概要
MARVELコミックのスーパーヒーロー「スパイダーマン」の"中の人"。
『the Amazing Spider-Man』および数々の派生作品における主人公。
共通事項(一部除く)
フルネームは"Peter Benjamin Parker"。
ベンおじさんとメイおばさんの夫婦と3人で暮らすニューヨーク・クイーンズ出身の少年。
ちなみにクイーンズは、現実世界において、有色人種や白でも非ワスプの住民が多い地域であり、生みの親の1人であるスタン・リーがユダヤ系な事もあって「アングロ・サクソンっぽい名前だが『アメリカの白人としては少数派』の民族グループの出身ではないか?」説が有ったり、ある映画版では(おそらくピーターのクイーンズ訛りが原因で)スパイダーマンの正体は黒人だと誤解したキャラも登場している。
(そもそも、ニューヨーク市は19世紀末〜20世紀初頭に移民局が置かれていた「移民の町」としての一面が有る為、「ニューヨーク出身の庶民の白人」という設定にした時点で「白人だが非WASP」にした方が自然になってしまうのだが)
高校の社会見学で特殊な蜘蛛に噛まれたことによって能力を得、ヒーローとして活動を始めた。
蜘蛛糸発射装置「ウェブシューター」を独自に開発するなど学業、特に科学は超優秀だが、それ以外は冴えない。アレルギー性鼻炎が弱点。
武器らしい武器はあまり使わず、基本的には素手とクモ糸で戦う。
相手を得意の軽口でおちょくって攻撃を誘い、スパイダーセンスと強化された身体能力を使って回避・カウンターを仕掛けるのが基本戦法。
能力としては糸を出してばっかりの印象だが、身体能力や元からの頭脳・技術レベルも高い。
- 危険を察知するクモの第六感「スパイダーセンス」。無意識にこの能力でクレイブンの罠すら回避したこともある。しかしメンタルによる調子の差が激しく、未来予知に近いレベルの能力となる事もあれば、ただ何かが来る事しかわからない時もある。まあ銃弾を素手で掴んだり、雷人間に勝った事もあるし、何か来る事さえ分かれば大抵の場合彼には十分ではあるが。
- 分子間の結合力を高める事によるクモの吸着力。2tまでの物なら指一本で支えることが可能(サム・ライミ版では、手足に生えた鋭い繊毛によって壁に吸着する)。ピーターはこの能力から、自身をスパイダーマンと名付けた。
- 片手で10t以上の重物体を持ち上げることが出来る筋力。X-MENのビーストの約数倍に匹敵する(映画では、時速64km以上で走る1.4tの自動車を受け止め、およそ30tの構造物を支えている。更には暴走列車を食い止めた事も。)※MARVELにおける〇〇tを持ち上げるというのは片手での計算である。ちなみにMARVEL世界では腕力×5=パンチ力らしい。
- 長距離を時速320km以上(200マイル/時)で走る走力。特にマーク・ウェブ版の映画では、スローモーションでスパイダーマンのスピードを強調しており、(只の一回だが)背景の雷がほぼ動いていない状態で身体を正確に動かすという、かなりヤバい事もやってのけている。
- ハルクと肉弾戦をやってのけるほどのタフネス。彼と殴り合いで勝った事もある。一応だが、喧嘩しながらもコンビも組む仲である。言うまでもなくハルクのパワーはMARVELでも屈指で、しばしば指標として用いられる程である。
- 高校を首席で卒業する頭脳。高校程度なら、と思いきや一時はトニー・スタークが自分の後継者にと考える程で、彼の作ったアイアン・スパイダースーツの非常コードを独自に解除したりもしており、MARVEL世界の超天才には流石に敵わないが十分に天才級の頭脳を持つ。その数値はIQ250。
- ありとあらゆる毒(毒ガス、ウイルス、放射線、生物兵器など)を完封可能(スーツの機能のおかげもあるが、自身が直接これらに侵されても回復可能)。余談だが、現実のクモは呼吸器系が単純で、毒ガスには極端に弱い。
- 超高圧電流や超高熱にも耐える
- 水中や宇宙空間でも活動可能
- 骨折・戦闘不能状態からも数時間で回復し、失明(視力喪失)しても次の日には戻っている
- 普通の人間の40倍の速さで働く反射神経
- 完璧な平衡感覚と空間把握能力。どこに支点の糸をつけてどう振り子運動をしても現在位置を見失わない。
- 糸と合わせた超高速の近接戦闘も可能
- 赤外線・紫外線が見え、不可視の相手でも対象の発する熱で感知可能。(映画では描写無し)
- 寄生生物の精神攻撃にも耐える
- 戦闘中に非常に良く喋る。なのでこいつとは混ぜるな危険。だがスパイダーマンの場合は余裕がある訳でもイカレているのでもなく、ジョークで自身の恐怖を和らげると同時に、ヴィランの注意を引いて攻撃を自分だけに向けさせ、周囲に被害が出ないようにするという2つの真っ当な理由がある。
- 第4の壁を超える事も可能。なので、なおさらあの狂人とは…。
- 蜘蛛人間ならぬ人間蜘蛛「マンスパイダー」になってしまった事がある。詳細はリンク先参照。
糸について
その正体はピーターが開発した新素材の特殊粘液。作品によっては、亡き父親が開発していたものを、彼が引き継いで完成させたという設定にもなっている。
手首のウェブシューターは手のひら部分にスイッチがあり、中指と薬指でそれを押すことで、クモ糸が発射される(原作では誤射防止にダブルタップをする必要がある為あの独特の手つきになると説明されている)。シューターの大きさに比してかなりの量を射出できるが、稀に粘液切れを起こしたり、装置が不調をきたしたりしてピンチになることもある。
相手の顔に吹きかけて視界を奪ったり、相手によっては視界と動きを封じてタコ殴りもする。周囲の障害物を怪力で引き寄せてぶつけたり、倒した後はぐるぐる簀巻にして無力化したりといった風に利用する。
耐久性については以下のとおり。
- クモ糸は発射され空気に触れた瞬間固まる。先端部は強力な接着性を持っており、どんなものにもくっつく
- 耐久度は鋼鉄並みだが数時間後には自然消滅する
- クモ糸で作る盾は摂氏550度または華氏55万5538度までの高熱やヒューマントーチの炎に耐えることが出来る
なお、実際の蜘蛛の糸は自然界・科学界問わず世界最強の繊維として知られ、狙撃銃の照準装置に採用されるなどした実績があり、アメリカ軍が軍事的な登用を現在進行形で真剣に研究しているという代物である。
