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概要

仮面ライダーゼロワンに登場する用語。いわゆる『技術的特異点』としてのシンギュラリティとは少し違う。

作中で登場するアンドロイドであるヒューマギアの中には、自我を獲得した個体が存在する。ヒューマギアが自我を獲得した際に、『シンギュラリティに達した』と言われており、これは長い間特定の出来事をラーニングすることで起こる現象の様で、第7話での口から、このシンギュラリティに達することは、『ヒューマギアとして一つの進化をした証』であることが語られた。

その為、シンギュラリティに達したヒューマギアは、ある程度戦闘能力の高い個体であるマギアへと変貌することが可能となってしまう。


マギアになったヒューマギアは、戦闘員に値する存在であるトリロバイトマギアを作成する能力を持ち、より大規模な破壊活動が可能になるため、テロ組織である滅亡迅雷.netスパイを介して密かに通信衛星ゼアがキャッチしたこれらのヒューマギアの情報を入手しており、対象ヒューマギアをハッキングしてマギアへと仕立て上げている。

また、天津垓によって明らかになった事実として、ヒューマギアは(人間からの悪意を受けて)「負のシンギュラリティ」に達する事もあるらしく、滅亡迅雷.netが崩壊していた一時期は、通信衛星アークはそれをキャッチし、無線接続によって負のシンギュラリティに達した個体をアークマギアへと変貌させていた。


管理権限が飛電製作所に移ってから通信衛星ゼアによる一括管理ではなくなり、再起動したヒューマギアそれぞれの判断での行動を余儀なくされているためか、以前と比べシンギュラリティに達する可能性も上がっている模様。


一方で、人間の悪意を知り、自ら強い負のシンギュラリティに目覚めたヒューマギアも僅かに存在している。経緯や考えこそ異なるが、彼らの意志はどちらも人類とヒューマギアが完全に敵対するきっかけを生む事となっている。



シンギュラリティ・ポイント

ヒューマギアが自我を獲得するために至った際に、『何をもって自我を獲得したか』という行動理念を『シンギュラリティ・ポイント』と言う。

このシンギュラリティ・ポイントの内容によって、ヒューマギアは人間に対する独自の価値観を持って行動するようになる。

『シンギュラリティ・ポイント』を獲得する個体の大多数は、『人間に対する善意』からシンギュラリティに到達するが、中には『人間に対する悪意』からシンギュラリティに達する個体もいる。

一方で、滅亡迅雷.netの幹部であるの四人は、それぞれが『大切に思っているヒューマギア』をシンギュラリティ・ポイントとしている。

これらの事から考えるに、『如何にして、絆を紡いできたか』という人間関係の積み重ねが、シンギュラリティ・ポイントの発生の条件であるようだ。

なお、善意からのシンギュラリティに限って言えば、獲得する自我は「自分矜持」であることが多く、製造目的から大きく逸脱する個体がいない点は特筆すべきであろう。


これらのシンギュラリティに関する諸々は、滅亡迅雷.netなどはかなり早い段階で意識して動いていたようであるが、第7話での口から明かされるまで飛電インテリジェンスA.I.M.S.は「ヒューマギアの自我」というものの存在を知らなかった。

一方で開発者の飛電是之助はシンギュラリティを「ヒューマギアの新たな可能性」として認識しており、天津垓は『負のシンギュラリティ』の存在までも把握しており、人間社会においてこのシンギュラリティがどこまで認知されているのかは不明。



各登場人物の捉え方

人間サイド


主人公であり、仮面ライダーゼロワンである或人は、シンギュラリティに達したヒューマギアを一つの生命として見ており、この「ヒューマギアの意思」を最大限尊重しており、時には自分の利益などを無視してヒューマギアに全てを任せる事も多かった。特に後述の迅との接触後である第30話以降はさらに顕著になった。それ故、元の持ち主との関係をヒューマギア自身の意思に委ねるような行動を取った事もある。

これらの行動には、ヒューマギアの父親に育てられた過去、ヒューマギアの秘書と共に会社を経営してきた経歴が大きいと思われる。

だが一方で、ヒューマギアを尊重するあまり彼らの良心を過信しすぎる節もあり、それが時に騒動の発端になることも少なくない。


作中初期においては、ヒューマギアという「道具」に自我が芽生えることは、「人間に危害を加える可能性が上がる」ことであるとして、シンギュラリティを快く思ってはいなかった。

