概要やで
CV:唐津麻勝俊
バイオハザード2の隠しモード「The 豆腐 Survivor」の主人公にして、操作キャラクター。
アイテム選択のメニュー画面での表記は「To-fu」で、クリア後にスコアが表示されるリザルト画面では「とうふ姿」と表記される。
前方が窪んだ直方体で、縦長い豆腐に独立した手が付属したような珍妙な容姿の謎生物。
とにかく存在自体が意味不明で、何故か関西弁で喋り、関連性が言及されているわけでもないのにタイトル画面では何故かS.T.A.R.S.のベレー帽を被り、しかも身体の豆腐は実際に食べることが出来る模様(実際スコアリザルト画面背景ではハンクが左上部分を切り取って湯豆腐にして食べている)。
ゾンビ他クリーチャーたち(豆腐自身が既に立派なクリーチャーだが…)も、その豆腐ボディはお気に入りのようで、人間を襲う時と同じように容赦なく殺しに掛かって来る。一応、HPが減ると赤くなるし(そのせいで瀕死になると形状と相まって鉄骨のようにも見える)、毒を食らえば毒々しい豆腐になる。
何故か主人公達よりも打たれ強くタフであるが、所持するアイテムに制限がある。武器はナイフ、回復アイテムはグリーンハーブ2つとブルーハーブ1つしか持っておらず、彼が登場する「The 豆腐 Survivor」の難易度を飛躍的に高める主要因となっている。
性格はなかなかに剛毅なようで、ゾンビに噛み付かれて自慢の豆腐ボディを齧り取られても「いてっ!」「なんやねん!」「なにすんねん!」などと終始軽い調子でツッコミを入れ、ゲームオーバーになっても「もうあかーん」「ほなさいならー」と軽く流すなど、シリアスな雰囲気をぶち壊しにする。
実態やで
…などと長々と書いたが、実際はデバッグ用のテストキャラクターであり、当たり判定を表示するための四角いポリゴンテクスチャである(そのためかかがんだ時などによく見ると、足元部分が少し地面にめり込んでいる)。凹の形をしているのは前方の向きを分かりやすくするためのものであり、「豆腐」という名前は当時のスタッフが呼んでいた通称である。
ぶっちゃけハンクと彼の登場する隠しモードを捩ったネタキャラであり、スタッフ間のお遊びの産物、兼極限を求めるヘビーユーザー向けの挑戦状である。
ちなみに、前述のリザルト画面に表示される「とうふ姿」という妙な表記は、開発中に本来ならば「とうふ編」と表記しようとしたものがフォントのバグで化けた、いわば偶然の産物である。
とはいえ、外見は紛れもなく「とうふ姿」なのでいちおうの意味は通っており、また開発陣からも「面白い」と好評だったためそのまま正式に採用した、という経緯がある。
なお、声を充てているのはエネミープログラムを担当したスタッフの唐津麻勝俊氏で、関西弁なのはこのお方の口調との事。氏は後にカプコンを退社し、現在は別のゲーム会社でプログラマーをされているとか……?
バイオハザードRE:2
「久しぶりやで~」
2019年1月25日、バイオハザード2のリメイク版『RE:2』と共に奴は帰ってきた。
担当声優はなんと退社したはずの唐津麻勝俊氏が続投(インタビューにてディレクターの一人である安保康弘氏によると、OBとして招き新録したとの事)。しかも、リメイク前よりもよく喋る。また、ゲーム中の無駄にカッコイイBGMは、豆腐モード固有のもの。
もともとはデバッグ用の白い四角柱であったが、今回はわざわざ本物の木綿豆腐をスキャンしてちゃんとした豆腐のグラフィックとテクスチャが作られており、よりリアルな形状と質感の「木綿豆腐」になっている。見事なまでの柱型に、後述する亜種の動画では「業務スーパーで売られてる紙パック入りの奴」ともコメントされている。
また窪みは無くなったが、代わりにキャラの向きを判別する役割を兼ねてか、今回はどんな状況だろうと決して落ちないS.T.A.R.S.(ジル)のベレー帽を被っている。
なお豆腐が武器を構える構図はオリジナルと同じだが、手が無いため宙に浮いている銃やナイフがちょくちょく体を貫通する。ついでに足音も「ポッパッポッパッ」といったファンシーな感じから「ポウンポウン」と弾むような感じに変わった。
捕まったり殴られるなどダメージを受けると、ボロボロに欠けていくが、それでもタイラントやリッカーに襲われてもグチャッと潰れない辺り結構頑丈かもしれない。と言うか、回復アイテムを使うと欠けた部分が瞬時に再生する。