正史世界【アース616】版
スパイダーマンと呼ばれる他に「アメイジング(驚異)」や「スペクタキュラー(卓越者)」という異名でも呼ばれており、ヒーローとしての正式名称は「ジ・アメイジング・スパイダーマン」。
他の世界線でもこの名を冠する者は居るのでかなりややこしいが、彼だけは他と違い、「グレートウェブ」という呼ばれ方もする。
その他呼び名
- 仲間、敵、民衆から↓
スパイディ
ウェブヘッド(蜘蛛頭)
ウェブスリンガー(蜘蛛糸投擲者)
スパイダー
蜘蛛坊や(←デビュー当初)
お姫さま(←レッドハルク等から時々)
痴れ者(←ドックオックから)
ハニー(←デッドプールから)
死神(←Dr.ストレンジから一回だけ)
- 神秘的存在や、それに従属する者から↓
グレートウェブ
蜘蛛神の眷属
蜘蛛の化身(←主にムーンナイトから)
- 自称やニュース報道等から↓
ニューヨークの隣人
メナス(脅威)
親愛なる隣人(←キャッチコピーでもある。しかしある世界線では悲しい意味も込められている)
後述の通り、設定上結構チートだが、メタ的な意味で空気が読める事、割とチートヒーローはいるため、やられる時はちゃんとやられる。
不殺主義や手加減設定が明確にあり、それが理由となる事もあって能力に相当しない戦績になる事がよくあるために、とりわけ日本のファンにはよく誤解されるが、原作のスパイダーマンがハルクと殴り合える身体能力なのは公式で明言されている設定である(参照)。これは海外で人気のDeathBattleという強さ議論チャンネルでも取り扱われる程には有名な話である(参照)。
また、ピーターは緊張状態や怒り等の極端に強い感情により身体能力が劇的に上がるため、コミックの初期段階でまだ十代の頃のピーターが明らかにマッハ4~5レベルの銃弾より速く移動した時に、当時の作家本人が「彼の深い感情がそうさせた」と説明していた。
実際、力に目覚めて間もないコミック最初期のアニュアル1の時点で巨大ビルを持ち上げている(参照1。特に参照2の左下のコマを見れば、どれ程巨大な建物かわかるだろう)。その他に、最近の話でも自分の身体能力とスパイダーセンスに加え、デッドプールの再生能力と戦闘技術を併せてコピーした魔生物(イッツィー・ピッツィー)相手に圧勝していた。
ちなみに、魔王メフィストやアスガルドの捕食生物、インヘリターズ等の神秘的な存在に色々な意味で興味を抱かれている。
『ワン・モア・デイ』やS/Dブロマンス等の話を始め、地獄の魔王メフィストはピーターを闇に染めようと何度も暗躍している。
【616】の宇宙意思エニグマから世界で最も優れた戦士(闘将)と認められている。
性格
他のコミック世界や映像作品では、概ねヒーローらしい心優しい人物とされているが、本家のピーターは第1話で既に「叔父と叔母以外の人間なんかどうなっても良い」と発言しており、彼の自己犠牲は叔父や親密な人物の死への罪悪感と贖罪から来ている。本来はもっと利己的な人間であるとも作中で言われている。
実際、しばしばヒーローとは思えない言動をとるため、初期は他ヒーローとよく衝突していた上に今でも一部のヒーローからは嫌われている。
モラルが若干欠けているのか感覚が一般的ではないのか、スパイダーマンの脳内を覗いた際にはデッドプールすら「完全に病気だ!」と言いながら不気味がっていた。
本家のピーターの異常性は脚本家の間でも意識されているようで、別のアースから来たマイルズやグウェンはこちらのピーターの性格が自分達のアースのピーターとかけ離れた代物だとはっきり発言している。
かなり陰湿な嫌がらせを行う事もある。
また、JJJが非難の的をスパイダーマンからXMENに(一時的に)変更した際には大喜びしていた。
基本的には"身内>>大勢の一般人"という優先順位があり、世界の時空間の均衡を崩してでも叔母を生き返らせようとするなど、ps4版とは対照的である。
だがそういう人間臭い面が人を寄せ付けない反面、惹きつけてもいるようで、なんだかんだ色々な人物と交友がある上に私生活でも学生時代から知り合いに恵まれている。
彼の主だったヴィランも彼の善行に対する姿勢は評価しており、ヴィランの中には彼が本気で困った際には話だけは聞いてくれる者が沢山いたりする(Dr.ドゥームなど)。
あのJJJすらピーターの事を息子のように大切にしてたと言っている。
ちなみにめちゃめちゃ面食いである。
下戸であるが、カフェインで酔ってしまうため、『スパイダーマン/デッドプール』ではうっかりカフェインを摂取してしまい、酔ったままヴィランの溜まり場である違法賭博場にハイテンションで乱入するが、(ある状況による部分もあるが、)ヴィランを取り締まる事なく普通にカジノを楽しんでしまう。その際、酔うと些細な事にも「すごーい(Amazing)」と言いながらはしゃいでしまう事が判明し、ヴィランも困惑していた。
その強さ
※こちらの本場マニアのサイトを覗けば更に詳しくわかる。
※基本的にクイーンの干渉やコズミック化の期間を除くと、外部からの干渉で強さが変わった事がほぼない上に、しばしば公式からの明言もあるため、下記で発揮された能力はほぼ全部彼自身のポテンシャルと考えて差し支えないだろう。
- 超怪力
公式設定上では「まだ十代の頃でも」あの細身で全ヒーロー怪力ランキング第4位。しかも完全成長した力とは程遠いと公式で明言されている(参照)
そのため彼は基本的にヴィランでも殴る時には当たる瞬間に力を抑え、殺さないように注意を払っている(が、その割りには目潰しを平気でしたり相手の膝の皿を平気で破壊しようとしたりする場合もある)。
‐まだ中に人がいる46階建てのデイリービューグル(10万トン〜22万トン)の建物を持ち上げる(参照)
‐鉄の塊を意識せずともクシャクシャにする
‐コズミック状態を除いて尚も、ハルクと殴りあって数回勝利する(例)
‐ハルクと同じ戦車ハンマーを使う(参照)
‐突如として現れた巨大ザメを地面に叩きつけてワンパンで倒す
- (重度の頭痛がする状態で)連なる電車を軽々と持ち上げる(参照)
‐飛行機を支える (参照)
‐ハルクの投げた車を受け止める (参照)
- ハルクが「痛い!!」と呻く程の攻撃を武器なしで仕掛ける。 (参照)
