概要
『スパイダーマン』に登場するヴィランである「グリーンゴブリン」(二代目)の中の人。
友達の少ないピーターにとっては貴重な存在である。
父であるノーマン・オズボーンの死後、跡を継いでオズコープの社長となるが、精神的ストレスが重なって二代目グリーンゴブリンと化した。
後に、リズ・アレンと結婚。息子のノーミー・オズボーンをもうける。
二代目ゴブリンとしてスパイダーマンと戦うも、寸前で正気を取り戻し、ピーターを救い、死亡。
しかし父親同様に、後に復活。再びピーターの前に現れる。
映画版
若いイケメン俳優が演じるのが定番化している。サム・ライミ版とマーク・ウェブ版では、ピーターとハリーのヘアスタイルなど見た目の印象が互いに逆転しているかに見える。
サム・ライミ版
演 - ジェームズ・フランコ / 吹き替え - 鉄野正豊
ピーターにとって唯一の親友で、彼の為なら「命をやってもいい」と言うなど友達想いな性格で、偉大な父親の事も心から尊敬している。しかし、実験中の事故で誕生した別人格のグリーン・ゴブリンに意識を乗っ取られた父であるノーマン・オズボーンを、スパイダーマンであるピーターが殺したと誤解してしまう。その後、亡霊として現れたグリーン・ゴブリンに唆され、ニュー・ゴブリンとなり、ピーターに復讐しようとするが、真相を知って思い留まる。
そして、ヴェノムとサンドマンのタッグに苦戦するピーターの危機に駆けつけ、最期は戦いで瀕死の重傷を負った後に彼と和解し、息を引き取った。
葬式ではピーターやメリー・ジェーン・ワトソンの他、グウェン・ステイシーも参列する等、ある意味マーク・ウェブ版とは逆の結末を迎えている。
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームではMCUの世界に呼び出されたピーターの口から敵対した後、自身の腕の中で息を引き取った親友がいたと語られている。
マーク・ウェブ版(アメイジング・スパイダーマン)
病で死んだ父ノーマン・オズボーンの跡を継いでオズコープの社長となるが、先祖代々から遺伝している病の症状が自分にも出始めたため、その病を治す鍵が知り合いのスパイダーマンことピーターの遺伝子にあることを知って彼に血液の提供を求めたが、「危険」と言われて拒否された。更には自身に不満を抱いていた重役によってオズコープをクビにされて自暴自棄になった彼は、研究所を襲撃し、無理矢理蜘蛛の毒素を服用したことで人格が狂気に染まり、グリーン・ゴブリンと化してしまう。なお、削除シーンでは自分をクビにした重役に復讐する様子が描かれている。
その後、エレクトロを倒したスパイダーマンとグウェンを襲い、スパイダーマンに止められるが、戦闘の余波でグウェンを殺害し、気絶。後に刑務所に収監された。
しかし、刑務所に入った後もライノを影から操るなどして暗躍している。
ちなみに序盤でハリーの秘書となった女性はマーク・ウェブ版の打ち切りがなければ、次回作でヴィランになる予定であった。
マーク・ウェブ版をベースにしたアクションゲームでも難病が原因で悪の道に走っているが、復讐よりもスパイダーマンの力を手に入れる事に執着している。
最終的にスパイダーマンに敗北したものの、中途半端に終わったマーク・ウェブ版と比べると上手い具合に決着をつけている。
MCU版
今の所、登場無し。
これまでの実写映画でピーターの親友というポジションはネッド・リーズが担当している。
今後の登場に期待しよう。
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームではネッドがライミ版のピーターから「親友」の話を聞き、「オレはスーパーヴィランになってお前を襲わない。」とMCU版のピーターに言うシーンがある。
アニメ版
マーベル_スパイダーマン
父が経営するオズボーン学園の生徒であり、中盤ではホブゴブリンとなってしまう。
ゲーム版
Marvel's Spider-Man
詳細はリンク先参照。
関連イラスト
余談
実写映画やアニメなどでは、イケメンに描かれる事が多い。
しかしマーベルの原作コミック(特に基本世界のアース-616)では、「パンチパーマで剃り込みを入れている」という髪形になっている。参照
これは父親のノーマン・オズボーンも同じだったりするので、オズボーン家のお気に入りなのかもしれない。
ちなみにハリーはモブキャラに一度、「この兄ちゃん、すげえ髪形」と思われた事も。
後に、「スパイダーマンデッドプール:プロローグ」では、ピーターに化けたデッドプールが、このオズボーン親子の髪形に対してツッコミを入れてたりする。
関連タグ
スパイダーマン グリーンゴブリン オズコープ ニューゴブリン
リドラー…中の人(日本語吹替)&アメコミ映画のヴィラン繋がり。
飛電或人…親族の死によりいきなり社長の座が転がり込んできたキャラ繋がり。こちらはヒーローであるものの、古参の役員達からは陰で厄介がられて味方が女性秘書のみである等、マーク・ウェブ版ハリーと同様に半ば孤立状態であり、物語の終盤では…