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MCU

まーべるしねまてぃっくゆにばーす

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)とは、マーベル・スタジオが製作している、MARVELの原作コミックの実写映画・テレビドラマ化作品のシリーズ。
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概要


MARVEL社(以下、マーベル社)のアメリカン・コミックスを原作としたスーパーヒーローの実写映画テレビドラマ化作品のシリーズ名称である。これらの一連の作品は同一の世界観を共有している(=ユニバース)のが大きな特徴。第1作目である2008年の映画『アイアンマン』を皮切りに次々とヒットを飛ばしており、現在もマーベル・スタジオのもとで継続している一大プロジェクトである。

当初は配給会社がパラマウント・ピクチャーズ・コーポレーションユニバーサル・スタジオに分かれていたが、2009年に本社であるマーベル社がディズニーの買収を受けたことによって、2012年の『アベンジャーズ』以降は、スパイダーマン単独作品を除くすべての作品において、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズが配給している。

全ての作品の製作はマーベル・スタジオの社長であるケヴィン・ファイギがプロデューサーとして取り仕切っている。また、原作コミックでのスパイダーマンX-MENの生みの親であるスタン・リー(2018年11月死去)が『アベンジャーズ/エンドゲーム』まで毎回必ずカメオ出演をしていた。

特徴・沿革

概要にもあるように、MCUは一連の映画・テレビドラマが一つの世界観を共有しているシリーズである。このようなそもそも異なるシリーズの作品が集まり一つの世界観を共有し、各々の作品のキャラクターが相互の映画に登場する手法ユニバースと呼ぶ。この手法はクロスオーバーの発展形ともいえる。

しかしながら、それまでの映画には単純なシリーズものやスピンオフがあったとしても、ここまで大規模で拡張性に富んだシリーズは存在しなかった。(かの著名な『スター・ウォーズ』シリーズですら、構造という面においてば、これまでのシリーズもののスタイルからは脱し切れていないと言える。)また、アメコミの実写化という点でいっても、サム・ライミ版『スパイダーマン』シリーズX−MENユニバース「X-MEN」の映画化シリーズ)は既に始まっていたものの、マイナーなキャラクターがメインを張って実写化を行うというのは、当時からすると考えられなかった。

それだけに、MCUの第1作目である『アイアンマン』が、当時はマイナーなキャラクターに留まっていたアイアンマン(今では信じられないことだが、当時は「なんでマーベルアイアンマンから始めたんだ?アイアンマンなんて、マーベルの中ではB級、C級のキャラクターじゃないか」参考リンク)といった意見が存在しており、X−MENやスパイダーマンに比べれば、決して著名な方のキャラクターではなかったと言える。)の実写映画化、そして、映画のラストにニック・フューリーを登場させることによる、全ての映画を貫くより大きなストーリーの示唆、という二点において革新的であったにも関わらず、批評(2018年現在においても、未だに最も評価が高い一作とする人も多い)・興行収入の両方で成功を収めたことは、いかにMCUがそれまでの映画の構成の枠に捉われなかったかを示すのに十分であろう。そして、マーベル・スタジオが映画一つ一つを超えたユニバースとしての連続性を重視し、『アベンジャーズ』において見事にそれを結実させてみせた手法は、それまで無かった画期的な取り組みだった。

こうしたユニバースの手法も、MCUが成功していなければおそらくここまで一般的なものとはならなかったといえるし、逆に言えば現在のユニバースの流行も、全てこのMCUから始まったと言える。

MCUの作品が優れているのは、決してユニバースの手法だけではない。それ以外においても、常に笑いとユーモアを忘れていないだけでなく、新進気鋭の監督たちのインスピレーションを重視し、それぞれのスタイルによる製作の仕方を尊重した結果、様々な作風を持つ映画が誕生すること自体、マーベル・スタジオの製作スタイルの特徴の一つといえるだろう。(例を挙げると、『マイティ・ソー』シェイクスピア劇、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』は戦争映画+冒険活劇、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』は政治サスペンス+アクション、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズはスペースオペラ『アントマン』クライム+コメディ、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』はサイコ・スリラー、『スパイダーマン:ホームカミング』は青春映画……といったように、例を挙げようとすると、キリがない。)こういった感じなので、『アベンジャーズ』・『エイジ・オブ・ウルトロン』のジョス・ウェドン、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』や『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のルッソ兄弟、『マイティ・ソー/バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ、といったように、元々ホラーやコメディの分野で活躍していた人物たちが大胆に起用された結果、監督として一躍著名になる事も起きている。

