解説
手の親指と中指・もしくは薬指を合わせて力を込め、勢いよく手のひらにたたき付けることで軽快な音を出す仕草である。
手品や見世物などの司会者が合図として用いたり、(下品とも取れるが)人を呼び出すときに使ったりする人も居る。
見方によってはカッコイイため、盛んに指パッチンを使用するキャラクターもいる。
有名な「指パッチン」キャラ
「出ろぉーっ!ガンッダァーム!!」
指パッチンで強烈な鎌鼬を発生させ、ビルをも両断することができる。
両手に「発火布」という特殊な布で作られた手袋を着けており、指をすり合わせることで火花を起こせる。手(手袋)の甲に描かれた錬成陣による錬金術を使って空気中の塵(可燃物)や酸素を操ることで爆炎と化す。
芝居がかった所作が多く、能力を使う際に指パッチンを伴う事もしばしば。課金アイテムとしてエモートも販売され、多くのヒカセンも指パッチンをするように。
後述する。
変身ポーズとして指パッチンを使用する。このとき、手でキツネのポーズを作ってから指パッチンする。
無印で2回披露。1回目は10章で発生する彼との戦闘前。指パッチンと同時にリンゼの紋章がフィールドを囲う演出が入る。
2回目は12章での就任演説終了後。しかしこの後…
続々編でもストーリー終盤で登場する彼が披露。
MARVELの「指パッチン」
MARVELコミックにおける指パッチンと言えば、コミック『インフィニティ・ガントレット』においてサノスが、すべてのインフィニティ・ジェムをはめ込んだインフィニティ・ガントレットを装着した手で指パッチンをしたことで、全宇宙に存在する生命の半数を消滅させた行為を意味する。
これにより、残ったヒーローたちや宇宙の高次存在がサノスを標的にし、失われた生命を取り戻すために奮闘することになる。
指パッチンでできることは生命の消滅だけではなく、むしろ使用者の願望を叶える、万能のアイテム(方法)である。
MARVELコミックの実写映画シリーズ・MCUにおける指パッチンは、都合3回(描写のないものを含めると4回)起こっている。
以下、「インフィニティ・ウォー」のネタバレあり
1回目は、『インフィニティ・ウォー』終盤にて、すべてのインフィニティ・ストーンをはめ込んだインフィニティ・ガントレットを装着したサノスが指パッチンをして、全宇宙の生命の半数を消滅させた。
この衝撃的な展開のため、指パッチンと言えば「多くの生命を消す」という意味でネットミームになっている。
英語では「The Blip」と言われている。
以下「エンドゲーム」のネタバレあり
2回目は、『エンドゲーム』冒頭。
地球から別の星へ逃げたサノスが、インフィニティ・ストーンを破壊するために行なった。
破壊の描写はないため、指パッチンを伴ったかはわからないが、恐らく指パッチンをしたと思われる。
3回目は、『エンドゲーム』クライマックス直前。
「タイム泥棒作戦」によってストーンを集めたアベンジャーズの代表として、ストーンから発せられるガンマ線に耐えられるブルース・バナーが、アイアンマンのアーマーと同じナノテクで作ったナノ・ガントレットを装着し、サノスの指パッチンで失われた生命を取り戻すために行なった。
代償として、ブルースは右腕に深いダメージを負った(『テン・リングスの伝説』の時点でも右腕にギプスを装着したままであり、傷が完治していないことが窺える)。
英語では「The Snap」と言われてる。
4回目は、『エンドゲーム』最終決戦の最後。
ストーンを自らのアーマーの右手に集約させたトニー・スタークが、サノス軍をすべて消滅させるために行なった。
代償としてトニーは命を落とした。