注:本記事は『仮面ライダーゼロワン』TV本編終盤の展開に関するネタバレを含みます。
アークワン!
「変身!」
シンギュライズ!
破壊…破滅…絶望…滅亡せよ…!
コンクルージョン・ワン…
【ソコに悪意がある限り】
CV:???
スーツアクター:???
変身者
・???
概要
『仮面ライダーゼロワン』第42話「ソコに悪意がある限り」より登場する新たな仮面ライダー。
仮面ライダーアークゼロから派生したライダーである。分類が複雑で人による部分も多いが、概ねダークライダーの一人とされることが多い。本作のラスボスの1人と捉える場合もある。詳細は後述。
変身音声は意訳すると「唯一の結論」といったところ。
ちなみに「ゼロワン」のライダーで唯一、部分的ではあるが日本語の変身音声が流れる。
アークドライバーゼロがアークワンプログライズキーをセットする事で変形したアークドライバーワンにより、ライダモデルとロストモデルを対消滅させる「アークライズ」のプロセスに人間の悪意を加えて技術的特異点に達する「シンギュライズ」を行い高純度のエネルギーを得ている。
変身時には半壊した衛星アーク型のビジョンが出現し、悪意のエネルギーと共に変身する。
初変身時にはキーを起動すると同時にアークドライバーが出現し変身した。
公式人気投票 | 53位(184票) |
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ライドケミートレカ投票 | 10位 |
最終盤にのみ登場した姿にも拘わらず非常に高い人気を誇り、2024年4月26日ではレジェンドライドケミートレカ投票にて第10位にランクインした。
上記のレジェンドライドケミートレカ投票によるレジェンドライダーケミーカードでは黄色のゼロワンケミー、黒いアークゼロケミーと並んでアークワンケミーは当然真っ白いバッタがデザインモチーフとされている。
容姿
ゼロワンを模したライダモデルを纏ったアークゼロと言うべき容姿をしている。
左右非対称のデザインだった上半身部分が白い装甲に覆われ、不気味ながらもゼロワン・ライジングホッパーに近いヒロイックさを兼ね備えたフォルムになっている。
尚、上述した変身者や後述する情報を踏まえて見ると、ゼロワンに似ながらも「色」を失ったその姿は骸骨や亡霊にも見える。それは単なる「悪意」に留まらない、あらゆる人間の負の感情が仮面ライダーの形を取った様な痛ましくも恐ろしい見た目、とも解釈できる。
スペック
身長 | 199.9cm |
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体重 | 100.1kg |
パンチ力 | 54.2t |
キック力 | 104.4t |
ジャンプ力 | 93.6m(ひと跳び) |
走力 | 0.6秒(100m) |
全体的に只でさえ強力なアークゼロを更に上回るスペックを持つが仮面ライダーゼロツーには及ばず、特にジャンプ力と走力は大きく差をつけられている。演算能力についても進化前から変わらず「億」単位のままであり、ゼロツーの「兆」には及ばない。
本編でも敵の攻撃は可能な限り予測能力で避けるゼロツーとは対照的に、敵の攻撃をそのまま受け止める形で後述のスパイトネガによるカウンターに重きを置いたファイトスタイルを取る。また、ゼロツーより劣ると言っても億単位の優れた演算能力を持つことは変わらないので、後ろから撃たれたランペイジバルカンや仮面ライダーバルキリーの攻撃を振り返る事なく全て避け切っているほか、仮面ライダー滅のスティングディストピアに対してはそもそもキックを初動で潰して発動させない驚異的な戦闘力を見せた。
基本的な機能はアークゼロと同じであり、最大の特徴として変身者の「悪意」を力に変換した悪意の波動「スパイトネガ」を生み出すことができる。これは普通のパンチをも爆発的なエネルギーを秘めた攻撃手段として活用可能で、通常のマギア程度ならば軽く殴っただけで爆散する。
