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想いは、受け継がれる。


概要編集

2022年11月11日全米・日本同時公開。

マーベル・シネマティック・ユニバース」の映画第30作であり、『ワンダヴィジョン』に始まるフェイズ4の最終作となる。


監督のライアン・クーグラーを始め、主要スタッフ・キャスト陣は前作『ブラックパンサー』から続投。

しかし企画途中の2020年8月にティ・チャラ / ブラックパンサーを演じていたチャドウィック・ボーズマンが急逝し、これを受けて内容を当初の計画から大幅に変更。主人公となる予定だった彼の代役を立てず、ブラックパンサーの継承が描かれる。


単独主演ドラマの製作が決定しているリリ・ウィリアムズ / アイアンハート、コミックではイルミナティの一角でもある古参ヒーローのネイモア・ザ・サブマリナーがMCU初登場。


吹き替え陣も続投しているほか、初登場の2人を早見沙織浪川大輔が担当。またティ・チャラ役だった田村真もCMナレーションという形で関わっている。


キャラクター編集






予告編編集


余談編集

アベンジャーズ」シリーズを除くMCU映画で上映時間が過去最長、ハリウッドの黒人主演映画で製作費が過去最高、女性スーパーヒーローが主役の映画の全米歴代興収1位、という3つの記録がある。

またラモンダ役のアンジェラ・バセットは、公開翌年のゴールデングローブ賞で助演女優賞を受賞した。


  • 主演の不幸

前述の通りチャドウィック・ボーズマンの急逝を受けた本作だったが、後任を立てない=今後のMCUでティ・チャラの活躍は見れないということであり、その発表直後と映画公開直後に本国アメリカでは「リキャスト・ティ・チャラ」がTwitterでトレンド入りするほど、主にコミックファンからの批判が少なくなかった模様。


ちなみに監督曰く、ストーリー自体はそれほど変わってないらしい。(参考ネタバレ注意


また主演を務めたシュリ役のレティーシャ・ライトも、撮影中に肩の骨折と脳震盪を起こす程の事故に巻き込まれ、入院を余儀なくされている。

当然ながら撮影は中断となり、彼女の回復を待つ事になった。

この事故は彼女自身もトラウマになる程のショックを受けており、撮影再開後も脳震盪の後遺症に悩まされ、セラピーを受けながら心の整理をしているとの事。


  • 国内では

日米同時公開となった本作だが、日本ではなんと新海誠の新作映画『すずめの戸締まり』と同日で不運にも程がある。

さらにそちらに大きなスクリーンを占拠されていたり、場所によっては字幕吹替ドルビーで1日あたり1,2回しか上映しない映画館もある(MOVIXさいたまなど)。

映画館側の思惑として

・ディズニーの映画は「興行収入はよくて15億程度」「どうせ45日前後でDisney+で配信されるんだから上映回数は少なくていいだろう

・新海の映画は「間違いなくヒットするから劇場の収入を荒稼ぎする」「配給会社から猛プッシュされた」

といったビジネスとしての判断もあるのかもしれない。

実際、本作は2023年2月1日から配信されることになった。


これを受けて、今まで『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は日本だけ3週間遅れだったのが批判されていたが、もし世界に合わせて公開していたら一週間後に『呪術廻戦0』が控えていたので、実は英断だったのでは?と謎の再評価がされている。


ちなみに『アントマン』は『進撃の巨人』の実写版後編と同日だったが、こちらについてはお察しください


また宣伝の一環で、シリーズ前作に続いて「藤岡弘、探検隊」がワカンダに潜入しようとする内容のミニストーリー動画が配信された。

藤岡氏が実の娘と共演したこともあって概ね高評価だが、中には「追悼作品を汚すな」など批判的な声も少なからずある。


関連タグ編集

ブラックパンサー

MCU


制作陣によると、本作と『ラブ&サンダー』と『クアントマニア』は大体同じ時期とのこと。

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