演 - メンガー・チャン、日本語吹替 - 内田真礼
概要
映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のキャラクター。
テン・リングスの首領シュー・ウェンウーとイン・リーの娘で、主人公シャン・チーの妹。
コミックには「シャーリン」というキャラクターは登場しないが、シャン・チーには複数の異母妹がおり、その設定の一部が反映されている。
母の死、父の豹変、兄の失踪と裏切りから、誰にも頼らず自分の力で生きることを是とする、男勝りな性格。
また父が男尊女卑思想を持っていたことから、テン・リングスに女性がおらず、自身も武術を教えてもらえなかったことを、今でも不服に思っている。
経歴
テン・リングスの伝説
母が生きていたころは家族仲良く暮らしていたが、母の死をきっかけに父が兄に英才教育を受けさせるようになり、しかし自身は父や門弟たちに武術を教えてもらえず、独学で体を鍛えた。
兄が父から、母の仇を討つ任務を命じられたことを機にサンフランシスコへ家出した後、抜け穴を使って自分も実家から脱走し、自力で裏社会にナイトクラブ「ゴールデン・ダガー」を立ち上げ、ダークウェブで格闘技賭博を経営していた。
そして、父が自分と兄が持つ母の形見のネックレスを狙って行動を起こしたことで、兄と再会し、テン・リングスとの戦いに身を投じることになる。
兄と再会した時は、彼を組織の闘技場に出場させて、衆人環視の中で対決。妹と戦えないというシャン・チーをボコボコにした。
その後、テン・リングスの襲撃を受けて敗北。実家であるテン・リングスの本拠地へ戻り、家族団欒の際に父から「イン・リーは生きている。故郷ター・ローに閉じ込められている」という妄言を聞かされる。
そして父のター・ロー侵攻を邪魔しないよう、兄やケイティとともに投獄され、そこで出会ったトレヴァー・スラッタリーと出会い、彼とモーリーの導きでター・ローへたどり着く。
そこで、叔母のイン・ナンと出会い、ター・ローを父から守るべく教練を受ける。
そしてター・ローでの壮大な家族喧嘩の末、父が戦死、10個のリングの受け継いだ兄がサンフランシスコに戻ったのでテン・リングスのゴッドファーザーに就任し、組織解体の為に尻拭いを始めた。
しかしポストクレジットシーンでは、テン・リングスにゴールデン・ダガーを吸収させ、今後も闇組織として活動していくことが示唆されている。
構成員も、男性ばかりだった旧テン・リングスから、女性もいる体制に変化している。