更にスパイトネガの射出はアークワンの意思で自由にコントロールできるため、触れた相手に対して直接悪意を流し込むカウンター攻撃としても利用可能(劇中ではサウザンドジャッカーによるジャックライズでデータを奪われそうになった所をスパイトネガを逆流させる形でサウザンドジャッカーを破壊した上、仮面ライダーサウザーを変身解除させている)。
また、変身者の悪意以外の感情を鎮静化させ、意識をネガティブな面に集中させることで悪意の化身とも言うべき存在と化し、変身者の悪意の赴くままに一方的に殲滅を行う。引力と斥力を操る能力も持ち、敵の自由を完全に奪ったりある程度の飛行も可能。本編でのアタッシュカリバーを何処からともなく操作して敵に撃ち込む場面は、この引力と斥力に干渉する能力の応用と思われる。
アークゼロが使用していた3Dプリントによる武装の生成も可能であり、最終回では大量の武装を次々と生成しアークスコーピオンと激闘を繰り広げた。
使用アイテム
アークドライバーワン
アークドライバーゼロがプログライズキーのセットにより変形したドライバー。
アークワンプログライズキー
人類の悪意の歴史と自我に目覚めたヒューマギアのビッグデータ、そしてアークの概念を保存したプログライズキー。
オーソライズの必要は無く、スイッチを押すだけで接続状態になる。
アタッシュカリバー
ゼロワンの初期の主力武器であり、劇中では複数個配置されたカリバーを用いた二刀流での戦闘も行った。
アタッシュショットガン
A.I.M.S.が設計した武装で、自身で生成して一撃だけ発砲した。
プログライズホッパーブレード
メタルクラスタホッパー用に設計されたゼロワンの専用武器で、メタルクラスタホッパーに変身した状態で無くともクラスターセルを用いた攻撃・防御機能は健在。
必殺技
- パーフェクトコンクルージョン
キーを押し込むことで発動。
ドライバー上部の「アークローダー」を押し込む事で「悪意」、「恐怖」、「憤怒」、「憎悪」、「絶望」、「闘争」、「殺意」、「破滅」、「絶滅」、「滅亡」の10段階の悪意を貯め込み、ラーニングレベルに応じて必殺技の威力を変える。
名称を和訳すると「完璧な結論」、或いは「完璧な終末」と言った意味合いになる。
劇中では「絶望」までの「ラーニング5」ではスパイトネガを全方位に放つ衝撃波、最高レベルとなる「滅亡」で発動する「ラーニングエンド」ではエネルギーを溜め込んだライダーキックを放っている。
文字演出はアークゼロのそれに近いが、それに比べてさらにノイズが増えていたり、より歪んだ筆文字になっており、画面いっぱいに表示される時には文字が「倥」「螺」「儡」、「蟆」、「怜」、「譁」等の漢字に一瞬変化しては元に戻ったりを繰り返すため、非常に読み辛い。また、通信衛星アークを覆う様に回路図のエフェクトがあるのも特徴。
発動後も暫くは、歩く度にエネルギーの跡が残る様で、アークワンに破壊されたマギアの破片はこのノイズに溶かされるような描写がある。
- オールコンクルージョン
ガンバライジングオリジナル技。瞬獄殺の如く相手を暗闇に包み、連続打撃を浴びせた後、背後から現れて空中に打ち上げる。
劇中
- 第42話「ソコに悪意がある限り」
第42話の冒頭で滅が変身したが、それはアズがイズに見せたアークのシミュレーションであった。
イズはシミュレーション通りの「アークの復活」を防ぐべく滅を説得し止めようとするが、己の心の存在を否定し動揺した滅によってイズは破壊されてしまう。
その後、人類滅亡のために行動を開始した滅とそれを止めようとする仮面ライダーバルカン・仮面ライダーバルキリー、更に滅をアークにさせまいと乱入した仮面ライダー迅の前にいきなり空から出現。上述の能力を駆使していとも簡単にライダーたちを圧倒し変身解除に追い込んだが、直後に苦しみだし自らも変身を解除。姿を表したのは…
飛電或人だった。
或人は、イズを滅に破壊された事で深い悲しみと憎悪に取り憑かれてしまい、そこに付け込んだアズから渡されたアークワンプログライズキーにより変身、滅への復讐を果たそうとしていたのである。
