【警告】この記事には、『ゼロワン_Others_仮面ライダー滅亡迅雷』の多数のネタバレ要素が記載されております。閲覧の際はご注意下さい。
マスブレイン!
概要
ZAIAエンタープライズが開発したマスブレインシステムを搭載するゼツメライズキー。
CEOのリオン=アークランドが画策するソルド計画の要であり、ZAIAが開発した兵士型ヒューマギア「ソルド」の右腕に共通して装着されている。本編にて復活後の迅はバーニングファルコンキーを左腕にチェーンで装着していたが、これはソルドの装備方式であり、左腕に変身用のキー、右腕にこのマスブレインキーを装着している。
リオンの思惑によって拉致された迅に装着される事となり、彼を経由して滅亡迅雷.netのメンバー全員がマスブレインシステムに接続、このゼツメライズキーと滅亡迅雷ドライバーを使い仮面ライダー滅亡迅雷へと変身する。
外観
一言で言うなら紫色になったアークワンプログライズキー。しかしながらアークワンの顔に当たる部分は変身するライダーのそれに準じたものになっている。(ドライバー側も同じようなシルエットになっているのを踏まえると、モチーフ元にはこれも入っているか。)キーの内部には、滅亡迅雷.netに酷似している謎のマークが存在する。このマークと同じものがソルド達の服や仮面ライダー滅亡迅雷の胸に刻印されている事から、マスブレインシステムのマークと思われる。
機能
生物の力を持たない初のゼツメライズキーであり、ロストモデルの代わりにマスブレインシステムが搭載されている。(外観がアークワンプログライズキーとの類似性を踏まえると、顔の箇所がマスブレインシステム本体、マークの箇所が接続口の特殊チップと思われる。)これにより装着したヒューマギアやソルドはマスブレインシステムに強制的に接続され、他の接続したソルド達と統率の取れた集団行動を取る。システムへの接続はリオンの権限で解除も可能である。
ゼツメスターターを押すと、右目に当たる部分が紫色の光を放ち、滅亡迅雷.netの4人をマスブレインシステムに接続。内部でシンギュラリティに到達した滅亡迅雷.netの4人で合議制が覆されると、それぞれの手のひらにキーが出現、この状態でキーのゼツメスターターを押すと自動で開閉が行われ、ドライバーへの接続と現実空間での仮面ライダー滅亡迅雷の構築が可能になる。(なお、この時現実空間で倒れている迅の滅亡迅雷ドライバーにもキーが装填されているのを確認できること、そして滅亡迅雷ドライバーのアタッチメントがオーソライザーに被さり、オーソライズによる開閉を想定していない作りになっていることを踏まえると、現実のマスブレインゼツメライズキーもマスブレインシステムによる認証での自動開閉は可能と思われる。)このように、変身前に取り出すキーと変身プロセスに使用するキーと変身後にドライバーに装填されるキーが何れも別物という特殊なアイテムになっている。
余談
マスブレインが絶滅種としてカウントされた理由は不明。可能性としては次のものが考えられる。
- マスブレイン自体が人工物であり、現実の自然界に存在しないから。
- マスブレインシステムの特定のネットワークに接続し、装着者の自我を奪う機能がゼツメライザーと類似している事から、「自我を絶命させるもの→ゼツメライザー→対応するキーであるのはゼツメライズキーである」という連想。
- 変身時に4人のボディから流れ出た光の流れが不完全なデータイメージ、すなわちロストモデルとしてカウントされたため。(ゼツメライズキーと滅亡迅雷フォースライザーの組み合わせで変身した仮面ライダーは、キーが仮面ライダーへの変身を想定しているか否かに関係なく、変身プロセスでは何れもエネルギーの放出とアーマーが生成されるだけで、変身後の形態でも元になった生物のロストモデルの使役が確認できないため、ロストモデル自体がオーバーブーストをしても形を保っているライダモデルと比べると、不完全な状態になっている事が示唆されている。)
立体物
特撮テレビドラマ『仮面ライダーゼロワン』のVシネマ作品『ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷』のBlu-ray&DVDの初回生産限定版に、「DX滅亡迅雷ドライバーユニット」とともに同梱。
劇中に登場するキーは大部分がメタリックパープルだが、玩具版では他のザイア製のキーに合わせたのかクリアパープルとなっている。
また、特徴的な造形のために外装は完全新規となっており、突起が大きいためにゼツメライザー・レイドライザーに物理的に装填できず、プログライズキーシリーズで現状で唯一の装填不可事例である。
こちらより先に発売されていたメモリアル仕様のキーと同じ仕様となっており、モード変更で変身時の印象的な呻き声等が再現された劇中仕様の変身音を鳴らすことができる。
また、変身前の状態ではVシネマにおける滅亡迅雷.netの4人のセリフが変身後は特徴的な仮面ライダー滅亡迅雷のセリフがそれぞれ再生できるようになっている。
ただし、後編へ続く形でありながら前編付属で商品化された都合上、後編でも重要な活躍をするにもかかわらず後編のセリフは収録できていない状態となってしまっている。
関連タグ
- スティングスコーピオン、ジャパニーズウルフ、バーニングファルコン、ドードー: 滅亡迅雷.netの幹部が使用するキーでVシネ本編でも使われる。このうちバーニングファルコンを除く3個のキーの図像は滅亡迅雷ドライバーに描かれている。
- アークスコーピオン、アサルトウルフ、フライングファルコン: 過去に幹部が変身に使用していたキー(アサルトウルフは少々特殊だが)。アークスコーピオンを除いた他の2個は現在別の人物が所有している。
- アメイジングヘラクレス: 幹部の一人が必殺技の発動に当たって使用したキー。登場したのは一度きりで、その後どうなったかは不明。
- アークワンプログライズキー: 幹部たちからデータを抜き取る事で完成したキー。劇中でのリオンの発言を踏まえるのなら、実質的にはこのキーに記録されている悪意を別のものに置き換えたものと言える。