曖昧さ回避
- MARVEL出版のコミックに登場するヒーローチーム。→本項で説明。
- 1を原作とする、2012年公開の映画→アベンジャーズ(映画)
概要
「地球最強のヒーロー達」の異名をとる、アメコミを代表するヒーローチーム。
「それぞれ違う能力を持ったヒーローたちが協力して戦う」というコンセプトのもと、すでに個別で(独立して)活躍していたヒーローたちによって結成。以来、マーベル・ユニバース最大のヒーローチームとして人気を博し、現在に至る。
その性格上、ライバル会社であるDCコミックのヒーローチームであるジャスティスリーグと何かと比較されることが多い(ちなみに、2003年にはまさかのクロスオーバーが展開された)。
チームとしての特徴は「ヒーローだったら誰でも加入できる」という点で、家族ぐるみのファンタスティックフォーやミュータント限定のX-MENとは違い、メジャー・マイナーを問わず様々なヒーロー・ヒロインが在籍経験を持つという拡張性の高さがウリ。現行チームにはスパイダーマンやウルヴァリンも加入している。
なお、2012年公開の実写映画版『アベンジャーズ』はコミックスを原作としつつも、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の一環として、設定やストーリー展開は独自のものとなっているが、同作が世界的にヒットして以降は、国内外を問わずこのMCU版の設定を踏襲する事が多くなっている。pixivにおいても、アベンジャーズのキャラクターのイラストやファンアートを投稿する際には、実際に演じた俳優をモデルに描くことが非常に多くなっている。
また、MCUを始めとした実写版における演者などについての情報は、それぞれの該当ページを参照されたい。
なお、英語の「Avenge」は日本語では「復讐」「報復」「復仇」などと訳される場合が多いが、似た意味のRevengeに比べると、「神またはその代理人のみが行なう権利を有する正当な報復」(例えば、罪なき者や弱き者に不当な暴力を振った者に対して、法律・神・被害者などに代って報復を行なう)のニュアンスが有り、「アベンジャーズ」は古めかしい言い方で日本語に訳すと「天に替って不義を討つ者達」「応報者」などの意味となる。
また、MCUのヒット以降は、MARVEL作品・アメコミ作品以外の作品でも(例えばアメリカ以外のヒーロー映画など)でも選抜チームなどの事を説明する台詞で「要はアベンジャーズだ」と言われるケースも増えている。
主なメンバー
ビッグ3
チームの中核を成し、俗に「ビッグ3」(日本語で言えば「三傑」)と呼ばれる。
アイアンマンとソーは創設メンバーで、キャップは初の途中加入メンバーである。
MCU版でもこの3人はフェイズ1から登場しているベテランであり、フェイズ3までのインフィニティ・サーガの中心であり、もちろん『アベンジャーズ』シリーズにも登場している。
また、彼ら単独主役の映画シリーズ(トニーとスティーブは三部作、ソーは4作目まである)が公開されている。詳細については、各個別ページからのリンクを参照。
ビッグ3以外のメンバー
創設メンバーである生化学者。物質の大きさを変える特殊な粒子を発見し、これを用いてヒーロー活動を開始。縮小時は「アントマン」、巨大化時は「ジャイアントマン」などのように、何度も名前やコスチュームを変えている。
後にワスプと結婚するが、精神を一時的に病んだ際に離婚した。精神状態が回復してからは、復縁とまではいかないものの以前のような関係に修復している。
なお「アントマン」の名前を襲名した人物はハンク以外にも存在し、その辺の詳しい説明は個別記事を参照されたい。
MCUではフェイズ2から登場。
2015年公開の『アントマン』にてデビューしたが、主人公はハンク・ピムではない。そのあたりも同じく個別記事を参照されたい。
ハンク・ピムの恋人。彼から縮小化薬・虫の翅に似せた飛行ユニット、体内電気を凝縮して打ち出す武器(バイオスティング)などの装備を貰った「世界最小のヒロイン」。彼女も創設メンバーの1人であり、アベンジャーズの名付け親でもある。
MCUでは、フェイズ2から登場。
2代目ワスプである義娘のホープ・ピムがホープ・ヴァン・ダインと名前を変えて『アントマン』から登場。しかしワスプとしての活躍は映画の制作が遅れた結果ポストクレジットシーンでの示唆にとどまり、シリーズ2作目『アントマン&ワスプ』に持ち越しとなった。
その後『エンドゲーム』、シリーズ3作目『クアントマニア』でも活躍。
なおジャネットも登場するが、ワスプとして活動するのは回想シーンのみ。
また日本発のアニメ『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』にもメインヒロインとして登場。
