モニカ・ランボー
もにからんぼー
MARVELコミックのキャラクター。
1982年の『The Amazing Spider-Man Annual #16』で初登場した、アフリカ系アメリカ人女性としては初のスーパーヒーロー。
前職は貨物船の船長や湾岸警備隊をやっていた。
ある日海上で異次元由来のパワーを悪用しようとした研究者のアジトを調べた際、事故でそのパワーを浴びてしまい、光を含む電磁波全般を操る能力を得た。さらに通りかかった船の船員を助けたことで、彼らから「驚異のキャプテン」という意味のスペイン語で呼ばれ、それが英語圏のマスコミによって「キャプテン・マーベル」とされ、自らも名乗るように。
この名は既にクリー人の男性マー・ベル(故人)が使っていたが、それを教えてくれたベン・グリム / ザ・シングから彼は気にしないだろうと言われている。
しばらくして能力のトレーニングのためにアベンジャーズを訪ね、エリハス・スター / エッグヘッドやサミュエル・スミザーズ / プラントマンとの戦いで活躍。正式メンバーとなった後はカーラ・ソフェン / ムーンストーンと何度か戦い、一時期はリーダーも務めていたが、とある事件で身体を拡散させ過ぎてしまったことで、能力を失って引退した。
その後、能力を取り戻しつつ活動を再開。
冒険家として活動していたマー・ベルの息子ジェニスと出会った際に、お互いキャプテンを名乗っていたため彼に譲り「フォトン(Photon)」に、またしばらくしてジェニスも「フォトン」を名乗ったため、彼の思いついた「パルサー(Pulsar)」に変えた。
そして2013年以降は「スペクトラム(Spectrum)」として活動。
最近は新生サンダーボルツのメンバーにもなっている。
同じ女性ヒーローであるフェリシア・ハーディ / ブラックキャット、アンジェリカ・ジョーンズ / ファイアスター、パッツィー・ウォーカー / ヘルキャットとは親友同士。
逆に現「キャプテン・マーベル」のキャロル・ダンバースとは、彼女がマー・ベルと懇意だったこともあり、当初その名跡を巡って険悪だった。
演:アキラ・アクバル(幼少期)→ テヨナ・パリス
吹替:須藤風花 → 村中知
キャロル・ダンヴァースの空軍時代の友人マリア・ランボーの娘。
成長後はS.W.O.R.D.「知覚兵器観察対応局」の隊員となる。
現状何らかの異名で呼ばれてはいないが、「フォトン」は母のコールサインになっている。
キャプテン・マーベル
11歳。年相応のこまっしゃくれた性格。キャロルが自宅に連れてきたニック・フューリーやタロスたちスクラル人と交流。キャロルが戦闘服のカラーリングを変える際にアドバイスをした。
キャロルを「おばさん」と呼び、彼女からは「おチビ中尉(Lieutenant Trouble)」と呼ばれる。
※コミックでは一般人のキット・レナー(Katherine Renner)がこの呼び名。
ワンダヴィジョン
キャロルと別れた後に母とS.W.O.R.D.を創設。自身もエージェントとして主に宇宙で活動していたが、母が病に倒れ、その手術が終わった直後に指パッチンで消滅。復活した直後、病院の医師から母が死亡したことを知らされた。
職場復帰後は宇宙の任務に戻りたかったが、暫定長官のヘイワードにはウェストビューの異変調査を任せられる。
現場でFBIのジミー・ウーと合流するも、ワンダ・マキシモフの生み出した結界「ヘックス」の壁に触れ、中に取り込まれてしまう。
そこではワンダとヴィジョンのお隣に住む婦人会のメンバーの1人「ジェラルディン」として洗脳されてしまい、ワンダがトミー&ビリーの双子を出産するところにも立ち会うが、不意に記憶を取り戻したことでヘックスから追い出されてしまう。
その後もジミーやダーシー・ルイスと協力して事態の収拾にあたるが、自身と同じく指パッチン関連で大切な人を亡くしたワンダに同情し、彼女に対し強硬手段を取りがちなヘイワードと対立。彼の思惑を調べ始めるも、途中で2人に任せて再度ヘックスに突入し、それがきっかけで光のエネルギーを視認し操る超能力が覚醒した。
途中アグネスの介入でピエトロに監禁されるも、彼の洗脳を解いて脱出。ヘイワードの銃撃から双子を守る活躍を見せた。
そしてラスト、現場に駆け付けた捜査員の1人に擬態していたスクラル人に、宇宙の活動にスカウトされる。
マーベルズ
約30年ぶりに再会したキャロル、そしてカマラ・カーン / Ms.マーベルとトリプル主人公を務める映画。
ニック・フューリーが指揮を執る宇宙センター「S.A.B.E.R.」でエージェントとして活動していたが、その最中に自分とキャロル、そしてカマラが能力を行使する度に三者の位置情報が入れ替わる現象が発生し、事態解決のため奔走することになる。
キャロルに対しては、約30年前の「すぐ(地球に)帰ってくる」という再会の約束を反故にされたことから複雑な感情を抱いていたが、互いの苦悩を吐き出したことで和解する。
主に使う能力は物質透過だが、それ以外の訓練はあまりしていなかったらしく、作中にてぶっつけ本番で挑んだ結果、飛行能力を会得している。
ヒーロー名についてはカマラからいくつか候補を挙げられたものの、ヒーロー活動をするつもりはなかったため全部却下した。なお、作中では言わば解説役ポジョンだったせいか、カマラが考えたヒーロー名は「ドクター○○」「プロフェッサー○○」などがやたらと多かった。
戦闘用コスチュームは中盤に調達したモノクロ仕様で、コミックスのデザインに近い。