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モータルコンバット

もーたるこんばっと

『モータルコンバット』(MORTAL KOMBAT)とは、アメリカ産の対戦格闘ゲームである。通称「モーコン」。
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※親記事は後述事情でワーナーブラザーズにしております。


概要編集

1992年アメリカミッドウェイゲームズ社(2009年に倒産、倒産後の買収により現在はワーナーブラザーズが権利を保有している)からアーケード版でデビュー。


タイトルのMORTAL KOMBATとは『死闘』の意味である。本来の綴りは『MORTAL COMBAT』なのだが下記する理由で「C」を意図的に「KILL」の「K」に変えている。


シリーズ1作目からFATALITYの存在で一躍有名になり、こんにち、アメリカ、ヨーロッパでは新作が出るたびミリオンヒットをたたき出すというビッグネームになっている。

ちなみに日本ではグロすぎるなどの理由であまり人気が出なかった。

……とはいえ日本でも愛好者は少なからず存在し、MKシリーズ愛好者たちのことをモータリアンと呼んでいる。


ちなみにFATALITYの日本語版は「究極神拳」。某世紀末格闘漫画アレに似ている気がするが誰も気にしない。

このFATALITYは1作目からかなり強烈なものがそろっており、特にサブゼロ脊髄ぶっこ抜き(英名Spine Rip)は当時人権保護団体や合衆国上院議会でも取り沙汰され、北米版のCEROとも言えるエンターテインメント・ソフトウェア・レイティング・委員会(ESRB)の設立の一因となった伝説を残している。

なお過激なFATALITYばかり目に付くゲームだが他にもレントゲンのような映像で相手の内臓を粉砕する演出が入るX-RAY MOVE(いわゆる超必殺技)を始め、そもそも通常攻撃からして急所貫通など常人なら死に至りそうな攻撃をするなどオーバーなゴア表現がこれでもかと言うほど詰め込まれている。


近年は格闘ゲームとしての完成度も高くなり、EVOを始め各国のeスポーツシーンにその名が出てくるようになった。動画サイトでその内容を見ることもできるが大抵の場合FATALITYをはじめとした残虐描写はカットされてないため検索したり、閲覧する際は要注意。


初期(初代~『MORTAL KOMBAT TRILOGY』まで)のグラフィックは実写取り込みでモーションをコマ撮りし、そこからアニメーションパターンを作成していた。日本ではほとんど用いられなかった手法であるが、海外のゲームではよく使われていた。


シリーズ編集

※モータルコンバットはスピンオフ作品も何作か出ているがここでは主に正規シリーズのみを挙げている。


モータルコンバット/MK、MK1('92)編集

シリーズ1作目なので操作性やゲームバランス等で荒削りな部分も目立ったが、このころからすでにシリーズの基盤は出来上がっており、FATALITYの演出も当時としては強烈なのがそろっていた。とりわけ上記したようにサブゼロが披露した背骨ごと相手の首を引っこ抜くFATALITYが様々な方面から叩かれてしまい、家庭用に移植されたときには規制(特にスーパーファミコン版)がかけられた(メガCD版を除く)。

尚、AC版は1993年3月にタイトーが正規輸入代理店となって日本のAC市場で稼働が開始されている。(※日本での正規輸入は『Ⅱ』まで。『3』、『UMK3』、『4』のAC版は一部の基板業者から並行輸入の形で入ってきたものが事情を知る極一部の店舗だけで稼働していた。)

アメリカのストロング国立演劇博物館が毎年選定する「ビデオゲームの殿堂(World Video Game Hall of Fame)」にて、2019年の殿堂入り4作品の1つに選ばれている。


モータルコンバット2/MK2編集

FATALITYの数が増え、演出も強化された。そしてステージの仕掛けを使って止めを刺すStage FATALITY、相手を赤ん坊の姿にするBabality、相手を虐殺せず、逆に友好を示すFriendshipが追加された。