その際、「なんでジャネットがメインでいるのにハンクも一緒に出してあげなかったの?」と思ったファンもいたかもしれないが、ハンクも中盤に登場。そこで「チームを離れた理由」などが明らかとなった。
実は創設メンバーの1人。元々ソーの義弟である邪神ロキ(後述)が彼をけしかけて悪事を働こうとした事がきっかけで、アベンジャーズが誕生した。
……のだが、他の面々と折り合いがつかなくなり、チーム結成の次の号で早くも離脱した。
従姉妹のジェニファー・ウォルターズ / シーハルクもメンバーだが、彼女の方が在籍期間が長い。
MCUではフェイズ1から登場。単独主演作『インクレディブル・ハルク』が制作されたほか、『アベンジャーズ』シリーズやソーの3作目『バトルロイヤル』にメインの役どころで登場しているが、『アベンジャーズ』シリーズでは2回も暴走する展開がある。
特に2作目の『エイジ・オブ・ウルトロン』では南アフリカでアイアンマン(ハルク・バスター)と大立ち回りを繰り広げた際に街に甚大な被害をもたらしてしまい、その自責の念からなのか、チームを一時的に離脱。『バトルロイヤル』ではその後が描かれている。
サーカスで育ち、そこで無類の弓矢の腕を身につける。
短気で無鉄砲で自信過剰のきらいがあり、リーダーのキャップに突っかかることも。スーパーパワーは全くないが、弓矢の腕前と矢の先端に仕込んださまざまなギミックで戦う。
MCUではさすがに原作のような奇抜な格好はしておらず、普通の傭兵のような出で立ちをしている。
フェイズ1の『マイティ・ソー』に「S.H.I.E.L.D.」の一員として初登場し、『アベンジャーズ』シリーズや『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で活躍。主演ドラマ『ホークアイ』で次代のケイト・ビショップも登場した。
ロマノフ王朝の末裔。かつてはロシアのスパイだったが、ヒーローに転身した。
オリンピック選手並みの身体能力、スパイとしての経験、さまざまな装備を仕込んだ手首の“ウィドウズバイト”などを駆使して活躍している。
MCUではフェイズ1から登場。スカーレット・ヨハンソンが演じている事で有名。
『アイアンマン2』に登場して以来、『アベンジャーズ』シリーズや『キャプテン・アメリカ』シリーズで活躍。2021年には単独主演作『ブラック・ウィドウ』が公開された。
ちなみに原作ではキャップのサイドキックであるバッキー・バーンズがウィンター・ソルジャーだった頃の教官、という過去があるが、MCUでは彼とは面識がなく、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』では命を狙われることになってしまった。
以上の8名からアントマンとワスプを除いた6名は、MCU版における初期メンバー(『アベンジャーズ』での結成メンバー)として扱われており、インフィニティ・サーガ(フェイズ1~3)で中核を担った。
演じた6人の俳優も固い友情で結ばれており、「針が怖い」という理由で拒んだマーク・ラファロ以外の5人は、アベンジャーズのタトゥー(デザインはヨハンソン)をお揃いで入れている。
マグニートーの実の子どもである双子の姉弟。かつては父が率いるヴィランチーム「ブラザーフッド・オブ・イビルミュータンツ」のメンバーだったが、父のやり方についていけなくなり、脱退。アベンジャーズに参加した。
姉のワンダは「ヘックスパワー」と呼ばれる魔法の様なパワーを使うが、近年その能力を暴走させ、チームを一度壊滅させたり、地球上から90%以上のミュータントの能力を奪い去ったり(『ハウス・オブ・M』)で、かなり情緒不安定。
弟のピエトロは音速で走る。髪色は父親譲りで、(割と重度の)シスコン。
MCUではフェイズ2『ウィンター・ソルジャー』のエンドクレジットシーンにてバロン・ストラッカーと共に初登場。
ここではヨーロッパの小国であるソコヴィアの出身で、紛争により両親を失った後ストラッカーに拉致され、彼によってロキの杖を用いた人体実験を受けた結果、超能力者となったということになっている。
『エイジ・オブ・ウルトロン』で本格的に参戦。当初は敵として登場するも、終盤にはアベンジャーズと和解して共闘し、ウルトロンを倒すことに成功する。しかし、クイックシルバーはウルトロンの凶弾に倒れて死亡。スカーレット・ウィッチのみが新メンバーとして加入することとなった。
その後、ワンダは『シビル・ウォー』や『アベンジャーズ』シリーズに登場。2021年にはヴィジョンとのW主演ドラマ『ワンダヴィジョン』が配信された。
余談になるが、2人を演じたエリザベス・オルセンとアーロン・テイラー=ジョンソンは、2014年公開の映画『GODZILLA』では夫婦役で共演していたりする。
