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辞表パンチ

これがわたしの

辞表パンチとはフィクションにおいてパワハラ上司に対して行われる報復である。 ここでは特撮番組『仮面ライダーゼロワン』第33話に登場した刃唯阿の必殺技について説明する。
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※ここから先は仮面ライダーゼロワン第33話終盤のネタバレを含みます。





唯阿 「これがわたしの辞表だ…」









概要編集

仮面ライダーゼロワン』第33話において、天津垓の数々の非道に対し、遂に堪忍袋の緒が切れ反旗を翻した刃唯阿は、不破諫とともに天津を打ち破り変身解除に追い込んだ。ショットライザーを構え詰め寄る彼女を、天津はザイアスペックで往生際悪く従わせようとする。しかしチップによる干渉に耐え抜いた唯阿は、ショットライザーを投げ捨て、天津の胸倉を掴む。次の瞬間、画面に「これがわたしの」と、ゼロワンシリーズ必殺技同様のエフェクト文字が映り、唯阿は天津の顔面に鉄拳を食らわせた。

無様に吹っ飛んだ天津に上記のセリフを放った唯阿は、ZAIAのバッジを投げ捨て、背を向けて去って行く。

こうして彼女はZAIAと決別し、道具ではない自分の生き方を探し始めるのだった。


反響編集

お仕事5番勝負編から、好き勝手に横暴の限りを尽くす天津に逆らえず言いなりになっていた唯阿だが、彼女の鬱屈が蓄積するのに比例して、視聴者のフラストレーションも溜まっていった。


その為、第33話は予告の時点でサウザーにキックを放つバルキリーというシーンがあった事もあり「ZAIAをついに辞めるのか?」「卒業キックならぬ退職キック?」等と話題になっていた。


予告通りに退職キックは行われたわけだが、直後の夕陽をバックに天津に詰め寄り一発をお見舞いする唯阿と、そのパンチに顔を歪ませる天津に、スカッとすると同時に笑いが出る視聴者もいた模様(これを連想した視聴者も居たとか……)。

視聴者も想像してなかったであろう展開や、「これがわたしの」と必殺技風のカットが入る演出付きであった事もあり、ある意味衝撃的なシーンになったと言えるだろう。


放送後では「辞表パンチ」がTwitterでトレンド入りし、話題となった。


余談編集

事前情報が掲載されたてれびくん2020年6月号ではこの場面に、「よいこはぜったいにまねしないでください。」と注意書きが書かれていた。


そして、この放映を見た日頃ブラック企業ブラック上司による、パワハラに泣かされていた人々も、さぞかし溜飲が下がる思いであったろうが、これを実際に行う=暴力で訴えた時点で『暴行罪』で「懲役2年以下」、相手が怪我をしたら『傷害罪』となり「懲役15年以下」となってしまう(そもそも変身して殴り合ってる仮面ライダーシリーズでは今更なのだが)。

いかなる理由があろうともおおきいおともだちもぜったいにまねしないでください。」あくまでもフィクションと言う事を念頭に置いておきましょう。


また後の第41話「ナンジ、隣人の手を取れ」にて仮面ライダーアークゼロヒューマギアさえも滅ぼそうとした時、乗っ取られたが反抗とばかりにアークの悪意の力をパンチするかの如く追い払った。これもある意味辞表パンチの一つとも言える。またこの回でアークにお払い箱にされた滅亡迅雷.netの面々もアークに反逆し、結果的にアークは滅び去る結果となった。


2020年8月24日放送の「クイズ!THE違和感」のコーナーの一つ「恋人たちの違和感」に唯阿役の井桁弘恵が出演し、ラストで浮気彼氏役の藤森慎吾に強烈なビンタを浴びせたのだが、「辞表パンチの再来」と話題になった。

その後何の因果か、藤森は『仮面ライダーリバイス』にてリバイスドライバーの声を担当することになった。なおこの作品で、再び辞表パンチが繰り出されることに(ただし今回は既の所で拳を止めている)。


ガンバライジング 7周年記念9ポケットバインダーセットのカード仮面ライダーバルキリー ライトニングホーネットのバースト面の必殺技としてまさかの収録。そしてその技名が「刃、ザイアやめるってよ。」である。


関連タグ編集

仮面ライダーゼロワン

刃唯阿 辞表  パンチ 男前 絶対に許さない

因果応報 鉄拳制裁 ライダーパンチ


労働基準監督署:あなたがパワハラに悩んでいたら、辞表パンチを繰り出す前にまずご相談を。


ドルヲタ、推しと付き合うってよ:2年前3号ライダーが生み出した作品?

ブルーン/ゼンカイブルーン翌年の30分後の人物で、こちらは自身を単なる掃除係としか見ず、人生の時間と個人の尊厳を搾取して来たブラック上司に対し、辞表代わりに自らの名乗りを大声で叩き付けた。彼にとってはある意味、自分を取り戻す為の辞表パンチだったと言える。

門田ヒロミ:ジョージ・狩崎に辞表パンチを繰り出そうとしたが、寸前で殴るのを止めてしまったため、ファンからは「辞表パンチ失敗おじさん」と言われてしまっている。そんなとこまでネタにしなくてええやろ…。なお、本来の脚本では実際に殴って終わりの予定だったが、ヒロミ役小松氏・狩崎役濱尾氏両名からの申し出により、放送されたようなシーンになった経緯がある。

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