移植作はどれも表現(主にグロ方面)やサウンド云々が一長一短なものばかりだったが、後々発売されたPlayStation 2/Xbox用ゲーム「モータルコンバット・ショウリンモンクス」にてついに完全移植が実現した。

ちなみにSFC版(日本国内版)では血の色が緑に変えられ、FATALITYの際モノクロになるが逆にこれはこれで生々しさが増しているとの評。SNES版はこれらの表現変更はない。

モータルコンバット3/MK3編集

スコーピオンキタナなど色違いキャラがリストラされた(サブゼロはマスクを取っただけ)。そのかわりにサイボーグや悪霊などの新キャラが登場。また前作の演出がいろいろ言われたのか露骨な人体欠損シーンが控えめになってる。

因みに、日本語版のナレーションには声優の麦人氏を起用している


アルティメットモータルコンバット3/UMK3編集

前作でリストラされたキャラが人気キャラばかりだった故、『3』のリストラキャラを復活させ、追加要素も投入されたアップデート版。通称『UMK3』。

こちらが『3』の完全版だけあって、多くの機種に移植されたがその中で特に問題作になったのがゲームボーイアドバンス版。ゲームボーイアドバンス版はグラフィックこそ綺麗なものの、敵は容赦なくガンガン攻めてくるのに対し、プレイヤーは少ないボタン数で「どないせいっちゅーねん!」という状態に陥り、海外のゲーム雑誌Electronic Gaming Monthlyにて0点評価を受けた。

因みに同じく任天堂ハードになるNintendo DS版では良移植と好評である。


モータルコンバット・トリロジー/MKT編集

トリロジーという名が物語るようにこれまでの3つの作品の集大成である。実写取り込みのモーコンはこれが最後(外伝作を含めれば『ミソロジー・サブゼロ』が最後)であり、同時に日本での家庭用ゲーム機版の発売もこれが最後になった。

ハードはPlayStationセガサターンNINTENDO64(他にWindows/MS-DOS版やTiger Electronicsのハードである「R-Zone」や「Game.com」版も存在する。但し後者2つは完全に劣化移植版である)。

PlayStation/セガサターン版とNINTENDO64版で内容が若干異なっている。

PlayStation/セガサターン版はキャラクターが多く、演出も豪華だがロードが長く多い。シャン・ツンの変身でフリーズすることもある(開発側もこれを見越していたのかオプションで制限することができる)。

NINTENDO64版はロード時間は皆無でフリーズも発生しないが容量の関係上若干キャラが減っており、音質も劣化している。

豪華さと快適さで一長一短になっているのでどっちをとるかはプレイヤー次第。


モータルコンバット4/MK4編集

シリーズ最後のアーケード版となった。

実写から3Dポリゴンに変更された。それに伴い表現の露骨さも緩和されたのか、脊髄ぶっこ抜きなど過激なFATALITYが復活した。またステージも2Dから3Dになったことで爆発の演出などが強化。

画面に血糊やちぎれた生首が飛ぶのは印象的。

本作もNINTENDO64とPlayStation、Windowsに移植されているが、「トリロジー」とは違いプリレンダリングムービーやロード時間の有無を除けばハードごとの差はほとんど無い。

モータルコンバット・ゴールド/MKG編集

ドリームキャストにて発売されたMK4のアップデート版。開発期間が短かったせいか初回版はバグまみれだったがその後発売された通称「赤ディスク」で概ねバグフィックスが施された(但し、それでも取り切れていないバグが有るため完全ではない)。

GD-ROMの容量を活かし、キャラクターが何人か追加された。


モータルコンバット・デッドリーアライアンス/MKDA編集

PlayStation 2、Xboxゲームキューブにて発売された。ハードの世代が代わり画質が急激に向上し、実写取り込み時代よりも挙動がリアルになった。デッドリーアライアンスとはモーコン界の二大悪役シャン・ツンクァン・チーが同盟(アライアンス)を組んだというもの。FATALITYは1人1つずつになったがグラフィックの向上も相まってか今作のFATALITYはどれもインパクトが強烈である(特にソニアとサイラックス)。

