ガッチャード

かめんらいだーがっちゃーど

特撮番組『仮面ライダーガッチャード』において、主人公が変身する仮面ライダー。正式名称は「仮面ライダーガッチャード」だが、番組と同名であるためこちらの記事で別個に取り扱う。

101体の《ケミー》を探せ！　

《ライドケミーカード》をあやつる《錬金術師》

その名は、仮面ライダーガッチャード!!

「俺は“仮面ライダーガッチャード”！ドデカい夢を追い求める、錬金術師さ！」

CV：本島純政

スーツアクター：永徳

変身者

・一ノ瀬宝太郎

概要

『仮面ライダーガッチャード』に登場する仮面ライダー。

一ノ瀬宝太郎がガッチャードライバーにガッチャンコケミーとなる組み合わせのケミーのカードを装填して変身する。

変身

ライドケミーカードをガッチャードライバーにセットすると空中に巨大なカードが現れ、そこからケミーが飛び出す。その後両手で円を描き、重ねた手を反転させた後矢印の先端を形作って正面に突き出し、ガッチャードライバーのレバー「アルトヴォーク」を展開する。

2体のケミーが宝太郎の頭上に出現したトンネルを通ると、複雑な機器で加熱されている巨大なフラスコの中に飛び出す。宝太郎の体が素体の「ライダケミドール」に変化すると、そこにケミーを錬成したアーマーが装着され、変身が完了する。また、変身完了直後に炎が胸の変換炉に収束する演出がとられる。

また、フォームチェンジする場合はケミーがトンネルを通るシークエンスが省かれる。バンク自体を省略して変身することも多くあり、その場合は宝太郎の体が矢印とエネルギーの渦に包まれることで変身する。

変身で行うポーズは「万物を包みこみ混ぜ合わせる」という意味合いを持ち、「古代錬金術の儀式に似ている」と九堂りんねが語っている。

宝太郎が初めてドライバーを装着した時は仮面ライダークウガの変身のようにイメージ描写がされた。

モード

以下の様に1フォームにつき2モードが存在している。

ただしどちらか片方しか登場していないフォームも多い(詳しくは後述)。

ワイルドモード

錬成した装甲のみで行動しているモード。

変身に使用したガッチャンコケミーを模した状態で、トリッキーな動きで相手を翻弄する。

基本的に人の形から外れた姿をしているが、サイズを除けば人型の範疇な場合もある。

この姿でもドライバーはどこかしらに装備しており、フォームチェンジは手動で行われる。

ライダーモード

強化改造した変身者の肉体をベースに装甲を装着したモード。

「ライダケミドール」と呼ばれる素体を中核としてワイルドモードを纏った状態で、共通して頭部にゴーグル、胸部に変換炉を装着する。素体は強化フォームを除き黒色を基調とし、複眼の色はオレンジ。

