すべての闇を、生き抜け
概要
今作は趣向の若干異なる3つのシナリオが用意され、新キャラ含む、総勢7人のバイオテロとの恐ろしく、そして過酷な戦いを描く。
シナリオはそれぞれ、レオン編、クリス編、ジェイク編と3人の主人公別になっており、シナリオは最終的に一つの物語として収束していく。 今回はチャプター1つの長さが非常に長く、1時間近くはかかる。
操作が若干5と異なり、体術による追撃や、タックル、スライディング、寝転び撃ち等、様々なアクションが追加された。5と同じくマルチプレイが取り入れられており、2人での協力プレイが可能。
余談だが、ここまで続いてきた本シリーズにおいて、中心人物であるクリスとレオンが顔を合わせるのは本作が初めてである(設定上は以前から面識があるが、描写はない)。
2019年秋にニンテンドースイッチ版が発売/移植された
2022年4月現在の世界売上は820万本、バイオ5と同数で並ぶシリーズ内で売上3位、だが「5」は別プラットフォームを合計すると1290万本、「6」は同計算で1050万本)
レオン編
繰り返される絶望
大都市、トールオークスで発生した大規模なバイオハザードに巻き込まれてしまったレオン。
しかも大統領までもがゾンビ化し、レオンはやむなく射殺。その後、同じくエージェントの
ヘレナとともに、街からの脱出を試みる。
パートナーはヘレナ・ハーパー。
久しぶりに登場する大量のゾンビを主に相手にしていくことになるシナリオ。
難易度は比較的低めだが、それでも油断はできない内容となっている。
クリス編
変異する絶望
半年前にとある事件で記憶を失ってしまったクリス。
病院を抜け出し、酒に溺れ荒れた日々を送っていた彼の前に、彼の捜索を続けていたBSAAの
ピアーズが現れる。クリスはかつての自分を取り戻すため、再び銃を取り、
ピアーズ達と共に中国の地に降り立つ。
パートナーはピアーズ・ニヴァンス。
新たに登場する強敵、ジュアヴォを相手に、BSAAのメンバーと共に立ち向かっていく。
相手が最初から銃などで武装しているため、レオン編よりも激しい戦闘が繰り広げられるのが特徴。
理不尽なまでのQTEの多さ、ホラー性皆無など不評が多い本作だがこのクリス編だけシナリオの評価はかなり高く特にEDはシリーズで一二を争うほどの人気
ジェイク編
迫り来る絶望
イドニア共和国で反政府軍の傭兵をしていたジェイク。
そんな彼の前に、突如現れる謎の女性シェリー。彼女から「自分は世界を救う存在」
と告げられるジェイク。そして二人の前に立ちはだかる謎のB.O.W.。
戦いの中で、彼は自らの内に秘められた衝撃の事実を知っていく事になる。
パートナーはシェリー・バーキン。
捕縛者から逃げる、バイクを使って追手を振り切る等、特殊なシーンが多い。
他の2つとは違った楽しみが味わえる内容となっている。
エイダ編
上の三人のシナリオをすべてクリアすると出現。
明かされていない謎、回収されてなかった伏線、あのきたないエイダはなんなのかが明かされる。
パートナーはおらず、PS3版・XBOX360版の発売当初は強制的にシングルプレーであった。
(アップデートにて、CO-OPでのプレイが可能に、また、CO-OPプレイ時のみパートナーとしてエージェントが登場する)
エージェントハント
クリア特典。プレイヤーがゾンビやジュアヴォなどのクリーチャーとなってレオンやクリスといったエージェントを狩る側として戦うモード。要オンライン対戦環境。
基本的に無限湧きに近い空間での戦闘を行うことになる。慎重に背後から襲いかかることや、無茶苦茶な乱戦に挑むことも可能で、ある意味バカゲー、そして「やられ役」のつらさと主人公の強さを肌で感じることができるモードである。
一応クリーチャー側は倒されても何度でも復活できるが、それでもクリーチャー側が不利なことには変わり無い。また、プレイヤーの操作するクリーチャーを倒すと高確率で全回復アイテムの救急スプレーを落とすため、迂闊な死亡はむしろエージェント側に利することになり易く、真面目に勝とうとするなら、容易には死なない慎重さまで求められてしまう。
しかし、そんな不利な状況をひっくり返してエージェントを倒したときの味は格別である。
スコアを競うマーセナリーズも健在。
武器
近接武器
その名の通り接近戦用の武器で、体術とは異なる固有の近接攻撃を繰り出すことができ、回避アクションが移動距離が短くなる代わりに隙が少ないスウェーへと変化する。従来作ではあくまでも弾薬節約用の補助攻撃手段に過ぎなかったが、近接攻撃の性能が歴代でも群を抜く本作においては、通常のゾンビやジュアヴォ程度なら十分主力足り得る。
サバイバルナイフ |
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レオン、エージェントの初期装備。固有近接攻撃は出が早く隙も少ないが、単発攻撃が多く、雑魚ゾンビやジュアヴォでも一度の攻撃では怯ませられないことがある。 |
コンバットナイフ |
クリスの初期装備。基本はサバイバルナイフと同様だが、クイックショットが前進しながらの2連斬りとなっているなど、一部異なる。 |
素手 |
ジェイクの初期装備。親父譲りの強力な我流格闘術で戦う。他の近接武器とは一線を画した攻撃能力や豊富なコンボ派生を有し、運用次第でコンバットゲージの続く限り、怯みさえすればボスでもハメることが出来る。一人だけ出るゲームを間違えたと言えるレベル。 |