路線変更について
ガンバライジングではフレーバーテキストで「ゼロワンに立ちはだかる」などと紹介され、変身演出ではアークゼロから変身しており、児童誌の先行情報や特写では「ゼロツー対アークワン」という構図(上記イラスト)が掲載されていたが、TV本編ではコロナ禍による収録話の短縮などもあり、設定・ストーリーが大きく変更され、これらは実現しなかった。
実際に本編終了後には様々な媒体で、予定されていた内容について触れられており、劇場版公開後の公式Twitterの発言や、製作陣への雑誌インタビューによると、実際には或人がアークワンに変身する予定はなかったという。
当初はゼロツーに敗北したアークゼロが、その後別個体のヒューマギアに宿り、様々な人間をラーニングしていくことで進化した姿とされており、最終的に滅が変身し、上記の「ゼロツー対アークワン」の構図になる予定だった(アークワンのデザインが比較的シンプルなのもゼロツーとの対峙を想定されていたためである)。
しかし、新型コロナウイルスの影響で街中での撮影と人間をラーニングしていくという描写が困難になったこと、また上記のような展開では或人が抱えているものが薄くなってしまい、ただ単調な善意の塊として良いことを言うだけで、滅との対決も最終的に説得で終わってしまうという懸念から、善悪を逆転させる意義も込めて或人がアークワンに変身する内容に変更された。
劇中での行動(2)
- 第43話「ソレが心」
或人はドライバー内部でアズと対話。
アークが最後に導き出した結論が「人間とヒューマギアの争いの果て、全てが滅亡する」というものだったことを聞かされる。
他方、滅はヒューマギアとの融和を提唱していた或人がアークワンと化したことを根拠に人類滅亡を唱えるが、迅は「悪意があるのは本当に人間だけなのか?」と問う。
滅を狙ってデイブレイクタウンへと向かう途中、或人をアークから救うべく立ちはだかったランペイジバルカン、バルキリー、サウザーと交戦するが、攻撃を一切気に留める事無く躱し先を急ぐ。
そしてサウザンドジャッカーでデータを奪おうとしたサウザーを返り討ちにしてサウザンドライバーを破壊、更に不破と唯阿の脳内チップのデータを抹消することで変身不能に至らしめ、自身も変身解除して姿を消す。
垓「何故我々の命を滅ぼそうとしない?」
「ほっといてくれ……! これは俺と滅の問題なんだ…」
3人は或人がアークに操られていると踏んでいたが、このやり取りとアークワンのモーションパターンがゼロワンと殆ど一致している事でアークワンの行動は全て或人自身の意志である事に勘付く。
或人と滅の争いが、やがて悪意の感染の果てに「人類とヒューマギアの争い」に発展し、それを以てアークは全ての人間とヒューマギアの心に宿る……それこそがアークの真の狙いにして最後の結論だったのである。
そして滅亡迅雷.netのアジトに辿り着くも、そこは既にもぬけの殻。
現れたアズを拒絶しつつも彼女が突き止めた滅の居場所に向かい、滅と集結したマギア達と対峙する。
「滅……イズを破壊して心は痛まなかったのか?少しも苦しいと思わなかったのか!?」
滅「黙れ!俺に心など存在しない!!人類の悪意を滅ぼすまで俺は戦う……それが“仮面ライダー滅”だ!」
「俺はお前を許さない……!!」
群がるマギア達を蹴散らしながら滅を集中攻撃し、強大な悪意を込めた最大レベルの「パーフェクトコンクルージョン」を叩き込んで滅を粉砕せんとする。
しかし、その一撃は滅を庇って割り込んできた迅を直撃。ボロボロになっていた滅も満身創痍ながら駆け寄るが、迅は「滅の心を失いたくなかった」と言い残して爆散してしまう。
その光景にイズや自身の父親が破壊された時の光景がフラッシュバックして我に返った或人は恐慌状態に陥るが、一方で慟哭する滅も漸く己の心を認め…
アズ「悪意の連鎖はもう止まんないね♪」
アズは楽しげにつぶやき、滅に新たなプログライズキーを渡して「悪意」へと扇動するのだった……
