「今日がお前たちの命日だ」
CV:金尾哲夫
スーツアクター:岡田和也
変身者
・エボルト
概要
変身者はエボルト。初登場は第33話。
ドライバーの復元を担当した葛城忍の研究データによれば「パンドラボックスのエネルギーを最大限に使えるエボルトの究極の姿」。
そのスケールは火星や地球と言った惑星レベルを飛び越え宇宙を支配するとまで言われている。
火星を滅ぼすまでは、エボルト本人が直接変身していたと思われる。
だがエボルトの肉体は今は消滅してしまっている為、作中の時間軸でエボルに変身する際は彼が憑依した人間の肉体を操り変身させる形をとっていた。
(石動惣一(フェーズ1)→万丈龍我(フェーズ2)→桐生戦兎(フェーズ3))
その後、エボルトリガーの力が復活した事で完全体(フェーズ4)に至り、人間に憑依せずとも変身できるようになった為、それ以降は彼が憑依していた時期が一番長い石動惣一の姿に擬態した状態から変身している。しかも初登場から段階を得てライダーとしての最強フォームであるフェーズ4のブラックホールフォームを取得したのも悪のライダーとしては珍しいが、そのスパンが初変身の第33話から僅か5話というとんでもない早さであり、これは全悪のライダーの中でも異例中の異例ともいえる恐ろしい経歴の持ち主。
各種機能は、これまでのライダーたちが「戦って勝利するための機能」なのに対し「対象を滅ぼすための機能」が主と言う点で一線を画す。
全身に纏うスーツ「EVOオムニバーススーツ」はいかなる天体においても安全に破壊活動を実行できるよう、全身を覆う遮断フィールドを展開し、過酷な環境や敵の攻撃から変身者を保護する。
腕部・脚部「EVOゼノベイダーグローブ・シューズ」は接触した物体を自在に分解・再構築できるため、攻撃対象の装甲を無視して内部中枢に攻撃を叩き込むことが可能。防御力に優れるローグを「準備運動」だけで完膚なきまでに叩きのめしている。
また必殺技発動時には一定範囲の空間を圧縮・崩壊・爆発させる。
全身に存在する「EVOマテリアル」は、特殊能力を増幅し、波動攻撃の威力強化や消滅毒の生成、ワープ移動などを実行する役割を持ち、各パーツをより攻撃的な形状に変化させ、格闘攻撃の威力を高めることも可能。
全仮面ライダー大投票 | 32位(500票) |
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フォーム一覧
コブラフォーム(フェーズ1)
『コブラ! ライダーシステム! エボリューション!』
『Are you ready?』
『コブラ! コブラ! エボルコブラ!』
『フッハッハッハッハッハッハ!』
「エボル、フェーズ1……!」
詳細はコブラフォームを参照。
ドラゴンフォーム(フェーズ2)
『ドラゴン! ライダーシステム! エボリューション!』
『Are you ready?』
『ドラゴン! ドラゴン! エボルドラゴン!』
『フッハッハッハッハッハッハ!』
「フェーズ2、完了……!」
詳細はドラゴンフォーム(仮面ライダーエボル)を参照。
ラビットフォーム(フェーズ3)
『ラビット! ライダーシステム! エボリューション!』
『Are you ready?』
『ラビット! ラビット! エボルラビット!』
『フッハッハッハッハッハッハ!』
「フェーズ3、完了……!」
詳細はラビットフォームを参照。
ブラックホールフォーム(フェーズ4:完全体)
『オーバーザエボリューション!』
『コブラ! ライダーシステム! レボリューション!』
『Are you ready?』
『ブラックホール! ブラックホール! ブラックホール! レボリューション!』
『フッハッハッハッハッハッハ!』
詳細はブラックホールフォームを参照。
派生形態
仮面ライダーエボルX(フェーズX:???)