さらに突っ込んだ所では、ゴジラがマーベル・ユニバースのニューヨークに上陸した際にアベンジャーズと戦った事がある(詳しくはこちら)。
またクイックシルバーのみX-MENを中心に据えた映画シリーズの『フューチャー&パスト』『アポカリプス』『ダーク・フェニックス』にも登場している。
ただしMCUとは(配給会社が違うので)世界観の繋がりが無く、別のキャラクターとなっている。このあたりは個別記事を参照されたい。
アフリカの架空の国家であるワカンダの国王。マーベルの黒人ヒーロー第1号。
国での王務をこなすかたわら、暇を見つけては渡米し、アベンジャーズの一員として戦っている。常人離れした身体能力とジャングルで鍛えた格闘センスを持つ。また、天才工学者としての一面もあり、チームが乗る「クインジェット」の設計を行った。尚、嫁はX-MENのストーム。
MCUでは『エイジ・オブ・ウルトロン』にてビブラニウムの産出国としてワカンダ王国が言及され、彼の宿敵であるユリシーズ・クロウが先行登場。
彼自身は『シビル・ウォー』でデビューし、単独作である『ブラックパンサー』を経て『アベンジャーズ』シリーズに登場した。
フェイズ4以降も活躍することが見込まれていたが、演じるチャドウィック・ボーズマンが急逝したため、ティ・チャラも『エンドゲーム』後に病死した設定になり、ブラックパンサーの称号と自身の名前は別のキャラクターへ受け継がれた。
ウルトロンによって作られたアンドロイド。
機械であるにもかかわらず、自己犠牲の精神と優しい心を持っているため、ウルトロンを裏切ってアベンジャーズに加入する。スカーレット・ウィッチとは、機械と人間の壁を越えて結婚していたが、彼女の能力の暴走により死亡してしまう。現在はちゃんと(?)復活した。それどころか、最近出た個人誌の中では自分の分身を作って疑似家族とし、ワシントンD.C.郊外の住宅地に引っ越してきた。
MCUではシリーズ2作目『エイジ・オブ・ウルトロン』において、ある人物達が、ウルトロンが作っていたものを奪取したボディーにある存在のデータをインストールすることで誕生。
『シビル・ウォー』や『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にも登場した。
- キャロル・ダンヴァース / 初代Ms.マーベル
後に「キャプテン・マーベル」を襲名するスーパーヒロイン。
MCUでは単独作『キャプテン・マーベル』でデビューし、『エンドゲーム』にも登場。
またコミックで4人目に名乗ったカマラ・カーンが初代としてドラマ『ミズ・マーベル』でデビューし、モニカ・ランボーを合わせたトリプル主人公の映画『マーベルズ』も公開された。
キャプテン・アメリカの相棒を長らく務めた黒人青年。
肉体的には訓練を受けた通常人の域を出ないが、ブラックパンサーの設計したソーラーエンジンを搭載した飛行スーツを身に付け、高速飛行を可能とする。銃器類のほか、原作では「ケーブル・クロー」を使用する。
キャップの代わりに新しく「キャプテン・アメリカ・ファルコン」として、翼を備えたキャップになったこともあったりする。また、初代であるサムの後継者もけっこういる。
MCUでは『ウィンター・ソルジャー』にて初登場。元落下傘部隊の退役軍人で「S.H.I.E.L.D.」に追われる身となったキャップとナターシャを匿った後も、彼らをサポートして事件の解決に貢献するなどして活躍した。
その後も、『アベンジャーズ』シリーズ、『キャプテン・アメリカ』シリーズ、『アントマン』などに登場。2021年にはバッキーとのW主演ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』が配信。スティーブの跡を継いで新たなキャプテン・アメリカとなり、キャップシリーズ第4作『ブレイブ・ニュー・ワールド』の主役を務める。
上記はMCU版にも登場したキャラクターのみ列挙した。コミックのみでのメンバーとなると、X-MENなども含めさらに多い。
関係者
協力者
アメリカの秘密組織である「S.H.I.E.L.D.(シールド)」の長官で、眼帯がトレードマーク。
コミックや'90年代の彼を主人公にしたテレビ映画(演:デビッド・ハッセルホフ)では白人男性だが、MCUではサミュエル・L・ジャクソンが演じている関係上黒人となっており、それを元にしたアルティメットバージョンでも黒人となっている。
元々はスターク家の執事であり、現在はアベンジャーズの本部の執事を務めている。
MCUでは、当初トニー・スタークの人工知能「J.A.R.V.I.S.」として登場していたが……。
ヴィラン
アズガルドの支配を企むソーの義弟。上述した様に兄・ソーをハルク、アイアンマンといった他のヒーロー達らを引き合わせて同士討ちさせるつもりだったはずが、作戦が裏目に出てしまい、逆に退治されてしまう。これがアベンジャーズ結成のキッカケとなった。
