マー・ベル
まーべる
初登場は『Marvel Super-Heroes #12』(1967年12月)。
銀河の帝国・クリーの戦士であり、諜報員。階級は大尉(キャプテン)。
ピンク色の肌を持つ男性。
英字表記は「Mar-Vell」。
クリーが地球に送ったロボットやロナン・ジ・アキューザーをファンタスティック・フォーが倒したため、地球に調査のために訪れた。
本来は調査団で地球に行く予定だったが、恋人のウーナに横恋慕していた上官のヨン・ロッグ大佐が、これを幸いと、マー・ベルを亡き者にしようと、単身で地球に行くことになった。
更にヨン・ロッグはマー・ベルを事故死に見せかけて殺そうとビームを発射。
ビームは偶然通りかかったセスナ機に直撃し、パイロットのウォルター・ローソン博士が死亡したため、マー・ベルは彼に成りすました。
マー・ベルはローソン博士の身分を利用してアメリカ空軍基地に潜入、そこで基地の警備主任をしていたキャロル・ダンバースと出会う。
基地には、クリーの先兵であるロボットが保管されており、ヨン・ロッグがそれを起動させる。
マー・ベルはキャロルを守ってロボットを倒し、キャロルから「キャプテン・マー・ベル」と呼ばれたため、それを聞いていた他の兵士から「キャプテン・マーベル」と呼ばれるようになった。
マーベル・コミックの実写作品シリーズの「マーベル・シネマティック・ユニバース」では、マー・ベルは女性として登場する。
地球人としての名前はウェンディ・ローソン。
演じるのはアネット・ベニング、日本語吹替は榊原良子。
映画『キャプテン・マーベル』にて初登場。
クリーと敵対するスクラル人の難民を自らの宇宙船にかくまい、彼らを救うためにクリーを裏切る。
そして地球人ウェンディ・ローソンとして、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』にて発見された四次元キューブをエネルギー源として流用する、ペガサス計画に加わっていた。
しかし、四次元キューブを使ったライトスピード・エンジンの実証実験の最中、ヨン・ロッグの襲撃を受けて死亡してしまう。
実験の際に、当時空軍パイロットであったキャロルが同行していたため、襲撃に巻き込まれて記憶喪失となった彼女の記憶には「名前のわからない女性」として登場していた。