「キングコブラ!」
『Come with me! Go with me!』
『ハイパー!リベラルアップ!』
『We are!We are!仮面ライダー!インビンシブル!蛇!蛇!蛇!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!』
『ハァー!ハーッ!』
ラブコフ「戦うで〜!」
さくら「手加減できないけど、いい?」
概要
キングコブラバイスタンプをリベラドライバーに押印して変身する仮面ライダージャンヌの強化形態。第46話より登場。
変身シークエンス
バイスタンプを装填、ドライバーを操作すると金色の光が2人を包む。
さくらが空手の構えの要領で拳を前に突き出すとラブコフが青く光る欠片となって雲散し(この際ラブコフは脱皮している)、中からラブコフが変化したと思わしき黄金の巨大な蛇と触手が現れ、さくらを包み込みながら蒼の炎が燃え上がる様なエフェクト(オーラ?)を纏って変身が完了する。
外見
コブラゲノムをベースに至る箇所にコブラの柄が施されている。
更に悪魔・ラブコフと融合したことで胸部装甲にはラブコフの顔が存在している。
スペック
身長 | 194.0cm |
---|---|
体重 | 67.8kg |
パンチ力 | 76.1t |
キック力 | 76.7t |
ジャンプ力 | 88.0m(ひと跳び) |
走力 | 1.2秒(100m) |
スペックはコブラゲノムの頃から大幅にパワーアップ。兄達と並んでも遜色無い程になっている。
流石にキック力やジャンプ力では大差をつけられたが、パンチ力や走力ではエビリティライブにも匹敵するほどに伸びているため、十分な強化と言えるだろう。
まず挙げられる特徴としてはラブコフと合体した形態である事。
今までの様にラブコフを守ったり武器にしたりするのでは無く、本形態の最大の特徴である頭から伸びたメイン武器であるメドューサフリンジをジャンヌだけでは無くラブコフの意志でも操作出来る様にもなっており、本当の意味で一緒に戦う事が出来る様になったのである。
ラブコフが喋る際は、メドゥーサフリンジや胸部装甲の眼が発光する。
スーツはモアグローバルゲノスーツに進化。これにより全身の各種機能も大幅に増幅されている。
またモアレボルナリーグローブはあらゆる武器に対応し、更に打撃に爆発的攻撃力を付加する。モアレボルナリーレッグはスーツにより高められたさくらの脚力に加えキングコブラの柔軟さが上乗せされることにより流麗な足技の破壊力とスピードを、モアレボルナリーアームも同様に高められた腕力とキングコブラの柔軟さで硬軟織り交ぜた華麗な体技をそれぞれ得ている。モアレボルナリーブーツによるライダーキックはヘルギフテリアンさえも粉砕する破壊力。
そして、メドューサフリンジはキングコブラの持つ伸縮自在の刃を操り、またバディが(おそらく背後の眼として機能することで)お互いに死角をフォローし合う事によって、実質的に全方位完璧に対応できる絶対無敵領域「インビンシブルテリトリー」を形成する。
必殺技
- キングコブラスタンピングクラッシュ
リベラドライバーの操作で放つ必殺ライダーキック。
ヘルギフテリアンさえも粉砕できる凄まじい破壊力を得ている。
公式サイトではキングコブラスタンピングスマッシュとされている。
- キングコブラインビンシブルクラッシュ
「必殺承認!」
「超必殺!超必殺!」
ドライバー及びバイスタンプの操作で発動する必殺技。
MOVIEバトルロワイヤルにて使用。キングコブラのオーラを纏ったライダーキックでバリデロを一度ダウンさせることに成功した(すぐに復活してしまったが)。
公式サイトに記載されているキングコブラリベラルスマッシュがこれにあたると思われる。
キングコブラバイスタンプ
キングコブラ!
