※本項目は『エンドゲーム』中盤以降のネタバレを含むのでご注意下さい
概要
『インフィニティ・ウォー』でサノスによる指パッチンの結果消滅した全宇宙の生命の半分を復活させるべく、アベンジャーズが用意したアイテム。
トニー・スターク/アイアンマン、ブルース・バナー/ハルク、ロケット・ラクーンら頭脳・メカ担当組が、アイアンマンのナノテクノロジーを応用して、サノスのインフィニティ・ガントレットを機械的に再現したメカである。
性能
サイズはサノスに合わせて作られたオリジナルと違い伸縮自在で、人間サイズからハルクやサノスの様な巨人サイズまで対応可能。
耐久性に関しては、オリジナルは初使用後にストーンのエネルギーの余波でボロボロとなり、今作冒頭での2回目の使用後は更にボロボロになっていたが、こちらも後述の1回目の使用でボロボロになっているので、使えても2~3回であると思われる。
またオリジナルは左手用だが、こちらは右手用に改められている。
劇中での活躍
スコット・ラング/アントマン発案のピム粒子を利用した「タイム泥棒計画」により、過去からインフィニティ・ストーンを集めたヒーローたち。
完成後、誰が指パッチンを行うかで一悶着あったが、ストーンの膨大なガンマ線を放出する性質から、ガンマ線に耐性のあるハルクに決まった。
- 原作ではブルースはガンマ線を浴びてハルクに変貌した設定。
- 当初はソーが使用を主張したが、不摂生極まった体では危険と皆から止められた。
だがハルクの強靭な肉体をもってしてもストーンのエネルギーは強烈極まりなく、装着した側からどんどん右半身がダメージを受けていくハルク。脇で見ていたソーが思わず「外せ!」と叫ぶ程に苦しむが、遂に指パッチンを行った。
救命措置が行われる中、クリント・バートン/ホークアイのスマホには消滅したはずの家族からの電話が掛かってくる。中庭を見つめるスコットが「成功したみたいだ」と呟いた直後、天窓を見たハルクの頭上にはミサイルを放つ巨大宇宙船。
ピム粒子をとあるルートから盗んだ2014年のサノス軍団が攻めて来たのである。
ストーンを過去に戻すべくアベンジャーズは、消滅から復活したメンバーや各々の援軍を加え、サノス軍団との最終決戦を開始。
- おそらくサノス的には、ストーンを通常兵器で破壊するのは困難な為、どうせ後でゆっくり回収するからと建物ごとヒーローたちを殲滅しようとしたと思われる。
ナノ・ガントレットは基地の崩壊後辛くもほぼ無傷で済んだクリントが回収。
クリント、ティ・チャラ/ブラックパンサー、ピーター・パーカー/スパイダーマン、キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベルのリレーで守護するが、最終的にはサノスに奪われてしまう。
ドヤ顔で「私は絶対なのだ」と再び指パッチンが使われてしまったが、何も起こらない。訝しむサノスがガントレットを良く見ると・・・なんとストーンが一個も嵌っていない。
そして横を見ると・・・
最新型アイアンマンも同じナノテク製なので、組み合った隙にガントレットからストーンを奪い取ったのであった。
己の命と引き替えにしたトニー・スタークの指パッチンで消滅していくサノス軍団。そしてナノ・ガントレットもまた、「サノスの装備品」とみなされたのか共に消滅していくのであった。
かくして、多くの犠牲を払いつつもインフィニティ・ストーンを巡るサノスとの戦いは終わった。
・・・のだが、アベンジャーズが行なった指パッチンが皮肉にも新たな敵を生み出す事に・・・