ピクシブ百科事典

ニンテンドースイッチ

にんてんどーすいっち

「Nintendo Switch」とは、2017年3月3日に発売された任天堂の据置型ゲーム機(据置機)。据置機であるが、後述するように携帯型ゲーム機(携帯機)としても使用可能という、いわば「据置機と携帯機のハイブリッド」ともいうべきゲーム機である。
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概要

2017年3月3日発売。
据え置き機型にも携帯機型にもスイッチ(切り替え)できるのが特徴。
かつてコードネーム「NX」として開発されていたが、2016年10月20日23時(日本時間)、日米同時に任天堂公式サイトにて、正式名が発表された。
本記事ではスタンダードモデル、HADモデル、有機ELモデルについて解説する。
NintendoSwitchLiteについてはこちらを参照

任天堂の据え置き型ゲーム機としてはWiiUに続いて2代目となるHD画質対応のゲーム機となる。PS4Xbox Oneと同じくテレビ用の出力ケーブルはHDMI端子のみとなっており、AV端子やD端子などのアナログ出力端子は廃止されている。
WiiUの反省からハードの開発段階で数々のゲームエンジンに対応させた設計になっており、UnrealEngine4(4.15以降)やid tech 6など、多くのゲームエンジンに対応している。同梱されているドックに本体を差し込む事で、HDMI出力によりテレビやPCモニターにゲーム画面を映せる。

2019年8月30日に「バッテリー持続時間が長くなった新モデル」(以下『HADモデル』)、
同年9月20日に廉価版モデルにあたる携帯専用のNintendo Switch Lite(以下『Lite』)が発売された。

2021年10月8日に「有機ELモデル」(以下『有機ELモデル』)が発売された。(公式サイト

特徴

本体

分厚いタブレット端末みたいな外観で側面にJoy-Conを取り付けるためのレールがつけられている。SoCやメモリなどいわゆるコンピュータ部はこの中に内蔵されている。
画面解像度は1280×720ピクセル(720p)
本体背面には吸気口と後述するテーブルモードで使用するスタンドがついている。(このスタンドはmicroSDカードのフタも兼ねている)
本体の底面にはドック等に接続するUSB Type-C端子が、そして本体の上にはディスプレイを手前にして左から電源スイッチ、音量キー、排気口、イヤホンジャック、カセット挿入口が搭載されている。
本体の電源を切っても給電を開始すると自動的に電源が入る仕様となっている。

ドック

後述するTVモードで遊んだり本体やコントローラーを充電するために使われる装置。背面にUSB3.0端子(現在は2.0。将来のアップデートで3.0に対応予定)・HDMI端子・ACアダプター用のUSB Type-C端子、側面にUSB2.0端子×2が搭載されている。

ネットワーク

無線LANはIEEE 802.11 a/b/g/n/ac準拠。任天堂のハードウェアとしては初めて(ようやく)5GHz帯での接続に対応し、多数の無線機器を使っている人でも安定したネット接続ができるようになった。

なお、有線LAN接続も可能だが、ドック自体にはLANポートが搭載されていないため、Wii・WiiU同様にUSBにLANアダプターを介して接続することになる。Wii/WiiU向けのアダプタも流用可能である。

HD振動

新しい試みとしてコントローラーにHD振動が内蔵されている。その振動は、箱の中で振ったサイコロの数を判別できるほど精細。例としてグラスの中に水と氷が一緒に注がれる感覚を実感することができる。
ゲームキューブのように重りのついたモーターを回して振動させるのではなく、音のような「波」で振動を作り出す「リニア振動モーター」が内蔵されている。

モーションIRカメラ

ジョイコンRにあるセンサーが手の動きや距離を認識して感知する機能。
例としてジャンケンのグー・チョキ・パーなどの動作にも反応する。
普通にゲームする際にはあまり目立たない機能だが「ニンテンドーラボ」にて本領を発揮する。

コントローラー

本体に着脱できる2つの特徴的なコントローラー「Joy-Con」を利用する。アナログスティックに加えモーションセンサーも備えておりWiiリモコンのような使い方もできる。
1プレイヤーでの使用のほか、左右それぞれを二人のプレイヤーで扱うファミコンスタイルのプレイング(通称・おすそわけプレイ)も可能。分離時には左右それぞれのコントローラーに、新たなLRボタン(SL・SR)が追加される。また、SL・SRボタンは本体同梱のストラップを装着させることでさらにボタンが押しやすくなる。
左スティックの下部にはスクリーンショットを撮影できるボタンがあり、アップデートで一部の対応タイトルではボタンを長押しした時点までの最大30秒間のゲームプレイを動画として保存可能になった。