成績

興行収入という面でもMCUは成功を収めた。

順位題名興行収入最高順位
2エンドゲーム$2,797,501,3281
5インフィニティ・ウォー$2,048,359,7544
8アベンジャーズ$1,518,815,5153
11エイジ・オブ・ウルトロン$1,402,809,5405
12ブラックパンサー$1,347,597,9739
20アイアンマン3$1,214,811,2525
(2021年4月現在の世界歴代興行収入20位まで掲載)

上記のとおり、「アベンジャーズ」のタイトルを含む4作品はすべてTOP20にランクインしており、中でも『エンドゲーム』は一時的にとはいえ歴代1位になった(その後、『アバター』が再上映したため、2位に転落した)。
また『ブラックパンサー』は黒人主演・黒人監督作品としては異例の大ヒットとなった上、2019年(第91回)アカデミー賞において、スーパーヒーロー映画として初めてとなる作品賞を含む7部門にノミネート、作曲賞・美術賞・衣装デザイン賞の3部門を受賞した。
世に映画シリーズは数あれど、これほどの数の作品で成績を残しているシリーズは他にないと言える。

MARVELのキャラクターの権利関係について

MCUのプロジェクトが展開した当初、過去にMARVEL社が深刻な経営危機に陥っていた際に、いくつかのキャラクターの実写映画権を他社に売却したため、以下のように権利が分散していた。


そのため、マーベルスタジオ以外の会社が権利を持っているキャラをMCUに登場させられないという問題が生じていたが、徐々に状況が変わってきている。

ユニバーサル関連

ユニバーサルは2003年に単独映画『ハルク』を製作するも、その後は単独映画を製作できず、2006年にマーベルスタジオへ「映画出演権」を再譲渡した。ただし単独映画は未だにユニバーサルに配給権があるため、『インクレディブル・ハルク』はユニバーサルが配給会社として設定された。
2020年初頭に、マーベルスタジオが「ハルク」の配給権を取り戻したという噂が出たが、真相は分かっていない。

20世紀FOX関連

2017年12月にマーベル・スタジオの親会社であるウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズが、21世紀フォックスのテレビ・映画部門(=20世紀フォックスとFOXネットワーク・グループ)の買収を発表した。

そもそも、MCUの方でも『アベンジャーズ/エンドゲーム』までの戦略に変更予定がなく(というより、変更する隙間がない)、ファイギ自身が合流の目処が立っていないと明している上に、企業買収に関わっている弁護士たちが、両社のプロデューサー達に交渉を行うことにGOサインを出していない状態だと明かされた為、それ以降の共演がどのように実現されるかについて期待が集まった

その後、アメリカのテレビ会社であるコムキャスト(日本ではあまり知られていないが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを運営している株式会社であるユー・エス・ジェイを2015年に買収したり、『怪盗グルー』シリーズや『ミニオンズ』を製作しているイルミネーション・エンターテインメントの株を保有したりするなど、結構な影響力を持っている)がディズニーが提示した金額以上の現金を21世紀フォックスに提示し、買収劇に再参入した。これに対し、ディズニーは裁判でコムキャストと争う準備も進めており、競争が激化する可能性もあったが、2018年7月にコムキャストが事業買収を断念したため、ディズニーによる買収がほぼ確定した。そして2019年3月にウォルト・ディズニー・カンパニーによる21世紀フォックスの事業買収が完了した。

ソニー関連

ソニーはMCU展開前に、サム・ライミ監督の『スパイダーマン』三部作や、そのリブートである『アメイジング・スパイダーマン』シリーズが展開されたが、2014年の『アメイジング・スパイダーマン2』のアメリカでの興行収入が振るわなかったため、このシリーズは打ち切りとなってしまった。(このあたりの経緯は、スパイダーマン該当箇所を参照されたい。)

その後、ソニーとマーベル・スタジオ/ディズニーとの業務提携が成立したことにより、2016年の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にスパイダーマンがMCUに参戦。『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』にも登場した他、単独作品『ホームカミング』『ファー・フロム・ホーム』『No Way Home(原題)』が製作されている。