日本でも発売される予定があり、無双シリーズ等で有名なコーエーがローカライズする予定だったが、過度な残虐描写故か、結局は発売中止となってしまった。

ゲーム中で手に入る「Koin」を使って隠しキャラクターやステージ、ギャラリーモードで見る資料などをアンロックするモード「Krypt」が追加された。

中でもそこで手に入れることが出来るネタ動画「Cooking with Scorpion」は必見である。


モータルコンバット・ディセプション/MKD編集

前作と同じくプラットフォームはPlayStation 2、Xbox、ゲームキューブ。FATALITYが1人2つに戻り、Stage FATALITYも復活した(ただしとどめ扱いではなく、即死トラップ扱い)。

1ラウンド目からいきなり相手をローラーにぶち込んでミンチにしようがマグマに突き落して骨ごと消し去ろうがマッチポイントでなければ次のラウンドは普通に行われる(相手も何事もなかったかのように復活する)。

又、PlayStation Portableでこれをアレンジ移植した『Mortal Kombat:Unchained』がリリースされている。

※PSPはソフトウェアにリージョンロックがかかっておらず、日本のPSP本体でもプレイ可能なことから日本のモータリアン達もこぞって入手していた模様。


モータルコンバット・アルマゲドン/MKA編集

PlayStation 2とXbox、そしてWiiで発売。

これまでのキャラクターを全員参戦させた集大成。

それだけでなく、キャラクタークリエイト機能も搭載し、自分の作ったキャラクターで遊べるようにもなった。

しかしその反面FATALITYはクリエイトFATALITYというコマンドを打ち込むことで腕を引きちぎったり臓物を引き抜いたりという全員共通のものになってしまった。

シリーズファンからは物足りない、地味といった印象だが、上記した部位切断や大量出血、内臓描写はしっかりとあるため慣れてない人が見るとやっぱりキツい。

Wii版はWiiリモコンを使ったモーションコントロールに対応。もちろんGCコントローラやクラシックコントローラーにも対応している。

因みにトリロジーのNINTENDO64版に登場したカメレオン(♀)はWii版のみに登場。任天堂が関わっている訳ではないようだが…(因みにNINTENDO64に出ていないカメレオン(♂)はWii版を含む全機種で出ている)


モータルコンバットvs.DCユニバース/MKvsDC編集

PlayStation 3Xbox360で発売。ミッドウェイゲームズとしては最後のシリーズ作。

スーパーマンバットマンなど日本でも知名度が高いDCコミックスのキャラクターと夢の競演。一見スピンオフに思われがちだが、れっきとした正規シリーズ作品である。

格闘センスもモーコン勢と比べて遜色ないものになっている。

今回はスーパーヒーローが出演するだけあってか、低年齢層でも問題なく遊べるようにするためかゴア描写を極限まで抑えている。(モータルコンバット一番の目玉を取り除くことになるので本来ならあるまじきことなのだが…)

FATALITYも例外ではなく、露骨な部位切断及び大量出血、内臓描写は無い(一応バラバラと白骨化はあるのだが前者はカチカチに凍らせた後砕くもので、後に破片は跡形もなく消える。後者は内臓が露出することなく一瞬で白骨化する)。

またDCコミックスのヒーローキャラの決め技は相手を殺さないヒロイック・ブルータリティという独自技になってる(モーコンキャラ、DCコミックスの悪役キャラは容赦なく相手を虐殺する。もちろん相手が世界的なヒーローであろうがお構いなしに殺る)。