MCUでは『マイティ・ソー』シリーズに登場し、『アベンジャーズ』ではメインヴィランでもある。
……のだが、段々とコメディリリーフ的な役回りを増えている。詳しくは個別記事を参照。
Dr.ピムが開発したロボット。しかしながら、邪悪な意思に目覚めてしまい、造物主に反旗を翻した。倒されてもバージョンアップを重ねては、ハンパじゃない頭数で勝負してくる厄介な相手。当初のドラム缶にローラー、アームを括り付けたという不細工なスタイルから人間形態へと改造強化した。
MCUでは『エイジ・オブ・ウルトロン』にヴィランとして登場した。ただし経緯が原作と異なり、未登場だったハンク・ピムの代わりに別の人物達がその役回りを担当した。
キャプテン・アメリカの宿敵だったナチスの天才科学者バロン・ハインリヒ・ジモが結成した、何度かアベンジャーズと激突しているヴィランチーム。
時期によって「第○期」と区別され、彼の息子のヘルムートも第4期のリーダーとなっている。
MCUではヘルムートが大幅に設定を変えて『シビル・ウォー』から登場。
2000年代まではCAPCOMより出されたゲーム『マーベルスーパーヒーローズ』のラスボスとしてでしか日本での知名度はなかったが、MCUではフェイズ1~3、通称「インフィニティ・サーガ」のラスボスとして君臨。
特にシリーズ3作目の『インフィニティ・ウォー』では初の本格的な登場ながら全宇宙を巻き込む惨劇を引き起こし、21世紀におけるダース・ベイダーともいえるほど有名な悪役となった。
タイムマシンを操る未来人。ファンタスティック・フォーとも対戦している。
MCUではフェイズ4~6、通称「マルチバース・サーガ」のラスボスとして予告されており、フェイズ5の映画第1作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』のヴィランとして登場した他、アベンジャーズシリーズ第5作の副題が『The Kang Dynasty』、直訳で「カーンの王朝or支配領域」となっていた。ただし、『クアントマニア』の公開から程なくして、カーンを演じるジョナサン・メジャースが暴行容疑で逮捕・有罪判決を受けて解雇されたことを受け、リキャストした上で続投させるのか、それともカーンを物語から退場させた上で新しい展開に軌道修正するのか、現時点では先行きが不透明な状態となっている。
『シークレット・インベージョン』事件により英雄となった初代グリーンゴブリンことノーマン・オズボーンがアイアンアーマーを装備した姿。続く『Dark Reign』にて他のヴィラン達を引き連れ、新生アベンジャーズ(通称:ダークアベンジャーズ)を結成した。
MCUでは『アイアンマン3』に登場するが、大分設定が変更されている。
スパイダーマンの宿敵。アイアンマンやキャプテン・アメリカとも闘った。『アルティメットスパイダーマン』ではロキやヒドラと手を組んでスパイダーマンとアベンジャーズを苦しめた。
MCUでは『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に、それ以前にヴィランとして登場した『スパイダーマン2』と同一人物、という設定で登場。
派生チーム
とにかく多いので、ここではメンバーについては割愛する。
本家も含めて一覧は⇒こちらも参照。
1980~90年代
1984年初出。ニューヨークを拠点とする本家に対し、西海岸を守るために結成されたチーム。
1989年初出。東海岸・西海岸に次いで、北部の五大湖周辺を拠点とする(本家非公認の)チーム。
1989年に登場した新世代のチーム。
- フォース・ワークス(Force Works)
1994年初出。W.C.Aの解体時にそれぞれの事情でアベンジャーズに戻りたくないメンバーをアイアンマンがまとめて結成。
2000年代
本家アベンジャーズは'04~05年の『Avengers Disassembled』で解散。
メンバーはそれぞれの道を進むことになるが、この間に『シビルウォー』『シークレット・インベージョン』『Dark Reign』『Siege』と大事件が立て続けに起きてしまう。
- ニューアベンジャーズ(New Avengers)
第1期。2005年、エレクトロが起こしたスーパーヴィラン専用刑務所「ラフト」からの集団脱獄事件に居合わせたキャプテン・アメリカ、アイアンマンらが結成したが、翌年の『シビルウォー』で分裂。
同じく解散中に登場した新世代の超人によるチーム。
- シークレット・アベンジャーズ(Secret Avengers)
『シビルウォー』中、超人登録法に反対したキャップ陣営の自称。
- フィフティ・ステイト・イニシアティブ(Fifty State Initiative, "F.S.I.")
