を起こして宿主に異常な変異・進化をもたらすという効果を持っている。そのため、一度感染した生物は自然変異を無限に繰り返し、予測不可能な変貌を果てしなく遂げていく。つまり、T-ウィルス以上に感染者を強化する恐ろしい能力を持つ。そのため、Tによって生まれるB.O.W.を超える生物を生み出すとして期待されていた。G-ウィルスのワクチンの名称は「DEVIL(デビル)」であり、その投与のみがG生物化への唯一の対抗手段である。


元々はアークレイ研究所にてT-ウイルスを開発していたアンブレラが実験体としてある少女を人体実験した際に偶発的に生まれた。以降、ウィリアム・バーキンの手によって研究が進められていった。


2019年の神谷英樹氏によるコメンタリー動画によれば、「G」とは「Golgotha」や「God」といった重要な単語の頭文字であり、宗教色を避けるために頭文字となったとの事。

ゴルゴタの由来はキリストが処刑されたゴルゴタの丘から。


ウィリアム・バーキンと「G」

合体William Birkin

無限の進化・変異をもたらすという特性は、安定した生物兵器を開発するというアンブレラの目的にはそぐわないものであり、リスクばかりが高い代物であった。そのため、ウィリアムが研究に没頭してしばらくすると、アンブレラはG-ウィルス研究の停止を求めるようになった。

しかし、ウィリアムはG-ウィルスの持つ無限の可能性に取り憑かれており、アンブレラの要請を拒否。両者の衝突は、アンブレラが特殊部隊を派遣しウィリアムを襲撃する、と言う形で幕を下ろした。


だが、死の間際にウィリアムはG-ウィルスを自らの体に注射し、G生物と化して特殊部隊を襲う。G-ウィルスはその不安定性ゆえに生物兵器の作成には用いられなかったため、これがG-ウィルスが戦闘を目的として生物に利用された初のケースとなった。

結果として特殊部隊は一人を残してG生物の前に全滅し、アンブレラはその生き残り=ハンクの手でかろうじてG-ウィルスを奪取するも、以降、G-ウィルスを利用した生物兵器を制作することのないまま倒産へと至った。


また、G生物が完全態となるためにはウイルスの持つ遺伝子情報と適合する遺伝子を持つ宿主でなければならず、更にその適合者となり得る候補は極めて数が少なく限られており(胚を植え付ける場合、適合候補は親子や兄弟といった血縁関係者に限定される)、『2』作中確認された完全適合者候補は、G-ウィルスを直接投与したウィリアム本人、胚を植え付けられワクチン投与を経て異形化せずにG-ウィルスとの共生に成功した娘のシェリーのみ。『RE:2』のファイルによれば自我や言語能力は数日間に亘って徐々に低下していき最終的には喪失と、予測不可能な進化以外に知能といった制御面においても量産にはまるで向いていなかった。


『RE:2』では発見出来る実験記録によると、被検体プールであった孤児院の子供たちも実験によってG生物化していたようだが、いずれも実験後に廃棄処分されたようで(ウィリアムの実験室に保管されていたGの生体サンプルは恐らくこの際のものと思われる)、G生物はこのバーキン以外には全くと言ってよいほど出現していない。


G-ウィルスによる変異の末に自我を失ったウィリアムは、無限に進化変異を繰り返す不死身の怪物となり、以降は生物にあって当たり前の繁殖本能から、遺伝子的に近い実の娘、シェリーに胚を植え付ける為に執拗に彼女を狙うようになる。

最終的に、レオン・クレア表編では第4形態、レオン・クレア裏編では第5形態にまで変貌を遂げて、プレイヤーの前に立ちはだかる。表では第2・第4形態とG成体、裏では第1・第3・第5形態と交戦しなければならない。


『RE:2』では第4と第5のみがルート限定となり、どちら側のストーリーを進めても第1~第3形態と戦わなければならなくなった。 Gの巨大眼球が弱点として設定されており、しっかり命中すれば1ST版ハンドガンやナイフでも(G2以外なら)倒せるが、逆に言えばマグナムやミニガンなど強力な銃器でも眼球を狙い撃ちする必要がある。なお第五形態以外は瀕死に近づくと眼球が赤くなるようになった。