- 第44話「オマエを止められるのはただひとり」
或人を止めようとする不破の変身したオルトロスバルカンと相対しゼロツーに変身して応戦したが、戦闘中の一撃を加える一瞬だけアークワンが映るという演出がとられており、ゼロツーに変身していても或人の本質が復讐鬼たるアークワンと化している事が示唆されている。
戦いの後、不破の言葉に思う所はあったのかゼロツープログライズキーを手にゼアに「どうするべきなのか」と問い掛けると、そこには飛電ゼロワンドライバーを手にした父親が現れ…
そして誰にも止められない悪意の中で新たな力を手にした滅と改めて対峙。互いに大切な存在を奪いあった相手に対し、或人は力強く叫ぶ。
「滅…。お前を止められるのはただ一人…俺だ!」
そして、結局誰も止められないまま、最後にして最悪の戦いが遂に幕をあける……
視聴者からの反応
物語の最終局面で登場したライダーという事もあり、アークワンの存在が確認された段階でこれがラスボスとなるであろうことは多くのライダーファンから予想されていた。
胸のマークがザイアスペックのマークと酷似していることから「人間が変身する」という予想もあり様々な変身者予想があったが、予想外の人物だった事で衝撃が走った。
歴代ライダーとの比較
実質誘導された形だったとは言え、主人公が自らの意思で闇堕ちし、あまつさえラスボスポジションに就くのは今までのライダーシリーズでも前代未聞の出来事であり、或人役の高橋氏の演技やイズの破壊と併せて衝撃を受けた視聴者は少なくなかった。
そのためか、アークの声を担当した速水奨氏のオールアップは41話時点で伏せられ、42話放送後に明かされた(ベルトのシステムボイス自体は引き続き速水氏のもの)。
仮面ライダーとしての立ち位置
仮面ライダー公式サイトの『仮面ライダー図鑑』において、ゼロワンの形態の1つとして扱われているが、「アークの心を宿した形態」と別項目になっており、特殊な立ち位置として扱われている。
更に「仮面ライダーアークゼロ」の項目にも「アークを心に宿した仮面ライダー達」としてアークスコーピオンと共に掲載されているため、ゼロワンの特殊形態且つアークゼロの系譜とするのが公式の立ち位置だと思われる。
仮面ライダーシリーズにおいて戦う理由が身内を殺された復讐に起因しているライダーはこれまでの歴史では数多く(風見志郎、城茂、霧島美穂、照井竜、不破諫など)、アークワンもその系譜の1つであると言える。
ただし、殆どの場合、彼らは戦いの最中に新たに守るべき物を見付けるパターンが多いが、アークワンの場合は変身者が仮面ライダーになった元々の動機が復讐では無い(=物語の途中で身内を殺されたことによる闇堕ち)点が決定的に異なる。
立体物
その立ち位置とキャラクター性、本編での活躍から根強い人気を博したアークワンだけあってフィギュア化の機会にも恵まれており、RKFシリーズではアークゼロとパーツの組み換えで再現できる「シンギュライズセット」が発売。
食玩ではお馴染み「装動」、「SHODO-O 仮面ライダー10」などで立体化。豊富な武器やシール再現が可能であった装動版と、塗装は少ないが値段はある程度控えめでシールもないSHODO版で差別化がされていた。
意外にもS.H.Figuartsでは登場から三年以上経過した現在でも発売はされていかったのだが、参考出品として魂ネイションで滅・アークスコーピオンと共に展示されていた。そして、2023年10月13日に遂に予約開始が発表。これでハイブリッドライズなどを除けばほぼ或人の変身体は全てアーツ化したことになる。
余談
実はマスクだけならアークゼロの変身シーンに一瞬登場している。
実は単独で変身したシーンは本編では存在しておらず、基本的に滅との同時変身かエフェクトを省略した状態での変身に限られていた。
一部の視聴者はゼロツーからジャンプ力が大幅に落ちているせいでもう夢に向かって飛べなくなってしまったと表していると考察してる。