『シビルウォー』終結後に政府主導で行われた、州それぞれにヒーローチームを置く、という計画。人員を送るための訓練施設「キャンプ・ハモンド(Camp Hammond)」も建てられた。
ウィスコンシン州はG.L.A改め「グレート・レイクス・イニシアティブ」が担当。
- マイティ・アベンジャーズ(Mighty Avengers)
アイアンマンが発起人となったニューヨーク州担当。
『シークレット・インベージョン』でアイアンマンが失脚・ワスプは死亡し、セントリーとアレスがダークアベンジャーズに引き抜かれてしまう。
『Dark Reign』では地下に潜り、ワスプとなったハンクをリーダーに活動した。
- ニューアベンジャーズ
第2期。同じく『Dark Reign』にて非公認組織として集結。
- アベンジャーズ・レジスタンス(Avengers Resistance)
キャンプ・ハモンド上層部の倫理を無視した行為に元ニューウォリアーズのジャスティスが反発、昔の同僚を集めて結成した「カウンター・フォース」が『Dark Reign』時に改名したチーム。
2010年代
ノーマンの支配が明けた'10年の『Heroic Age』にて本家アベンジャーズは再結成したが、それぞれのチームも形を変えて存続した。
- ニューアベンジャーズ:第3期
- シークレット・アベンジャーズ:事件発生前に秘密裏に対処するチームとなった
- アベンジャーズ・アカデミー(Avengers Academy)
ノーマンが自身の側近候補として集めた若手6人をヒーローとして育てなおす、という目的で創設。
2012年の『Avengers vs. X-Men』(AvsX)で閉鎖された。
- アベンジャーズ・ユニティ・ディビジョン(Avengers Unity Division)
2013年初出。主役コミックのタイトルでもある別名は「アンキャニー・アベンジャーズ(Uncanny)」。『AvsX』を受けて編成された、ミュータント混成の別動隊。
- マイティ・アベンジャーズ
2013年の『Infinity』で再結成。
- ニューアベンジャーズ
都合4期目。2015年の『Secret Wars』で世界が再構成された後にサンスポットが結成。彼の財力で買収したA.I.M.の科学力も活用されている。
2016年に登場した新世代のチーム。
- U.S.アベンジャーズ(U.S.Avengers)
2017年、本家やS.H.I.E.L.D.と対立したサンスポットが再編成したチーム。
- ウエストコースト・アベンジャーズ
2018年にケイト・ビショップが再結成。
その他
1997年にオンスロート事件で行方不明になったアベンジャーズに代わって登場したヒーローチーム。
MCUではフェイズ5の最終作(現状)となる同名映画にて結成予定。これまでに登場したヴィランがメンバーに名を連ねている。
ウルヴァリンが過去に所属していた「カナダ版アベンジャーズ」。
『Secret Wars』中に女性だけで結成されたチーム。
別バージョン
- G-MEN
『WHAT IF...?』で描かれたチーム。発展形の「エージェンツ・オブ・アトラス」を参照。
2000年から始まった【アース1610】「アルティメット・ユニバース」におけるアベンジャーズ。
2015年に同名チームが正史世界で結成された。
メディア展開
実写版
1970年代後半にドクター・ストレンジ、スパイダーマン、キャップ、ハルクがそれぞれ個別に実写化された(詳しくはこちら)。この時にアイアンマンを加えてアベンジャーズを映像化しようという企画があったらしいが、頓挫している。
※「1978 アイアンマン」で画像検索すると開発初期の潜水服のような写真がでてくるが、あれはエグゾマンという別のキャラクター。
以下、MCU版のチーム自体について、時系列順で述べる。
登場作品については「アベンジャーズ(映画)」など個別記事を参照。
- 起源
『キャプテン・マーベル』にて描かれた。