バッテリー

本体・コントローラー共に充電式のリチウムイオン電池を搭載。専用ドックの他、本体はType-CのUSB充電ケーブルでも充電可能。コントローラーは本体に装着する事で充電できる他、別売りの充電機能を備えたグリップを使う事でも充電可能。稼働時間は、プレイするタイトルやプレイ条件によって変動する。バッテリーが経年劣化した場合、ユーザー自身の手で交換は出来ず有償修理となる。

OS

本体のOSについては一切非公開。ただし一部コンポーネントにFreeBSDやAndroid派生のものが使われていることが知財表記から明らかにされている。解析者によると、独自のマイクロカーネルOSで、3DS派生であるという。
同じくFreeBSDベースのOSを搭載したPS4とメニューの外観が似ているが、たまたまのようである。
メニュー画面は全て本体ディスプレイのタッチスクリーンで操作が可能で、コントローラーが無くてもアルバムやe-shopを見ることができる。

なお、WebブラウザはNetFront NXを搭載しているが、ユーザーが通常利用可能な機能としては提供されていない(SNS連携などWebインタフェースが必要な機能で使用している)。
ただし任天堂的にはブラウザをサードパーティアプリとして供給してもらうのは、セキュリティ面などの条件があるものの妨げるものではないとのこと。しかし今のところは誰も手を上げていない状況となっている。

三つのプレイスタイル

・TVモード

ミファーがゲームをする。


専用のドックに接続することで、HDMI経由で映像をテレビに映して従来通りの据置型ゲーム機として遊ぶことができる。
コンセントから電源供給するため本体もフルパワーで稼働することができ、最大1080p/60fpsの描画を可能にする。

・携帯モード

センシティブな作品


スイッチ本体に左右のジョイコンを取り付けた状態。
TVモードから電源をオフにしたりゲームを終了させたりする必要がなく、ドックから本体を引き抜くだけでシームレスに携帯機としてゲームを続行することができる。(逆も同様)

・テーブルモード

一緒にあそぼう


左右のジョイコンを切り離して、本体付属のスタンドで本体を立たせてテーブル等の平らなところに置いた状態。
近くにテレビやコンセントなどの環境がなくても、スイッチ本体のディスプレイをモニター代わりにすることで据置ゲーム機の感覚でゲームを遊ぶことができる。
このスタンドはMicroSDカードの差し込み口カバーも兼ねているのだが、折れないようにするためか割りと外れやすい構造になっている。
本体をテーブルに寝せてプレイする事も可能だが、背面の吸気口を塞ぐ形にもなってしまう為あまりオススメできない。
また、この状態だと充電ができないので、プレイ中は電池の残量に注意。

本体スタンドが心もとないと思った人達が、100円ショップで安価に売られているスマホまたはタブレット用スタンドがスイッチの本体形状故にマッチしている事に着目して使うのがSNSで見受けられるようになった。しかもUSB TYPE-Cケーブルで充電しながらでも干渉しない点が大きかった。
ちなみにダイソーではニンテンドースイッチ専用の任天堂非公認の非ライセンス製品となるが、「プロに差をつけろ」や「追い越せ」といったキャッチコピーで専用のアクセサリが幾つも発売されている模様。
その特性を活かして寝転んだままプレイできるようにする者もいる。

【落書き】一日一東方



なお、携帯モードとテーブルモードに共通する注意点としては通常のタブレット端末と違い、吸気口と排気口といった開口部があるので、スイッチの近くで飲み物等の液体がこぼれたりかかったりしないよう注意する必要がある。

特に任天堂からは使い方として言われていないが、このテーブルモードはモニタ+本体とした使い方を自由度の高い使い方と見出したユーザーもおり、「コンパクトなアーケード風筐体」を自作したりノンライセンス品で「VS筐体風」がリリースされたりしている。