ESRBはT(13歳以上推奨、およそCERO:B~C相当)とシリーズのなかでは低い。ただし日本未発売。

後にこの作品をベースに「Injustice:Gods Among Us」が開発された。


モータルコンバット(モータルコンバット9、モータルコンバット2011)/MK9、MK2011編集

PlayStation 3、Xbox360にて発売。2009年のミッドウェイゲームズ倒産後、ワーナー・ブラザースがIPや資産を含め買収したことから、本作からは旧ミッドウェイでモータルコンバットシリーズの開発に関わっていたスタッフの大半がそのまま引き継がれた形で、ワーナー・ブラザース傘下に作られたNetherRealm Studiosが開発を担当している。

タイトルが1作目と同じだが今作のテーマは原点回帰

今までのシリーズでごちゃごちゃになったストーリーを再構築。矛盾を撤廃。

そしてバトルも実写時代と同様2D(正確には「グラフィックは3Dだがシステムは2D」といういわゆる「2.5Dスタイル」)になった。

前2作で不満が出ていたゴア表現も歴代シリーズ最強かつ最凶クラスになって復活し、世界中のモータリアンから歓喜の声が挙がった。

また2012年には20周年記念として追加コンテンツをあらかじめ全部収録した「Komplete Edition」とWindows(PC)及びPlayStation Vitaの移植版が発売された(これらは後発であるため最初から「Komplete Edition」の形で発売されている)。

ゲストキャラとして「GOD OF WAR」のクレイトス(PlayStation系列のみ)、「エルム街の悪夢」のフレディ・クルーガーとそれぞれゲーム、映画のビッグスターが参戦しており、原作の雰囲気を出しつつも他のファイターに勝るとも劣らない戦いっぷりを見せてくれる。因みに両名ともそういう系の作品出身故か、「DCユニバース」の頃とは違いFATALITYを決められるとしっかりと黒焦げになったりミンチになったりする。

Video Game Awards 2011にて、ベスト格闘ゲーム(Best Fighting Game)を受賞した。


モータルコンバットX/MKX編集

2015年4月15日発売。

ハードはPlayStation 4XboxOne。そしてSteamよりパソコン向けに配信中。

モバイル向けゲームはAndroidとiPhone向けに日本でも配信中。日本でモーコンが正式に出るのは実に「トリロジー」以来となる。

基本無料。対象年齢17歳以上指定。

『モータルコンバット9』の二十年後の世界が舞台である。

PlayStation 4のマシンパワーを最大限に発揮しており、キャラクターのモデリング(乱闘すると汗をかく)はもちろん飛び散る内臓や血しぶき等が非常にリアルに描写されている。

ただそれゆえにかつて発売予定だったPlayStation 3とXbox 360はどうしてもハードスペックが足らず、発売延期の末最終的には発売中止となってしまった。

ベイバリティなどユニーク要素が減ってしまったものの、相手の体力ゲージが残りわずかの時に特定のスペシャルムーブを出すとフェイタリティのようなとどめが発生する新Brutality(ブルタリティー)が追加されてより格闘ゲームとして洗練された形になった。

DLCとしてかつて『デッドリーアライアンス』にてその奇抜過ぎる戦い方が話題になったボー・ライ・チョーと、なぜか体操選手のようなアクロバティックな戦い方をする『4』のターニャが復活した他、『13日の金曜日』のジェイソン・ボーヒーズ、『悪魔のいけにえ』のレザーフェイス、『プレデター』のプレデター、『エイリアン』のゼノモーフと日本でも名の知れたホラー/SF映画界のビッグスター達が参戦している。

2016年3月に過去に配信されたDLC(kombat pack2含む)と新たに配信されたスキンなどがすべて収録されている大型アップデート版「モータルコンバットXL」がXboxOneとPlayStation 4の二つのハードで発売された。

PC版については遅れて2016年の10月に発売されたのだが、コンソール版の『XL』発表当時はPC版は対象外とされており、無印版の発売当初から起きていた不具合や脆弱性の問題もあって、PC版を買っていたモータリアンを激怒させてしまった。

