概要
『バイオハザード6』に登場する、同作内の世界における2013年時点でのアメリカ合衆国大統領。
元軍人であり、政治家に転身したラクーンシティ事件以降、世界各地で多発するバイオテロの脅威を排除することに、並々ならぬ情熱を注いでいる人物で、2011年に自身が直轄するエージェント組織『DSO(Division of Security Operations)』と、その統括とサポートを行う『FOS(Field Operations Support)』を設立している。
シリーズの主要人物であるレオン・S・ケネディをエージェントとして迎え入れたのは彼であり、政府高官時代にスカウトしており、レオンにとってはラクーンシティ事件以降からの恩人であり、旧友でもある。
ちなみに任期交代により就任したため、『4』のヒロインで、大統領の娘であるアシュリー・グラハムの父親とは別人である。
今や世界規模となったバイオテロの脅威と戦って行くには、その発端となったラクーンシティ事件の真相(アンブレラと合衆国政府の繋がり)を公表し、隠蔽されていた事実を全てを明らかにした上で、世界各国と協同で対処していくべきと考えていた。
そのため、『6』の開始直後、トールオークスにて事件の真相を声明として発表しようとしたが、ネオアンブレラと結託していた大統領補佐官で盟友だったディレック・C・シモンズの策略によりバイオテロに巻き込まれ、ゾンビ化して皮肉にも親友であるレオンに射殺される事となった。
なお、仮に事件の真相を公表した場合、作中でシモンズが語ったようにアメリカの権威が失墜するとの事であり、当の大統領は世界に大きな変化をもたらす可能性を覚悟した上で公表に踏み切ったと思われる。
しかし、それと同時に仮にシモンズが手を下さなかったとしても、他の誰かが声明を妨害していたのは想像に難くない。
大統領の死後、レオン達の活躍でシモンズの悪事こそ暴かれたものの、数少ない証人であった大統領が志半ばで命を落とした事でラクーンシティ事件の追及が困難になったようであり、実際『6』以降ではレオン達がバイオテロと戦い続けながらもラクーンシティ事件の真相究明に対しては完全に諦めていたように見受けられる。
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カーティス・ミラー…ラクーンシティ事件の真相の公表を望んだ者同士。