また、一部ゲームソフト(特に縦STG)では縦画面表示がスイッチだけで可能である点が着目されている。

ゲームソフト

任天堂の新作ゲームソフトの一部は、「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」と「スプラトゥーン2」と「マリオカート8デラックス(WiiUからの問題点を改善した決定版であり完全新作ではない)」などが発売されている。この他他社よりMinecraftDQ10等が発売され、DQ11も対応を予定している。
また、他社の機種からドラゴンクエストヒーローズ魔界戦記ディスガイア5いけにえと雪のセツナがローンチタイトルで移植され、後にドラゴンボールゼノバース2Fate/EXTELLAも移植されている。その他にも、多くのサードパーティから多数の新作や移植作が発売されている。

任天堂作品を始め、様々なシリーズが新規作品、移植作品をリリースしており、その多くはシリーズ最高売り上げを更新している。
特に初期から現在に至るまでスイッチの普及に貢献し続けているシリーズ最高傑作(公式)の「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド外出自粛を味方につけた結果、流行語大賞にまで選ばれた「あつまれどうぶつの森過去にオミット(或いはリストラ)されたキャラクターが全員参戦、ゲーム史上最大のコラボ作品となっている(現在も更新中)大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALはニンテンドースイッチの主力作品として現在も売り上げが伸び続けている。

現状ではバーチャルコンソールには非対応だが、Nintendo Switch Onilne加入者はファミコンスーパーファミコンのソフトを追加料金無しで遊ぶことができる。
また、新しく「アーケードアーカイブス」が配信開始。ゲームセンターで稼働していたネオジオ格闘ゲームなどが、ほぼ当時そのままの形で配信されている。
2018年からは「SEGA AGES」が配信開始。ソニック・ザ・ヘッジホッグぷよぷよなどといったゲームを遊ぶことができる。この場合、各ゲームメーカー独自の立派なバーチャルコンソール配信と言ってもいいだろう。

また、PCを除けばソニーが展開する家庭用ゲーム機であるプレイステーション系列のみだった同人ゲーム東方Project」関連のゲーム、「東方紅舞闘V」、「不思議の幻想郷TOD -RELOADED-」等がプレイステーションから移植され、任天堂もついに同人のジャンルに踏み込んだ。
ただし「東方紅舞闘V」は原作東方Projectを基にしたファンフィクション二次創作作品であることに注意が必要である。原作・公式作品ではないことは作中でも複数機会で表明されている。これは「同人ゲームの一般家庭向けゲームハード機展開をサポートするプロジェクト」である「Play,Doujin!」を介したものであり、「東方紅舞闘V」ニンテンドーSwitch展開開始の時点では「東方Project」の二次創作作品は本プロジェクトを通してコンシューマー展開を行う。
また「同人ゲーム東方Project関連のゲーム」としたが、同現在時点では東方Project原作者である上海アリス幻樂団の単独制作による作品は任天堂ハードに加え先述のソニー系ハードを問わずコンシューマーでは展開していない。
『不思議の幻想郷TOD -RELOADED-』に関しては4月15日のニコニコ生放送で少し流れており、5月7日に開催された博霊神社例大祭にて先行体験出来るのだがあくまで技術検証の研究中のため発売される予定はなかったのだが研究が終わったのか前触れもなく、唐突に移植版が決まったとのこと。
とはいえ原作・二次創作問わず東方projectのゲームが任天堂ハードで遊べること自体これまでの任天堂ハードでは絶対にあり得なかったことであり、良い意味でファンに衝撃を与えたのは言うまでも無いだろう。しかもまだ移植や発売が増えつつある。
そして2021年、ついに東方Project本家の作品が公式にSwitchに移植されることが決定した
移植されるのは上海アリス幻樂団と黄昏フロンティアの共同開発作品の「東方憑依華」で、SwitchとPS4での同時発売である。
今後公式からどのような発表がなされるかは不明だが、任天堂も同人ゲームに対する敷居を次第に下げつつあるようだ。

また、2021年には同人作品でありながらムーブメントを起こした「月姫」のコンシューマ移植版が出る等過去に話題になった同人作品がスイッチにも出る等話題は欠かさない。

プレイステーション・ヴィータの展開終了が発表された2019年以降は乙女ゲーム。PC版(Steam版)だったアダルトゲーム(健全向け)の移植やリリースが相次いで登場している。

近頃、元々はPCなどのフリーゲームだったがDL専売で殺戮の天使やPS4版だったがSwitchに移植したドラゴンボールファイターズウィッチャー3。一年後にはDLCを全て収録されたキャサリン・フルボディ。DL専売の勇者ネプテューヌと新次元ゲイムネプテューヌVⅡなどの有名作品が任天堂ハードへと移植されている