- あのアポカリプスをキックで怯ませる(参照)
- アイアンマンを殴って吹き飛ばし、ビルが割れる(参照)
- アイアンマンのヘルメットを素手で破壊する(参照)
- 巨大倉庫を水中から割る (参照)
- 列車や重機械の埋まる瓦礫を持ち上げる(参照)
‐ 家を狙ったスナイパーに車をぶん投げて倒す
- ヘリをキャッチする(参照)
‐素手でセンチネルの首をもいで倒す
‐センチネルの首を素手でねじ切ったり、振り回して別のセンチネルを倒す
‐指一本で弾くだけで貨物車両を横転させる (参照)
- 地獄に適応し、強化された別世界のハルクを一回のキックで出血させ、味方を避難させる事が出来る時間までノックダウンする。(参照)
‐ティラノサウルスを軽くワンパン
‐衝撃波が出来る威力でヴェノムを殴り落とす(参照)
‐地面が割れる威力でヴェノムを殴り飛ばす(参照)
‐実は公式パワーグリッド(最新発行版)では、ゴーストライダーと同じクラスの怪力(因みにスピードはゴーストライダーに圧勝している。但し防御力は惨敗している。)。
- また、『in pursuit of flight』という話では、あのキャプテンマーベルのスパーリング相手に直々に指名され、やり遂げている(文句や弱音は吐いているが。ちなみにその話のピーターはかなり男前だから一見の価値あり)
- 超スピード
‐マッハ2〜8クラスの走力(参照)
‐時速5793~6174kmよりも速い移動能力
- 瞬間的に光速直下レベルの動作が可能(実際に初見でクイックシルバーに細工無しで攻撃を当て、一撃KOした(参照)。また、クイックシルバーの動きを見切るハルクを大抵の場合スピードで撹乱出来る)。
‐至近距離からの全方位レーザーを回避(参照)
‐(薬物で意識が朦朧とした状態のまま、)既に発射されたマッハ5の銃弾より速く標的に到達する(参照)
- キャプテンマーベルの最高スピードについて行く (参照)
‐「俺のサーフボードのスピードにはお前の虫並みの敏捷性でも敵うまい」と言われた直後にマッハ10の飛行速度を持つシルバーサーファーにジャンプで貼り付く(参照)
‐街の一角が消え去る大爆発の中心から一般人を抱えて一瞬で安全な距離へ避難(参照)
‐背後から銃を発砲された後に軽い芸を見せながら余裕で回避(参照)等。
‐普通の手袋を付けてパンチを繰り出すと、速すぎて手袋が発火した
- 人間の能力の限界点を迎えているスーパーヒーローが視認できない速度で近づく(参照)
- 水中を高速で泳ぐ(参照)
- ホークアイ並びに精鋭達を彼らが見る事すら出来ない速度で圧倒する(参照)
- マイクロウェーブより速い(参照)
- 風邪で消耗してても雷を回避できる(参照)
- 素顔が見られそうな時に残像を残して一瞬で消え去る(参照)
- Dr.ミネルバのエネルギー波を至近距離で余裕で回避。(参照)
- 超耐久
‐ソーのムジョルニアやハルクの本気の攻撃に耐えた事もある。
‐生身で大気圏を突破可能
‐子供を取られて怒り狂ったドラゴンに吹き飛ばされても舌打ちで済ます。
‐ガンマ線で汚染され、激しい頭痛に襲われたコンディション不全の状態でもハルクと水中で数十分に及ぶ殴り合いを繰り広げた。
‐ジャガーノート化したコロッサス(つまりハルクを凌ぐジャガーノートの怪力にコロッサスの硬さを持つ怪物)とほぼ素手同士でタイマンし、一応五体満足で帰還する。
‐サノス、ギャラクタスを一人で倒した別世界のヒーローから一撃を喰らっても(一応)五体満足で生存
‐核爆発で人類が滅び、インヘリターズが泣き叫ぶ程に放射能で汚染された地球でも暫くは活動出来る。
また、放射性の蜘蛛に噛まれたため、ピーターの血を常人が輸血すると被曝して死んでしまう。
- 超感覚
‐光速に対応しうる反射神経
‐クイックシルバーと戦闘可能。そのクイックシルバーの動きを見切って止めたハルクを一定時間撹乱可能。
轟音が響く中、特定人物の神経が焼ける音を聞き取れる聴覚。
持ち前の超スピードとその超感覚で、あのソーすらも(一時的にだが)手玉にとっていた。参照
- 超回復
たとえ死ぬほどの大怪我を負ったとしても、体が一部でも残ってさえすれば復活した事すらある。
ローガンやウェイドよりは全快に時間がかかるが、スパイダーマンの場合、失った部位の性能を更に強化して再生した事もある。これにはアザーと呼ばれるスパイダーマンの能力の元である超越存在が関係していた。
- 未来予知&危険感知
あらゆる多次元宇宙を構成し、未来と過去を繋げるグレートウェブを通して未来の災厄を察する能力こそスパイダー・センスの真髄。
この能力でウルヴァリンの不意打ちも返り討ちにした。
また、この能力が普段力を抑える事や空間把握に一役買っているらしい。
アイアンマンはスパイダーセンスを解析してコピーしたが、後の後付け祭りのスパイダバースのせいで間接的に解析データは誤りで偶然コピーできた事になってしまった。
ちなみに場合によっては霊体も感知できる。未来から来た自分の霊体を無意識に察知していた。
この力は全ての危険現象に反応するが、信頼している人物からの攻撃とヴェノムなどには反応しないためにそれを利用される事も。
なお、スパイダーマンがグレートウェブを掻き切るだけで、全ての宇宙の因果関係を破壊する事が可能。
- 心理状態に依る身体能力変化
気合いや興奮、悲しみ、怒り等の主にその時の感情の揺れ動きで上記の超スピードや超怪力等を発揮するが、迷いがあったり自信を失うと最悪能力の一部が一時的に使えなくなる時がある。
逆に言えば、迷いが無かったら相当な強さになり、殺す気の際にはイッツィー・ビッツィー(スパイダーマンの身体能力とスパイダーセンス&デッドプールの再生能力と戦闘技術をコピーした魔生物)相手に圧勝していた。
- 高次徒手空拳
オリジナル拳法『蜘蛛道(the way of spider)』の使い手でもある。映像表現においては、マキシマムスパイダーの進化版。
『マーベルフューチャーファイト』においては、超越的スピードで四方八方から敵を攻撃&拘束を繰り返し、最後に地盤をひっくり返す。
あまり本編では使われない。
何故ならそもそもハルク等のような自身と同等以上の存在と戦闘する場合を除き、相手を傷付けないように主に糸で拘束する事が多いからという理由がある。