S.H.I.E.L.D.の一捜査官だった頃のニック・フューリーがキャプテン・マーベルとの出会いを経て、宇宙からの脅威に備えた専門チームの設立が必要と考え、彼女がかつて地球の軍人だった頃のコールサイン「アベンジャー」を取り入れ、「アベンジャーズ計画」を考案。
- ロキの地球侵略と結成
『アイアンマン』にてフューリーがアイアンマンと接触、そのアイアンマンが『インクレディブル・ハルク』にてサンダーボルト・ロスと交渉。『アイアンマン2』での暴挙を経てアイアンマンが一時メンバー候補から外れるものの、『マイティ・ソー』での異世界からの侵略を受け、本格的にチーム結成に着手。そして『アベンジャーズ』にて結成された。
初期メンバーは、アイアンマン、キャップ、ハルク、ナターシャ、ホークアイ、そしてロキを追ってアズガルドから来たソーの6人。当初は性格の不一致からチームとしてすんなりと成り立たなかったが、ヒーローの結託を夢見ていたある人物の死をきっかけに、手を携えることになる。
フューリーが立案者であるものの、S.H.I.E.L.D.からは独立しており、協力関係という間柄。本拠や設備に関してはトニーがその財力で担っている。
- ウルトロン事件
『エイジ・オブ・ウルトロン』終盤では、ファルコン、ワンダ、ヴィジョン、トニーの親友であるジェームズ・ローズ / ウォーマシンが正式加入。一方でハルクは行方不明、ソーはインフィニティ・ストーンを求めて異世界に旅立った。
この少し前にS.H.I.E.L.D.は事実上崩壊していたため、スタッフの多くはアベンジャーズ基地で働いている。
- 分裂
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』では、アベンジャーズを国連の管理下におく「ソコヴィア協定」への対応やウィンター・ソルジャー(バッキー)の処遇を巡って、アイアンマン派とキャップ派に分かれて対立。
ついには双方助っ人を含んだ武力衝突にまで発展し、結果として
・キャップはファルコンや(途中寝返った)ナターシャと、ワンダはヴィジョンとそれぞれ逃亡。
・ホークアイとスコット・ラング / アントマンは投獄、後に釈放(自宅軟禁)。
・ウォーマシンは負傷で戦闘不能。
・ブラックパンサーとピーター・パーカー / スパイダーマンは正確には未加入。
とアイアンマンしか残っておらず、事実上の解散となってしまった。
更にソコヴィア協定によって、国連の指揮下に入るようになった。
- サノスの侵攻と再結集
『インフィニティ・ウォー』では、解散状態が続く最中にサノスがインフィニティ・ストーンを求めて行動を開始。
ホークアイとスコットを除くこれまでのメンバーは戦線に復帰したウォーマシンとバッキー、さらにドクター・ストレンジやガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーと協力して個別に立ち向かうも、最終的に敗北。さらに約半数が消滅してしまった。
『エンドゲーム』の序盤ではキャップ、ナターシャ、ウォーマシンが活動しており、ロケットラクーン、ワカンダ親衛隊長のオコエ、キャロルが協力者となっている。
中盤、アイアンマン、ソー、ハルク、ホークアイが復帰し、初期メンバーが集結。スコットの提案によってストーンを集め、消滅した人間たちを戻すことに成功する。
終盤では復活したメンバーやその仲間たちも含め、何百人もの戦士がサノス軍と戦うために集結。
「アベンジャーズ、アッセンブル」
キャップの号令のもとに最終決戦に臨み(キャロルは戦闘中盤に合流)、勝利した。
- それぞれの道へ
『エンドゲーム』後はキャップとホークアイは引退、ソーはガーディアンズと旅立ち、トニーとナターシャもいなくなったため、初期メンバーでは残っているのはハルクのみという状態になっており、チームとしての現状は不明。
(制作陣からは「解散している」とされている)
ただ発起人のフューリーら、関係者や助っ人も含めたメンバー同士の交流は時折描かれている。
なお、ソコヴィア協定については廃止されたことが『シー・ハルク:ザ・アトーニー』でこの人からしれっと明かされた。
- 社会的な評判