CERO-Zの作品も任天堂ハードにしては多く、本体の初公開トレーラーの地点で『スカイリム』が登場し、その後も『DOOM』や『Wolfenstein』等(国内では)これまでの任天堂ハードではほとんど見られなかった過激なゴア表現が含まれているゲームも発売されている。

他機種でもリリースされたサードパーティソフトの場合、携帯モードでプレイできる点ではスイッチ以外は純然たる据え置き型ゲーム機である為、スイッチ版は携帯ゲーム機の感覚でもプレイできるのである。
さらに言うと縦画面のゲーム(特にアーケードゲーム移植作品のものに多い)は本体をそのまま縦にする事でオリジナルに限りなく近いプレイができたりもする。

ローンチタイトル


amiibo

amiiboについてはWii Uに引き続き対応。ジョイコンRのRスティック、スイッチ専用プロコントローラーの真ん中にNFC機能があり、amiiboICOCAなどのデータの読み書きを行うことが可能。また、amiiboを介してのみMiiを引き継ぐ事が出来る。

仕様

本体の性能については任天堂は非公開としているが、ハッカーたちの手によりいくつかの情報が明らかとされている。また、本百科事典ではあえて割愛しておくが、WikipediaのニンテンドースイッチのページではNintendoSwitch(オペレーティングシステム)にも解析された全容が本記事よりも多く掲載されているのでその他の専門的な事について詳しくはそちらを参照のこと。
※現時点では発売前であるため、有機ELモデルのスイッチについての仕様はあえて発売後までは掲載していないのでご了承下さい。また、有機ELモデルでは以下の仕様とは異なる可能性があるためそうご理解頂きたい。

SoCNVIDIA Tegra X1 カスタムSwitch向けにいくつか改良が施されている
CPUARM Cortex-A57 4コア+Cortex-A53 4コアbig.LITTLE構成
GPUNVIDIA Maxwell(GM20系統) CUDA GPUDirectX 12世代のAPIとVulkan及びFP16演算に対応
メモリ4GB LPDDR4→LPDDR4X(HADモデル・Lite)
ストレージ内部:eMMC 32GB/外部:MicroSDXC 最大2TBSDXCカードを使用する際には初回に限り本体のアップデートが必要
接続インターフェースBluetooth 4.1・USB2.0/3.0Bluetoothはコントローラーとの接続には3.0を採用している。
サウンドRealtek ALC5639リニアPCM出力 最大5.1チャンネルのサラウンドに対応

ハード

やはりというべきかWii Uから全体的に性能が向上している。
それでいてWii Uから大幅に小型軽量化しており、Switchのフルパワー稼働となるTVモードの最大消費電力もWii Uの75Wから39WACアダプタの定格より)と半分近くまで落とされている。
ゲームプレイ時でも11~14W程度(HADモデルは6~9W程度)とHDゲーム機とは思えないほどの省電力性である(因みに現地点で任天堂の家庭用ゲーム機の消費電力が単体で100Wを越えたものは存在していない)。
この省電力性の要因としては後述のモバイルプロセッサの電力効率や可動部を極限まで減らした(本体内蔵の空冷ファンのみ)ことが影響しているためだと思われる。

ハードはGeforceシリーズでおなじみのNVIDIA社との共同開発である。
心臓部のプロセッサはもちろん、ゲーミングAPIの「NVN」(解析者によると、Valkanに近いものらしい。最も使用意図からしてそうなるのは必然だが)や周辺機器などハード・ソフト問わずあらゆる部分を共同で設計しており、最終的に500人年もの労力を費やしたとのことである。(出典:NVIDIA の技術が任天堂の新ゲーム機「Nintendo Switch」に採用されました(外部リンク)
新型のHADモデルとLiteではCPUの微細化及びメモリの仕様変更が行われた事で消費電力が更に抑えられ、結果的に携帯モード時のバッテリー持続時間が伸びている。