完全無欠の蛇王「キングコブラ」の遺伝子が内包されたバイスタンプ。
さくらとラブコフの絆が深まった事で、ラブコフの成長に呼応・連動する形でコブラバイスタンプが進化して誕生した。なのだが…(項目参照)
余談
- 女性ライダーとしては2例目にして、初めて本編中に登場した強化形態である(女性ライダーの強化形態自体は先達でVシネマ初出のジャスティスサーバルが居る)。更に3号ライダーの最強フォームとしても当時『仮面ライダービルド』のグリスブリザードと並んで最も遅い登場であった(後に『仮面ライダーガッチャード』の仮面ライダーヴァルバラド黒鋼(第49話)が記録を更新)。
- 因みに令和の3号ライダーとしても初めて本編で出た強化フォームだが、本来エビリティライブと同じく登場予定の無かった、謂わば脚本的にもイレギュラーな形態である事が明かされている。
- そのため、本編には2回しか登場できず、その内1回は仮面ライダージュウガとのスペック差も相まって惨敗するという残念な戦績だった。さくら役の井本女史も思い入れがあっただけに「もっと変身したかったです!」と後のインタビューで悔しさを滲ませていた。なお、「ファイナルステージ」と冬映画には本編での活躍不足を補うためかしっかり登場しており、後者に至っては(引き分けかつすぐに復活してしまったとはいえ)本作のヴィランを倒す白星を飾った。
- また、インビンシブルジャンヌの登場以降、TV本編で女性ライダーの強化形態が登場する事例が増えてきている。
- 兄二人の最強フォームの変身アイテムと違い、キングコブラバイスタンプは基本フォームや並行フォームに変身するバイスタンプと形状が変わらず、特にギミックが存在しない(リベラドライバーのオーインジェクターへの装填を考えた形状故と考えられる)。
- 前作の3号ライダー強化フォームたるアラビアーナナイトとは、基本形態のアイテムが変化して変身した共通点がある(『セイバー』とプロデューサーと脚本家が同じ作品『仮面ライダーゴースト』の3号ライダー強化フォームたる友情バースト魂も同様)。
- 胸部及び肩部は形状から仮面ライダーポッピーのものを流用、頭のメデューサフリンジはネオヒマギアの触手「マーラタクル」のリペイントと思われる。
- 流用元のポッピーに関してはスピンオフでさくら/ジャンヌと共演する事が決まっている上に、さくら自身がポッピーに変身した事もある等、縁を感じられる改造元ではある(恐らく仮面ライダーアギレラの変身シーン初撮影時のエピソードから、改造はスピンオフ後に行われたとされ、胸部は戻そうと思えばポッピーに戻せられる筈である)。
- 変身音の「ハイパー!」とさくらの夢・モットーである「無敵」、「長髪(で攻撃も出来る)」の3拍子の共通点でムテキゲーマーを連想した視聴者が多かった模様(さらに言えばコブラゲノムの時点でさくらのモットーやドライバーの機構から連想されていた)。
- 劇中ではラブコフの脱皮シーンが描かれていないように見えるが、TELEMAGA.netの記事によると、最初の変身シーンにてきちんと脱皮しているとされている。
- 「Go with Me!」という待機音が存在していることが玩具版から明らかになっているものの、待機音は本編及び夏映画、冬映画でも全く披露されていない。
- 語感が似ているのでしばしば間違えられるが、「インビジブルジャンヌ」ではない。インビンシブルは「無敵」、インビジブルは「透明」という意味であり、インビジブルジャンヌだと「透明なジャンヌ」になってしまうので注意(この点は装動の開発ブログなどでも触れられている)。
- 裏モチーフはヤマタノオロチ。顔のコブラ2体、肩と胸部の蛇5体、全身を1体とすると合計8体となるとのこと。
テーマソング
第46話でさくらとラブコフが歌う挿入歌。
関連タグ
仮面ライダーリバイス、エビリティライブ:兄達が同じく自身の悪魔と融合した形態。
王蛇サバイブ、ブラックホールフォーム:コブラがモチーフのサブライダーの最強形態。
ベガフォーム:胸部に顔を模した意匠がある形態。ただし、こちらは特に機能のない飾りである。
アラビアーナナイト → インビンシブルジャンヌ → ファンタジーフォーム