相変わらずゲーム難易度は高く武装はナイフだけだが、今作のナイフは耐久値があり、複数所持しているものの全てが最初から耐久値が半減しているため、武器というよりは緊急回避用。回復アイテムはグリーンハーブとブルーハーブが一つずつ、レッドハーブ二つと、一度だけ体力を全回復、防御力アップまたは解毒一回が可能になった。
亜種やねん
なんと『RE:2』での『豆腐 Survivor』、条件を満たしていくと豆腐以外の亜種が増えていく。
見た目以外に装備武器やアイテム、声や喋り方、ロード画面のテキスト(内容は一見物騒なようで、豆腐の場合「水の品質が出来の決め手となる」など割と実物に関した説明がされている)やクリア後のCG(どれも装備にちなんでいる)も全て独自のものという拘りっぷり。
ちなみに、豆腐を含めヘリパイロットのナイトホークからの無線に返事をするが、だいたいあってない。「早く脱出しないと滅菌作戦でラクーンシティ諸共消されるぞ」と急かす無線に対しては、全員ちゃんと会話が成立しているが。\ホンマカイナ!?/
- こんにゃく(Kon-Nyaku)
「ま゛ぁあ゛かせとけえ゛ぇぇ~い゛!!」
声が野太く、火炎放射器とグレネードランチャーでゾンビを焼き払う、熱い装備武器同様の熱血野郎。他には破片手榴弾を六つ、回復はグリーンハーブと救急スプレーを一つずつと、豪快に見えて割と綿密なやり繰りが要求される。ごま豆腐ではない。
「や゛ぁってや゛る゛う゛ぅぅぅ~!!」
- ういろう(U-iro)
「オッシ、頑張ルゾ!」
回復アイテムを持っていないが、カタコトの日本語で「シバクゾ!」とガン積みの破片手榴弾を敵に押し込んだり投げまくる若手君。リッカーやG成体などの強敵にも対応出来るが、一方で素早い上に複数で襲ってくるゾンビ犬が天敵。羊羹ではない。
「マジカ」
- 杏仁豆腐(An-Nin)
「さぁ、頑張るでぇ!」
明るく甲高い声で大量のハーブを使い回復しながら、シングルアクションとオートマチックの拳銃を同じく大量の弾薬を用いつつ切り替えて進むムードメーカー(?)。緊急回避武器がナイフ一本しかないのもあり、豆腐を含めた亜種の中では屈指の難易度を誇る。消しゴムではない。
「オッケーでーす!」
- プリン(Pu-rin)
「おはようございマァス♥」
女性的でどこか色っぽい声の紅一点(?)でミニガンにロケットランチャー、テーザーガン、閃光手榴弾を二つと、回復アイテムを一際持っていないが重武装。ノーダメクリアを狙うなら、下手に突っ切るより丁寧に殲滅した方が楽かもしれない。カステラではない。
「お疲れ様デース♥」
外部出演や
初代バイオハザード(リメイク版)
声のみのゲスト出演。
洋館の研究所エリアにて、コンピューターで各フロアのロックを解除する際に、リメイク前でのパスワードを入力すると、エラーメッセージと共に豆腐の音声が流れる。(音声は『2』のもの)
ダークサイドクロニクルズ
今回は敵として登場。しゃべらない。
大量の豆腐を打ち倒すだけのモードでわらわらと沸いてくる。たまに焼かれて焼き豆腐になっている。ある程度撃つと動かなくなるが、残骸は移動中などに破壊することも可能。
動かない豆腐もあり、それをゾンビが食べている。
大量の豆腐が敵として向かってくる姿は正直シュールだが、数発食らったら死ぬ攻撃力があるため油断ならない。
…というか、単なる豆腐にどうしてこんな攻撃力があるのかはツッコんではいけない。
モンスターハンターワールド:アイスボーン
『RE:2』とのコラボにおいて、武器に装飾として取り付けられる「チャーム」の一種として登場。性能には影響しないものの、双剣や片手剣と同じくらいのサイズがあるうえに、グラフィック向上による豆腐感アップの影響でブヨンブヨン揺れるため、戦闘時でも非戦闘時でもだいぶ目立つ。
帽子とナイフを装備した『RE:2』版準拠のデザインで、装着時は「久しぶりやで〜」、装着した武器の抜刀時や攻撃時には「ほな行こか〜」などと喋り、狩り場の緊迫した空気を和ませてくれる。
関連動画やで
「ほな行こか~」
「やっぱナイフやで!」
こんにゃく
ういろう
杏仁豆腐
プリン
関連イラストやで
関連タグやで
イビー(B.O.W.)……豆腐のキャラ性能やゲームの特性上、最大級の脅威となる難敵。