詳細は仮面ライダーエボルXを参照。
容姿
これでもかというほどディテールが多く、複雑かつ凶悪なデザイン。
基本カラーは赤・青・黒・金。黒と金色の組み合わせはライダー・怪人を問わず強大なパワーを持つ者に多く使用されてきた組み合わせだが、エボルもそれに相応しい存在と言えるだろう。
地球外からやってきたエボルトが変身するためか、天球儀や星座早見盤など宇宙に関連する器具がモチーフとして全身にあしらわれている。
変身の際は、ビルドのようにハーフボディがちゃんと形成された状態ではなく、ハーフボディが靄のかかったような状態(人型の形はしている)で形成され、そのままビルドと同じプロセスで変身する。
使用アイテム、ツール
エボルに変身する為の変身ベルト。ビルドドライバーのオリジナルとされている。
必殺技を発動すると「チャオ!」の音声が流れる。
エボルトが変身に使用するボトル。現在確認されているのはコブラ、ドラゴン、ラビット、ライダーシステムの4つだが、この内ドラゴンは龍我に奪われてグレートドラゴンエボルボトルに変化したため、使用不可能になっている。
エボルトがパンドラボックスの力を引き出す為に必要なアイテム。当初は力を失っていた為に使えなかったが、後に力を取り戻し使用可能になった。
『仮面ライダージオウ』
最終話にて、ライダーの歴史が解放された事で発生した敵勢力の1人やアナザーディケイドの招集能力で、コブラフォーム(フェーズ1)の姿で登場。
劇中ではブラックホールを発生させて街を破壊していた、アナザーディケイドの元に招集された他のラスボス怪人達と共にグランドジオウが召喚したライダー達を撃破し、ラスボス怪人達との同時攻撃でグランドジオウを変身解除に追いやるなど、原典同様に圧倒的な戦闘力を誇った。
しかし常磐ソウゴが変身したオーマジオウの圧倒的な力の前には敵わず、オーマジオウが繰り出したパンチの一撃であっけなく撃破されてしまった。
なお台詞こそ無かったものの、オーマジオウへ突撃する直前に「ダメだこりゃ」とでも言いたげに頭を抱えるような仕草を見せている。ジオウが全ライダーの力を持っている、つまり自分やキルバスの力まで持っていると分かっている以上そうなるのも当然か。
『仮面ライダー シティウォーズ』
プレイアブルキャラクターとして参戦。これは純粋な悪者ライダーとしては初のプレイアブル化である(悪役ライダーだったが後の展開で味方に回ったライダーはプレイアブルキャラクターとして参戦している)。
勿論、BC(フォームチェンジ)としてブラックホールフォームも実装済み。ますます街の平和を守るイメージとは遠のいている(ブラックホールを使うヒーローなら過去にも例がある為、街の守りの要には適任と言えなくもないが…)。
街の平和を守る貴重なエボルの姿を見る事が出来る。一応、敵としてブラッドスタークやブラックホールフォームが登場する為、壮大な自分殺しをする事も可能。
ちなみに『ビルド』終盤放送当時の「てれびくん」ではエボルトとの和解エンドが予想されていたが、これがある意味実現した形となる。
メインストーリーでは純粋な悪役として登場。
当初はブラッドスタークの姿で、Mr.Xの目的通りに街を破壊する行動をしていたが、コネクトでMr.Xに能力や記憶を取り込まれないなど不可解な点も多かった。
Mr.Xが完全に人を捨てて怪人と化してからは、ブラックホールフォームの力を解放する。
しかし、Mr.Xが倒されると今度は自らがメインとなって破壊活動を開始。
「自分はMr.Xにクロスリンクで呼ばれた並行世界のエボルトではなく、桐生戦兎が倒した『ビルド』本編世界のエボルト本人」
「単なる科学者だった楠見江(Mr.X)が復讐鬼になったのも、自分が記憶を植え付けたから」と、実はすべての元凶が自分であることを告白。
趣味の悪さも相変わらずで、仮面ライダー1号のIF「バッタ男」やクウガ・アルティメットフォーム(ブラックアイ)等に擬態してライダー達に精神的攻撃を仕掛けた他、サジタリウス・ゾディアーツにプレゼンターを名乗って近づいている。
しかし、ライダー達に追い詰められて逃走しようとしたところを、謎の存在「ネガレプリカ」に諭されたシャドームーン(創生王状態)や恐竜グリードをはじめとする怪人たちに追撃され倒されるという因果応報の末路を迎えた。死に際に戦兎達を激励するかのようなセリフを残した。
その後、クロスリンクシステムを使用したネガレプリカによってブラッドスターク時代のエボルトが呼び出されるがブラッド族との激戦を勝ち抜いたビルド達には勝てるはずもなく敗北。その死に様をネガレプリカはあざ笑うのだった。
『仮面ライダーアウトサイダーズ』
仮面ライダーエボルXを参照。
演じた人物
