ときめきクライシス!
「変身!」
ガシャット♪
バグルアップ……!
ドリーミングガール♪(ウォー!)恋のシミュレーション♪乙女はいつもときめきクライシス♪(ウォー!)
CV:松田るか
スーツアクター:内川仁朗 (TV本編)/坂梨由芽(ガールズリミックス)
変身者
概要
『仮面ライダーエグゼイド』に登場する女性仮面ライダー。初登場は第26話。
変身者は仮野明日那ことポッピーピポパポ。同作初の女性ライダーである。
ときめきクライシスガシャットとバグルドライバーⅡを使って変身する。
仮面ライダーが「仮面ライダークロニクル」をプレイ中のライドプレイヤーを救助する事を違反行為と見なし、該当行為を検知した際に出現。仮面ライダーを戒める為に戦っていた。
登場当初は洗脳されており、その影響なのか変身時の掛け声が普段の彼女からは考えられない様なドスの利いた低い声となっていた。この時は眼が赤い。
リプログラミング及び宝生永夢の説得によってポッピーが電脳救命センター(CR)に復帰した後は元の声に戻っている他、第30話で変身した時は眼が青くなっていた(本人曰く「良性のバグスターになったから」)。
仮野明日那の状態からでも直接変身でき、変身解除時も明日那の姿になる(ただし変身中のテンションはポッピーピポパポのそれ)。
看護師としてドクター達をサポートする事が多いためか、作中での変身回数は少ない。
形態
- ときめきクライシスゲーマー レベルX(エックス)
ときめきクライシスガシャットを使って変身する基本形態。
外見はポッピーその物だが、モチーフはあくまでポッピーによく似た容姿の「ときめきクライシス」の攻略対象キャラクター(=ヒロイン)である。
エナジーアイテムの入れ物は無く直接召喚される。
他の形態は登場していない。
スペック
身長 | 199cm |
---|---|
体重 | 88.5kg |
パンチ力 | 60.3t |
キック力 | 70.1t |
ジャンプ力 | 64.0m |
走力 | 1.7秒(100m) |
恋愛ゲームをモチーフとしているだけあり、感情に纏わる機能を搭載している。
レベルX故、スペック上はレベル50と同等もしくはソレ以上。
ゾンビゲーマーレベルX(エックス)には攻撃力では劣るが、機動力ではやや勝っている。
新体操の様な身軽な動きで相手を翻弄する。
頭部前面を保護する「クリアライトバイザー」は、ある程度自身への好感度を把握することができる、感情が重要となるポッピーにとって要とも言える機能を持つ。
肩部の「ドキドキショルダー」には味方のスーツに働きかける干渉強化装置『ライダーズバッファー』を内蔵。仲間の戦闘能力を引き上げる作用があるが、能力の増加量はお互いへの好感度次第。
逆に好感度が低い相手に対して有効なのが、手足「ハートブレイカーグローブ」「PPグロウスレッグ」に搭載された特殊装置『ハートフルアタッカー』。感情を攻撃力に変換する効果があるため、攻撃対象への好感度が低ければ低いほど高いダメージを与えることができる。
つまり好きな対象は強化し、嫌いな相手は自身の攻撃力がアップするという文字通り好き嫌いがはっきりしたライダーである。
カチューシャのようなパーツも当然単なる髪飾りではなく、「サウンダーハート」というサウンド攻撃装置。必殺技発動時に放たれるハート型エネルギーボム等はここで生成されている。
目の「アイライトスコープ」は色が変わったのは前述した通りだが、これは単なる洗脳の影響ではなく"変身者の感情変化に応じて目の色が変わる機能"によるもの。恐らく悪感情の場合は赤・好感情の場合が青だと思われる。つまり「良性のバグスターになった」とは「洗脳が解け、人間を敵視していない本来の性格に戻った」と言うニュアンスのようだ。
パンチ力60t、キック力70tと女性ライダーとは思えない程ガチ強スペック。
この数値は、歴代の多くのサブライダーの強化フォーム所か主役ライダーの最強フォームの過半数を倍以上で上回る程の物である。スペックだけで言えば登場して大分経って尚女性ライダー最強クラスである。
使用アイテム
変身後はバックルから分離し下記の武器としても使われる。
かつて仮面ライダーゲンムが用いていたガシャコンバグヴァイザーの後期型で見た目は色違いだが各種性能は向上している。
グリップの接続位置によってチェーンソーとビームガンに切り替わる。
