「二人共、力を貸して!」
ヨアケルベロス「ケルベロ~!」
ネミネムーン「ムーン…」
『『YOACERBERUS!』』
『『NEMINEMOON!』』
『As above, so below…』
ヨアケルベロス「ケルベロ~!」
ネミネムーン「ムーン…」
「変身!」
『『ガガガガッチャーンコ!』』
『スリーヘッドスリーパー!』 『『ムーンケルベロス!』』
概要
『仮面ライダーガッチャード』に登場する形態。
ヨアケルベロスとネミネムーンのライドケミーカードをアルケミスドライバーで組み合わせて変身するマジェードの派生形態。また、設定上はガッチャードライバーで組み合わせることでガッチャードも変身可能であり、アプリ『ガッチャードファイル』にてその姿を確認できる。
容姿
マジェード
白と水色を基調とした涼しげなカラーリングをしている。頭部にはケルベロスを模した装飾があり、左右の装飾はその位置も相まってお団子頭のようになっている。アルケミスジュエルは水色になっており、胸部のアルケミスジュエルの奥には満月のグラフィックが表示されている。また、腕にはかぎ爪を模したクローを装備している。
第33話では仮面ライダーグレアのヒュプノレイによって洗脳され、複眼が赤黒い独自の物へと変わっていた。
スペック
身長 | 192.8cm |
---|---|
体重 | 71.3kg |
パンチ力 | 8.9t |
キック力 | 8.2t |
ジャンプ力 | 16.9m(ひと跳び) |
走力 | 7.3秒(100m) |
腕の「トリニティクレセント」は高速三連撃を得意とする俊敏性を備え、アルケミスジュエル製の超硬質な爪による対象への限定的な重力操作や入眠作用など様々な影響を及ぼす特殊能力を持つ。
脚の「シンコピィチェイサー」はテリトリー内に侵入した対象との距離を瞬時に詰める瞬発力と、限定的な重力軽減によるジャンプ力の上昇などを駆使した自由度の高い空間機動能力により、スペック以上の性能を発揮する(ムーンケルベロスノヴァ発動時の連続キックは、これらの空間機動能力の恩恵と思われる)。
敵の攻撃をいなしながら戦っていたサンユニコーンとは異なり、近接戦闘(特にパンチ)に特化したパワー形態となっている。そのためかパンチ力はサンユニコーンより高いがキック力は1トン下がっている。それでもその攻撃力の高さから、サンユニコーンの浄化能力が通じない相手や純粋にパワー不足な場合にはこちらが選択されている。
一方でサンユニコーンのような目立った特殊能力が少ないため、プテラノドンマルガムのワープ能力には対抗できず翻弄され、最終的にはヨアケルベロスとネミネムーンのカードを奪われて登場から1話で早くも変身不能となってしまうなど、パワー形態としての弱みも持ち合わせている。
なお、カードを取り戻してからは第31話にて久々に変身し、仮面ライダープラチナガッチャードと共にマンモスマルガムを撃破した。第39話ではネミネムーンの持つ発光バリアを張ることでクロトーレビスの目を一瞬眩まして善戦するなど、りんね本人の錬金術師としての成長も相まって定期的に使用され続けた。
第46話ではゴリラマルガム(ケミー因子)とポイゾナスマッシュルームマルガム(冥黒)に対してボクシングのジャブの要領で月の光弾を放っている。
必殺技
- ムーンケルベロスノヴァ
『アルケミスリンク!』
『ムーンケルベロス!ノヴァ!』
ハイアルケミストリングをアルケミスドライバーに1回かざし、セミアルトヴォークを操作して発動。
連続蹴りの後、とどめの一蹴りを入れる。また、シンプルなライダーキックとしても使用可能。
初使用ではとどめの一蹴りを入れる際にファイヤーガッチャードのスチームホッパーバーニングフィーバーとのダブルライダーキックを披露した。変身者が主役とヒロインでダブルライダーキックを披露したのはイズゼロツー以来。
パンチ技としても使用可能で、マンモスマルガム戦ではプラチナガッチャードのインフェニックスを使用したプラチナシュートフィーバーと同時にパンチを叩き込んで撃破した。『ザ・フューチャー・デイブレイク』ではアルザードが変身したドラゴンマルガムを撃破した(厳密には変身解除して瀕死に追い込んだ)。
- ムーンケルベロスビックバンノヴァ
『ハイアルケミスリンク!』
『ムーンケルベロス!ビッグバンノヴァ!』
ハイアルケミストリングをアルケミスドライバーに2回かざし、セミアルトヴォークを操作して発動。
- ケミーライズ(ザ・サン)
第31話にてケミーライザーにザ・サンのカードを装填して発動した必殺技。太陽の力で周囲の温度を急上昇させ、マンモスマルガムの冷凍攻撃から身を守ると同時にプラチナガッチャードや九十九を救出した。
何気に劇中ではかなり珍しい仮面ライダー状態で発動したケミーライズでもある。
余談
- ケルベロスをモチーフに含むフォームはトライケルベロスを使用するゴールデンアランジーナ以来。月を含んだフォームはアラビアーナナイト以来となり、共に約4年ぶり。
- どちらも仮面ライダーエスパーダのフォームだが、そのスーツアクターを勤めた中田裕士氏はガッチャードで仮面ライダーヴァルバラドのアクターを担当している。
- マジェードの右手にはハイアルケミストリングが装着しているが、先述のようにムーンケルベロスはパンチ主体のパワー形態であるため指輪が壊れそうな勢いで相手を殴りまくる。
- これに関して、指輪をつけたライダーの先輩は「指輪をつけたままパンチする描写を子供が真似すると怪我をする可能性がある」という理由で劇中では一切パンチ攻撃を行っていなかった前例があったため、ゴリゴリパンチしまくるムーンケルベロスはそのライダーを知るファンに話題にされている。
- ただ、そのライダーとは異なり玩具自体がプレバン商品である点、女性ライダーであるが故に対象となるユーザーが狭まっている点を考慮すると、そのような配慮自体不要なものと判断された可能性もあるため一概に比較できない。
- 変身に使用されるケミーは未登場のエンジェリープテラと同じく、どちらも悪意人形を素体としたマルガムと化している。
- ネミネムーンには眠りに関する要素が詰め込まれているが、実はヨアケルベロスのモチーフとなったケルベロスにもオルフェウスの竪琴の音色で眠らされてしまった逸話が存在する。
関連タグ
ゲーム限定フォーム:ガッチャードの場合は実質該当する。
ライトニングホーネット:バッタがモチーフの令和ライダー作品のオレンジの女性ライダーの青い派生形態、基本形態よりキック力が低い代わりにジャンプ力が高い、総合的な攻撃性能は基本形態より高い、飛び道具を持つ、物語終盤でも使用され続けたなど共通点が多い。