……のだが、キャラクターの映画化の権利はソニーが依然保持しているままであり、それどころか、MCUやX−MENユニバース「X-MEN」の映画化シリーズ)とは別の映画化プロジェクトとなるスパイダーマン・ユニバースを始める予定であり、2018年公開の『ヴェノム』を皮切りに、『シルバー&ブラック(原題)』(シルバーセーブルとブラックキャットのバディムービー)や『モービウス(原題)』といった作品の公開が発表されているので、全てのMARVELのキャラクターが映画館のスクリーン上で一堂に介するのはまだまだ先になりそうだ。

今後の展開

MCUは『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』をもってフェイズ3が終了した。ファイギはフェイズ1から3までの映画をインフィニティ・サーガと称し、マーベル・スタジオの関係者もまた「『アイアンマン』から始まった10年間の物語に結論が出る」と明かすなど、シリーズが大きな区切りを迎えることを示唆している。

その次には、いわゆる「フェイズ4」が始まるのだが、このフェイズに移行するにあたり、それまでとは「非常に劇的な」違いが出現し、MCUは未知の領域に入っていくことになる。ここまで変化がおこる背景には、インフィニティ・サーガの終結によって多くのキャストが卒業・参入する(キャストの入れ替えが発生する)ことが理由としてある。

そんなフェイズ4だが、スパイダーマンが新たにシリーズを牽引することが明確になっているだけで、ほかの作品はまだ企画段階の真っ只中にあるという状況にある。

そんな中、7月20日に行われた「サンディエゴ・コミコン」にて、マーベル・スタジオが2020~2021年の公開作品予定(すなわち「フェイズ4」のラインナップ)を発表した。
このうちフェイズ4に入る作品は10作品であり、Disney+のドラマや、アニメなども含まれている。そしてフェイズ4は、(複数のヒーローがアッセンブルする)アベンジャーズの映画が存在しないフェイズでもあり、これに対してファイギは「『エンドゲーム』は多くのキャラクターにとっての“エンディング”でした。だから、フェイズ4は始まりであることが大切なんです。」とコメント。
また既にフェイズ5の計画も進行しており、フェイズ4の作品に含まれていない『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』などはフェイズ5の作品になると思われる。

フェイズ4以降の特色として、映画のみならずドラマでもユニバースの主軸が展開していくことが挙げられる。
これまでMCUに属するドラマはいくつも制作されたが、あくまでスピンオフ程度の扱いであり、映画の内容がドラマに影響することはあっても、ドラマの内容が映画に影響することはなかったため、ドラマを見なくても映画シリーズを理解できないということはなかった。
だがフェイズ4以降に製作されるドラマは、映画と同等にユニバースのメインになることが明かされており、ドラマを見ないと全貌がわからないことになっていく。

ジェームズ・ガンの解雇問題

2018年7月、ディズニーは、「新旧のマーベル・キャラクターを次の10年、それ以降へと押し出す助けになる。」(参考リンク)と明かされていた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』のジェームズ・ガン監督を、過去の不適切ツイートを理由に解雇した。
不適切ツイートはガンがMCUに関わる前のものであったのだが、日頃よりドナルド・トランプを批判していたガンのツイートをトランプの支持者が調べ、槍玉にあげた形で表沙汰になった。
これにより『GotG3』の制作状況は不透明となり、無期限延期となる。
だがこれに『GotG』シリーズ出演を始めとしたMCU関係者やファンが猛反発、ガンを復帰させるよう活動を開始した。
結果的にディズニーが翻意し、ガンが『GotG3』の監督・脚本に復帰することになったものの、DCEUの『ザ・スーサイド・スクワッド』の脚本・監督を担当することになったため、制作が当初より延期された。

スパイダーマン問題

2019年8月末、MARVELの親会社となったディズニーと、スパイダーマンシリーズの権利を保有するソニー側が、今後映画が製作された際の利益の配分を巡って交渉が決裂、スパイダーマンが今後MCU作品から離脱する可能性が極めて高くなったという衝撃的なニュースが世界を飛び交った(当初は、ファイギがスパイダーマンシリーズに関与しなくなるというニュースを曲解したものという憶測もあったが、その後、ファイギ社長とピーター・パーカー役のトム・ホランドがイベントの中でスパイダーマンがMCUから離脱することを正式に認める発言をしたことで、スパイダーマンのMCUからの離脱は最早疑いのない事実となってしまった)。