第1形態

G生物(第一形態)センシティブな作品


「シェェリィィ…」「どぉこぉだぁ…」「殺してやるぅ…」

「たあぁぁすけてえぇぇ…」「やめろぉ…死にたくなぁぁぁい…!」


まだG-ウィルスと融合したばかりのウィリアム。娘の名前を叫びつつ鉄パイプ片手に眼前の敵を殴り殺していく。

人の形を保ってはいるものの、この時に既にG生物の最たる特徴ともいえる、右腕に大きな眼球状器官が形成されている他、太い鉄パイプを難なくもぎ取って武器にする怪力を持っている。

見た目だけなら右腕が肥大化しただけの人間だが、内部は既に浸食が進んでその肉体密度や質量は劇的に増加しており、タフネスもゾンビとは比較にならない。

だが、右半身の質量増加によって歪な体型となると共に体の重心が不安定になっているため、ゆっくりとよろめくようにしか移動できないという欠点もある。

この状態でも右手の爪は高い殺傷力を有しており、武装したハンク率いるU.S.S隊員の身体を容易に引き裂き死に至らしめる程で、鉄パイプによる振り下ろしは一撃でリッカーをグチャグチャの肉塊へと叩き潰す。プレイヤーが食らっても即死するので、声を上げて振りかぶったらすぐに距離を取ってかわすこと。周囲の鉄柵に攻撃を引っかけるのも有効(鉄柵に鉄パイプが当たった時点で攻撃がキャンセルされる)。また、戦闘が終了してもGが下水道に転落するまでは鉄パイプに当たり判定が生きているので、BGMが鳴り止んだら距離を取るべし。グレネードランチャーの場合、この形態のみ硫酸弾が有効。


また、『DC』では確認しやすいが、PS版の時点でも脇腹に新たな腕が形成されつつある。

『RE:2』にてデザインが見直され質感が一気に向上。筋組織が生み出され膨れ上がっているのがひと目で分かるほど生々しくなった。


なお、感染から数日が経過しほとんど混濁した状態であるが、この形態時でもある程度は言葉を発する事から、僅かに自我が残っているような描写がある。


時折『G』としての意識が前面に出るのか、右腕の眼球が開き、獣染みた咆哮を上げ、早歩きで追いかけてくる。(時間を置くと自我や移動パターンが戻る。以降は『G』とウィリアムの自我が時間経過でループする)

倒すと、ウィリアムの自我がメインになったのか、逃げるように下水へ落ちていく。


『2』のレオン表・クレア裏とクレア表・レオン裏で行動がそっくり入れ替わっていて、レオン表では留置場のベンに胚を植え付けたあと、クレア裏でアイアンズ署長を殺害しているのだが、これがクレア表・レオン裏になるとアイアンズ署長に胚を植え付け、ベンを直接殺害する格好になっている。『DC』及び『RE:2』ではクレア表・レオン裏をベースにしてこの入れ替わりは無くなっており、ベンを殺害するのはタイラントの役割になった。


レジスタンス』ではアネットの固有スキルとしてスレイブ化操作可能。『RE:2』と同じく普段のパターン状態の攻撃と移動スピードが遅く、凶暴を発動してG状態になると速くなる。


第2形態

G生物(第二形態)Resident Evil 2 remake✨🔫

バーキンの体内のG-ウィルスがさらに浸食し変異・進化を遂げたもの。鉄パイプを持たなくなり、衣服はズボンのみ残っている。

脇腹に形成された新たな腕が更に発達しているが、まだ完全には機能していない。右肩から新たな頭部・脳が出現し、ウィリアムのものは胴体左脇へと埋もれている。彼の脳組織は完全に停止しており、自我も記憶も失われ、『G』としての自我がメインになっている。上半身全体に浸食が及ぶとともに肉体のバランスが向上し、やや俊敏に動けるようになった。

劇中では神曲と名高いBGMと共に降下するリフト上で戦うこととなる相手。レオン編ではさらにロープウェイの上から襲撃してくる(このときは腕だけで攻撃してくる)ほか、機関車をぶち抜いてエイダを負傷させている(このとき、Gのぶち抜いた穴に向けてロケットランチャーを発砲すると、機関車内に透明なGが出現する。一応見えないだけで当たり判定があるので倒せるが、かなり耐久力が高く設定されている。また、表のG2戦だけでなく裏のG3戦でも可能)。また『2』のみある程度のダメージを受けると本来の頭部がせりあがり弱体化するという現象が起きる。