必殺キックはマルガム化したケミーと宿主を強制分離させることが可能。

変身手順はワイルドモードと全く同じで直接この姿に変身する事も多いが2段変身に当たる。

形態

基本形態

• スチームホッパー

『HOPPER1!』『STEAMLINER!』

ホッパー1とスチームライナーのライドケミーカードで変身する基本形態。

両形態登場

• アッパレスケボー

『SKEBOWS!』『APPAREBUSHIDO!』

スケボーズとアッパレブシドーのライドケミーカードで変身する形態。

• アントレスラー

『WRESTLER G!』『ANTROOPER!』

レスラーGとアントルーパーのライドケミーカードで変身する形態。

• ニードルホーク

『HAWKSTAR!』『SABONEEDLE!』

ホークスターとサボニードルのライドケミーカードで変身する形態。

• ゴルドメカニッカー

『MECHANICHANI!』『GOLDDASH!』

メカニッカニとゴルドダッシュのライドケミーカードで変身する形態。

• ライトニングジャングル

『JUNGLEJAN!』『RAIDENJI!』

ジャングルジャンとライデンジのライドケミーカードで変身する形態。

ライダーモードのみ登場

• ヴェノムマリナー

『DEEPMARINER!』『VENOMDAKE!』

ディープマリナーとヴェノムダケのライドケミーカードで変身する形態。

• バーニングゴリラ

『GORILLASENSEI!』『BURNINGNERO!』

ゴリラセンセイとバーニングネロのライドケミーカードで変身する形態。

• ドッキリショベル

『GUTSSHOVEL!』『DOKKIRIMAJIN!』

ガッツショベルとドッキリマジーンのライドケミーカードで変身する形態。

• ヒーケスローズ

『FLAYROSE!』 『HIIKESCUE!』

フレイローズとヒーケスキューのライドケミーカードで変身する形態。

• マーズフェニックス

インフェニックスとファイヤマルスのライドケミーカードで変身する形態。

てれびくん超バトルDVD『どうする！？宝太郎とりんねがいれかわっちゃった！！』に登場。

ワイルドモードのみ登場

• オドリマンティス

『KAMANTIS!』『ODORIPPA!』

カマンティスとオドリッパのライドケミーカードで変身する形態。

• エナジーマル

『SASUKEMARU!』『ENERGYL!』

サスケマルとエナジールのライドケミーカードで変身する形態。

• マッドパイレーツ

『PILETS!』『MADWHEEL!』

パイレッツとマッドウィールのライドケミーカードで変身する形態。

• バレットチョウチョ

『GENGENCHOUCHO!』『BULLETBAANG!』

ゲンゲンチョウチョとバレットバーンのライドケミーカードで変身する形態。

• スマホタル

『PIKAHOTARU!』『SMAPHONE!』

ピカホタルとスマホーンのライドケミーカードで変身する形態。

• スパイクルホエール

『GANVHALE!』『SPICLE!』

ギャンボエールとスパイクルのライドケミーカードで変身する形態。

• バットキングロボ

『RENKINGROBO!』『YAMIBAT!』

レンキングロボとヤミバットのライドケミーカードで変身する形態。

• バクオンテレヴィ

『TELEVI!』『BAKUONZEMI!』

テレヴィとバクオンゼミのライドケミーカードで変身する形態。

• スタッグミラー

『MITEMIRROR!』『STAGVINE!』

ミテミラーとスタッグバインのライドケミーカードで変身する形態。

• グレイトサソーリー

『BUSSASORRY!』『GREATONBO!』

ブッサソーリーとグレイトンボのライドケミーカードで変身する形態。

• ドクターヘビー

『TSUPPARIHEBI!』『DOCTORKOZO!』

ツッパリヘビーとドクターコゾーのライドケミーカードで変身する形態。

• バニーパーカー

『PANPAKAPARKA!』『BOUNTYBUNNY!』

パンパカパーカーとバウンティーバニーのライドケミーカードで変身する形態。

• トライキャッチャー

『CATCHULA!』『TRICERA!』

キャッチュラとトライケラのライドケミーカードで変身する形態。

強化形態

• 仮面ライダースーパーガッチャード

エクスガッチャリバーをガッチャードライバーに装着し、レベルナンバー10のライドケミーカードを用いて変身する強化形態。

• 仮面ライダーファイヤーガッチャード

ガッチャーイグナイターをガッチャードライバーに装着し、2枚のライドケミーカードを用いて変身する強化形態。

• 仮面ライダーアイアンガッチャード

ライドケミーカードを用いて具現化したテンライナーをガッチャードライバーに装着して変身する強化形態。

• 仮面ライダープラチナガッチャード

テンライナーを装着したガッチャードライバーにライドケミーカードを用いて具現化したクロスホッパーをセットして変身する強化形態。

劇場版限定フォーム

• 仮面ライダースターガッチャード