現在では『XL』の発売と同時に修正パッチも配信されているため問題も鎮静化している。

前作に引き続きVideo Game Awards 2015にて、ベスト格闘ゲーム(Best Fighting Game)を受賞した。


モータルコンバット11/MK11編集

米国時間の12月6日に開催された「The Game Awards 2018」にて発表。

2019年4月23日に発売。対応ハードはPlayStation 4/Xbox One/PC/Nintendo Switch

モーコンの新作が任天堂ハード向けにリリースされるのは実に「アルマゲドン」以来となる。(HD作品では初)

この作品も版権ゲストがT-800ロボコップジョーカースポーン、そしてジョン・ランボーと充実。フレンドシップも追加コンテンツで復活。


モータルコンバット1/MK12、MK1('23)編集

2023年9月15日(プレミアム版発売日)/同年9月18日(一般)発売の最新作。


登場人物編集

お手数をかけますが、該当記事にてご参照下さい。

小ネタ・豆知識編集

特殊な英文

ゲームのタイトル『Mortal Kombat』は本来英語では『Mortal Combat』と綴るのが正しいのだが、このゲームにおいては「C」で始まる英単語は先頭のCの文字を「K」に差し替えられて表記する(例:Conquest → Konquest、Coffin → Koffin、Continue → Kontinue、Combo → Kombo 等)。

これの理由は『KILL』(殺す/KOROSU)の『K』から来ていると思われる。

ちなみにこの捩りの発案者はピンボールデザイナー兼シャオ・カーンの初代声優のスティーブ・リッチーである。


トッシーおじさんの正体

アッパーを当てた際に、稀に「トースティー! (Toasty!) 」というボイス(シリーズによって若干変わる)と共に画面右下から謎の男性が現れることがあるが、彼の正体はサウンド担当のダン・フォーデン(→Dan Forden)。日本語話者の耳には登場する際のボイスが「トッシー!」と聞こえることから「トッシー」または「トッシーおじさん」と呼ばれている。因みに一部の移植版では裏技を使うと違うものになる。

近年ではバタートーストがプリントされているシャツを着て登場することがある。


ヌーブ・サイボットの由来

Noob Saibot(ヌーブ・サイボット)という名前は製作スタッフのエド・ブーン(→en:Ed Boon)とジョン・トビアス(→en:John Tobias)の2人の苗字を合体させ逆さまにしたもの(BoonをひっくりかえしてNoob、TobiasをひっくりかえしてSaibot。2つを足してNoob Saibot)。


アーマックの由来

初代モータルコンバットにおいて、カラー情報のバグでリープテイルの表示の際にソニア・ブレードの2Pカラーが読み込まれることで緑色が赤く変色して表示される現象があった。プログラマーのエド・ブーンがバグであることを認めず「あれは隠しキャラクター、Ermac(Error Macro の省略)だ」と呼んでいたのがアーマックの元の由来。

続編の2でスモーク、ジェイドの台詞やエンディング後のメッセージでアーマックの存在は否定されたが、UMK3で正規のキャラクタとして採用されることとなった。なお、似たような話で2にスカーレット(Scarlet)という名の赤い女忍者が存在するという噂も立った。スカーレットは実際のゲーム上では存在しないが、コミック版においてアーマックの恋人として登場する(後に…のDLCキャラクターとして使用可能となった)。


コミック版モータルコンバット

米国で発売されたコミック版には本編のゲームには登場しない、前述のスカーレットやハイドロ(Hydro)と言う液体化するサイバネティック忍者等、オリジナルキャラクターが多数登場する。サブ・ゼロとスモークの友情関係など、ゲーム本編に継承されていった設定も多い。また、アニメシリーズもコミック版を元にして制作されている。


