概要
映画によって動く資本はアメリカ合衆国が世界一。
洋画と呼ばれる海外映画の多くがアメリカ産であることからも、その市場規模は図り知ることができる。
アメリカ映画に「日本よ、これが映画だ。」というキャッチコピーが付いてくる程度には映画のメインストリームを走っている。
こうなった背景には、圧倒的な経済力や地の利、二度の世界大戦でヨーロッパの映画人が亡命してきたことなどがある。
アメリカの映画といえば《映画の都》ことハリウッドであるが、ここが映画の中心地となったのは、晴れが多く撮影がしやすいことと、映画会社同士の抗争の歴史による。
また、ハリウッドに限らずアメリカの主要な映画製作会社はカリフォルニア州を本拠地としている場合が多い。ただし、インディペンデント系はその限りでない。
関連事項
- 大列車強盗
1903年公開。アメリカ映画の始祖。12分の短編ながら世界初のアクション映画であり、西部劇映画でもある。
- モーション・ピクチャー・パテンツ・カンパニー(MPPC)とハリウッド
- ハリウッド黄金期
- ヘイズ・コード
40年代から60年にかけてアメリカで作られた犯罪映画。フランスの批評から発生した言葉で、《暗黒映画》を意味するフランス語。探偵、警察、ギャング、悪女らが暗躍するハードボイルドな作風。多くはモノクロのB級映画だった。先述の通りヘイズ・コードがあったため、間接的な描写、あるいは隠喩を使った。
1967年の『俺たちに明日はない』を皮切りに、体制に反旗を翻すカウンター・カルチャーとしての映画が流行した。ケネディ暗殺、公民権運動への弾圧、ベトナム戦争への米軍の介入などで政府や警察に対する不信が飛び火した結果だった。総じて反社会的な生き方をする若者が主役であり、バッド、あるいはビターな終わり方をする。1976年の『ロッキー』や1977年の『スター・ウォーズ』が大ヒットしてからは再びハッピーエンドの映画が増えた。
- ブロックバスター
アメリカ市場の映画会社
ソニー・ピクチャーズグループ
ディズニー
NBCユニバーサル
ワーナー・ブラザースディスカバリー
パラマウントグローバル
MGMホールディングス(現在はAmazonに買収)
その他
関連タグ
映画 / 洋画
アカデミー賞 / ゴールデングローブ賞
アメリカ合衆国
全米が泣いた