スタンバトン |
シェリーの初期装備。電撃で威力を強化したハイテク警棒。他の近接武器のようにコンバットゲージを消費しない攻撃はないが、一部の攻撃には電撃による多段の追加攻撃があり、これを上手く利用すると特定状況下で驚異的な火力を発揮させられる。 |
ハンドガン
ウィングシューター |
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レオンの初期装備。小型。基本威力は全ハンドガン中最低だが、構え中△ボタンで二丁拳銃モードに移行可能。二丁拳銃モードは装弾数と速射性が強化されてサイト範囲も広まり、5連続までコンボ可能となったクイックショットによって優れた近距離制圧力を誇る反面、遠距離への精密射撃には不向きという欠点がある。 |
ピカドール |
ヘレナの初期装備。小型。基本威力は全ハンドガン中最高だが、クリティカル率は最低。また、速射性も他のハンドガンに一歩劣っており、より堅実な運用が求められる。 |
ハンドガン909 |
クリス、ジェイク、エージェントの初期装備。小型。「6」当時におけるBSAAの制式採用拳銃。全ハンドガン中最高のクリティカル率を誇り、特に妙な癖もなく扱いやすい。 |
トリプルショット |
シェリーの初期装備。小型。初期装弾数が全ハンドガン中最高で、構え中△ボタンでバーストモードに移行可能。バーストモード中はサイト範囲が広まって3点バースト射撃となり、ハンドガンとしての速射性も変わらないため、実質マシンガンに近い運用が可能となるが、精密射撃能力がガタ落ちする上に弾薬の消費も激しい。 |
マシンピストル
MP-AF |
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ピアーズの初期装備。大型。構え中△ボタンで、セミオートとフルオートの切り替えが可能。セミオートではサイト範囲が狭まって命中精度が上がり、ハンドガンに近い運用が可能。 |
AB-50 |
エイダの初期装備。小型。フルオートオンリーのオーソドックスな性能のマシンピストル。全武器中最多の装弾数を誇るが、威力・怯ませ性能共に低め。 |
ショットガン
ショットガン |
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レオン編、ジェイク編で入手可能。大型。ポンプアクション式のソードオフショットガン。全ショットガン中最高の最大威力と装弾数を誇り、拡散度の高さから攻撃範囲にも優れるが、速射性の低さから意外にも制圧力は高くなく、最大威力を発揮させるためには至近距離から急所を的確に狙い撃う必要がある。リロード時間も長い。 |
アサルトショットガン |
クリス編、エイダ編で入手可能。大型。警察・軍用向けに扱いやすく設計された自動ショットガン。威力こそノーマルのショットガンに劣るが、拡散度が抑えられてそこそこ連射も利くため、多少なら離れた距離からでも全弾命中させられる。リロード時間の長さは相変わらずだが、こちらは途中で中断させられるようになっている。 |
ハイドラ |
ヘレナの初期装備。小型。前作「5」にも登場した水平三連・中折れ式のアンティーク感溢れるロマンショットガン。装弾数は3発と非常に少なく、それに反比例するように他のショットガンを遥かに凌ぐ破格の速射性を誇る。また、クイックショットが射撃前に前転動作を伴う代わりに3連続までコンボ可能で、これで装弾をゼロにした場合には素早くリロードされる。ただし、同時に手に入るショットガンと弾薬に互換性がなく、弾薬の入手性も低い。 |
アサルトライフル
アサルトライフルRN |
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レオン編で入手可能。大型。バヨネット付きのアサルトライフル。基本威力が全アサルトライフル中最も高いが、反動が非常に強い。装備中は体術のいくつかがバヨネットを用いたものに変化し、それらに関しては威力も多少強化される。 |
アサルトライフルST |
クリスの初期装備。大型。オーソドックスな性能で特に癖もなく、扱いやすい。 |
アサルトライフルBC |
ジェイク編、エイダ編で入手可能。大型。構え中に△ボタンでグレネードランチャーに切り替え可能。アサルトライフルとしては速射性に最も優れ扱いやすいが、単発威力は最低。グレネードランチャーは単発式ではあるものの、リロードそのものはノーマルのグレネードランチャーよりは格段に早いが、弾薬は炸裂弾しか手に入らない。 |
スナイパーライフル
スナイパーライフル |
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ジェイク編、エイダ編で入手可能。大型。ポンプアクション式のスナイパーライフル。単発の威力に優れるが、撃つ度にスコープから視点が外れて排莢動作が入るため、速射性が低く隙も大きい。リロード時間も長いため、確実に当てていく必要がある。 |
セミオートスナイパーライフル |
レオン編、クリス編で入手可能。大型。排莢がオートマチック化されたスナイパーライフル。単発威力こそノーマルのスナイパーライフルに劣るが、装弾を撃ち尽くすまでスコープから視点を外さず撃ち続けることができ、速射性・リロード共に速い。ただし、それ故に狙撃に気を取られやすく、不意討ちにはより注意が必要。 |
