ガヴ(仮面ライダー)
かめんらいだーがゔ
主人公の出身地・グラニュート界には無い人間界のお菓子をキーアイテムに発現した力ながらも、変身ベルトは自身の生体器官、変身アイテムも武器もバイクも全て主人公の身体から直接創り出されるという異例のライダーである。
しかしそれ故に、多くの平成〜令和ライダー達が使うガジェットのような外部から自身を補助するパワーソースが無く、ゴチゾウ達も「食べたお菓子のカロリー+ショウマ自身の能力」で生み出されているため、変身と戦闘に費やされるエネルギーは実質全て自前の体力から賄われており、戦闘後の疲労と空腹が歴代ライダー達に比べて強く描写されている。
また、変身用のゴチゾウを消費すると、変身が強制的に解除されてしまう欠点もある。
なお、グラニュート目線では「眷属(=ゴチゾウ)の力で化けた姿(人間擬態技術の逆バージョン)」の認識らしい。事実、ショウマの赤ガヴがこのような機能を持つに至ったのは、ストマック社技術部の基礎を築いた大叔父デンテ・ストマック手ずからの強化改造手術による所が大きい。
初陣でストマック社のバイトを相手にブルキャンバギーを駆って大立ち回りを演じた事から、SNS上で通行人の撮影した画像と共に「仮面のライダー」として認知され、そのまま「仮面ライダー」の呼称が定着した。
近年はバイクがあまり関係なく仮面ライダーの二つ名が存在・定着するケースが多い中、久々に王道の命名理由である。
とはいえ、何も知らない人間達からすれば同じグラニュートである事に変わりはなく、原理上ヒトプレスから助けてくれた事実を把握できない救出者からも「バケモノ」と恐れられる憂き目に合っている。
だが、第5話で善意の存在と気付いた絆斗が初の弁護を行い、半信半疑ながらもヒーローとして認知され始めた。
ちなみにライダー名としての「ガヴ」は、第7話冒頭で自分の後輩を自称するヴァレンの自己紹介に続けて名前を聞かれた際、脳内会議の末に「本名は避けたい」「赤ガヴは蔑称だからイヤ」という理由で「赤」を抜いて「ガヴ」と名乗る、というライブ感しかない状況で決まった。しかも、グラニュートの腹部器官の名称自体「ガヴ」であるため、余計にややこしい事態に…
赤ガヴにゴチゾウをセットすると、注入器官がベルト帯のように出現。右横のレバーを回転させてゴチゾウを噛み締める度に、身体からモデルのお菓子を象った無数のエネルギーが発生し、透明な菓子袋状のバリアに包み込まれる。
左横のボタンを押し込むと、ゴチゾウの雄叫びと共に外殻を展開し、菓子袋バリアが弾け飛び解放されたエネルギーが赤ガヴに吸収され、全身を下地となる素体『コンバディ』が覆い尽くし、その上にお菓子を模した装甲が形成され変身する。
「一旦体外に大量放出したエネルギーを腹から一気食いする」プロセスは、体にそれなりの負荷がかかるらしく、その際に少し苦しむ様子を見せる。
また、菓子袋バリアはエネルギーが散逸しないようショウマの傍に留め、変身シークエンスを妨害させない保護膜としても機能する。
しかし変身中にエージェントの銃撃を受けた際には袋を貫通しショウマの頬を掠めており、防御力はあまり高くない模様(仮面ライダーの変身エフェクトは変身を妨害させないため高い防御、攻撃性能を持っている場合が多いため、変身中にも普通に攻撃が通るのは珍しい)。
第2話以降は1号のように左手を伸ばし、顔半分を引っ掻くように引き戻す変身ポーズをとり、装甲が形成される瞬間に脱力し踏み止まる動きが加わった。
なお、ショウマの周りを漂う菓子型のエネルギーは普通に見ることも触る事もできる為、物陰に隠れて変身する場合、そこに居る事がバレかねない珍しいリスクも持つ。
最初期は全て手頃に食べられるお菓子がモチーフになっていたが、ケーキングフォームの登場でその法則は崩れた。
派生形態
『ザクザクチップス!』『ザックザク〜!』
ガヴにザクザクチップスゴチゾウを食べさせて変身する黄色い姿。
ポテチさながらの紙装甲だが、双剣の切断力は圧倒的。
『ふわマロ!』『ふわふわ~!』
ガヴにふわマロゴチゾウを食べさせて変身する白い姿。
マシュマロの如きふわもこボディで、浮いたり跳ねたりトリッキーに立ち回る。
『チョコダン!』『パキパキ!』
ガヴにチョコダンゴチゾウを食べさせて変身する茶色の姿。
板チョコを齧って作る拳銃をぶっ放すガンマンスタイル。
『グルキャン!』『ペロペロ!』
ガヴにグルキャンゴチゾウを食べさせて変身するピンク色の姿。
ぐるぐるキャンディっぽい色合いのパワフルボディでどんな攻撃も弾き返す。
『ブシュエル!』『ふわふわ~!』
ガヴにブシュエルゴチゾウを食べさせて変身する2つ目の白い姿。
ロールケーキみたいな戦斧で大木をも容易くぶった斬る。
グラニュート族特有の腹部にある第二の口。ショウマのものはその特異な形状から赤ガヴとも呼ばれ、ゴチゾウと組み合わせてライダーへと変身する変身ベルトとしての機能を持つ。