Xでも再び書籍化販売された。全3巻。こちらはMKXの前日譚という設定で展開され、呪われたカミドゥグを封印するため旅に出たスコーピオンとタケダがメインで構築されている。何故キャシーとジャッキーがスペシャルフォースに入ったのか、あのキャラはなぜXで出ないのかなどもこの漫画で分かるようになっている。


映画版モータルコンバット

一部ゲームとは異なる設定がある(シャオ・カーンとライデンが兄弟等)。ストーリーは1と2がベースとなっており、1から3までのキャラクターが登場。正し、映画には登場しないキャラクターもいる。


カートゥーン版モータルコンバット/DoTR

名称は『Mortal Kombat Defender of The Realms』。

時系列は2~3にかけての話で、前途のコミックが原作。子供向けなのかグロテスクなシーンが殆どない。

基本的にはリュウ・カンら地球の戦士たちが、アウトワールドに繋がっているポータルを、立ちはだかる敵を退けながら破壊していく話。尚、キャラクターの設定が本編とは若干異なる点が多い。

因みにゲームではMK4以降に登場したクァン・チーはこの作品がデビュー作である。


ドラマ版モータルコンバット/MK:Conquest

舞台は1より500年前。主人公はクン・ラオ(先代)。

タージャやシローといった仲間と共に異界の問題を解決していく話。時代の関係で女性陣のセクシーなお色気シーンも少し入っているが話は純正統派である。ヌーブ・サイボットやミレーナが出てきたりキタナがグレート・クン・ラオと恋人同士手前までなるなどゲームとは矛盾した内容も多く、途中打ち切りの為最後は全員皆殺しなどの唐突で伏線が回収できていない点も多い。


OVA版モータルコンバット/MKL

名称は「Mortal Kombat Legends」。2020年代から新たに展開したアニメ映画版で配給・制作はWBアニメーションが担当。

前述のカートゥーン版と異なり、シリーズ定番のゴア描写も所々に描写され、アメリカではR指定(映画での説明文では17歳未満は保護者との同伴必須で、日本の映倫でいくならR15+かR18+相当)を受けている。


「9」の完全版及びPlayStation Vitaへの移植

「9」のオリジナルの発売から1年後に発売されたKomplite editionは、いわゆる完全版+αである。

既存のダウンロードコンテンツがあらかじめ全て収録された上で、ゲームモードや独自衣装の追加などが施されている。

PlayStation Vita版の特徴としては、据え置き版のほぼすべての要素に加え、PlayStation Vitaのタッチスクリーンや加速度センサーを活かした「BONUS CHALLENGE TOWER」(例として戦闘中にパンパンに膨れ上がるプレイヤーキャラクターの頭をタッチスクリーンでつつき、破裂させないように気を付けながら敵を倒すというものがある)や「TEST YOUR SLICE」が追加されており、据え置き版以上にボリューミーな内容になっている。

また、一部のコマンド(フェイタリティ含む)が変更されている。

しかし、(PlayStation 3とのマシンスペックの差ゆえに当然と言えばそうなのだが)グラフィックが据え置き版からかなり簡略化されており、グラフィック重視の人にはあまりお勧めできない。ただ据え置き版で使われているUnreal Engineはしっかりと使われており、その甲斐あってかPlayStation Vita用ソフトの中では綺麗な方である。


検索してはいけない言葉

『9』のあるキャラクターのFATALITYがあまりにも衝撃的過ぎたため検索してはいけない言葉に見事仲間入りした。

X以降のシリーズではグラフィックの大幅な向上も相まって更にグロテスクな描写となり、ますます検索してはいけない言葉と化してしまった。

その事もあってか、あのWikipediaの項目にも「暴力的、猟奇的な記述あり」と注意書が載せられてしまっている。


関連タグ編集

洋ゲー 格ゲー アメリカ R-18G


ハイスコアガール:アニメ版第5話で当時のアーケード筺体と共に登場した。そして、twitterトレンドにも登場する。

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