最も多くのライダーに変身した俳優は複数作品で3人のライダーに変身した武田航平氏だが、001・ゼロツー・アークワンをゼロワンとは別のライダーとして数えるならば或人を演じる高橋氏が記録を更新することになる。公式ではこれらすべてがゼロワンの一形態扱いされている。
アークワンが初登場した回の30分後の世界ではキラメイシルバーが闇堕ちしていた事からスーパー闇落ちタイムとなった。
こちらは次回予告の段階でその兆候が放送されており、サブタイトルが「闇落ち」とそのものズバリだったのに対し、アークワンは別のショックが大きく予想が困難だった為、その衝撃は非常に大きかった。
そして、ウルトラマンタイガでも黒幕によってもたらされたアイテムで主人公が闇堕ちしてしまった上、同時期に公開された劇場版では父も諸事情あって闇堕ちしてしまっているため、三大特撮における令和一号ヒーローは誰かが必ず闇堕ちしているというとんでもない事態になってしまった。等と言っていたら遂にニチアサ全体でやらかしてしまった(あちらの方は闇落ちを免れているが)。→邪悪な力に負けないで下さい
『ガンバライジング』での扱い
バーストライズ6弾にて登場するものの、本編登場前だったのでアークゼロのフォームチェンジとして扱われていた。また、フレーバーテキストも「ゼロワンに立ちはだかる」という上述の路線変更前の設定のものになっている。
やはりというかその後のズバットバットウ1弾ではゼロワンのフォームチェンジとして扱われるようになった。また、続くZB2弾でボイスが実装された。ちなみにZB1弾以降もライダーズクレストはアークゼロと同じものであり、カード番号も滅亡迅雷のライダーやサウザーよりも後なのは変わらない。
その約1年後のリリリミックス2弾ではメモリアルフィニッシュに抜擢。43話のパーフェクトコンクルージョン(相手がアークワンに原作ではスティングディストピアに当たるカウンターを放とうとして不発に終わるシーン)が再現されており(台詞は「イズの仇だ」から「終わりだ」に変更されている)、迅が庇いにくるシーンはなんと相手チームの他ライダーが庇いに飛んでくる、超絶バトルなどで相手が1人のみの場合は必ず迅バーニングファルコンが誰であろうと庇いに飛んでくるという非常にシュールだがトラウマを抉る演出がなされている。
また、何気にスキャン演出には本編でも無かったソロ変身シーンがある(43話変身シーンの画角が変わってる感じ)。
因みに、ZB5弾のレジェンドクロスキャンペーンで抜擢、相方はカリバー・ジャオウドラゴンだが、カリバーとゼロワンの組み合わせのCPカードはこれが2枚目。このカードではアタッシュアローを装備するが、本編では使用しておらず、相方の名前を考慮してもアタッシュカリバーが妥当なのだが、おそらくはモーション流用の都合だろう。
関連イラスト
関連タグ
闇墜ち トラウマ オレがアークで仮面ライダー アーク堕ち ラスボス系主人公
ン・ダグバ・ゼバ:旧世代シリーズ最初の「白き脅威」と呼べる存在。
アークオルフェノク:数字表記の作品の「アーク」の名を持つバッタがモチーフの白いラスボス。サブライダーの変身ベルトを破壊している。
仮面ライダーオーガ:人間と怪人の共存を目指していたが、他者の悪意によって大切な仲間を失ってしまった事で夢や希望が消えて闇堕ちしてしまったダークライダー。
仮面ライダー龍玄・黄泉:敵に唆されて大切な人の為に闇堕ちしてしまったダークライダー。
○号ライダー
ゼロワン/ゼロツー/アークワン(1号) → バルカン(2号)
アークライダー |
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仮面ライダーアークゼロ |
仮面ライダーアークワン |
仮面ライダー滅(アークスコーピオン) |
仮面ライダーアークゼロワン |
仮面ライダーエデン |
仮面ライダールシファー |
仮面ライダーサウザンドアーク |
仮面ライダーゼロスリー |
外部リンク
仮面ライダーアークワン|仮面ライダーゼロワン - テレビ朝日
劇中での行動(3)
最終回ネタバレ注意!