- バグスターバックルⅡ
ベルトとして扱う際に使用するバックルパーツ。
- EXPグリップナックル
武器として扱う際に使用するグリップパーツ。
変身に用いるキーアイテム。
所持ガシャットはときめきクライシスガシャットの1つ。
必殺技
- クリティカルクルセイド
バグルドライバーⅡのBボタンを2度押して発動する。
空中を飛び回りながら星とハートマークのエネルギー弾を乱射するパターンと、楽譜型のビームを放つパターンがある。
『アナザー・エンディング』ではジャンプキックを披露
英語表記はクロノスやレーザーX同様「CRITICAL CREWS-AID!」だがカットインのロゴや表記が異なる。
同じドライバーで変身する仮面ライダークロノスの「クリティカルジャッジメント」及び「クリティカルサクリファイス」が使えるかは不明だが、バグヴァイザーⅡチェーンソーモードとガンモードが普通に使用可能な事に加え、ポッピーのバグルドライバーⅡでクロノスに変身した際にはポーズまで使用可能だった事から使える可能性が高い。
- ときめきピポパポビーム
ガンバライジングガシャットヘンシン5弾で使用。元ネタになった恋愛ゲームよろしく、「カワイイ」、「キレイ」、「ときめく!」3つの選択肢を与え、ときめく!を選んだ相手にハート型のビームを撃ち出す 。
- ときめきクリティカルストライク
本編未使用でテレビ朝日の紹介ページに掲載されている必殺技。
キメワザスロットホルダー用の技のハズなのだが……ミスだろうか?
玩具版ではランダムで失敗バージョンの「ときめきクリティカル!……ピヨった〜」の音声が流れる。
仮面ライダー図鑑では修正された。
本編後の活躍
仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ
クローンライダーの1体であり、五十嵐さくらがバルキリーとなでしこの次に変身して戦っていた。
ガールズリミックス
ブラックサタン の雑兵を相手にする際主に仮面ライダーゼロツーとタッグを組んでおり、単独での戦闘ではガシャコンバグヴァイザーⅡのチェーンソーモードを使用しながら新体操の様な動きを取り入れており敵を翻弄した。
雑兵にトドメを刺す際、ポパピプペナルティ退場と闇落ちした時の様な雰囲気になった後イズとダブルライダーキックをぶちかました。
ライドウォッチ
ピプペポパワーで戦うマスコットライダーは…ポッピーだ!
バグルアップ!ポッピー!
プレバン限定「ライドウォッチスペシャルセット」の一つとして発売。
必殺技は「ときめき」。
余談
- 仮面ライダーシリーズ初となる、TV本編内でメインヒロインが専用のアイテムで変身するライダーである(『ディケイド』に同じくメインヒロインが変身する仮面ライダーキバーラは居たものの劇場版限定ライダーだった)。
- 雑誌の予告では早くから登場が判明していたが、番組公式twitterやTV朝日公式サイトにて、2017年3月27日(月)に外見画像と共に公表された。
- 言葉遣いは普段と変わらないままだが、これは東映公式で理由が明記されている。
- 食玩「装動シリーズ」にラインナップが決定され、STAGE9に収録された。ボディの素体はポッピー専用の完全新規造型とのこと。
- スーツアクターは内川仁朗。つまり中身は男。エグゼイド終了後、内川は引退してしまい、『アナザーエンディング』が最後の出演になっている。
- 変身前のポッピーピポパポ・明日那及び変身後の声を演じている松田氏からは変身前の状態も込みでポピちゃんの愛称で呼ばれている。
- スーツの胸部と肩パーツはリペイントされインビンシブルジャンヌに流用された。
- 近年では実質女性ライダー代表として扱われてる節があり、『Over Quartzer』では本編には未登場ながらも、メインビジュアルにポッピーが女性ライダーの一角として登場しており、2024年のレジェンドライダーケミーカードの投票では上位に入っていないのにカード化が決定したりと地味に扱いが良い。
関連タグ
ゴースト/ダークネクロムP/ダークネクロムY/カノンスペクター → スナイプ/ポッピー/モモライダー → ツクヨミ
仮面ライダーキバーラ、仮面ライダーツクヨミ、仮面ライダージャンヌ:メインヒロインが変身する女性ライダー。
仮面ライダーナーゴ:脚本家が同じ作品の人外であるメインヒロインが変身する女性ライダー。