上記のように、今後のシリーズ展開はスパイダーマンが重要なキャラクターとして活躍するということが発表されていただけに、この一報が駆け巡った際に世界中のファンの間で激震が走ったことは言うまでもなく、一部の過激なファンがソニー製品の不買運動を呼び掛ける等混乱が広がった。また、ホークアイ役のジェレミー・レナーが自身のインスタグラムの中で「ソニーさん、そろそろスパイダーマンの権利をMARVELに返してあげましょうよ(意訳)」と投稿する等、関係者の間でもこの一件がシリーズに少なくない影響を与えることを危惧する意見が上がった。

しかし、水面下ではその後も懸命の交渉が続けられていた模様で、2018年9月下旬ディズニー側とソニー側の和解が無事に成立、晴れてマーベルスタジオ制作、ファイギプロデュースの『スパイダーマン3(仮題)』がMCUの一角として2021年7月16日に公開されることと相成った。またそれに合わせ、監督のジョン・ワッツも続投する見通しとの情報も発表され、ファンは胸をなでおろすこととなった。
ファンを散々振り回した今回の離脱騒動であるが、終わってみればトリロジー完結編と目される『3』がきちんとMCU世界観のなかで制作されることはひとまず安心してよさそうである。

なお一部報道では「スパイダーマンはさらにMCUフランチャイズの他の一作品に登場する」と言われている他、ファイギのコメントからソニー独自のスパイダーユニバースへの登場を匂わせる部分あるなど、続報が待たれる点も多い。

新型コロナウイルス感染症の影響

しかし、2020年に、中国に端を発する新型コロナウイルスCOVID-19)のパンデミックが発生、世界レベルで映画やドラマ等の映像作品の撮影や、映画館での公開が困難事態に直面している。当然、MCU作品も例外ではなく、当初の予定ではフェイズ4の最初の公開作品となるはずだった『ブラック・ウィドウ』は延期に延期を重ね、映画館の営業状態に左右されない『ワンダヴィジョン』などディズニーの動画配信サービス「ディズニープラス」配信のドラマシリーズが先行公開された。
また映画については、公開と同時にディズニープラスでの有料配信を計画している。

訃報

ワカンダフォーエバー!!
Black Panther


そして、2020年8月29日にさらに衝撃的なニュースが飛び込んでくる。
『ブラックパンサー』で主演を務めたチャドウィック・ボーズマンが大腸とそれに伴う合併症で43歳の若さで死去したというのである。
実は、チャドウィックは2016年頃(恐らく『シビル・ウォー』の撮影が終わって少し経ってからであったと思われる)に癌が発見され(その時点で既にステージ3まで進行している状態だったという)、それ以降は闘病生活の合間を縫って撮影に臨んでいた。当然、『ブラックパンサー』~『エンド・ゲーム』のMCU各作品も例外ではなく、病気と闘いながらあの激しいアクションを伴う撮影を行っていたとみられる
ネット上では、アメコミファンのみならず、世界中のチャドウィックのファンから「今まで本当にお疲れさまでした」「病気と闘いながら素晴らしい演技を見せてくれて本当にありがとう」という彼の死を悼むメッセージが多く寄せられた。

なお、チャドウィックは続編『ブラックパンサー2』にも主演する予定であったが、今回の死去を受けて、同作およびシリーズにおけるブラックパンサーの扱いが今後どうなるのかも不透明な状況となっている。

