概要
MARVELの実写化作品シリーズであるMCUのフェーズ4に含まれる連続ドラマ。
ディズニープラス配信のドラマとしては7作目。
コミックではアベンジャーズの一員でもあるシー・ハルクのオリジンが描かれる。
シリーズ初の「第四の壁」を破る演出が盛り込まれているのも特徴で、下記の本予告のサムネイルにもなっている。
※実写全体に拡げると『デッドプール』が先だが、コミックでは彼女の方が先。
原題は『She-Hulk: Attorney at Law』。"Attorney"は「弁護士」、"at law"は「訴訟専門」の意味。
ストーリー
アベンジャーズ最強の力と、弁護士として最強の頭脳をあわせ持つ、
天下無双のマーベル・ヒーロー<シー・ハルク>
彼女の願いは「ただ普通に仕事して恋をする」こと。
けれども、そんな願いも空しく、超人専門弁護士に抜擢されてしまい、
あのマーベル・ヒーローやヴィランたちによる騒動や、
最強の<ハルク>の力を巡る巨大な陰謀に巻き込まれていく...
前代未聞のリーガルコメディ・アクション、いざ開廷!
(公式より)
キャラクター
本作の主人公。
ジェニファーの従兄にしてアベンジャーズの一員。
- モリス・ウォルターズ
- エレイン・ウォルターズ
ジェニファーの両親。
ブルースにとっては伯父と伯母or叔父と叔母に当たる。
- ニッキ・ラモス
ジェニファーの親友。能天気で良かれと思い暴走することも度々あるが、やる時はやる性分。
- GLK&H 法律事務所
- ホールデン・ホリウェイ
- デニス・ブコウスキー
- マロリー・ブック
- オーガスタス・パグリース
ジェニファーの再就職先で、超人訴訟専門の弁護士事務所。
- エミル・ブロンスキー / アボミネーション
MCUの2作目『インクレディブル・ハルク』のメインヴィラン。ブロンスキーとしての登場は同作から実に14年ぶりとなる。
フェイズ4ではもはやおなじみの魔術師。今回は本当に余計なことしかしない。
- マット・マードック / デアデビル
シーハルクと同じく弁護士とヒーロー2つの顔を持つ。
Netflixドラマシリーズからの参戦で、先んじて『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に出演していたものの、デアデビルとしては初登場。
原典でもシーハルクと幾度となく相まみえるライバル。本作では絶大な支持を集めるインフルエンサーとして登場している。
- ユージーン・パティリオ / リープ・フロッグ
カエルを模したスーツでビジランテ活動に勤しむ男性。
- レッキング・クルー
- レッカー
- ブルドーザー
- パイルドライバー
- サンダーボール
ハルクの血を狙ってジェニファーを襲った集団。武器はニュー・アスガルドの建設業者からネコババした工具を改造したもの。
レッカーはエミル主催の超人セラピーにも参加している。
- ドニー・ブレイズ
三流マジシャン。過去にウォンの元で修行していた際にスリングリングを持ち逃げしており、舞台でそれを使ったことで騒動が起きてしまう。
なお、名前が某ヒーローと酷似している。
- マディスン・キング
いつも酔っぱらっている陽気な女性。
ブレイズのリングによって魔界らしき場所に行った際に悪魔と契約してしまったらしく、ウォンに保護される。
- ルーク・ジェイコブソン
ヒーローのコスチューム専門のデザイナー。
自分の仕事に誇りをもっており、完璧主義者。
- クレイグ・ホリス / ミスター・イモータル
ビルの窓から飛び降りても無傷な肉体を持つ超人で、その能力を駆使し結婚詐欺を幾度も繰り返していた小悪党。
コミックではミュータントの亜種で、五大湖周辺を拠点とする「グレート・レイクス・アベンジャーズ」のリーダー。
- ムザファー・ランバート / サラセン
自称吸血鬼。
コミックでは最初に誕生した個体の1人(このシリーズで言うこれに近い)だが、登場は3話のみ。
- アレハンドロ・モントーヤ / エル・アギラ
スペイン系の自称"剣豪"。
コミックでは身体から電気を発するミュータントで、義賊として活動しており、ルーク・ケイジやアイアン・フィストと共演が多い。
- アレキサンダー・ジェントリー / ポーキュパイン
名前通りヤマアラシのようなアーマーをまとった超人。脱ぐと臭い。
- ウィリアム・トーレンス / マンブル
人間と牛のハイブリッド。アレハンドロとは敬遠の仲ではあるものの、周囲からは共依存だと揶揄されている。
以上4人はレッカーとともに、エミルが主催するセラピーに参加。
恋に破れ傷心したジェニファーを慰め絆を深めた。
- "ハルクキング"
ウェブサイト「インテリジェンシア」を運営する、ハルクの力を狙う謎の存在。
余談
ディズニープラス配信のドラマでは『ワンダヴィジョン』以来の全9話で、基本的に1話完結のため登場キャラが非常に多く、舞台の兼ね合いかこれまで以上に超人が頻出している。
しかも当百科事典にも日本語版Wikipediaにも個別記事が無い、マイナーな超人が大半なので、MARVELの引き出しの多さが再認識できた、という声もちらほら。
第8話でソコヴィア協定が廃止されたこととワカンダの槍が流出していたことがしれっと語られた。後者は11月の映画の(結局描写はなかったものの)伏線として、前者は…
- タイトル関連
ドラマ作品では珍しく「(主役のヒーロー名)+α」の形式。
撮影初期まではシンプルな『She-Hulk』だったが、劇中のブルースの台詞を気に入ったマーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギの鶴の一声で変更されたらしい(参照)。
邦題もそれに合わせて変更されたものの、発表当時から某バンドのように『ジ・アトーニー』では?という声があるが、公式から説明等は現状ない。
また小ネタも豊富。
第2話 | She-Hulk: FOR HIRE | ジェニファーが求職中 |
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第5話 | She-Hulk: BY TITANIA | タイタニアが"She-Hulk"を勝手に商標登録 |
第6話 | Just-Jen: Attorney at Law | 副題をそのまま流用 |
評判
第9話配信後、ドラマ内にてとてつもないことが巻き起こったことによって世間の評価は賛否の嵐となった(若干、否のほうが大きい)。
一部では「これまでMCUで積み上げてきたものが全て無駄になった」「MCU史上最大の問題作」とまで言われる程。
関連動画
予告編
本予告
(サムネのシーンは0:58~)
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