映像作品
俳優 | 作品 |
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前川泰之 | 『仮面ライダービルド』 |
『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』 | |
赤楚衛二 | 『仮面ライダービルド』 |
犬飼貴丈 | 『仮面ライダービルド』 |
声優 | 作品 |
金尾哲夫 | 『仮面ライダービルド』 |
『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』 | |
『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』 | |
スーツアクター | 作品 |
岡田和也 | 『仮面ライダービルド』 |
『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』 |
ゲーム
テーマ曲
挿入歌
「Evolution」
歌 : ats-、清水武仁&渡辺徹 feat.AXL21
第33話で使用。
最初はエボルトが人類を嘲笑うかのような歌詞になっているが、途中からエボルトに立ち向かう仮面ライダー(特にエボルと関わりの深い氷室幻徳や桐生戦兎、万丈龍我)を歌ったかのような内容になっている。
ファンからはサビの曲調が一昔前のアニメEDのようだと評される事も。
前作の「Justice」に続くラスボスライダーのテーマソングとなる。
劇伴
「仮面ライダーエボル ドラゴンフォーム」
曲名はドラゴンフォームだが、エボルのシーンでフォームを問わず使用された。
フィギュア
食玩
創動
第10弾にコブラフォーム(パーツ付け替えにてドラゴンフォームとラビットフォームに換装可能)、第11弾にブラックホールフォームがラインナップされた。
SHODO
「SHODO-O 仮面ライダー8」にコブラフォーム、「SHODO-O 仮面ライダー9」にブラックホールフォームがラインナップされた。
ボーイズトイ
RKFレジェンドライダーシリーズ
「RKF レジェンドライダーシリーズ 仮面ライダーエボル コブラフォーム」、「RKF レジェンドライダーシリーズ 仮面ライダーエボル ブラックホールフォーム」がそれぞれ発売された。
コレクターズトイ
S.H.Figuarts
「S.H.Figuarts 仮面ライダーエボル(フェーズ1.2.3.セット)」と「S.H.Figuarts 仮面ライダーエボル ブラックホールフォーム」がそれぞれ魂ウェブ商店限定で発売された。
ライドウォッチ
火星からの侵略者!地球を狙う悪のライダーは…エボルだ!
エボリューション!エーボルー!
「SGライドウォッチ02」の一つとして発売。
必殺技は「エボルテック」。
この音声では『仮面ライダービルド』未視聴のライダーファンが、エボルトは地球を侵略しにやってきた火星人であると誤解しかねない内容になっている(火星からやってきたことは間違いないが、火星の文明を滅ぼした後、次の殲滅対象として地球にやってきたのであって火星出身ではない)。
余談
- コブラがモチーフのライダーは他には仮面ライダー王蛇、仮面ライダージャンヌがいる(派生形態やフォームチェンジも含めるとブラカワニコンボもいる)。王蛇はダークライダー。
- 地球外生命体とはいえシリーズ初の宇宙人が変身する仮面ライダーである。因みに仮面ライダーJの企画当初では主人公を宇宙人にする案も考えられていたが原作者の石ノ森章太郎は「仮面ライダーは人間ではないと駄目」と言われ没になった経緯がある。
- 劇中で見られる英語の綴りは「EVOL」。これは「進化」の「elolution」が由来。
- また、「LOVE」を逆さまにしたアナグラムとも取れることから、「愛」と対極的な存在ともいえよう。
- エボルトが変身する仮面ライダーエボルである。誤解なきよう。
- 玩具の「変身ベルト DXエボルドライバー」ではタンクフルボトルやロックフルボトル、解析で判明した「恐竜フルボトル」の認識パターンとライダーシステムエボルボトルの組み合わせで「仮面ライダーエボル タンクフォーム」、「仮面ライダーエボル ロックフォーム」、「仮面ライダーエボル ダイナソーフォーム」の変身音と思われるものが鳴るが、各成分のエボルボトルが登場しないため、フォームも劇中には登場しなかった。
関連タグ
サブライダー ダークライダー チートライダー ラスボスライダー おっさんライダー スペースライダーズ 声優ライダー
仮面ライダーブラッド、仮面ライダーキルバス:ブラッド族が変身したダークライダー。