アークワン!
マリスラーニングアビリティ!
CV:速水奨
概要
『仮面ライダーゼロワン』に登場する「仮面ライダーアークワン」に変身するためのプログライズキー。本作において初めてネイティブではない英語の変身音声が鳴るプログライズキーである。
機能
内部の「アークオブゼム」には人類の悪意の歴史とヒューマギアのシンギュラリティのビッグデータが収められ、ザイアスペックと似た形状の「アークスペック」により人間と接続し、変身者の悪意をドライバーに供給する役割を持つ。
これを装填する事でアークドライバーゼロはアークドライバーワンへと変形し、「アークライズ」のプロセスに人間の悪意を加えることで新たな技術的特異点に達する「シンギュライズ」が可能となる。
第35.5話で初登場し、アズが滅亡迅雷.netからシンギュラリティデータを収集するために使用し、蓄積したデータを人工知能アークに提供するために使用。
その後はアズが所持していたが、第42話においてイズを喪い前後不覚に陥った或人に提供され、彼にアークワンの力を与えた。
待機音のリズムはかつて或人が変身に使用していたゼロワンドライバーに似ているが、復讐心に囚われた或人を表すように 不気味に歪んでおり、 バックでは 悲鳴にも聴こえるライジングホッパーのライダモデルの鳴き声に似た叫び声が流れている。
最終的には仮面ライダー滅・アークスコーピオンの「ヘイトレッドインパクト」を受けてアークドライバーごと破壊されている。
アークのプログライズキー
第43話でアズによって大量生産された、アークの力を宿したプログライズキー。
起動スイッチ「ライズスターター」を押すことでアークを継ぐ仮面ライダーを生み出す。
形状はゼロツープログライズキーと同じだが、アークを象徴するかのようにゼロツーキーの「セントラルゼア」に当たる衛星部分は赤く染まっており、アークワンと同じく白と黒を基調としている。
滅に渡されたものはアークスコーピオンプログライズキーへ、謎の男・エスに渡されたものはエデンゼツメライズキーへと変貌している。エデンのものを見る限り、変貌先の形状に規則性はないようだ。
また、いずれもアークライダー用の複製ゼロワンドライバーを変貌させる力を持っており、アークスコーピオンキーは絶滅ドライバーへと、エデンキーはエデンドライバーへと変貌させている(現在はいずれも全て破壊されている)。
量産キーと複製ゼロワンドライバーがセットで渡されアークライダーとなるケースがほとんどだが、ある人物はキーを受け取らず、自身は別のライダーとなり、ゼロワンドライバーを別の目的で使用する。
このプログライズキーの存在が示している通り、アークゼロをはじめとする「アークの力を受け継いだ仮面ライダー」を何度倒しても、結局のところ新たなアークが表れてしまう。
この力の受け皿となるのは人間あるいはヒューマギアの「悪意」であるが、作中で描かれてきた悪意の中には正義や愛情といった一見善意の感情が暴走し他者への悪意となるケースもある通り、負の感情を完全に無くすことは不可能である。
また、アークの力を得た存在が武器やプログライズキーを自在に生み出していた都合上、このプログライズキー自体も何度でも更なる量産や改良が理論上は可能であり、完全なるアークの根絶は事実上不可能な状態と言えるだろう。
だが、このキーとゼロワンドライバーをバラ撒く張本人であるアズが続編『ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷』においてリオン=アークランドによって破壊される末路を辿っている。その後のゼロワン世界で起きている事件においてもその姿は見られないため、一旦は収束したものと見て良いだろう(善意によるきっかけとはいえ自らの意志でアークライダーになった者がいる他、大元の人工知能アークが復活していたりはするが…)。
玩具
プレミアムバンダイからアークドライバーとセットで2020年6月13日に発売が決定。
アメイジングコーカサスプログライズキーと同様にオーソライズの必要はない仕様となっている。
仕様上、オーソライズも可能ではあるがスキャンすると逆にアークワンの待機音が聞けなくなってしまう。
量産型のブランク状態は未発売だが、一応アークスコーピオンキーを改造すれば再現は可能。
余談
生物の力を持たない初のプログライズキーである。
音声にもある「マリス(Malice)」とは、英語で『悪意』の意味。
「アークオブゼム(ark of them)」は直訳すると「彼らのアーク」。言うなれば「人々の悪意」という意味だろう。
関連タグ
アークゼロワンプログライズキー・サウザンドアークプログライズキー:リカラー先。
マスブレインゼツメライズキー:リデコ先。
ゼロツープログライズキー:量産型のリデコ元。