プロセッサ

ゲームキューブ時代から続いていたIBMのCPUとAMDのGPUといった組み合わせではなく、上記したようにNVIDIAのTegraプロセッサを任天堂とNVIDIAが共同でカスタマイズしたものが搭載されている。
これは、ハードの要求仕様(持ち出し可能な仕様)上、電力消費が多いとバッテリーが早く切れるなど利便性が落ちるため、省電力でかつ高いパフォーマンスを発揮できるモバイル向けチップの搭載が必須となったためである。
GC時代のPowerPC G3アーキテクチャを魔改造してパフォーマンスを上げていたWii/Wii Uとは違い、既存のアーキテクチャをほぼそのままの形で採用しているため、ソフト開発が易しくなりサードパーティやインディーズの参入ハードルも低くなっている。
安定した性能を引き出しやすいアーキテクチャ故に他ハードからの移植も容易で、「ゼルダの伝説 BotW」の例では「最適化していない時点でWiiU版と同等のパフォーマンスが出た」とのこと。(出典:開発者が語る「ゼルダの伝説 BotW」のとてつもなく自由なゲームプレイはこうして実現した(外部リンク)

ちなみにTegraはこれまでNVIDIA自社製のAndroidゲーム機「Shield」やクレジットカード大のコンピュータ「Jetson」等に採用されている。
また、これまでCPUを提供していたIBMはサーバー特化に舵を切っており(2014年に半導体製造事業からは撤退しファブレスメーカーに)、同じくGPUを提供していたAMDもSwitchの要求仕様に必要とされているモバイル向けのIPを持っていない(特に近年はPC向けとサーバー向けのチップだけを開発している。モバイル関連はかつて「Imageon」というブランドのプロセッサを発売していたものの、Qualcommに売却してAMD自身は手を引いている。それが現在のSoC「Snapdragon」のGPU「Adreno」となっている)。

グラフィック

こちらはNVIDIA社のMAXWELLアーキテクチャを採用している。
MAXWELLアーキテクチャはグラフィックボード換算で言うとGeForce GTX 700番台及び900番台に属しており、現在のPCゲームなどでも快適に動作できるものとなっている。
携帯可能という制限がある以上、性能はパソコンなどに搭載されるものには劣るが、それでも十分な性能を備えており、「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」や「モンスターハンター」シリーズなどでそのグラフィック性能を余すところなく発揮している。
また、ゲーム用3Dエンジンとしては最もメジャーといってもよいDirectXの最新バージョンであるDirectX 12にも対応。ソフト開発の容易化に一役買っている。

メモリ・ストレージ

主記憶装置については某分解サイトの手によって上記したようにLPDDR4 2GBチップを2つ、合計4GBを積んでいることが確認されている。
新型のHADモデルとLiteでは容量は据置だがメモリの規格がLPDDR4の省電力版にあたるLPDDR4Xに変更されている。
補助記憶装置については32GBの内蔵ストレージに加え、容量拡張用のmicroSDスロットを搭載している。
容量はmicroSDXCカードの規格上限である2TBまで対応し、転送規格はUHS-Ⅰ(端子の数が増えていないUHS)まで対応する。
現在My Nintendo Storeにて512GBまでのMicroSDXCカードが発売されている。
セーブデータは現状では内蔵ストレージのみに保存可能。2018年9月に開始される有料サービス「Nintendo Switch Online」にてセーブデータをクラウドストレージに預けることができるようになる。

ソフト

メディアは任天堂の据え置きハードとしては約21年ぶりにNINTENDO64以来のカートリッジ式のゲームカードに変更された(これもハードの要求仕様上、駆動部のあるディスクメディアは不具合の元であることが大きい。実際に検討はされたというが、見送られたとのこと)。
また、これまでの任天堂は一つのハードでより多くのソフトを遊べるようにするためか前世代ハードとの互換性を重視する傾向にあったが、Switchはプロセッサの仕様やソフトメディアの形状等を大きく変えたため、3DSやWiiUなど過去の任天堂ハードとの互換性は一切ない、そのためか他社ハードを含めた各社の過去作品の移植が盛んである。

解像度・ディスプレイ

TVモード時は専用のドックに接続することで最大1080p/60fpsになる。携帯モードとテーブルモード時には本体ディスプレイの解像度に従い最大720p/60fpsになる。現時点では有機ELモデルの方については、ディスプレイ面の改良型としての情報以外は一切判明していないため、解像度は以下と同じなのかは不明。発売後にディスプレイ以外についても明らかになると思われる。