アンチマテリアルライフル |
ピアーズの初期装備。みんな大好き対物ライフル。スナイパーライフルの中でも群を抜く単発威力を誇るが、一発撃つごとの排莢動作やリロードの長さもノーマルのスナイパーライフル以上という両極端な性能を有している。弾薬の入手性が低いため、使いどころを見極める必要がある。構え中△ボタンでサーマルモードへの切り替えが可能で、サーマルモード中は暗所での狙撃に威力を発揮する反面、逆に明るい場所では分かりづらくなってしまう。同時に入手可能なセミオートスナイパーライフルと弾薬の互換性がなく、弾薬の入手性も低い。 |
マグナム
ライトニングホーク |
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レオン編で入手可能。小型。バイオファンには馴染みの深い、安心と信頼のオートマチック式マグナム銃。性能に癖がなく、とにかく扱いやすい逸品。ただし、当然のことながら弾薬は貴重なので、扱いやすいからと無駄撃ちは禁物である。 |
エレファント |
ジェイク編で入手可能。小型。みんな大好きハンドキャノン。そのゴツい見た目に相応しい圧倒的な単発威力を誇るが、速射性は低く、リボルバー式なのでリロード時間も非常に長い。 |
その他
グレネードランチャー |
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クリス編で入手可能。大型。6発分の回転式弾倉を備えたグレネードランチャー。構え中に△ボタンで炸裂弾、硫酸弾、冷凍弾の切り替えが可能だが、リロード・切り替え共に完了までの時間は非常に長い。炸裂弾は高威力の爆発攻撃を見舞う純粋な攻撃タイプ、硫酸弾は特定の敵に隙を生じさせたり威力が大きく上昇する特化タイプ、冷凍弾は大部分の雑魚クリーチャーを凍結させて動きを封じる特殊タイプとなっているが、着弾時に範囲攻撃が発生する点は共通しているため、自爆やパートナーへの誤射には要注意。なお、硫酸弾や冷凍弾は使いどころが限られる上に入手性が低く、基本的には炸裂弾を撃つこととなる。 |
クロスボウ |
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エイダの初期装備。大型。ご存知矢を放つ武器だが、金属製の壁に軽く突き刺さるほどの出力を発揮する結構恐ろしい代物。構え中に△ボタンで着弾後一定時間で爆発するパイル矢への切り替えが可能。発砲音・着弾音がしないため、遠距離からのステキルが可能な唯一無二の武器で、何故かパイル矢の爆発音でも気付かれることがない。威力・クリティカル率も高く、ヘッドショットでジュアヴォ程度はほぼ一撃で葬り去ることが可能。また、ノーマル矢には吹き飛ばし効果あり、パイル矢も特性を利用することで地雷及び時限爆弾としての応用が可能、バック転と同時に放たれるクイックショットは緊急回避兼オートリロード付きと、見た目以上の高性能さを誇る。単発式でリロードも遅く、連射が利きにくいのが欠点。 |
ロケットランチャー |
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レオン編で入手可能。多くのタイトルで対ラスボス決戦兵器に抜擢されたお馴染みの武器で、今回のものは単発式のRPGタイプ。構えるとスナイパーライフル同様スコープ視点となる。やはり威力も攻撃範囲も全武器中最強。…とはいえ前作とは異なり、ラスボスにトドメを刺す時だけ入手・使用が限定された完全なイベント武器となっており、弾薬も一発しかない。当然ながら次周回への持ち越しも不可能。実戦で使いたいならマーセナリーズで。 |
関連動画
関連タグ
バイオハザード biohazard ResidentEvil ジュアヴォ
時系列
年 | 日付 | 出来事 |
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1998年 | 7月22日 | 黄道鉄道事件 |
7月23日 | 洋館事件 | |
9月 | Gウイルス争奪事件、追跡者(ネメシス)投入、アウトブレイクによるラクーンシティ崩壊。 | |
11月 | シーナ島事件 | |
12月 | アンブレラ南極基地崩壊 | |
2002年 | オペレーション・ハヴィエ、スペンサーレイン号ジャック | |
2003年 | アンブレラ終焉 | |
2004年 | 米大統領令嬢誘拐事件、テラグリジア・パニック | |
2005年 | ハーバードヴィル空港バイオテロ、テロ組織ヴェルトロ復活? | |
2006年 | スペンサー邸突入作戦 | |
2009年 | キジュジュ自治区バイオテロ | |
2010年 | フィロソフィー大学バイオテロ | |
2011年 | 東スラブ独立運動、テラセイブメンバー拉致事件 | |
2012年 | マルハワデザイア、ヘヴンリーアイランド、“イドニア紛争” | |
2013年 | “世界規模のバイオテロ” | |
2014年 | 血塗られた復讐の物語 | |
2017年 | ルイジアナ州における謎の失踪事件 | |
2021年 | クリス・レッドフィールドがウィンターズ家を襲撃 |