『DC』では、この形態の時に妻のアネットにワクチンを撃たれているが効果はなかった。更に面影として、埋没した彼の頭部以外に左手には結婚指輪が残っている。また、この時点で本来の脳は機能停止しているはずだが、このシーンではアネットを見て一瞬首を傾げるような反応を見せている。


グレネードランチャーの耐性が変化し、火炎弾の効果が高くなっている(硫酸弾も有効)。

『RE:2』は銃撃だけでは倒すことができず、コンテナクレーンの衝撃で下水道の底に突き落す必要がある。かなりダメージを蓄積させないと一回で落とすことは出来ず、コンテナが迫っている時にダウンから立ち直るとこちらを掴んで道連れを謀ってくる。


また、新しい頭部が形成される寸前の、まだ辛うじてウィリアムの脳で制御されていた段階の姿も登場しており、こちらではクレアとシェリーを追い詰めるタイラントを背後からの一撃で仕留める破壊力を見せた(結果的に彼は二度に亘ってシェリーを救っている事になる)。


余談であるが、この第2形態から下記の第4形態までの背面をよく見ると、左肩に向かって歪曲した脊髄(背骨)が体表に浮き出ており、恐らくこれは頭部が胴体左脇に追いやられたウィリアムのものと思われる。


第3形態

G3形態G第三形態

第2形態の状態からさらにウィルスが浸食し進化したもの。この形態以降全裸になる。

従来存在していた腕がさらに巨大になり、第2形態では胴体にくっついていた新たな二本の腕が完成し、4本腕の異形と化した。従来の腕は背面に移動し翼のように展開、第二形態時に僅かに見えていた右肩の目玉から分離した器官が、鋭いとげの様なものに覆われた器官(イメージ的にはミミズやナメクジの口)となって胸部に発達している。

そして新たな頭部が完全にその姿を現し、バーキンの頭部は左脇腹に残り滓のようにわずかに残るのみとなっている。


『2』では裏編で出現。主人公の体力が少ないと即死攻撃が飛んでくるので、体力はこまめに回復させるか、被弾しないよう立ち回りたい。グレネードランチャーは火炎弾が有効で、レオンの場合はマグナムかカスタムショットガンが大きなダメージを与えられる。


『DC』ではG2を倒した矢先にレオンたちの目の前で復活。腕がビキビキ大きくなっていく様は見ていて恐ろしい。

左右対称の肉体となると共に重心が安定。それにより、大ジャンプや後述する回し蹴りといった急速な体重移動を伴う行動が可能になった。第2形態よりも強化された敏捷性と巨爪による凶悪な攻撃を繰り出すほか、『DC』では回し蹴りというスタイリッシュな技すらこなす。弱点は第2形態と変わりない。なお戦闘BGMは第二形態と同じものが使用されている。


『RE:2』ではデザインに手を加えられた事で、より有機的かつマッシブに、棘に覆われた心臓部分の内部には無数のG生物特有の眼球が内包されているなどおぞましい姿にリデザインされている。序盤は、腰の左側と、背中部分にも眼球が発生しており、右腕の眼球を含めて全部潰すと一時的にダウンし心臓部分の弱点を曝け出す。追い詰められると全身から煙を出しながら心臓部分の眼球が常に露出した状態になる。戦闘エリアとなる研究所の生体培養槽にあるタンクを投げつけて辺りを火の海にしたり、壁を破壊してプレイヤーを巻き込もうとするなど周りの物を利用しつつもより力任せな攻撃を行うようになった。


『2』や『DC』までのスマートなものではないものの、昨今のゲーム・アニメなどのノウハウを取り入れたモンスターやクリーチャーとしての風格を印象づける姿となっている。


第4形態(2足歩行)

G生物(第3と第4の間の形態)

