ライトニングホーネット!
"Piercing needle with incredible force."
概要
『仮面ライダーゼロワン』に登場する仮面ライダーバルキリーの派生形態で、ライトニングホーネットプログライズキーで変身する。
アーマーカラーはブルーとイエロー。
変身音声で流れる英文の意訳は「驚異的な力をもって貫く針」。
スペック
身長 | 196.0cm |
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体重 | 89.0kg |
パンチ力 | 9.7t |
キック力 | 20.0t |
ジャンプ力 | 28.1m(ひと跳び) |
走力 | 4.0秒(100m) |
電撃を纏った格闘技を得意としており、必殺キックの際には足の先からは穿孔武器「ライトニングニードル」が飛び出して、キックを強化する働きがある。
身体中に空いた蜂の巣状のウェポンベイからは蜂型ミサイル「ヘクスベスパ」を撃ち出す。ミサイルは触角と額に埋め込まれた装置により制御され、追尾して敵に確実に命中させる。これに電撃を纏わせ威力を底上げしたり、水中に逃げ込んだ敵を痺れさせるといった芸当も可能。
また、超硬鋼「ZIA209-03」のハニカムフレーム構造により衝撃分散能力に優れ、飛行用の翅「ホーネットエール」を展開して飛行するなど攻守共に隙が無く、機動性も高い。流石に純粋な空中戦ではフライングファルコンに及ばないものの、ヘクスベスパを使用する事によって対抗出来る様になっている。
派生形態でありながら総じて高火力が持ち味であり、パンチ力・キック力・走力こそ下がっているものの、総合的な攻撃性能はラッシングチーターの200%以上とされている。
メタルクラスタホッパーの攻撃には流石に敵わないが、それでもへクスベスパでクラスターセルにある程度拮抗出来る性能や(途中からのランペイジバルカンの加勢があるとはいえ)スペックでは圧倒的に上のサウザーとの最後の一騎打ちの際は同じくスペック上では上であるシャイニングアサルトホッパーのシャインクリスタを破壊し、そのままサウザーを変身解除させる程の火力を誇っており、攻撃性能200%は伊達では無い。
ライトニングホーネットプログライズキー
サンダー!
ハチのデータイメージ「ライダモデル」が保存されている。カラーはディープイエロー。
ZAIAエンタープライズジャパン支社長・天津垓が所有していたプログライズキーの一つで、唯阿に譲った。
第18話では仮面ライダーサウザーが必殺技に使用。
モチーフは一部ではミツバチと紹介された事もあったが、名前から察するにスズメバチがモチーフと思われる。
必殺技
第33話で使用。技名演出は本編では無し。
ライトニングニードルを発射する。
映画『REAL×TIME』ではランペイジバルカンのランペイジパワーブラストと共にゼロ距離射撃を放ち、技名も表示された。
- ライトニングブラストフィーバー
「知らないのか?想いはテクノロジーを超える…らしいぞ!」「ZAIAをぶっ潰す!」
右足にハチの針を模したエネルギー体・ライトニングニードルを纏い相手に跳び蹴りを放つ。
他の形態同様技名としてサンダーライトニングブラストフィーバーと表示される。
何気にA.I.M.S.ライダーでは初のライダーキック技である。
第11話ではショットライザーでサンダーのエネルギー弾を何発か打った後にハチのエネルギー弾を放つバージョンが披露された。
第13話ではヘクスベスパを撃ち出すバージョンが披露された。こちらは『REAL×TIME』でも使用し、アバドン5体を纏めて撃破している。
第33話ではライトニングニードルを纏った飛び蹴りが受け止められた後、そのままの姿勢でショットライザーからライトニングニードルを射出する技を使用した。
2020年11月9日からプレミアムバンダイにて予約開始となる『仮面ライダーバトル ガンバライジング 7th Anniversary 9ポケットバインダーセット』にて第33話で使用した技のカードが収録される。カードの性能も中々高性能なのだが、注目するべきは必殺技名であり、その名も「刃、ザイア辞めるってよ。」である。因みに、このカードの登場により、初の派生フォーム単体で複数のレジェンドレアになったフォームとなった。
ゼロワンver.
ラララ!雷鳴!雷電!電撃!ライトニングホーネット!
"Piercing needle with incredible force."