- 最終話『ソレゾレの未来図』
滅/アークスコーピオンと激闘を繰り広げるアークワン。だが、或人の真意は既に滅を破壊することにはなかった。
迅「悪意に染まっていく心を、自分ではどうすることもできなくて…止められるのは、滅だけだって思ったんだ」
唯阿によって復元された迅の知能がアズに語る。或人がこの戦いに挑んだ真意は、悪意に染まっていく自分を滅に止めてもらうという命懸けの結論であった。
唯阿「命を懸けて、滅に教えようとしているのかもしれない。心とは何なのか…」
不破「誰よりもヒューマギアを…滅のことを信じたのは、あいつ自身だったのか」
そして、滅が恐怖した心とは何なのか、それを教えるために…。
戦いの最中、アークワンは持っていたアタッシュカリバーを突然投棄。憎悪に燃える滅は「どういうつもりだぁーーっ!!」と攻撃を続け、アークワンはそれを一身に受け続ける。
そして、滅が放った「ヘイトレッドインパクト」によってアークワンは敗北、ドライバーとプログライズキーが破壊され、これによって或人はアークの呪縛から解き放たれた。
迅「今度は…飛電或人の番だ!」
「絶望」から解き放たれた飛電或人は、未来のために「希望」となる。
余談2
登場からたった4話で変身アイテムが破壊されて変身が不可能になるという、中々珍しい例となった(相手のアークスコーピオンがたった2話で同じことになったが)。
…が、後にアークドライバーは新型プログライズキーを引っ提げて天津垓によって再製造された。
変身不能となったためかスーツは早々に改造され、上半身は『ファイナルステージ』に登場する仮面ライダーアークゼロワンにリペイントされた。更に、そこで使用されなかった胴体〜下半身は仮面ライダーザイアに、さらに再度リペイントされた頭部以外の上半身と合わせ仮面ライダーサウザンドアークへと再改造されている。
その後の客演
「お前の能力は全てラーニングした。完膚なきまでにスクラップしてやる!」
CV:高木勝也
スーツアクター:榮男樹
ハンドレッドの戦力としてサイゲツが変身する形でコピー版ではあるがまさかの再登場。
当初はレジェンダリーレジェンドがフォームチェンジしたゴージャスディケイド(コンプリートフォーム)相手にアークゼロで戦っていたが、戦いの最中にラーニングが完了し、アークワンプログライズキーでそのままアークワンへと変身。
演算能力を駆使してゴージャスディケイドの攻撃を見切り優位に立つが、アイアンガッチャードが不意打ちで放ったアイアンナックルに吹き飛ばされる。
執念深く戻ると、一度変身解除した2名がそれぞれゴージャスゼロツーとプラチナガッチャードへ変身。『ゼロワン』本編でもアークの予測がゼアに劣っていた(この上本家よりゴージャスになっている)のと同じく、ゴージャスゼロツーには予測を上回られてしまい、終始劣勢のまま最後はダブルライダーキックを受けて撃破された。
敗走したサイゲツはハンドレッドの上層部に処分されたのだが、アークドライバーは衛星アークを模した世界の終末までの時間を刻む時計に変化。そして…?
余談
アークワン、ゼロツー双方とも別人でこそあるが、コロナ禍の影響で『ゼロワン』では実現が叶わなかったゼロツーVSアークワンが4年の時を経て実現することとなった。
また、今回は本家で行われなかった「アークゼロからアークワンへの変身」も行っており、実質アークゼロの強化形態として扱われていた。『ゼロワン』でも当初の予定ではこの立ち位置だったため、こちらも4年の時を経てまさかの実現となった。
何気エフェクト込みの単独変身も本編では見られなかった要素である。
オリジナルのスーツは前述のようにアークゼロワン、サウザンドアークへ改造されており、今回はアークゼロワンからアークワンへ戻した頭部とサウザンドアークから併用した胴体が使用されている。この関係上、頭部のデザインと下半身のデザインがオリジナルとは異なる(それぞれ黒と白の線が増えており、公式曰く、「ハンドレッド特別仕様」とのこと)。
『ガッチャード』に先んじて『アウトサイダーズ』にて再登場していたアークゼロは同様の理由で仮面ライダールシファーのスーツを用いたためにデザインが変わっており、『ガッチャード』第34話でも同スーツで登場したため、本編では腹部〜下半身が同デザインであったアークゼロとアークワンがそれぞれ別個のスーツ(正確には靴のみ共用してると思われる)で登場する事になった。