概要
- 変身者の正体が怪人だった
- 怪人が変身システムを奪って悪用
- 変身システムが最初から怪人用
- 変身者が何らかの理由で怪人に変貌してしまう
- 善玉の怪人が何らかの事情で仮面ライダーになる
- 改心した怪人が仮面ライダーになる
といったパターンが見られる。
基本的には人間態で変身を行うが、作品によっては怪人態から変身する者もいる。
そもそも仮面ライダーとは、原点である初代ライダーからして「怪人」と同様の異端の存在が正義のために力を行使する物語であり、便宜上は昭和ライダーのほぼ全員が該当し、怪人ではないライダーは平成ライダーまでほとんど存在していなかった。
令和ライダー以降も作中で「怪人とカテゴリされる者達と同じルーツの力を行使する」という点は一貫しており、基本的に仮面ライダーである限り怪人同然である。
とはいえ、怪人が相手を欺く目的でライダーそのものの姿に化けた、あるいは本来の変身者に化けて変身システムを悪用したケースは本物のライダーとは言えないし、怪人がライダーのようでライダーでない戦士に変身するケースもあるので分類がややこしい。『W』のような作中の怪人はライダーと同じ変身した人間なケースや『アマゾンズ』のような昭和ライダーの要素を強く持つケースにより、怪人ライダーという概念が登場しない作品もある。
以下に列挙するのは、公式から怪人扱いされている者が公式にライダー認定されている戦士に変身した例である。
平成以降の怪人ライダーの一覧
平成一期
仮面ライダー555
1、2、3に該当。
スマートブレインによってオルフェノク用に開発されたライダー。デルタは人間でも変身可能だが劇中にて何人かのオルフェノクが変身している。
3に該当。
オルフェノク用に開発されたライダー。サイガとオーガのベルトは帝王のベルトと呼ばれ、オルフェノクの中でも上級の者にしか変身出来ない。
仮面ライダー剣
1に該当。
両者ともにその正体はアンデッドである。前者である黒い切り札は人々から愛や優しさを知り、愛する者達を守る為に戦った。一方、後者である白い切り札は映画で登場し、自身の野望の為に暗躍する。
4に該当。
友と世界を救う為、キングフォームを多様し続けアンデッド(本来のキングフォームはアンデッドに変貌する事は無いと思われる。)に変貌する。
仮面ライダーカブト
1に該当。
変身者は自分がワームであることを忘れ、擬態していたライダー。ネイティブの一人も劇中にて一度だけ変身した。
- 仮面ライダードレイク
- ワーム、ネイティブ
2に該当。
本来の変身者はれっきとした人間だが、変身者に擬態したワームとネイティブの一人も劇中にて一度だけ変身した。
- 仮面ライダーダークカブト
- ネイティブ
1に該当。
変身者の擬態天道はネイティブである。
- 仮面ライダーパンチホッパー
- ネイティブ
4に該当。
変身者は本来純粋な人間であったのだが、終盤でネイティブになってしまった。
仮面ライダー電王
5に該当。
本編では野上良太郎に憑依する必要があったが、後に直接変身が可能になった。
- 仮面ライダーネガ電王
- イマジン
2に該当。
ライダーパスを盗んで変身した悪玉イマジンのライダー。
- 仮面ライダーG電王
- イマジン
2に該当。
本来の変身者はれっきとした人間だが、最終的に人工イマジンが暴走して単独で変身した。
仮面ライダーキバ
1、2に該当。
また初登場からしばらくの間の正規変身者はウルフェン族である。
- 仮面ライダーサガ
- ファンガイア
1に該当。
怪人態は登場しないものの変身者はれっきとしたファンガイアである。
- 仮面ライダーダークキバ
- ファンガイア
3に該当。
ファンガイアの王が纏うとされる鎧。
4に該当。
変身者はれっきとした人間であったが、怪人に変貌していた。
- 仮面ライダーアーク
- レジェンドルガ
3に該当。
レジェンドルガの王が纏う鎧。
仮面ライダーディケイド
- 仮面ライダーキバ
- ファンガイア
1、3に該当。
原典および「キバの世界」の本来の変身者もファンガイアと人間のハーフである。
- 仮面ライダーアビス
- アンデッド
1に該当。
- 仮面ライダーザビー
- ワーム
1に該当。
原典の変身者達は人間であったが、「カブトの世界」の変身者の正体はワームであった。