エクスガッチャリバーをガッチャードライバーに装着し、エックスアッセンブルのライドケミーカードを用いて変身する強化形態。

レジェンド形態

• エクシードマイティ

『KUUGA!』『FAIZ!』

仮面ライダークウガと仮面ライダーファイズのレジェンドライダーケミーカードで変身する形態。

• サイクロンタトバ

『W!』『OOO!』

仮面ライダーダブルと仮面ライダーオーズのレジェンドライダーケミーカードで変身する形態。

• フルフルロケット

『FOURZE!』『BUILD!』

仮面ライダーフォーゼと仮面ライダービルドのレジェンドライダーケミーカードで変身する形態。

使用アイテム

• ガッチャードライバー

変身ベルト。

• ライドケミーカード

錬金術により誕生した人工生命体・ケミーを封じ込めたカード。

変身などに使用。

• ガッチャードローホルダー

ライドケミーカードを収納するブレス。

• ガッチャージガン

ガッチャードの標準武器。

• ガッチャートルネード

専用武器その2。

• エクスガッチャリバー

専用武器兼強化ユニット。

• ケミーライザー

ケミーの召喚機。

• ゴルドダッシュ

ミナトが乗っていたバイク型のケミー。

先行登場

『映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』に先行登場。

ジャマト軍団に苦戦する丹波一徹/仮面ライダーケイロウの元にマッドパイレーツワイルドで出現。ケイロウを悪人と勘違いしてしまうものの、「ケイロウを助けたい」というホッパー1の説得によりすぐに状況を理解し、スチームホッパーに変身。ポーンジャマト軍団を蹴散らした上にナイトジャマトを必殺技「スチームホッパーフィーバー」で撃破した。

その後はケイロウに対して悪人と勘違いした件を謝罪しながら、お詫びとして白紙のライドケミーカードを託し、「勝利をガッチャ!できるといいね！」と言い残して、その場を去っていった（後にそのカードが重要な役割を果たすこととなる）。

その後の消息は不明。順当に考えれば仮面ライダークロスギーツによる世界崩壊に巻き込まれているはずだが、英寿が世界を元通りに作り替えた影響を受けて蘇生したか、元の世界に帰っていった可能性が高いと思われる。

また、戦闘では鉄骨から蔦を伸ばしてポーンジャマトを拘束する等、本編の宝太郎以上に錬金術を巧みに扱っていた（次回作の先行登場でよく見られる、設定が十分に固まっていない故の演出とも受け取れる）。

余談

• 名前の由来は「ガチャガチャとカードを変えるライダー」だからとのこと（出典）。
• スーツアクターは長らく仮面ライダーシリーズで2号ライダーを担当していた永徳氏が担当。初の単独での主役ライダー担当となる。(『仮面ライダーリバイス』では主役（1号）ライダーであるバイス/仮面ライダーバイスのスーツアクターを担当していたが、あくまで五十嵐一輝/仮面ライダーリバイとのW主人公という扱い。)
  • また長らく2号ライダーを演じて来たため客演回を除いて単独主演の1号ライダーに入れずにいた事を公式でネタにされたこともある。
  • さらに、アクション監督の福沢博文氏とは『特捜戦隊デカレンジャー』でスーツアクター同士として共演した過去を持ち（永徳氏は追加戦士のデカブレイク役、福沢氏は戦隊レッドのデカレッド役）、同じ特撮番組で両者が一緒に仕事するのは約19年半ぶりとなる。
    • 1話限りではあるが、『仮面ライダーセイバー』の特別章で福沢氏がアクション監督として参加し、仮面ライダーブレイズのスーツアクターとして1年間出演した永徳氏と一緒に仕事をしていた前例がある。
  • 弓攻撃の構えがアームドアローを使っていた頃の仮面ライダータイクーンを、剣攻撃のモーションが仮面ライダーブレイズを思わせるという声もある。

• ライドケミーカードのギミック(相性がいいものは裏面のマスクが同じ)のこともあり、デザインは基本的に左右対称である。

• 上記の通り、本編ではライダーモードが登場しないフォームも存在するが、アプリ「ガッチャードファイル」では設定画という形でライダーモードの姿が公開されている。

• 監督の意向から、基本的にどの形態でも必殺技はキックである。
  • といってもキック以外の必殺技がない訳ではなく、武器必殺技なども多く存在するので、厳密には「どの形態にも必殺技にキックがある」と言う方が正しいか。

• 『ガッチャード』第1話放送前に公式からDXガッチャード&ギーツ&リバイスライドウォッチの情報が出たため、「ガッチャード、放送開始前に力を奪われる」等とネタにされてたりする。

• カードで変身する主役ライダーは龍騎、ブレイド、ディケイドに続いて4人目となる。
  • その繋がりもあってか、ファンからは最強フォームは101体のケミーの能力が全部使えるようになるのでは予想されたり、ネタ混じりで全身にケミーカードが貼り付くのではなどと言われたりしている。

関連タグ

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主役ライダー

ギーツ → ガッチャード

○号ライダー

ガッチャード(1号) →マジェード(2号)