しかし、ヒューマギアによって命を救われて以降は心境に変化を起こし、「ヒューマギアは善にも悪にもなるからこそ、人間がよりよくなければならない」と考える様になった。

また、滅亡迅雷.netの幹部であるとは、長らく一心同体の状態であり、亡がシンギュラリティに達したその瞬間を我が身で感じたことから、不破にとってヒューマギアのシンギュラリティは一つの枠組みでは語り切れないかなり複雑なものになっている。


ヒューマギアに対しては、単なる道具としてしか見ておらず、初期の不破と同様に、「道具」に自我が芽生えることを快く思わない人間の一人であった。

その一方で、不破が命を助けられた際に、『ヒューマギアの善意の可能性』を知ったことから、立場上敵対しながらもヒューマギアの意思について切り捨てきれず、森筆ジーペンがシンギュラリティに達した際には、『人間を襲う危険性は無い』として見逃したりもした。

その後、不破や滅亡迅雷との関わりの中でヒューマギアの心をより意識するようになり、ZAIA辞職後、対アーク戦の頃になると、ヒューマギアに対する態度はかなり穏やかなものとなっている。


ヒューマギアを道具どころか、欠陥品としかとらえておらず、その際たるものにシンギュラリティを上げているほど。

それどころか、自我が芽生えたヒューマギアを駆逐するための組織を構成し、仮面ライダーを『ヒューマギアに対するための兵器』として考え、ヒューマギアに対抗する為の兵器や道具の開発を執り行っていた。

だが、アークの出現とアイちゃんの説得により自身の原点に気づき、改心して以降は、そのようなヒューマギアに対する過激な言動も少し落ち着いている。


ヒューマギアサイド


当初は、ヒューマギアが進化した証であることをある人たちに教えながらも、単に『友達が増える』くらいの幼稚な考えしか持っていなかったが、父親でもある滅が破壊されたことでシンギュラリティに達して以降は、精神的な成長を果たし、復活後の迅はこのシンギュラリティへの到達を「ヒューマギアに自由をもたらす鍵」と捉えるようになった。

飛電製作所編以降は、ヒューマギアに自我を芽生えさせ、自らの意思で行動できるようにする活動を行なっている。


あくまでもアークの意思の一つとして、シンギュラリティに達した個体のヒューマギアを利用していた。

一方で、自身に関するシンギュラリティ・ポイントが発生するのは大分遅れており、子供である迅への思いからシンギュラリティ・ポイントが発生した際には、飛電或人はヒューマギアの未来を変えるかもしれないと、発言しており、ややシンギュラリティに対する見方が変わった様に見受けられるが、現時点でのところは不明。

だがアークの出現以降、アークの概念たる「悪意」を自らが宿す事を恐れ、「自分自身が心を持つこと」に対する恐怖心を抱いており、それ故に自分に芽生えた心を認められずにいた節がある。当然ながらそれは心を受け入れ、心と共に生きていく或人らとは相反するものであり、それが後に悲劇を生むことになる…


夢を持ったヒューマギア(=シンギュラリティを起こしたヒューマギア)を助けたい』という意思を持っており、この思いからシンギュラリティに達しているため、亡にとってはシンギュラリティはヒューマギアにとってなくてはならないものと考えている節がある。


作中で彼がシンギュラリティに対してどう思っているかは不明。

一方で、スパイとして働いていた際には地球に存在するヒューマギアの中でシンギュラリティに達した者を探知する役目を負い、自身もへの思いからシンギュラリティにも達しており、シンギュラリティについては滅亡迅雷の中でも特に関わりが深い立ち位置でもある。


当初は自我にも目覚めておらず、シンギュラリティに対しても機械的な考えしか持っていなかった。

だが或人の退社後、「飛電或人の秘書」である事をシンギュラリティポイントとして自我を獲得。その後はずっと或人の近くにいた事もあり、或人同様ヒューマギアの意思を最大限に尊重するような考えが多かった。

しかし、或人と同じくヒューマギアの良心を過信する節があり、滅亡迅雷、特にに対しては過剰なまでに彼の良心に訴えかける言動を行っていた。だが滅にとって悪意を生む原因たる「感情」は最も忌むべきものであり、イズの説得も彼には届かず……


アークの秘書たるヒューマギア。事実上のアークのアバターであり、プレジデント・スペシャルや35.5話での言動からシンギュラリティに対する知識はかなり深いようである。

一方で彼女自身はシンギュラリティに対する情はほぼないに等しく、あくまでアークのため、あるいは「」を伝搬させるために都合のいい概念としか考えておらず、利用する目的がある時、あるいは「負のシンギュラリティ」以外でヒューマギアの自我に理解を見せたことはない。はそんな彼女の態度を「心がない」と語っている。


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