平成二期
仮面ライダーW
4に該当。
変身者は元々普通の人間であり、不慮の事故で死亡したが、死者蘇生兵士及び「科学の怪物」として蘇生させられた。
ドーパント態は未登場。
仮面ライダーOOO
4に該当。
二代目変身者は終盤でグリード化した。怪人態から直接変身したこともある。
- 仮面ライダーポセイドン
- グリード
2に該当。
仮面ライダーであるがグリードでもあるという珍しい仮面ライダー。変身者は未来人ではあるが純粋な人間である。
- 仮面ライダーゴーダ
- グリード
1に該当。
人造グリードであるゴーダが変身した姿。
- 仮面ライダーオーズ・タジャドルコンボエタニティ
- グリード
5に該当。
主役グリードであるアンクが初めてオーズに変身した姿。身体は元の変身者のものを借りている。
仮面ライダーウィザード
1に該当。
変身者は人造ファントムとしての姿も持っており、両方の姿を使い分けて暗躍した。怪人態から直接変身したこともある。
- 仮面ライダーソーサラー
- ファントム
1に該当。
- 仮面ライダーダークウィザード
- ファントム
1に該当。
ファントムが変身する仮面ライダー。
仮面ライダー鎧武
1に該当。
変身者はオーバーロードインベスである。怪人が変身した劇場版限定ライダーでありながら主人公と一切対立をしなかった珍しい仮面ライダーである。
4に該当。
仮面ライダードライブ
6に該当。
ロイミュードでありながら、人間側に協力して戦うライダー。
- 仮面ライダールパン
- ロイミュード
2、4に該当。
ロイミュードの肉体を手に入れたゾルーク東条が変身するライダー。また、ハイパーバトルビデオでは変身システムを奪ったロイミュード100も変身している。
- 仮面ライダーダークドライブ
- ロイミュード
2に該当。
本来は人間が変身するライダーだったが、現代では変身システムを奪ったロイミュード108が変身する。
仮面ライダーエグゼイド
1に該当。
バグスターでありながら、人間側に協力して戦うライダー。
4に該当。
変身者は元々人間だったが、紆余曲折をへて途中でバグスターとなった。
- 仮面ライダーアナザーパラドクス
- バグスター
1に該当。
仮面ライダービルド
1に該当。
ブラッド族が変身するライダー。
令和ライダー
仮面ライダーセイバー
1に該当。
バハトが変身した仮面ライダーだったが、後にデザストが変身した。
- 仮面ライダーストリウス
- メギド
1に該当。
メギドを率いる黒い本棚のリーダー・ストリウスが変身するライダー。
- 仮面ライダーデザスト
- メギド
3に該当。
上記ファルシオンと違い、デザスト専用のライダー。
仮面ライダーリバイス
1に該当。
悪魔であるバイスが変身するライダー。相棒の子機扱いだが、ジャックリバイスは乗っ取りフォームでもある。
1に該当。
カゲロウが宿主の五十嵐大二の身体を乗っ取って変身した仮面ライダーだったが、本編第26話においてカゲロウ単独で変身した。
1に該当。
本来は白波純平が変身するライダーだったが、現代では五十嵐元太の身体を乗っ取ったベイルが変身する。
1に該当。
仮面ライダーギーツ
3に該当。
ポーンジャマトが変身するライダー。
仮面ライダーガヴ
1、3に該当。
TVシリーズの主人公としては久々の怪人ライダー。
変身者のショウマは敵怪人グラニュートと同じく腹部にガヴと呼ばれる器官を持ち、それが変身に用いられる。また第1話では、敵怪人との戦いを見た一般人から自身もバケモノと呼ばれてしまう。
仮面ライダーBLACKSUN
1、3に該当。
怪人である主人公南光太郎が変身するライダー。
当初は怪人の姿で変身していたが、怒りと悲しみをきっかけに世紀王の姿へと覚醒した。
1、3に該当。
怪人であるもう一人の主人公秋月信彦が変身するライダー。
こちらも怪人の姿で変身していたが、怒りと憎しみをきっかけに世紀王の姿へと覚醒した。
関連タグ
偽ライダー ダークライダー ネガライダー 悪堕ちライダー ラスボスライダー 暴走フォーム
チノマナコディエンド変身態、ゴルドドライブ、アナザーライダー:こちらは、ライダーの力を悪用して誕生した怪人達。ある意味怪人ライダーとは真逆の存在とも言える。