作品一覧

フェイズ1~3はインフィニティ・ストーンを巡る物語「インフィニティ・サーガ」とも称されている。

映画・Disney+ドラマ

作品公開日(米国)公開日(日本)監督
フェイズ1
アイアンマン2008年5月2日2008年9月27日ジョン・ファヴロー
インクレディブル・ハルク2008年6月13日2008年8月1日ルイ・レテリエ
アイアンマン22010年5月7日2010年6月11日ジョン・ファヴロー
マイティ・ソー2011年5月6日2011年7月2日ケネス・ブラナー
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー2011年7月22日2011年10月14日ジョー・ジョンストン
アベンジャーズ2012年5月4日2012年8月14日ジョス・ウェドン
フェイズ2
アイアンマン32013年5月3日2013年4月26日シェーン・ブラック
マイティ・ソー/ダーク・ワールド2013年11月8日2014年2月1日アラン・テイラー
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー2014年4月4日2014年4月19日ルッソ兄弟
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2014年8月1日2014年9月13日ジェームズ・ガン
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン2015年5月1日2015年7月4日ジョス・ウェドン
アントマン2015年7月17日2015年9月19日ペイトン・リード
フェイズ3
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ2016年5月6日2016年4月29日ルッソ兄弟
ドクター・ストレンジ2016年11月4日2017年1月27日スコット・デリクソン
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス2017年5月5日2017年5月12日ジェームズ・ガン
スパイダーマン:ホームカミング2017年7月7日2017年8月11日ジョン・ワッツ
マイティ・ソー/バトルロイヤル2017年11月3日(同日公開)タイカ・ワイティティ
ブラックパンサー2018年2月16日2018年3月1日ライアン・クーグラー
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー2018年4月27日(同日公開)ルッソ兄弟
アントマン&ワスプ2018年7月6日2018年8月31日ペイトン・リード
キャプテン・マーベル2019年3月8日2019年3月15日ライアン・フレック&アンナ・ボーデン
アベンジャーズ/エンドゲーム2019年4月26日(同日公開)ルッソ兄弟
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム2019年7月5日2019年6月28日ジョン・ワッツ
フェイズ4
ワンダヴィジョン2021年1月15日配信同日配信マット・シャクマン
ファルコン&ウィンター・ソルジャー2021年3月19日配信同日配信カリ・スゴグランド
ロキ2021年6月9日配信同日配信ケイト・ヘロン
ブラック・ウィドウ2021年7月8日(同日公開)ケイト・ショートランド
ホワット・イフ...?2021年8月11日配信予定(同日配信予定)不明
シャン・チー/テン・リングスの伝説2021年9月3日全米公開予定デスティン・ダニエル・クレットン
エターナルズ2021年11月5日全米公開予定クロエ・ジャオ
ホークアイ2021年11月24日配信予定(同日配信予定)
Spider-Man: No Way Home2021年12月17日全米公開予定ジョン・ワッツ
Doctor Strange in the Multiverse of Madness2022年3月25日全米公開予定サム・ライミ
Thor: Love and Thunder2022年5月6日全米公開予定タイカ・ワイティティ
フェイズ5
Black Panther:Wakanda Forever2022年7月8日全米公開予定ライアン・クーグラー
The Marvels2022年11月11日全米公開予定ニア・ダコスタ
Ant-Man and the Wasp: Quantumania2023年2月17日全米公開予定ペイトン・リード
Guardians of the Galaxy Vol. 32023年5月5日全米公開予定ジェームズ・ガン
Blade公開日不明

★はドラマ

フェイズ不明


テレビドラマ

現在までに、アメリカのテレビ局であるABC、ネットフリックス、フリーフォーム、Hulu、Disney+の五つの媒体でそれぞれドラマシリーズが製作されている。
Disney+製作のドラマはフェイズの中での立ち位置が明確であるため、前項に記す。

ABC製作


フリーフォーム製作
  • 『クローク&ダガー』2018年〜19年

Hulu製作
  • 『ランナウェイズ』2017年〜16年

ネットフリックス製作

時系列について

同じようにアメコミを原作としたスーパーヒーローの実写映画テレビドラマ化を進めている映画シリーズの一つであるX−MENユニバースに比べると、MCUでの時系列は劇中での時期と映画が公開された時期がほぼ一致する為、そもそも第二次世界大戦時の物語である『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』やそれぞれの作品の回想シーン(特に、『マイティ・ソー『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の2作は冒頭部分がかなり古い時代を扱っている。)を除けば、非常にスッキリとした時系列を持つユニバース/映画シリーズである。

……と思われてきたのだが……

2017年5月、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』前作の直後の物語であることが明らかになると、この2本が両方とも2014年時点の物語だと明らかになったため、ファンの間では『ザ・ファースト・アベンジャー』以来となる「劇中の時系列と公開順のギャップ」がちらほらと話題になったが、この時点ではまだ大きな問題ではなかった。