本体ディスプレイは発色が鮮やかで視野角が広いIPS液晶を採用している。
2017年のローンチからしばらくはJDIことジャパンディスプレイが供給していたが、同年の秋頃から台湾のAUOやinnoluxの液晶にチェンジしている。
但しIPS液晶から廉価なTN液晶に変更された3DSとは違い、こちらはIPS液晶を引き続き採用しているため、並べてじっくり見比べたりでもしない限り見映えの変化は気にならないレベルである。
最新型の有機ELモデルではスマートフォン・タブレットやテレビに多く使われる有機ELディスプレイが採用されている。

DSシリーズやWiiUのゲームパッドと同じくディスプレイはタッチスクリーンになっているが、駆動方式がDS・WiiUの抵抗膜方式からスマートフォンPlayStation Vitaでお馴染みの静電気容量方式に変更されており、同シリーズのタッチペンが使えなくなった代わりに2点以上のマルチタッチに対応している。
(DSシリーズのタッチペンは所謂『先っぽのとがったプラスチック棒』であり、圧力を感知する抵抗膜方式なら反応するものの、指先などに溜まった微弱な電流を感知する静電気容量方式では電気が通っていない為に反応しない)また、川島隆太教授監修「大人の能力トレーニング」に付いてくるスイッチ専用のタッチペンがセット及び別売販売で発売された、静電気が溜められるペン先を採用したタッチペン。

オーディオ

当初はイヤフォン端子でイヤフォンやスピーカーに繋ぐかHDMIでテレビに接続する事でしか外部に音声を出力するしかなかったが、本体バージョン13.0.0からは社外USB接続型Bluetoothレシーバー無しでBluetoothオーディオ接続が可能になった。ただし、これまでコントローラー接続にしか使われていなかった為、Bluetoothオーディオを使用すると、無線コントローラーは二台まで・ローカル通信ではBluetoothオーディオがオフになる。
プロファイルはA2DP、コーデックはSBPに対応しているBluetoothオーディオ機器が条件である。その為遅延が発生する事もある模様。

Nintendo Switch Onilne

本機からネットワークプレイが有料化された。支払いは「クレジットカード」「PayPal」「ニンテンドーeショップの残高」のいずれかから選ぶ事ができる。

トリビア

本機の位置づけ

任天堂はSwitchを据え置き型ゲーム機、Liteを携帯ゲーム機と位置付けているが、発表当初は「NX(Switchのコードネーム)は3DSWiiU後継機ではない」と述べていた。
これはかつてニンテンドーDSで行われた第三の柱構想と同じもので、もしSwitchが失敗しても3DS・WiiUの後継機でリベンジするという作戦であった。
しかしSwitchの展開が開始されたのと同時にWiiUは生産が終了し、Switch市場が拡大していくのに反比例して3DS市場は縮小されていった。そして2020年になると3DS・WiiUは共に本体生産・新作ソフト発売が終了し、市場は完全にSwitchに移行した。

味付きソフト

ゲームカードには誤飲防止を目的に、ギネスブックにも登録されている苦味成分『デナトニウムベンゾエイト』が塗装されている。これを知るや否や発売後ゲームカードを舐める人が続出し、別方向でも注目されるようになった。口に含んでも害はないが、故障の原因になるので良い子のみんなは絶対真似しないように!

ニンゴジラ!?

私のスイッチがー!!


My Nintendo Storeにおいて任天堂の想定以上にニンテンドースイッチ予約のアクセスが殺到した為にアクセス過多エラーが表示されたのだが、そこでは「非常にゆるキャラな謎の怪獣」が表示された。
京都タワーっぽい建物とビル群に現れたこの謎の怪獣をネット上ではシン・ゴジラにかけて「ニンゴジラ」と話題になった。ちなみに任天堂によると特に怪獣に名前もなければ京都タワーを意識しているわけでもなく、ただのエラー表示のキャラだとの事。

USB端子の使い道

USB Type-CからUSB Type-Aに変換するアダプタがある場合、別売りのLANアダプタを使ってSwitch本体にLANケーブルを接続するという荒業も可能である。同様に、スマホ用の充電ケーブルを使えば、スマホの充電も出来る。なお、本体設定で「Proコントローラー接続のオンオフ設定」があるが、これをオンにすると市販のPC用のUSBコントローラーが使えるようになる。ドックへの接続はこのType-Cを介して行われる。