第3形態からさらに異形化し巨大な体躯へと進化を遂げた姿。表プレイではラスボスとなる形態で、天井を突き破り落ちてくる。

第3形態を更に大きく逞しくしたような姿で、見上げるような圧倒的巨躯を誇る。胸部の刺に覆われた器官は口に変化しつつある。

しかし、大きく重くなり過ぎた為か俊敏だった第3形態に比べて動きは緩慢になっており、攻撃方法も近付いてきて爪で引っ掻くだけという単調なものに劣化している。

ゲーム中でも対処は楽。だが時間制限があるので、有効武器であるグレネード弾やマグナム、カスタムショットガンで一気に方をつけよう。

ただし、一定までダメージを与えると下記に移行する。


第4形態(4足歩行)

G生物「第四形態)G第4形態

第4形態(2足歩行)に一定ダメージを与えると、その場でこの姿へと変貌を遂げる。巨大に発達していた腕を前脚のように使う、4足歩行の獣のような姿へと変貌している。 (主人公を捕食するという進化の方向性を得て最適化されたためか)

刺に覆われていた胸部の器官は大きな口になっており、頭部と一体化して、上半身全体が口のようになっている。新たに出現した方の腕を使って相手を捕食する。 これにより、巨大化によって得たパワーを維持したまま俊敏な動きを両立させることに成功している。

その場の環境や状況に合わせて急激に進化していくという、G生物の脅威を象徴している。


劇中ではトリッキーな動きと共に、作中一二を争う破壊力を持つ噛み砕き」という凶悪技を繰り出す。レオン・クレア表編のラスボスで、脱出する列車へと向かう主人公に最期の戦いを挑んでくる。動きが素早く時間制限もあるため、威力の高い武器で仕留めたい。有効武器は変化前と同じだが、カスタムマグナム・カスタムショットガンのいずれも隙が大きいので間合いを空けて撃たないと反撃を食らう。要注意。スパークショットも与えるダメージは大きめ。


『DC』では撃破されて奈落に落ちたかと思ったら速攻でよじ登ってきた。勢い任せにとびかかる攻撃でフロアをバキバキ壊しつつレオンたちを追い詰める。


G第四形態 RE:2Ver.

『RE:2』ではクレア編のラスボス(クレア2ndは中ボス)。外見がリデザインされ、4本の腕は再び2本になり、回復の為に捕食したゾンビ等と思しき腕が体中から垂れ下がっている。全体的に体が膨れ上がったことで頭身も低くなっている。厳密に言うと、2本が退化してただ付いてるだけの付属物になり下がり、残り2本が肥大化している。強靭な生命力を感じさせた4足形態への変化は無い。鈍重で単調な行動パターンとなっている(突進、腕の振り回し、飛び降り)など。ただし見掛け倒しの木偶の坊ということはなく、攻撃の範囲も威力も高いため(ステージの狭さもあるのだが)攻略する上では軽視は禁物。

『2』や『DC』とは異なり、この姿は進化ではなく第3形態での深手がG生物特有の回復能力で修復された結果によるものである。よく見ると脚部は半分以上骨が露出、変形しつつある腕や胴体の筋組織も所々に綻びが生じており、謂わば第4.5形態ともいうべき状態で、旧デザインでのコンセプトである「進化の暴走」というものがより顕著に表れている。


動きは『2』より遅く、4足歩行になるのは突進攻撃の時と瀕死の時のみになった。他の形態と同様、弱点である「目」を攻撃しないとたいしたダメージを与えられない。


第5形態

G生物(第5形態)G第5形態

第4形態で致命的なダメージを受け、巨大な口を使ってゾンビ等を大量に捕食した結果、より効率的に獲物を捕食できる形に進化し、これまでになく肥大化した姿。巨大な口と頭部の面影は残っているものの、ナマコやワームのような姿と化している。体は軟体動物のように柔らかく、腕は伸縮自在かつ強靭な触手へと変形し、地下鉄道の列車の中に潜り込んでラクーンシティから脱出したレオン、クレア達を奇襲する。『2』裏編のラスボスとして登場。