『シビル・ウォー』の頃はあまり評判が良くなかったものの、世界中の人々を救った『エンドゲーム』を経て信用は取り戻しており、例えば『ホークアイ』ではニューヨークの戦いを題材にしたミュージカルにそこそこ客が入っている様子が描かれている。
一方で、ヒーローだからと言って特別扱いされているわけではなく、『F&WS』では、サムが実家の事業のために銀行に融資を申し込んだが、断られている。
アニメ
日本国内で放送されたものを挙げる。
- マーベル・スーパーヒーローズ
日本では1976年と1979年と2002年に3回上陸している。少なくとも3種類の吹き替えが存在する。
1979年放送時の吹き替え版では、あまりにも酷いアドリブで話題となっている。2002年放送版はあまり話題じゃないが、普通の邦訳になっている。初回放送時の吹き替え版は不明だが、恐らく2002年放送時と少しは同じかもしれない。
- アベンジャーズ 地球最強のヒーロー(The Avengers: Earth's Mightiest Heroes)
日本では`11年7月よりディズニーXDにて放送開始。
オープニング主題歌がアメリカ版のオープニング映像と、メロディに日本語の歌詞で再録音したものを使用しているのだが、「アベンジャーズ、結集(AVENGERS ASSEMBLE)!」の部分が「アベンジャーズ、撤収!」にしか聞こえないと一部で話題に。いや、撤収されたら困るんだが。
ちなみに余談ではあるが、MCU版で「アベンジャーズ、結集!」と最初に言ったのはトニー・スターク、ではなく演者のロバート・ダウニー・Jr.である。しかもそこでの意味が「撮り終わったから飲みに行こうぜ!(要約)」という。
- アベンジャーズ・アッセンブル
'13年5月からディズニーXDで、'16年10月よりテレビ東京系列で放送。
MCU版をベースとしており、『アルティメットスパイダーマン』、『ハルク:ザ・スマッシュヒーロー』、『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』と世界観を共通する。
'14年4月よりテレビ東京系列にて放送開始。
アニメーション制作は日本の老舗制作会社東映アニメーション。詳細は該当記事へ。
- マーベル フューチャー・アベンジャーズ
'17年夏よりDlifeにて、10月からはTOKYOMXでも地上波で放送。
一部キャスト及びスタッフは『ディスク・ウォーズ』と共通だが、アニメーション制作はマッドハウスに変更されている。
ゲーム
1991年にデータイーストから「キャプテンアメリカ アンド ジ・アベンジャーズ」のタイトルでアーケード版が発売。
日本では売れなかったがアメリカでは好評で、本作が売れたおかげでボーナスが出せたと言う逸話も。
ちなみにマーベル系のゲームでは唯一ヴィジョンが使える。
以降もアメリカではアベンジャーズ以外のヒーローも含め多くのアメコミゲームが開発されているが、日本で翻訳・発売されているものは少ない。
2013年発売の「LEGO マーベル スーパーヒーローズ」は、アメリカでの発売から1年以上経ってから日本語で発売された。
LEGOなのでデフォルメされているが、総勢100名を超えるキャラクター数は圧巻の一言。
また、2016年発売の「LEGO マーベル アベンジャーズ」では、タイトル通りアベンジャーズを題材としており、映画版のストーリーを再現した内容となっている。
アベンジャーズ関連のキャラクターが大幅に増え、また「スペリオルアイアンマン」や「女性ソー」といった原作コミックスにおける新キャラクターも登場する。
その中にはソーと同じ姿と能力を持つロボット「ラグナロク」や、絶大な力を有するスーパーヒーロー「セントリー」等、映画(MCU)版の今後の展開を予期させるキャラクターも。
アベンジャーズをフィーチャーしているためか、スーパーヒーローズでは登場していたスパイダーマンやウルヴァリンらは今回未登場。
関連イラスト
関連タグ
アベンジャーズ100users入り アベンジャーズ1000users入り
僕のヒーローアカデミア・・・公式コラボしている。