さらにメタ的な理由を言えばスパイダーマンが事件解決を試みる際には大体が戦闘よりも被害抑制に焦点が当てられる上に、いざ戦闘となると形が可変の砂人間、雷人間、水人間などが相手になる事が多発するため、使う機会が作れないのである。
拳法はスパイダーセンスが(一時的に)消失した際にシャンチーとの特訓で身に付けた 。
- 分子間力操作
身体全てに吸着能力がある。
ピーターはこの操作能力で相手の顔に軽く指で触れてそのまま皮膚ごと引き千切るという拷問をした事がある。
- パワーの根源
ドクター・ストレンジとの共演では、本家スパイダーマンの能力には魔法が少なからず関係していると示唆された事がある。これはNWHでも取り入れられている節がある。
元々は超自然的存在アザーがピーターに原子力を媒介に蜘蛛神の力を与えていた。力を与える(一方的な)取引の対価は理不尽な虐めに対するピーターの怒りだった。
それ故か敵に身体を乗っ取られて死亡した際には何の前触れもなく魂だけでこの世に留まっていたりしているなど、未だに彼の能力は謎が多い。
他にも霊体になった際に、時空間を抑制する怪物であるナイトストーカー達には霊体の攻撃は効かないと説明された次のページで普通に拳で攻撃を当てていた。
更にはストレンジの器具、"死の手"を扱えるが、これには魔力が必要なのかは不明。少なくともラテン語習得は必須。
- 潜在能力
世界で最も優れた戦士として宇宙意思エニグマに認められる程にピーターには戦士の素質がある。
実際にXmen主力4人を相手を手玉に取れる程の戦闘センスがある。(参照)
また、トニー・スタークも混乱してファンタスティック4に助けを求める程に身体機能(神経や身体能力、細胞)が謎に包まれている。
彼の潜在エネルギーはアイアンマンのスーツ以上らしく、実際に彼のパワーが生体ウェブに割り当てられた時期には、アイアンマンのユニビーム(出力最大)にすら打ち勝った。
他にもケインとは別個体であるピーターのクローンの一人は死後に自力で蘇った上に細胞が変異していたりと、オリジナルであるピーターの細胞は謎だらけである。
- 蜘蛛神の加護
スティンガー(対神レベルの敵限定で発動する即死級の毒針)
倍になった身体能力
節足動物との交信能力
生体ウェブ
ナイトヴィジョン(夜間視力)
を授かった(そもそもがピーターは気合い等で身体能力は跳ね上がるので余り意味ないと思うが)。
ちなみに、ある出来事がきっかけでスティンガーの力はピーターのクローンに譲渡され、生体ウェブやナイトヴィジョン等も消失した筈なのだが、何故かその後も生体ウェブやナイトヴィジョンをちらほら使っていたりしており、彼の身体は謎のままである。
また、本来なら巨大蜘蛛に変身出来るのだが、ピーターが力を拒絶した結果、その能力もピーターのクローンに譲渡された。
その巨大蜘蛛の力は後述のコズミックスパイダーマンすら倒せなかった敵の親玉を(その親玉の部下すら信じられない早さで)瞬殺した程のもの。
その後、疲労が祟ったのか親玉の部下達にリンチの末に殺されたが、なんとその後自力で復活。
上の事からもこの力はコズミックパワー、ゴーストパワーと並び宇宙最強の能力に近い(ピーターはこの力を現状放棄しているが)。
- 高レベルの知能
IQ200越えの大天才。
- 悲惨な人生
- ピーター・パーカーの心を読み取ったテレパスが「こんな、かわいそうな人が居るなんて!!」と泣き出す。
- ピーター・パーカーの体を乗っ取ったドクター・オクトパスがピーターの人生を追体験した結果、光落ち。自分がピーターに代ってヒーローとなる事を決意する。
- 宇宙意思の干渉
また、一時期なんと宇宙意思『Enigma』からコズミックパワーと同等のエニグマフォースを与えられ、コズミックスパイダーマンとなり、宇宙の守護者にもなった。しかも宇宙意思は世界中のから最も優れた戦士・闘将としてスパイダーマンを選んだ。
そしてスパイダーマンはキャプテン・ユニバースと呼ばれる宇宙最強のヒーロー、コズミックスパイダーマンとなった。
コズミックスパイダーマンとしての能力
- あのハルク(しかもグレイハルク)を手玉に取り、文字通りワンパンで宇宙に吹っ飛ばす**身体能力(その際、「俺(ハルク)は今のお前(ピーター)には勝てない」と言わせ、退かせる)。
- 一瞬で大気圏外へ出られる速度での飛行能力を持つ。
- かなり複雑な形状のウェブを作る。
- 耳は虫の歩く音が聞こえる。
- 嗅覚も鋭い。
- 視力は透視さえも出来る。
- 一撃で高層ビルを分解するスパイダーブラストを手先から発射する。
- テレキネシス(念力)が使える
- 腕を振るだけでも暴風が起こる。スパイダーバースで見せたその光景は他の仲間をして壮観。
経歴・人間関係
※「キャラクター一覧」も参照。
成績優秀だが運動神経が人一倍鈍く、引っ込み思案で冴えない高校生だった(まあ、白人である分普通に美形ではあり、良い男だともしばしば評価されているし、後のコミックでも二人の白人女性がピーターを取り合いキャットファイト寸前になった事もあったし、一応モテてはいた様子)。本の虫とからかわれる事もしばしばで、叔母のメイ・パーカーと伯父のベン・パーカーと過ごすひと時が何よりの癒しだった。
しかしある夜、訪れた科学展で放射能実験を見学していたピーターは、放射能を浴びた変異クモに噛まれてしまう。そして自身の体に異常をきたし、超人的な能力を身につけることとなる。彼の体に、クモの超能力が宿ったのだ。これを利用して、ピーターはスパイダーマンとして活動をはじめ、プロレス進出、果ては芸能活動にまで登りつめた。
すっかり有頂天になっていたピーターは、ある日の番組収録後、一人の強盗が警備員から逃げるのを、「自分の仕事じゃない」と見逃した。だが、しばらくして、彼の父親代わりだったベン・パーカーが何者かによって殺害されてしまう。それを知ったピーターは殺人犯を追い詰めて捕まえるも、それがあの日に自分が見逃がした強盗であったことに気付く。
後悔の念に苛まされたピーターは、ベンが遺した
「大いなる力には、大いなる責任が伴う (With great power comes great responsibility.)」
という言葉を胸に、人々のために自分の超能力を使う事を決意する。
こうして、ヒーロー・スパイダーマンが誕生した。