しかし、7月(日本では8月)に公開された『スパイダーマン:ホームカミング』の冒頭、全てのMCUファンは(おそらく)驚愕した。『ホームカミング』が『アベンジャーズ』(2012年公開)の8年後だと、映画館のスクリーンに大きく映し出されたからである。(その一方で、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の2ヶ月後だということも明らかになっている。)

このことは大きな話題となり、いわゆる「8年後問題」としてファンの間では盛んに議論がなされた。果てには、「マーベル・スタジオのミスじゃないのか?」と訝しむ声まであったが、ファイギは、「新聞があったり、あるいは年号を言葉で示したりと特別なことをしていない限り、それぞれの映画に年代を定めたことはありません。“この映画は2017年11月公開だから、2017年11月が舞台に違いない”という仮定があるかと思いますが、それは違うんです。」ということを明かしており、密かに存在するMCU全体のタイムラインもいずれ公開する予定だと明かされた。

だが、時系列の問題については、その後も、


……といった具合に、どんどん複雑になっており、今や本当のMCUの時系列を把握しているのは(おそらく)マーベル・スタジオの関係者だけだとも思えるような状態であった。

果たして、混沌としているMCUの時系列問題に答えが出るのかと、全てのMCUファン(というより、筆者)が気を揉む中、集大成となる『インフィニティ・ウォー』が遂に公開されたのだが……




















以下、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』及び『アントマン&ワスプ』以降の作品のネタバレを含みます。未鑑賞の方は注意!!




















『インフィニティ・ウォー』の中盤、ドクター・ストレンジが所持しているインフィニティ・ストーンの一つであるタイム・ストーンを狙って、サノスの部下の一人であるエボニー・マウが彼を捕らえる。トニーアイアンマン)とピータースパイダーマン)は、捕らわれたストレンジを救出する為、サノスと彼の部下達の宇宙船の一つである「Qシップ」に乗り込む。

トニーの発案による作戦のもと、マウを宇宙に放り出し、ストレンジを救出することに成功。だが、そこからの方針を決めようとする中で、トニーとストレンジは口論になる。そして、その会話の中で、トニーの口から、NYの戦い(=『アベンジャーズ』)から6年が経ったことが言及される……

………

マーベル・スタジオさん、やっぱり、ミスだったのでは……

(実際に、『インフィニティ・ウォー』の監督であるルッソ兄弟は、こんな発言もしている。)

『インフィニティ・ウォー』の後も、『アントマン&ワスプ』『シビル・ウォー』と『インフィニティ・ウォー』の間の物語になるとされているだけでなく、『キャプテン・マーベル』に至っては、1990年代が舞台になると明らかになっており、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』以来となる、現代よりも過去の時代の物語となる。
そして、『エンドゲーム』では『インフィニティ・ウォー』、『アントマン&ワスプ』、『キャプテン・マーベル』後の物語であり、『ファー・フロム・ホーム』は『エンドゲーム』後の出来事である事が本編で判明している。

幸い、X−MENユニバースで起きたような、二つの時代を舞台にして、タイムラインのリセットを行うといった事態にはなっていないが、(まさに)時間の問題なのかもしれない……

参考動画(『ブラックパンサー』までのネタバレ注意!)


そして……

2018年に、MCUは10周年を迎えた。

MCU10周年感謝映像


動画を見れば分かるが、ここに写っているキャスト・スタッフの量・質は、ともに並々ならないレベルである。2008年に公開されたたった一本の映画から始まったプロジェクトがここまで発展した事を考えると、感慨深いものがある。

余談

pixivではこの方達の影響なのか、腐向けの作品が多い傾向にある。(まあ、アメコミ全体に言えることなのかもしれないが……)

関連動画



関連タグ

MARVEL
アベンジャーズ

ユニバース
クロスオーバー

X−MENユニバースX-MENウルヴァリンデッドプールが登場する映画シリーズについては、こちらを参照されたい。
スパイダーマン・ユニバースヴェノムブラック・キャットといったスパイダーマンの関連キャラクター達が登場する映画シリーズについては、こちらを参照されたい。

DCEUMCUの後追いで始まったDCコミックスの映画シリーズ。
アローバース:ドラマ『ARROW/アロー』から始まったDCコミックスのドラマシリーズ。MCUよりも先に平行世界を扱っている。

外部リンク

マーベル・シネマティック・ユニバース - Wikipedia
マーベル・シネマティック・ユニバースとは - ニコニコ大百科

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