飛電ゼロワンドライバーで変身した、仮面ライダーゼロワンの形態の一つ。
公式ポータルサイトにて画像が公開されている。
ディープイエロー主体のアーマーが特徴。触覚はタレ気味でクラッシャーも縦に割れていたりとマスク部分はモデルのスズメバチを上手く落とし込んでいる。
胸の装甲はスズメバチの翅を模していながら、ハニカム構造と組み合わさったデザインになっており、バルキリーのウェポンベイとほぼ同様の効果を有する(公式の解説文では「マルチロックミサイル」と表記されている為、ハチではなく、本当にミサイルを発射する可能性も0ではない)。
一見すると背中にはバルキリーのようなわかりやすい翅は生えていないが、急加速と急停止を活かした飛行能力を有していると記載されているあたり、なんらかの方法で飛行はするのだろう(フライングファルコンのような形式なのであろうか)。
右足はハチの腹部を模した装甲で覆っており、足先の穿孔ニードルを伸ばした錐揉みキックを得意としているようだ。また、膝には鋭いスパイクが生えており、ブットバソウルのイラストでは膝蹴りを見舞っている(K106)。そちらでの属性が蹴でなくて射なのはミサイルを放つ能力を有しているからであろうか。
総じて蜂をロボ娘化したようなバルキリー版とは異なる印象を受ける。
余談
劇場版やゲームを含めた場合はマリカがフォーゼアームズやモモライダー、ダークネクロムイエローがノブナガ魂に変身した前例があるが、いずれも男性ライダーが使用していたものの流用であり、女性ライダー初の専用フォームチェンジである。
昆虫モチーフでは人気者(バッタ、カブトムシ、クワガタ)の陰に隠れがちな蜂モチーフのライダーでもある。
蜂がモチーフのライダーはこれまで仮面ライダースーパー1、仮面ライダーザビー、オーズ・ムカチリコンボ(腕のみ)、ビルド・ハチマリンフォームの4人がいたが、ムカチリコンボ、ハチマリンフォームは設定上だけの存在で本編未登場。結果として昭和に1人、平成に1人、合計2人のような状況になっている上、ザビー登場から今まで10年以上も経過している。
蜂が電撃を使うという発想は「避雷針」や「蜂毒」のイメージからだと思われる。
また、初登場回が「親子」をテーマにした回であったが、奇しくもライトニングホーネットは子蜂を生み出す能力を持つ形態だったりする。
多人数ライダーの作品の3号ライダーの派生形態はキウイアームズやコンバットシューティングゲーマーレベル3の様に序盤で出番が終わってしまう事が多い中、派生フォームながら過去の長期にわたって使われている上、児童誌などではバルキリーの最強フォームとして扱われている節がある(だがこれが最強フォームになるなら他の派生形態も最強フォームになってしまう)。それもあってかガンバライジングのゼロワン最終弾でのキャンペーンカードにて同じ最強フォームのゼロツーとランペイジバルカンが「共通点のある主役の最強(強化)フォーム」との組み合わせであり、バルキリーも基本形態のラッシングチーターではなくライトニングホーネットでこちらの方にカテゴリされている。因みにゼロワン・バルカン・バルキリー以外のライダーは主役の強化・最強フォームという括りは無く、「共通点のあるライダーもしくは怪人」でチームを組んでいる。
まぁ唯阿にはスペックがバルキリー両形態以上とおぼしきファイティングジャッカルがあるが、バルキリーとして復帰した以上レイダーにもう変身しない上、ZAIAを辞めた事や本当にバルキリーの強化フォームが登場した事により使用する機会は無いに等しいだろう。また、上記にもあるがこの形態でも強化形態相当の相手と張り合えるポテンシャル自体は十分にある。
実際に、本編終盤や本編後ではこの形態は最強フォームや強化フォーム達と共闘してもインフレに置いて行かれる事無く同列のように扱われる事が多い。「強化フォームが与えられないライダーは扱いが良くない」、「インフレに置いて行かれる」と言う印象が強くなりつつある近年においては、初期装備でありながらも変身者である唯阿自身の技量のみでインフレに喰らい付いており、派生形態と言う括りの中では間違いなく扱いの良い部類に入るだろう。
関連イラスト
珍しい蜂のライダー、それも女王蜂モチーフというのが多くの絵師の心を捉えたのか、サブライダーのフォームチェンジと言う微妙な立ち位置にもかかわらず、気合いの入ったイラストが多数投稿されている。
関連タグ
仮面ライダーゼロワン 仮面ライダーバルキリー
カメンライディングディケイド:ライトニングホーネットの変身音を基にしている。
蜂女:蜂繋がり。ライダーシリーズの女性怪人第1号でもある(バルキリーは令和の女性ライダー第1号)。
仮面ライダースーパー1、仮面ライダーザビー、ムカチリコンボ、ハチマリンフォーム、仮面ライダーアギレラ:蜂がモチーフのライダー。アギレラは女性ライダーで飛行能力を持つ。
仮面ライダーブレイド:必殺技が「ライトニングブラスト」。
仮面ライダーエスパーダ:次回作の3号ライダー。電気属性でカラーリングが黄色。
昆虫大百科:次回作の女性ライダーの基本形態で昆虫がモチーフ。
ハチネジレ:雷属性な蜂繋がりの前例たる戦隊怪人。小型の蜂を操る能力も共通。
ロックマンエグゼ3:電気属性の蜂型コンピューターウイルス「スパークビー」が存在する。
ホーネットマン:同じくハチメカを発射。
本編終了後のネタバレ注意
- 『仮面ライダーゼロワン ファイナルステージ』
本編後と劇場版の間に起こった出来事
天津に変身能力を復元してもらった為、再度変身可能になった後はこちらに変身。マギア達を一掃する。
- 『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』
仮面ライダーアバドンの軍団との決戦時にラッシングチーターから交代する形で変身。
相変わらずの初期装備とは思えないポテンシャルを発揮し、アバドン達を蹴散らしている。