15歳でヒーロー活動を始め、現在20代後半。
10年以上のキャリアを持つベテランヒーローであり、他のアースの若いスパイダーマンよりも戦い方等がこなれている。
近年は後輩ヒーローを諭す場面も多い。
- "NO ONE DIES"「誰も死なさない」の誓いを立てておりヴィランに対しても不殺を貫くが、殴って解決できることは殴って解決する場面も多い。必要があれば脅しもする。
- など、様々な危機を乗り越えてきたゆえの最強さや容赦のなさも目立つ。
- また、本気で怒るとヴィラン達を震え上がらせるほどの苛烈な攻撃性を見せる場面もある。
- デッドプールすら、本気でキレた無言のスパイダーマンを見て恐怖していた。
- 毒舌でもあり、「は?!警察?警察が俺を止めれると思ってんのかお前??」「お前首もいでもコピれるんだろ?俺がへし折っても大丈夫だな」等、軽口というレベルではない。ある人からは「今のあんた苛めっ子に見える」とまで言われている。
- 親友の1人であるヒューマントーチをマッチ棒呼ばわりしたり、空腹の時は他人の飯を無断で食べる事も。
- アンチもいるがファンも多く、ヴィランの中にもスパイダーマンのファンがいる。
- 調子が悪い時にはヴィラン達から本気で心配された事もあったりする。
- また歳を経る毎度に上記の毒舌の濃度が増しており、若い時は比喩で遠回しに蔑んでいたのが、最近は普通に敵に対してアホだのバカだの直接的な表現を使うようになった。
- 酒を飲みまくった結果、キャットファイト中の二人の女(しかも白人美女)二人に更なるエロバトルを提案する等のセクハラを平気でする様になるなど、ヒーローとは思えない言動も。
- 自身の幼少期に実の両親は飛行機事故で亡くなったが、現在は「S.H.I.E.L.D.」のエージェントだったとされる。
- ハリー・オズボーンとは親友。フラッシュ・トンプソンからはいじめられていたが、後に友人となった。
- スパイダーマン叩きを行なっている新聞社「デイリー・ビューグル」はある意味天敵。
- 同社に正体を隠して(自撮り)写真を売って生活費・学費を稼いでいた際、スパイダーマン擁護派から「横暴な報道に加担しやがって。俺がスパイダーマンだったら、お前のような奴はブン殴ってやるのに」と、我々読者からすれば笑っていいのか判断に困るセリフを言われた事も。
- 実写版によりこのピーター=カメラマンの印象が強くなったが、コミックでは最初期の'60年代に描かれたもので、その後は退社し母校ミッドタウン高校で教師をしていたりもした(ただしやはり基本的には経済的には困窮気味だった)。
- 先輩ヒーローチームのファンタスティック・フォーと共闘したことがある。
交友関係
デアデビル:スパイダーマンに勝手に冷蔵庫を漁られても笑って許してくれるくらい寛大。若い頃はデアデビルに懐いていた。お互いに相手の正体を知っていたが、ある事件でデアデビル側の記憶が消えた。優しい性格だが流石にデッドプールとスパイダーマンの終わらないやりとりには本気で呆れたりもする。
パニッシャー:主義は対立しているが、瀕死のスパイダーマンをお姫様抱っこして治療出来る場所まで運んでくれたりもする。お互いキャプテンアメリカを尊敬している所は共通している。また、洗脳された時に「知り合ってから何年経つっけ?マジ大好き」とパニッシャーに詰め寄り、鬱陶しがられていた。絡みは非常に少ないが二人が絡む話ではあのパニッシャーがコミカルになる。
ウルヴァリン:お互い相手にうんざりしており、異次元に二人だけ迷い込んだ時はかなり険悪だったが、なんだかんだキャプテンの死後にスパイダーマンが落ち込んでたら励ましに来てくれたり、正体が世間にバレたら様子を見に来てくれたりと面倒見が良い。スパイダーマンの正体を知っていたが、ある事件で記憶が消えた。
金に意地汚く、「ウルヴァリンやモッキンバードと呼ばれる奴に金は貸すな。貸したら返ってこないからな」とスパイダーマンが後輩に愚痴っていた。
デッドプール:昔は一方的に好かれていたが今は親友に近い間柄になっている。
最初からスパイダーマンに心酔していた訳ではなく、実のところ始めはスパイダーマンを間が抜けた奴だとバカにしており散々な物言いだったが、"デッドプール:バックインブラック"の事件を経てスパイダーマンが大好きになった(本人談)。その際、シンビオートによるピーターへの愛や尊敬がデッドプールに移った可能性を本人が語っているが、シンビオートに自分が寄生されている最中(シンビオートの感情が移る前)に、スパイダーマンを食い殺そうとするシンビオートを止めようとしているあたり、自分のスパイダーマンに対する感情に理由を付けるためにシンビオートを利用した可能性もあり、どうとでも捉えられる文章になっていた。
現在は自分の娘にスパイダーマンの話を(若干盛りながら)頻繁に聞かせており、娘には自分とスパイダーマンは大親友だと教えていた。一般的なイメージとは異なり、怒る時はしっかりスパイダーマンに怒る。さすがに愛車をぶん投げられた際はキレていた。別に普段からスパイダーマンにラブコールをしている訳ではなく、普通に失礼な物言いをお互いがする。
二人は相手の性格に影響を受けやすいらしく、二人の仲が親密になってからはデッドプールにモラルが戻り始め、スパイダーマンにはモラルが無くなり始めて、スパイダーマンが不殺の誓い(no one dies)を破りそうになるのをデッドプールが全力で阻止しようとする時期もあった。ちなみにその話ではスパイダーマンがデッドプールの娘を人質にとり、自分の邪魔をするなとデッドプールに要求したが、デッドプールはそれでもスパイダーマンを信じ抜いた。
ハルク:昔はしばしば喧嘩していたが、現在は腕の下にぶら下がらせてくれたり、コンビを組む程には仲が良い。ハルクが認める友人の一人。だがハルクはしばしば理性が無くなるため、スパイダーマンに対する感情が憎しみと友愛の狭間で行ったり来たりしている。
どっちかと言えばバナー博士との方がスパイダーマンとしては仲が良く、ハルクが暴走した際にはバナーに戻る直前までスパイダーマンがハルクの暴走を喰い止め、バナーから直接礼を言われていた。そういった事が重なったからかバナーとの信頼関係がある程度築かれており、アイデンティティウォーでもバナーとのやりとり少なくはあれど非常に穏やかに会話が進んだ。