ゲームキューブコントローラ

本体バージョン4.0以降大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U用の周辺機器「ゲームキューブコントローラ接続タップ」を付ければ、ゲームキューブのコントローラーが使えるようになる(ゲームによって操作しにくいものもあるが操作する事自体は可能。コントローラーの表記は「USB」である)。
ちなみにGCコントローラーは2018年12月に発売された大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALにて正式対応。それに合わせてなんとオリジナルのGCから4回目となる新デザインのGCコントローラーと接続タップが発売されている。

コントローラーから音

Switchのコントローラーに搭載されているHD振動は使い方次第で効果音や音楽を流すことができる。
例としてはあるソフトにてある条件を満たすと聞くことができる(TVモード限定)。

ハッキング

Switchは歴代のゲーム機の中でもかなりハッキングしやすいゲーム機だと言われている。
これはSwitchのブートローダー(本体を起動する際に読み込むプログラム)に修復不可能なセキュリティホールが存在するのと、Switchに搭載されているSoCのベースとなった「Tegra X1」を搭載した開発キット「Jetson TX1」を使うことでSwitchの内部仕様や脆弱性をより深いところまで解析することができるからだと言われている。

PS4上でLinuxを動かしたハッカー集団が、SwitchでもLinuxを動かすことに成功している。
当然ハードウェアのハッキング行為は「改造」と見なされてしまうので、修理の拒否はもちろん、オンラインサービスにアクセスできなくなってしまう(いわゆるBANされる)恐れがあるので行う際は自己責任で。

なおHADモデルでこのようなハッキング行為とその流布は2020年6月時点では確認されておらず、微細化に伴う設計変更の際に不具合等も修正された模様である。流石にそのまま放置とするわけには行かなかったようだ。また、後に発売される最新型の有機ELモデルでも本文と同様と思うべき重要点でもある。

システムメニューについて

WiiUのシステムメニューは立体感・透明感のあるアイコンや背景を採用し、全体的に豪華な雰囲気になっていたものの、その分リソースが肥大化しており項目を選ぶ度に長いロードが発生していた。
その反省を踏まえてSwitchでは極力シンプルなフラットデザインを採用し、徹底的にリソース・ロード時間を削ぐ工夫がなされている。
また、ソフトを消去する時などユーザーに選択を迫る際の画面では

ソフトを消去します。
消去したソフトはニンテンドーeショップから再ダウンロードできます。

キャンセル消去する

といった具合に「この操作で何をするのか」といった部分の文章を最上面に配置し、実際にアクションするボタンを右下に配置する事で、左上から右下と横文字文章の斜め読みに合わせた配置になり、パッと見ただけで内容を理解できるようになるという工夫がなされている。
また選択肢の文も「はい/いいえ」を使わず「○○する/キャンセル」にすることで、選択時の混乱を防ぐようになっている。

セーブデータの消去や本体の初期化など取り返しのつかない操作を行う際は、「最後の選択肢で背景がボカされ、不気味なSEと共に警告文が表示、少しのラグを置いてアクションするボタンが目立つ色で表示される」といかにも重大な選択である事が分かるような作りになっている。

自前の無停電電源装置

据え置き型ゲーム機(と言うよりコンセントから電気供給する機器全般)の大敵と言える急な停電だが、Switchは停電によって電気供給を断たれた際、ドックから引き抜かれた時と同じく携帯モードで動作を継続させるため「突然の電源オフによる本体の故障及びデータ損失」のリスクが最小限に抑えられている。
流石に停電を感知してゲームにポーズをかける機能までは搭載されていないので、即座にプレイヤーの手でポーズをかけるか急いでjoy-conを本体に取り付ける必要がある。

第二のNINTENDO64

上記したCortex-A57とCortex-A53は64bitで動くCPUであり、ここから見ていくとSwitchはNINTENDO64以来の64bitの任天堂ハードとなる。
…ただそのN64はほとんどのソフトが32bitで動作していたのでハード・ソフトともに64bitで動作する任天堂ハードはSwitchが初になると思われる。
(GC~WiiUも浮動小数点演算は64bitで動作していたが、基本は32bitで動作していた)

ファミコン以来の本体へのコントローラー格納

Joyコンはまさにファミコン以来本体にコントローラーが格納できる上に1コン・2コンの役割を果たし、なおかつ携帯モードではそのままプレイができる。ちなみにJoyコンのL・Rは実はファミコンのコントローラーを格納した時とボタンの位置がそっくりである。