なんとバイオハザードシリーズならどんな敵でも一撃で葬るはずの最強武器ロケットランチャーの攻撃を受けても即死しないという特異な耐久性を兼ね備えている。


ただし体格が太りすぎたことで機動力や戦闘力は全ボス最低クラス。攻略も至って簡単で、戦闘開始と同時に主人公を反対の壁へと走って移動させ、手持ちの武器で一番威力のあるものを撃ちまくればよい。一応、グレネード弾、カスタムマグナム、カスタムショットガン等が通じるが、グレネードランチャーの場合どの弾薬でもそこそこ効果があるし、スパークショットもそれなりに効果がある。一応効果はあるので弾が残っているならロケットランチャーを全て撃ち込んでやるのもいい。ナイフクリアを狙う場合でも安全地帯があるので、そこからちまちまと削ってやるだけで良い(ただし、たまに安全地帯から押し出されるので注意)。なお体力が尽きてもさらに一発当てないと死なない。意識するヒマはないとは思うが要注意。

仮に負けてしまった場合、巨大な顎でゴリゴリ咀嚼されるという屈指のグロテスクな死に方をしてしまう。


最終的には列車の自爆システムが作動し爆発に巻き込まれた末にGはようやく完全に死亡した(実際にこの爆発がとどめを刺したのかは不明)。

なお、死亡する直前に爆発を悟ってか一瞬Gが目を見開く描写が入るが、これは『バイオハザード2』のタイトル画面そのものであり、ゲームクリア前とその後で印象が変わるニクい演出となっている。


『DC』では、既に『ウィリアム・バーキン』としての自我も人間としての発声器官すらも何一つ残っていないはずだが、なんと喋る。どの口で喋っているんだあいつは。\シェッリリリリリリィー/


『2』及び『RE:2』と違い触手での引っ掻きや瓦礫を使った攻撃をしたりと大幅に戦闘能力が向上している。制限時間もあるので前座のスーパータイラントで使ったロケットランチャーの弾が残っているなら使わない手は無い。

『DC』での戦闘曲は原作のラストバトルのムービー曲をアレンジした良曲なのだが、戦闘の激しさもあってゲーム中ではまともに聞くことができない。気になる方はサウンドトラックを買ってじっくりと堪能しよう。


『RE:2』でも裏編に相当する2ndのラスボス。攻略法は同じだが、弱点システムが導入されたため、強力な武器は口内に存在する眼球が露出してから使う方が無難である。レオン編ではロケットランチャー、クレア編ではミニガンの弾が残っているのなら残り全弾お見舞いしてもよい。ちなみに『DC』と『RE:2』での第5形態の末路はそこへ至る描写は違うものの、陣取った車両の連結を切り離されて地下施設の自爆に巻き込まれる描写となっている。直前に一瞬目を見開く演出も健在。

余談だが、このとき主人公に銃を撃たせなくても「弾が好きなんだろ?」等のセリフを口走る。


その他のG生物

G成体

Gべえ成体

遺伝情報が近いという理由だけで胚を植え付けられたものの結局適合が出来ず、胚の拒絶反応によって不完全のまま宿主の人間を殺して出てきたもの。アリゲーターと同じく『2』の中ボス的な存在。 手足の形や顔など、人間を不完全にコピーしたかのような非対称で歪な形状をしている。


異常な速度で育ち、まるで映画の異星人のように胸を突き破って出てきた後、人間大の大きさに成長した。ただし不完全なため、ウイルス接種で生まれたG生物にははるかに劣る。左腕の付け根が弱点で、ここを攻撃されると腕がもげて再生するまでもがく。グレネードランチャーの場合、硫酸弾が有効。マグナムやショットガンも効果が見込める。カスタムハンドガンのバースト射撃も有効なので、弾薬が豊富に入手できるカスタムハンドガンを使うのも良い。


「2」と「DC」の他『OB』にも出てくる。

『2』ではこいつ(及び裏編のG第1形態)との戦闘では引き返してタイプライター部屋に戻れるので、手持ちの弾薬があまりないときにボス戦に突入してしまったら、無理せず引き返して態勢を整えよう。

『RE:2』では他にもG成体が誕生してしまっており、なんと下水道ステージの敵として複数体も登場する。 この下水道ステージの一部の区間には、G成体の形成した内蔵か肉塊のようなおぞましい住処がある。