レッドハルク:アベンジャーズの活動で一時期よくコンビを組んでいた。スパイダーマンをお姫様と呼んでからかう事も多い。その割にあまり作中では絡みはない。
ソー:何回かの対決を経て、一人の戦士としてスパイダーマンに敬意を表するようになったが、今までを通してあまり絡む事はない。仲は良くも悪くもない感じ。下らない事をしてソーにガチギレされた事もある。
キャプテンアメリカ:スパイダーマンが尊敬しているヒーローだが、尊敬している割にはキャプテンアメリカに対して失礼な言動をする時がある。キャプテンアメリカから「君(スパイダーマン)の事をは好きだけど時々うるさく感じてしまうよ。」と悪意なしの笑顔で発言された事もある。
アイアンマン:昔は仲が良く、保護者のような立場でスパイダーマンをサポートしてくれたが、スパイダーマンが歳を重ねてからはあまり絡まない。天才同士波長が合うらしく、会話は弾むが正義に対する見方はズレがあり、シビルウォーではアイアンマン側から離脱した。
ピーターパーカーとしても昔は目を掛けて貰っていて、ピーターが関係してるだけで信用できない話に資金をだした事も。実は映画版とは違い優しさをわかりやすくピーターや他のヒーローに見せる。敵対した際も執事にピーターの関係者を補助させる程。
クイックシルバー:実はスパイダーマンの個人誌が初登場であり、その際にスパイダーマンに小細工なしで敗北している。そのせいではないだろうがスパイダーマンが嫌い。スパイダーマンを幼稚だと思っているらしく世界の終わりを尻目にしてやっと成長すると思われている(age of ultron:compilationより)。しかし本人も本人でかなり幼稚。
ゴーストライダー:ファンタスティック4に臨時加入したメンバー同士。絡みはほぼないが、ゴーストライダー側はスパイダーマンをある程度信用しているらしい。
活躍
- グリーンゴブリンとのトラブルに巻き込まれ、先の恋人グウェン・ステイシーを死なせてしまった悲しい過去がある。
- 自らの肉体に薬品投与で能力消失を測るものの失敗して6本腕に!しかし後に解毒剤を発見する
- 密かにグウェンを恋慕していた男性科学者が怪人ジャッカルに変貌。かってに自分のコピー、クローン人間が造られた。
- グウェンとの未練を捨ててついにMJと結ばれるものの彼女はグラビアモデルゆえにストーカーに拉致されるといった事件があった。
- 死んだと思われた自分のクローン、ベン・ライリーとの再会。後の黒歴史と化する『クローン・サーガ』の始まり。
- 第3のクローン人間「ケイン」の存在が明らかとなる
- MJが妊娠、ついに父親になるとおもいきや流産を…
- 『シビルウォー』の際に自分の正体を世間に公表したことによりメイおばさんが銃弾に撃たれ、救うため悪魔メフィストとの契約を行い、今までの歴史をリセットした(『スパイダーマン:ワン・モア・デイ』)。
- 最近では余命いくばくも無いドクター・オクトパスと魂と肉体をチェンジさせられ、そのまま死亡。しかし、ピーターの記憶と精神は残り、肉体にはドック・オクとピーター両者の心が共存する状態となった。数々の戦いを経て、「ピーター・パーカー=スパイダーマンこそが自身より優れた存在」だと認めたドック・オクは自らの魂を消滅させ、ピーターの魂は元の肉体に戻って来た。
その他コミック版
- 【アース1610】アルティメットユニバース
映画公開(トビー・マグワイア版)に合わせてか新タイトル創刊。今までの煩雑になり過ぎた設定を一度リセットする。(さっきもやったとか言わない)
ただ、結果的に「以前やったエピソードを平行世界の設定でやりなおし続ける」内容になってしまい人気が低迷。テコ入れとして『DEATH OF SPIDERMAN』という「ピーター・パーカーの死」と「新しいスパイダーマン、マイルス・モラレスの登場」が行なわれる事になった。
- 【アース6160】ニュー・アルティメットユニバース
ザ・メイカー(アース1610のリード・リチャーズ)の介入により15歳の時に蜘蛛に噛まれずに成長した35歳のピーター・パーカー。この世界ではデイリービューグルの記者をしており、妻MJと息子リチャード、娘メイの四人家族で暮らしている。トニー・スタークの手によりハイテク搭載のスーツとともに蜘蛛が届けられ、ベンおじさんやMJの説得もあり、蜘蛛に噛まれスパイダーマンとなる。現在はグリーンゴブリンスーツを着るハリー・オズボーンとともにヒーロー活動を行う。
- 【アース2149】マーベルゾンビーズ
ゾンビウィルスに感染しまい自らもゾンビと化しメイおばさんとメリー・ジェーンを…ごちそうさま。
宇宙魔神ギャラクタスの力を吸収して、銀河中を駆け巡り全生命を食い荒らす。
そして異世界へとワープ。やっぱりそこの世界にゾンビウィルスをばら撒く事となり壊滅させた…
- 【アース982】
無事MJとの間に娘が生まれているが、自身は足を負傷して引退したため、成長したその子が「スパイダーガール」となった。
- 【アース65】
グウェンが代わりに蜘蛛の能力を会得した事でコンプレックスを感じ、彼女に追いつくために独自開発した血清を注入した結果、リザードとなってしまった。
- 【アース21205】
グウェンの仇であるグリーンゴブリンを殺害するも、彼女を失った悲しみから、皮肉にも自らが新たなゴブリンとなってしまった。
- 【アース90214】:スパイダーマン・ノワール
- 【アース11638】:アメイジング・スパイダー → ゴースト・スパイダー
『アイデンティティー・ウォー』に登場。
様々な世界にいる自分の力を吸収して自分の能力を底上げして、サノスやギャラクタスなどを1人で倒し、ヴィランたちが無抵抗降伏し始める程、文字通り宇宙最強になった。
更に、そのチートすぎる力に加えて、某最強精霊の能力も手に入れ、チートの中のチートになった。アイアンマンも負けを認める天才。
ちなみに【616】のスパイダーマンは彼の攻撃を食らってしまい大ダメージを受けてはいるが、
「へヴィ級だな」で済ませており、正史本家のヤバさも再確認できる。
- 【アース-16220】
『spidey!!』に登場。
アイアンマンが褒める程の天才。