謎の設定

本体設定には「画面の色合いを変える」というものがある。「なし」だと通常で、「色を反転」だと一切の画面表示の色が反転し、「グレースケール」だと完全にモノクロ表示となる。なお「色を反転」「グレースケール」を設定してシェアボタンでスクリーンショット撮影・動画撮影には反映されない。過去にゲームボーイカラーではモノクロタイトル起動時にプリセットされたカラーパターンが切り替えできる機能はあり、反転モノクロパターンもあったが…。
グレースケールは実にゲームボーイ以来のモノクロ表示とも言える。

では、この謎機能は何の為、誰の為にあるのかと言うと実はこの色の反転やグレースケールは色覚異常の人の為にある設定だという。

ブーストモード

有志の解析によると携帯モード時に通常よりも高いクロック周波数で動作しているソフトが存在している模様(通常時が307~384Mhzでブーストモード時が460Mhz)。
ローンチの年では『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』や『スーパーマリオ オデッセイ』など一部の任天堂ソフトのみが対応していたが、2019年に発売された(日本では)知る人ぞ知る残虐格闘ゲーム『Mortal Kombat 11』がサードパーティで初めてこのモードを採用したと報じられ、ユーザーの間で話題となった。また、今後発売されるゲームソフトの中にも採用される可能性がある。

初期型とHADモデル

バッテリー駆動時間が増えたHADモデルはパッケージが赤箱になった為事で一目でわかるのだが、本体自体のデザインが初期型とほとんど変わらない為、外観だけでは一目見てもわからない。
実はHADモデルは本体の裏に記されている型式番号がHAC-001(-1)になっている為、ここを見ると違いがわかるようになっている。有機ELモデルの型版は現時点では不明。

消えた十字キー

ゲーム&ウオッチのドンキーコングから始まった「十字キー」の標準搭載がついにSwitchで姿を消してしまった。これはジョイコンを単独のコントローラーにする為だったと思われる。
ただし、ジョイコン(L)の独立した方向ボタンが機能自体は十字キーの役割を果たしている(おすそ分けプレイとして使っていない時)。
…しかし、携帯に特化した「Lite」ではジョイコンでは無くなった為か復活している。


岩田聡形見

発表は2015年の3月であり、当時の任天堂社長の岩田聡が亡くなるほぼ直前での発表であり、さらに隠し操作で彼が開発に関わっていたファミコン版『ゴルフ』が遊べる事から本機は岩田の形見となる。
…ただし現在は本体アップデートにより遊べなくなってしまっている。
また、開発コードネームの『NX』も岩田が命名したものである。岩田自身はこの由来について語るつもりだったらしいが、語らないまま他界してしまったため、岩田の後任の君島達己を始めとした経営陣や開発者もこの由来を誰も知らないという。

低い前評判

2021年現在、今でこそ人気ハードとなっているが、発表された2016年時点では、あまり高い評価を得ていなかった。特に、それまで家庭用ゲーム機では例のないタブレット型であったことと、3通りもの遊び方が可能な点が、むしろ不安材料とされた。スマートフォンが普及した現在、「携帯と据え置きを兼ねるタブレット型のハード」というのは、据え置き機としても携帯機としても中途半端なものと見られたのだ。

ニンテンドースイッチの正式な発表は、日本時間の2016年10月20日深夜に行われた。翌日、任天堂の株価は、一気に6.55%も急落した。

しかし、いざ発売されると、その前評判が嘘だったかのように注文が押し寄せ、入荷待ちが当たり前の状態が発売から今に至るまで続いているうえ、ドラえもんなどの世界観が現代のテレビアニメや漫画作品などでスイッチに酷似したゲーム機で遊ぶキャラまで出てくるようなゲームボーイを彷彿とさせるヒット商品となった

外部リンク

公式サイト

関連タグ

任天堂 ゲーム機 ニンテンドーラボ NintendoSwitchLite
ニンテンドーSWITCH NintendoSwitch有機ELモデル NintendoSwitch:表記揺れ。

WiiUニンテンドースイッチ

ファミリーコンピュータ:本体にコントローラを格納できる点が同じだが、スイッチは格納だけに留まらない所で相違点がある。
ゲームボーイアドバンス:過去に発売していた携帯ハード。Switchの携帯モードで遊んでいるときの感覚が歴代携帯ハードの中で最も近い。
Wii:Switchを越える売上を叩き出した任天堂据え置き型ゲーム機。

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