遠距離からG幼体を吐き出す攻撃の他、掴まれた場合は口から吐き出される液体を顔にかけられ毒をくらってしまう。

左肩にある巨大な眼球が弱点だが、中には肉腫のようなもので守られた個体もいる。

雑魚敵に降格した結果かメインストーリー以外にも登場するようになり、第4の生存者や、生き残れたかもしれなかった者たちにも襲いかかる。


G幼体

G成体が生み出すGの幼虫めいたもの。生殖能力はもたず、成長もしない。相手に取り付いて、頸動脈をピンポイントで狙ってくる。『2』の時点では3体以上に纏わり付かれ続けると一定時間後に即死する攻撃を持ち合わせていた。なお、設定イラストではこれ以外にも主人公にとりつくような細胞弾を使うという構想があったようだが、ボツになった模様。


『RE:2』では、『7』のリトル・クロウラーのごとく飛び付いて爆発する攻撃を仕掛けてくる。しかも厄介な事に時折毒持ちの個体が混じる事もあり、この個体の攻撃を受けると毒状態になる。


G変異体

『バイオハザードアウトブレイク』に登場。宿主との拒絶反応により飛び出した幼体が、成体へと成長する前に再び人間に寄生し、Gの細胞が宿主を取り込み融合するような形で誕生したタイプ。G成体に似た姿だが、こちらの方が幾分かより人間に近い姿をしている。成体同様幼体を周囲にばら撒きつつ近付いて殴り掛かってくる。誕生した経緯こそ成体と異なれど、生み出す幼体は生殖能力はなく成長もしないので、こちらもG生物としては不完全である。


カーティス・ミラー

カーティス・ミラー

CG映画『ディジェネレーション』に登場。

ウィリアム以外では唯一の完全なG生物で元アンブレラの回し者によってGウイルスを撃ちこまれた一研究者のなれの果て。


ウィルファーマ社の研究塔や戦闘員を散々破壊しまくった挙句、妹であるアンジェラに胚を植え付けようと襲いかかる。

レオンとアンジェラの連携で一度は倒されたかに見えたが、より巨大でおぞましい姿に変異して再び襲い掛かって来るという本家譲りのしぶとさ・強さを見せる。

しかし、変異から間も無いためかまだ意識があったようで、ペンダントの中の写真を見て一旦は自我を取り戻したりもした。

最終的にレオンによって撃破された。


死後、Gの細胞はサンプルとしてトライセル社に回収されるという皮肉な結末となった。


アネット・バーキン

センシティブな作品

没になったクリーチャーの1体。

文字通り、アネットが夫と同じG生物となった姿。

没であるため、当然本編には登場しないものの、『バイオハザード アーカイブス』などの各種メディアで設定イラストを見ることができる。


フィリプ

ドラマCD『生きていた女スパイ・エイダ』に登場。ウィリアム以外で完全適合に成功した一人。

フランス空軍の空挺兵で、バイオハザードで壊滅したロワール村にてエイダと出会う。

メディアの都合上詳しい姿形は不明だが、対峙したジャコブの「歪んだ顔」「膨れ上がった筋肉」との発言から、『バイオハザード1.5』に登場予定だった初期稿のGに酷似した姿だと思われる。

本作で知り合ったエイダを救うために自らGウイルスを投与、G生物となって黒幕を倒した。

そして、投与した後の事を考慮してあらかじめ作動させた爆破装置で自分をも葬り去った

時系列は『2』の後であるが、投与したG-ウイルスがエイダの所持品(ラクーンシティから回収した手土産)である等、正史と矛盾したパラレルと言える。


関連タグ

G-ウイルス

バイオハザード

クリーチャー

レオン・S・ケネディ

クレア・レッドフィールド

カーティス・ミラー


ノスフェラトゥ(B.O.W.)(バイオハザードシリーズにおける父親キャラがクリーチャー化した繋がり。ただしこちらは娘の陰謀で強制的にウイルスを投与されてクリーチャー化したという点が違う)

スキャグデッド(G第2形態同様新しい頭部が出現しているのが特徴的なクリーチャー)

パルヴァライザー(殺すほどに進化する、という点で同じ)

シン・ゴジラ(細胞レベルでの無限進化、それによる不死身。列車の爆発を受けたなどの奇遇な類似点も。また両者とも人間の科学により生み出された存在である。)

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