ショウマの眷属であるお菓子のモンスター。ちっちゃくてかわいい。お菓子を食べるほど湧いてくる。
- ゴチゾウホルダー
ベルト左側に付いているゴチゾウを収納するホルダー。
ガヴのメインウェポン。赤ガヴから吐き出すように召喚する赤い両刃の大剣。
- ゴチスピーダー
ガヴガブレイドの補助アイテム。ゴチゾウ専用のミニカーっぽい乗り物。
『ブルキャン!』
ガヴに「ブルキャンゴチゾウ」を食べさせて召喚するライダーマシン。グルキャンフォーム時には専用武器のブルキャンガトリングに変形する。
映画『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』
劇中では、パンチングミアシストを活用してドレットルーパー軍式を撃破、必殺技でドレットルーパー壱式を撃破するなど大活躍を見せた。
『仮面ライダーガッチャード』(最終話)
ガッチャードとレジェンドが自分へ渡したプレゼントで喧嘩していた最中に変身。2人にポッピングミを渡した。
レジェンドが出会う直前に走っていたりその後の去り方からするに、グラニュート退治へ行く途中だったのだろうか。
『仮面ライダー令和のゴージャス運動会』
ガヴとしては初の配信作品。
第四競技「新ライダー登場!ガヴVSガッチャード!」に登場。
ガッチャードと競走し、圧倒的なスピードとスタミナでガッチャードを抜き去り、1位でゴール。
- 紫系統がメインカラーの主役ライダーは仮面ライダー響鬼以来。
- スーツアクターの縄田氏は『仮面ライダーリバイス』のリバイ以来の主役ライダー担当となるが、単独主人公に限定するとゼロワン以来。
- 縄田氏は演じる上で「グミだからポテチだからこうしようではなくショウマの本当の姿では無いけど、獣寄りの低い姿勢という今までやったことないアクションスタイルを取った」と語っている。
- 石森プロのデザイナー・田嶋秀樹氏によると、デザインの参考資料として各フォームのモチーフであるお菓子が配られている模様。
- 基本形態のモチーフがグミなのは、ファンならご存知の仮面ライダーグミを意識している可能性もある。
- グミモチーフの仮面ライダーなので、発表時には仮面ライダーグミを連想する視聴者が続出し、トレンドにはCMのキャッチコピーである「普通のグミ」が入った。公式もしっかり意識しているようで、仮面ライダーグミのCMが久しぶりに放映(それも子役ではなくショウマが登場している)。更にポッピングミを実際に販売したり、仮面ライダーグミキャンペーンで特別なゴチゾウが当たる等々、しっかり『ガヴ』と絡めている。
- 初のお菓子モチーフの仮面ライダーと扱われるが、前例にヘンゼルナッツとグレーテルやメリークリスマスフォームが存在する。ただし前者は童話がモチーフであり、後者は作中未登場のため、本格的なお菓子モチーフは初である。
- 現状いずれの形態も数値上のフィジカルスペックが歴代ライダーより低く設定されており、ブランク体やファイズ系、プラットフォーム、G3マイルドすら下回る。むしろ今までが盛りすぎだったと言われればそれまでだが、さすがに今回は「カタログスペックは所詮お飾り」として受け入れるファンにも衝撃が走った模様。それでもグラニュート相手に十分戦えているのは事実なのでさほど問題視する事でもないとは思われる。
- 更に各形態も結構ピーキーな性能をしており、装甲が剥がれやすい、武器が脆いうえ角度に気をつけないと切れない、手が太く道具が持ちづらい、極端な温度下では無力、重武装が災いして鈍重、と言った具合に、どこかしら欠点があることが強調されている。そのため、そんなクセつよフォームにも即座に適応して勝機を引き寄せるショウマの戦闘勘に畏怖を隠せない視聴者が続出している。
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お得意様はおカシなヒーロー
モブ出てきます。 ショウマがポッピングミ買ってく度に単品で毎回買ってくとしたら誰かに覚えられるんじゃないかと。そして現状大体がバケモノ扱いするので一人でもガヴをヒーロー扱いしてほしいと思って書いた。 時系列は分からんけど多分はぴぱれに居候してから。4,998文字pixiv小説作品 - ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブンR スペシャルエディション 参戦&特報
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はいどうも、ドライズです。 今回は初めてのガヴ二次創作にして、ガヴ×ガンバライダーの短編となります(時系列は3話と4話の間です)。 お菓子モチーフということで10月31日のハロウィンに投稿しようかと思っていましたがちょっとそれは出来ませんでした(まあ作品にハロウィン要素無いしそれでも別に問題無いよね?) それではお楽しみください。3,885文字pixiv小説作品