怪力を使う事はあまりないが、スピードが強調されており、ヴィランが気付いた時には既に無数の残像を放つピーターによって拘束された後であった。
アイアンマンに誘われた事もあり、フラれた(と思い込んだ)憂さ晴らしに軽くドラゴン退治をする。
- 【アースTRN1074】
『What If…? Dark: Spider-Gwen』に登場。
原典とは逆にグリーンゴブリンとのトラブルに巻き込まれて高所から落下したグウェンを救うためにピーターが命を落とす展開となっており、ピーターを失ったグウェンがスパイダースーツを着用して仇討ちに専念する事となる。
他メディア展開
アニメ版
主人公となるテレビシリーズは基本的にコミックの設定を踏襲している。
なお昔のバージョンが2000年代に入って新録・再放送される場合も含めて、森川智之が演じる場合が多いが、氏は後に映画『スパイダーマン3』にてエディ・ブロック / ヴェノムの、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』ではパトリック・マリガンの吹き替えを担当している。
CV:川田紳司
セイバートゥースをバスもろともフッ飛ばす(とある事情で手加減なし)、ウルトロンを蹴り一撃で暗闇までフッ飛ばす、ハルクから細いのにタフな奴だと褒められる、第四の壁を破れる、蜘蛛化した際に地震が一瞬起こった程の攻撃を繰り出す、など天才。
実はハルクの同系と変わらないジャンプ力を持つ。ハルクから「タフだから好き」と言れている。地味にハルクにプライベートな集まりに呼ばれるくらい仲が良い。
ちなみにミュータント。
CV:川田紳司
主要人物の1人。
アカツキ博士の助手をしていたが、クリムゾン・ダイナモに襲撃され窓の外に投げ出されたところでスーツを着込みヴィラン軍団との戦いに参加した。
発表会の場にいたヒーローでは唯一ディスクへの封印を免れており、アイアンマン、マイティソー、キャプテン・アメリカ、ハルク、ワスプの5枚のディスクの奪還に成功している。
主要舞台が日本に移るのを境に、あくまで自分が守るのはニューヨークだと考え、行動を別にした。
その後久しぶりに再登場したと思ったら、スーツが黒くなっていて…?
CV:岩中睦樹
天才。
スパイダーセンス発動中のクロックアップ。
残像が見える程の高速移動。
難なく普通に風渦を起こす腕力。これで落下中の2人を救出し建物を持ち上げる怪力。
シンビオート化しただけでカーネイジ化したサノスとほぼ互角に交戦。
第四の壁を突破。
主人公のマイルスと同じ世界の金髪ピーター(CV:中村悠一)、別アースから来た茶髪のピーター・B・パーカー(宮野真守)、過去から来たノワールのピーター(大塚明夫)が登場する。
実写版
⇒3人のピーターを参照。
ゲーム版
⇒ピーター・パーカー(PS4)を参照。
- 『マーブル VS カプコン』シリーズ
性能はスピードとエリアルレイヴが強力なコンボキャラ。
特に6ボタンチェーンが可能な作品では圧倒的な手数とコンボダメージで押し切る事ができるため、対戦ダイヤグラムの上位に位置する事もある最強クラスのキャラであった。
また、ジャンプ力と俊敏性が全キャラトップクラス。
パワーストーンの使い手。
必殺技
・ウェブの塊を飛ばして一瞬で相手を拘束する「ウェブボール」
・超人的なジャンプ力で飛び上がりながら強力なアッパーを繰り出す「スパイダースティング」
・スパイダースティングの後にもう片方の腕で拳を振り下ろして叩き落とす「スパイダーバイト」
・天井にウェブを引っ掛けて超スピードで前進しながら飛び蹴りを食らわす「ウェブスイング」
・長いウェブを放ち、相手を超怪力で大きく振り回してから投げ飛ばす「ウェブスロー」
・ウェブを使い、高速移動する「ウェブグライド」
・一度地面に両手を置いてドロップキックする「スパイダーキャノン」
超必殺技
・巨大なウェブを斜め下に向けて放ち、相手をウェブで包み込んで超怪力で振り回した後地面に叩き付ける「アルティメットウェブスロー」
・怪力と超スピードで連続攻撃を繰り出し、最後に蹴り飛ばす「クローラーアサルト」
・超スピードで敵に襲いかかり、最後に怪力で地面に叩きつける「マキシマムスパイダー」
・怪力で攻撃してる途中にグリーンゴブリンがパンプキンボムを敵にお見舞いする「ウォッチアウトスパイディ」。
- shattered dimension
基本世界となる【TRN579】のピーターとミゲル・オハラ、アルティメット版を基にした【TRN580】のピーター、そして【TRN581】のノワール版が登場。
【TRN579】の彼は【616】準拠。
軽口要素を抜きにしても2099同様に終止余裕そうであったが、綿密に張り巡らされた罠に嵌まって誘拐される等、危険感知能力を活かしていない間抜けな一面も。結構好戦的な性格で、えぐった岩を振り回しながら楽しそうに暴れまわっている。
また、一時的にスパイダーセンスが強化され、目的の物を感知出来るようになっている。
【TRN580】の彼はシンビオートを一時的だが完全にコントロール出来ており、その力を生かした攻撃が得意。
【TRN581】の彼は他三人より身体能力が劣る代わりに隠密能力に長け、特有のステルススキルで敵を恐怖に陥れる。身体能力も彼単体で見たら十分強い事は忘れてはいけない。
彼には手加減設定がないため、彼にやられた敵は恐らく死んでいる。
- 【TRN009】web of shadows
超スピード・超怪力を活かし、炎が出る程に高威力の通常攻撃を放つ。
戦闘スタイルは超怪力を利用した力任せが多い。ストーリー第1話で五方向から来る銃弾の雨を至近距離で容易に全て回避している。
シンビオートの力を使いこなしている。
ゲームシステム上、平衡感覚が他媒体と比べて際立っている。また、彼の蜘蛛糸はかなり質量があるのか、細い糸すら打撃攻撃として使える。
情緒不安定。会話が選択制のため、プレーヤー次第では何の関係もないアイアンマンをディスったりウルヴァリンを挑発したりと好戦的になる。
- PS2版
全ての動作の速度を上げる&周りがスローに見える能力を使い、周りの流れる時間が遅い中、自身だけ素早く動ける。世界観はサム・ライミ版を模倣している。また、ゲーム内で流れる豆知識によると、敵を殺さないように自身の怪力を抑えて戦っている模様。
