概要
MCUに含まれるドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』に登場したメインヴィランである武装組織。
世界各国政府がサノスの”指パッチン”で一度消滅・復活した人々の支援を優先するようになったため、それに反発し、その5年の間の”国境なき世界”に戻すことを企むテロリストであり、掲げるモットーは「世界は一つ、人は一つ」。
支援を担当するGRC(Global Repatriation Council、世界再定住評議会)と敵対しているが、GRCに冷遇されている、自分達と同じように消滅を免れた難民達からは多くの支持と、さらにSNSを利用した情報網で物資や拠点などの支援を受けている。
また当初はパワー・ブローカーのバックアップで活動していたが、彼(?)の元から超人血清を盗んでおり、幹部全員が肉体を強化した超人兵士である。
当組織の存在は「アベンジャーズの勝利が世界中の人々全員を救っているわけではない」という、ヒーロー達が背負った代償を端的に表していると言える。
メンバー
- カーリ・モーゲンソウ(Karl Morgenthau)
女性リーダー。元は教師を目指していた孤児だったが、混乱する社会から逃げるように犯罪都市マドリプールを訪れ、パワー・ブローカーに師事。しかし目指す世界が違うことから決別し、組織を立ち上げた。
血清の副作用か、サム・ウィルソン / ファルコンとの初戦闘時には人質を装って不意打ちしたり、物資を奪ったGRCの施設を未だ人がいるのに爆破し、さらにそれを正当化したり、手段を選ばない一面を見せる。
- ドヴィッチ(Dovich)
- ニコ(Nico)
- ジジ(Gigi)
- ディーディー(DeeDee)
- レノックス(Lennox)
- ディエゴ(Diego)
- マティアス(Matias)
コミック版
キャプテン・アメリカのヴィランとして「フラッグスマッシャー」がおり、カーリ・モーゲンソウがその初代。ただしこちらは男性である。
初登場は1985年。
外交官の父に連れられて各国で育ったため6ヶ国語や空手に堪能。
自身も外交官を目指していたが、テロ事件で父を失ったため、世界を分断する国を象徴する「国旗を破壊する者」を名乗ってテロリストとなった。
ちなみに『スパイダーバース』で初登場したスパイダー・パンクの出身である平行世界【アース138】では、カーリがキャプテン・アメリカに良く似た姿と能力を持つヒーロー「キャプテン・アナーキー」となっている。