- 【TRN005】PS2用アルティメットスパイダーマン
様々な種類のアルティメット版ゲーム世界線があり、作品によっては衝撃波だけで触れずに倒したり出来る(必殺技)。
また、スパイダーセンスが生命体感知に長け、DS版では民間人のバイタルを感知出来る。
- 【TRN376】PS4用アメイジング版
スパイダーセンスによる環境把握がかなりの出来。
また、サイズミックブラストという彼だけのオリジナルのエネルギー弾を放つ。
よくジャンプ力が凄いと実況者から言われていた。
スキル上げで一瞬音速を突破するウェブ移動が出来る。
糸で傷を修復して回復するのは実写のオマージュ。
しかしこの事から超回復能力はないと思われる。
プレーヤー次第で味方の苦戦中に平気で写真をとる等、薄情な面が生まれり。
ステルス能力に長け、無駄な戦闘は避ける事が多い。
しかしやはり巨大ロボットなどを素手で破壊したり、ムービーシーンが始まると今まで苦戦していたライノを余裕で蹴り飛ばし地面に叩き付けてKOする等、超スピード&超怪力設定はしっかりと存在する。
また、全作品に於いても足音が軽やかであり、隠密行動能力の高さが窺える。
- 【TRN012】マーベルフューチャーファイト版
様々なタイプがいるが、基本系に於いて、
必殺技では相手を糸で拘束→上空から急襲→超怪力で地盤を抉り、振り回して相手に叩き付ける
という残虐ファイトをする。アップデートで対人戦最強格となった。
奥義は原作本家(正史)の設定を借り、『蜘蛛道(ウェイオブスパイダー』を用いて、超スピードで相手に四方八方から襲いかかって糸で相手を拘束しながら斬撃(速すぎるためか斬撃SE)でダメージを与え続け、最後に地盤をひっくり返す。
- マーベルフューチャーレボリューション版
名前が変わったスパイダーマンと闇堕ちしたスパイダーマンがいる。闇堕ちの方はゴーストライダーの骨を高価な物と値踏み、喧嘩をふっかける。
- アプリ用アメイジング版
ゴーストライダー同様に、ヘリを腕力で引き寄せたり、ミサイルを腕力で跳ね返したりする。
プレイヤー次第では一般ギャング相手に音速を越えた拳ラッシュを叩き込んでいたり(スキル上げ次第)、既に相手を倒した後に上空に打ち上げて地面にめり込せたり、相手のHPを奪い超回復を行う等、残酷な一面をみせる。
また、「血まみれにするぞ(意訳)」等の脅しを行っている。
奥義は第一作目では高速回転により衝撃波を放つ。
ブラックスーツを獲得すると特殊技(ps4版でのマグニチュードに相当)が使える。
第二作目では画面に居る全ての敵に残像を産む超スピードで攻撃&打ち上げ、最後に地面にめり込ませる。
さらに二作目では第一作よりも若干言葉使いが荒くなっている。また第二作目では摩天楼がなくとも糸で飛べる。
1ではいた恋人の存在が2では確認できない上に他の女性と親密になっているため、恐らく破局している。
- Marvel's Avengers版
CV:坂泰斗
その他
原典と同じくニューヨークの平和を守っていたが、ある日突然姿を消してしまう…。
- 【13122】レゴ版
2020年現在の最新作では走ってる時に残像エフェクトが発生する数少ないスピードキャラの一人。
また、筋力で超ジャンプできる怪力系キャラの一人でもある(地上からはウェブ、壁からは筋力で大ジャンプする。飛んでる途中に糸を出して空中を舞い始めるため、最後まで飛べない)。
更に通常のジャンプでもジャンプレベルがハイクラスヒーローに区分される。
筋力での超ジャンプが出来る怪力なのだが怪力スキルはない。だが、スーペリア版にはちゃんと怪力スキルがついている。
また、バック宙が出来る数少ないテクニカルキャラでもある。
但し超回復能力はない。
闇堕ち
元々どの世界線の彼もヒーローになる理由の大半はベンおじさんが関係している。その為彼がピーターに悪影響を与えた際に闇堕ちしてしまった例もある。
まだ実写ではサム・ライミ版『3』の状態を除けば闇堕ちはしていないが、コミック、アニメ、ゲームの全てに於いて闇に堕ちているピーターがいる。
特にゲーム版の闇堕ちした彼には多くを語らずとも、彼が犯罪者に堕ちた短かな経緯を聞くだけでも犯罪者になるしかない悲惨な人生を送って来ていた事が良くわかる。その世界線ではベンおじさんすらピーターの味方ではない。
ピーターは「不親切な隣人」と呼ばれ、彼を誰も救ってはくれなかった。
アニメ版は別世界のヒーローである自分に対し、
「全ての世界のお前が英雄だとでも?」と嘲り、何かしらの背景を匂わせていた。
外見も肌が灰色、目は白目が黒く変色しており、穏やかでは無い事を自分の身体にしていたのだろう。
コミック版はメイおばさんがピーターの能力を恐れており、ピーターの恋人達もベン曰く金目当て。
その世界線ではベンがピーターを悪の道に導いた張本人だが、人智を越えた力を持った彼の味方は、ある意味ベンしかいなかった。
※ちなみに、この平行世界では、ある理由でピーター・パーカーが他の平行世界のスパイダーマンに比べさえ超チート級の能力を持つ「この世界でほぼ唯一のスーパーヒーロー」になった事が他のヒーローやヴィランの人生にも思わぬ影響を及ぼし、ある2人のキャラの性格と立場が入れ替わったり、あまりに意外な人物がドクター・ストレンジの後継者になるなど、かなりカオスな事態が発生している。
因みに闇堕ちではないが、スパイダーマンの力を持たない世界線の彼の中で、テロ組織に参入している者もいる。
余談
名前からするとアングロ・サクソン系だが、出身地であるクイーンズ地区は非白人や白人でも非WASPが多いため、彼も「アメリカの白人の中ではマイノリティ」の可能性が高い。
なお、映画などではスティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカの出身であるブルックリンと並んで「ニューヨーク市の中でもガラが悪い地区」として描かれる事が多いが、クイーンズの方がよりガラが悪い、というイメージを持たれている。
これを踏まえると『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』における2人の会話もまた違った見方ができるかもしれない。
関連タグ
PeterParker:英語表記。